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ナスカドーパントに一撃を食らって、吹っ飛ばされ、マフラーに両腕を絡めとられつるし上げられてしまうW。
どうしてくれようと舌なめずりをしているところに、ドーパントが割って入って、wを叩きのめし、さらにはなすかどーパントが背後から、ドーパントを切りつけて、Wを奪い合うといった具合に、Wの取り合いをする始末。 痺れを切らした冴子がタブーのメモリをセットしようとした矢先、その場の空気が変り、フィリップもそれに気がついて、「この場は危険だ」と翔太郎に呼びかけたそのとき、テラードーパントが、高笑いとともに、ダークなオーラを漂わせて、出現する。その場にいたもの達は、敵味方関係なく、圧倒されてしまうのみで、さらに瘴気があたりを浸食していき、「まるでわからない」「とてつもなく、あぶねえ。触れたら、アウトだ」と敵味方、関係無しに、その場から逃げ出す。 ルナメモリをセットして、難を逃れたW。変身解除して、「震えが止まらねえ」と方で息をする翔太郎。「僕達は見たのかもしれない、敵の根源を」と呟くフィリップ。 そんな場所に、アキコをいさせておくわけには行かないという翔太郎。 いや、今まで、ドーパントの背後にいる奴のことなんて、殆ど、意識していなかったジャン。精々ガ、事件の犯人を捕まえれば、それでいいみたいなところだったし。敵に狙われているからとか、試作品メモリや敵の幹部が使っているドライバーに関して、言及したくらいで、そこから、背後関係を洗って、園咲家に迫るとかいうようなこととかも、全然、やっていないわけですし。 しかも、翔太郎などは情報屋から、霧彦の特徴を聞いていたのに、まんま、その条件に当てはまる霧彦と関わっても無反応だったし。 それで敵の根源なんて言われても、そこまで、敵のこと意識しているのか? と説得力を感じないですし。 一方、そんなことは露知らず、潜入捜査に熱中するアキコ。そこへ、メガネのメイドが麻衣が誰かに襲われたということを知らせに来て、驚くアキコ。 麻衣のところに駆けつけて、「大丈夫?」と問い掛けると、麻衣は無言で頷いて、「私、平気よ、アキコさん。もし、あの怪物の正体がわかれば、それでお父さんに近づけるかもしれないんでしょ? 他のパティシエの皆さんも、見つかるかもしれないんでしょ? だったら、私逃げたくありません」 父親から修行を受けた記憶を思い浮かべながら、決意を口にする麻衣。気圧されて、「そうだよね」と頷くしかないアキコ。 犯人はこの屋敷にいると推理するアキコ。 「どうやら、使用人の中に、一般のドーパントがまぎれているようだね」という父親。「まあ、だったら、掃除しないと」という冴子の言葉に、ほうっておけといい、組織の秘密を知る屋敷の人間はわずかしかいない。わざわざ、事を荒立てる必要もなかろう。 「なぜ、お義父様は、僕の戦いの邪魔を」「次に、この屋敷に何かあったら、二人で片付けましょう? あなたの名誉挽回の為に、ね」「わかった」 「仮面ライダーW、おそらく、あのドーパントを追って、また、現れるはず。お父様の興味が薄いうちに、確実に手に入れなければ」とWを手に入れようと企む冴子。 ということは、Wドライバーとフィリップを手に入れようとしていたけど、それができなかったということか? つまり、園咲家というか、冴子が現物を手に入れないといけないということは、Wドライバーを開発した人間は、現在、園咲家、もしくは冴子の手元にはいない(おやっさんか、あるいは、母親にあたる人物がWドライバーを開発した、もしくは、二度と作れない偶然の産物だということか?) それだったら、風都の実力者みたいな描写がされているのだから、裏から手をまわして、鳴海探偵事務所を抑えて、差し押さえるというような手段を使うとかはしないのだろうか? まさか、風都の実力者みたいな事を匂わせてきてたのに、風都の片隅に居を構える探偵の居所一つつかめないとか言うのじゃないでしょうね? まあ、裏から手をまわせば、父親に気がつかれる可能性が高いから、できないか、おやっさんがいなくなって、見習い同然の人間が、フィリップを抱えて、事務所を切り盛りしているといっても、先代には及ばないであろうから、叩き潰すのも、時間の問題と思っているということか? しかも、一般のドーパントという言い方も、幹部クラスならでは、ということだろうけど、メモリ購買者の名簿を控えるとか、雇う人間の身元調査とかしないのでしょうかね、園咲家では? ゴキスターのときは、そのメモリの存在を口にしていたわけだけど、あれは霧彦が何かやっていたからか? 「これでわかったろ、ドーパントがいるのにも気付かないで、何が潜入捜査だ。おやっさんだってな、被害者を危険にさらすような真似は、絶対に許さなかったぜ」 いや、それだったら、お前が何とかもぐりこめよと思うのだが。アキコがいたところで、被害者のみをドーパントから守れるわけはないだろうし。アキコを止められない時点で、アキコだけでなく、翔太郎やフィリップの責任も大きいと思うぞ。というか、フィリップも、アキコが呼ばれることとか、もっと、早くに気が付けよ、と思うし。 「ごめん」 「珍しく、素直だな」と面食らう翔太郎。「なんかうらやましかったのかな、翔太郎君が。私、お父さんのこと、ぼんやりとしか覚えていないんだ。一番長く一緒にいられたとき、まだ小さかったから。だから、向きになってやりすぎちゃった」 んな泣き落としめいたセリフで、やりすぎたで済ませられる話ですかね? 権利書片手にすき放題やって、挙句に、被害者危険にさらして、もっともらしく、父親の事を覚えていなくて、うらやましかったとかいう思い出を語って、同情引くような真似しているけど、パティシエの父親に憧れて、修行しているのはともかく、娘が、探偵の父親に憧れて、というのは、もっともらしく聞こえるけど、なんで、そうまでして、父親の職業に憧れるかは、また別の話でしょう。父親に憧れというか、美化されたイメージを持っていたとしても、父親が探偵をやっているから、父親と離れて暮らさないといけないんだ、と探偵に対して、いい感情を持っていないというようなケースだってあるでしょうし。 そもそも、その父親の教えを受けた人間がハードボイルド小説を経費で落とすような男ですよ。探偵としては一流かもしれないけど、部下一人育てられないとか、そういう人間に留守を任せる人を見る目のなさとか、美化されてたイメージが崩れるには、十分な要素だと思うのですが。 麻衣の場合は、父親との思い出を回想にしていたし、翔太郎もおやっさんの思い出を語っていたのに、アキコのおやっさんの思い出だけが語られていない。ほんの短い時期だけでも、たとえ、主観的な記憶が強く刷り込まれていたとしても、強く印象に残っている記憶でもあれば、父親に対する思いを語る説得力が出てくると思うのですが。 興味本位でやっているようにしか見えないし、泣き落としで翔太郎の追求ごまかそうとしているようにしか、見えないというのが、正直なところです。 このあたりのことは、劇場版で語られるのかもしれませんが、それとこれとは話は別で、やはり、TV版はTV版で、語ってくれないと話的にすっきりしないでしょう。 まあ、父親の残した事務所を、ハードボイルド小説を経費で落とそうとする人間や、知識はあるものの、好奇心が先走って、止まらなくなるような人間が切り盛りしているって言うのも、不安になって、父親の残した事務所を切り盛りして、守っていこうという感情で、首を突っ込むというのでも、十分に理由になると思いますし、 そうでなくても、んな人間が留守を守っている事務所って、一緒にいた時期が短い父親に対して、疑問を感じてしまうというのは避けられないと思うのですが、そういう部分をスルーして、父親への憧ればかり強調されても、納得できないのですが・・・・・。 小うるさい母親から逃れて、好き勝手したいとか、そんなイメージで言われた方が、まだ納得できるようなキャラですし。 「俺もおやっさんにどやされまくってた、今のお前と同じだ。俺が功を焦って、依頼者の親子を怪我させたことがあってさ。あのときのおやっさんは怖かった。 依頼者を危険にさらす奴は、探偵以前に人間として、クズだ。自分を頼ってきてくれた人間なんだぞ。怖かったけど、カッコよかった。頼むよ、アキコ。これ以上、無茶しないでくれ。お前が危ない目にあうのは、もう見てられないんだ。実はさ、実は、おやっさんは、おやっさんは俺が、って、どこいったーーー!? 超大事な話をしているのに!!」 おやっさんの思い出を語りながら、真実を明かそうとするのだが、話の途中で、アキコはすっ飛んでいってしまい、肩透かしに終わってしまう。 しかし、この話を聞く限り、翔太郎って、根本的には変っていないのね。というのも、5・6話もそうだったけど、アキコを危険にさらしたくは無いのも、彼女のみを気遣って、というより、彼女が傷つくことによって、自分がその責任を背負うというか、それを守れなかったと嫌な思いをするのがいやなだけであって、守りきれなかったから、なんとしても守るとかそういう発想がないわけだし。 しかも、依頼人の安全や、秘密を守るのは、探偵に限らず、どの職業でも同じなので、おやっさんは当たり前の事を言ってるだけですからね。当たり前の事を守るということも大事では歩けど。 大体、5・6話で、あすかに話があるといって、呼び出しておいて、誘拐されるきっかけにしたのは、お前だろうが・・・・・・。 翔太郎の言っていることは、結局、守る側の都合だけを強調しているだけに過ぎないわけで、守られる側の遺志というか、相手の事を考えて、ではなく、自分の都合のいいように相手を後ろに遠ざけるだけでしかないのですけどね。 アキコに真実を告げないというのも、自分が責め立てられるのがいやということなのでは、と勘ぐりたくなるわけですし。 まあ、権利書片手に、でかい態度を取って、好き勝手する自称娘に教えたくはない、というだけかもしれませんが。 結局、おやっさんの事を教えようとして、既にいないというのも、あの手の話を聞かない人間なら、ありえそうな気もするけど、こういうときだけ、妙にありえそうな行動を取るあたり、普段の描写もそれくらいやれといいたくなりますね。 まあ、真実を語ろうとして、それを言いそびれる、聞きそびれるというのは、よくあるパターンなので、それ自体は悪いことではありませんが、今回のエピソードが劇場版の宣伝であること、それを描くにしても、話の持っていき方が唐突でしかない。 そういうことを考えると、話の都合優先というか、劇場版で語るから、TV本編では語れないから、それっぽい描写でごまかしますというような意図が見えてしまって、イマイチ、ギャグとしても乗り切れない場面ではありますね。 劇場版で語るのは、百歩譲って、ヨシとしても、それとは別に本編だけでも、そこそこ納得できる描写にするのは、むしろ、当然なのではないか、と思いますし。 「麻衣さんは私を頼ってきてくれたんだから、ここで頑張らなきゃ、お父さんの娘じゃない」と話を途中まで聞いて、変にやる気を出してしまったアキコ。 風都博物館まで、園咲の父親を追いかけてきて、スイーツタイムには、とびっきりのサプライズを用意しているので、使用人も全部、呼んでくれと頼むアキコ。彼女についてきた翔太郎はそれを見て、嫌な予感を禁じえない。不意に、アノマノカリスやら、恐竜の骨やらの標本が目に入り、これまでの敵のことを思い出す。 園咲の父親が、見事だろうと声をかけてきて、「すばらしいよね、地球に刻まれた記憶というものは」と話し、明日が楽しみだな、とその場を去る。 「メモリはスイーツに間違いない」と検索をはじめるフィリップ。キーワードはパティシエ、浅川親子とキーワードを口にして、キーワードが近すぎて、絞り込めなかったが、「舌先を駆け巡る、極彩色の甘美」というキメ台詞をキーワードに、犯人を絞り込み、みつけたというフィリップ。 翌日のスイーツタイムに、使用人全員で、究極の味を楽しもうじゃないか、という父親。
「それで?」という冴子に、「なにか、面白いことが起こるらしいな」とう父親。そこへ頭上の出入り口から現れるアキコ。またあなた? という顔をしかめるメイド長に、「美少女メイドは仮の姿、その正体は名探偵・鳴海アキコ」と名乗りを上げる。 ハードボイルド小説を経費で落とすような自称ハードボイルド探偵に格好ばかりとかいってるけど、関係者を一堂に集めて、犯人がいますってのも、十分、探偵小説のステレオタイプで、 格好がどうのこうの、人のこと言えた立場じゃないでしょう(汗) 推理小説やミステリーの類を読んで、探偵業に憧れているとかいうマニアとどう違うのやら。 まあ、犯人がおびき出すには、申し分ないシチュエーションなのは確かだけど(あそこまで、甘いものに拘るのだから、スイーツタイムに使用人全員を呼ぶといわれれば、飛びつくだろうし。 しかし、いつも甘いものを食べているからという理由とか、見かけで人を犯人と判断するって、そりゃ、事件が起これば、世間は、結構、先入観で無実の人間にあいつが犯人じゃないのか、とめぼしをつけてしまうことが多いけどね。 探偵もののシチュエーションに酔って、関係者一同を集めて、迷推理を披露、全然、別の人間を犯人呼ばわり・・・、翔太郎に比べれば、まだ、依頼人の意思に沿っているのかもしれないけど、だからといって、どう考えても、調査業として、致命的じゃないですか、これ? しかも、アキコの父親は、風都でも評判の名探偵で、その娘が言った事は、その能力に疑問があるにしても、そういうことは、まだ世間には知れ渡っていないし、完全に無視できる話でもないわけで、それなのに、見込み捜査で、無実の人間を犯人呼ばわり。 ヘタすれば、人の人生を左右しかねない発言を思い込みだけでやるって、ギャグで済ませられる話じゃないだろう。全然、翔太郎の言ってること、解っていないな。 若菜は「その子、面白い」と笑い、「本当に名探偵か、君は?」と首をかしげる霧彦。関係者をおびき出すために、集めてもらったというアキコに対して、「サプライズって、お菓子のことじゃないのか」とガックリと肩を落とす父親。 まあ、身も蓋もない突っ込みいれるなら、本当に犯人だったら、そういう場への呼び出しには応じないと思いますし、見に覚えのないことで犯人扱いされたら、それこそ、取り乱す方が多いと思いますからね。 今回の場合は、スイーツタイムに使用人に振舞うという名目で、呼び出したわけですから、犯人が引っかかる確率が格段に挙がっているということもあるので、説得力は一応、あるわけですが。 もっとも、細かい事を言えば、休みの人間を呼ぶか呼ばないか、とこともあるので、そのあたりをどうするか、で犯人に逃げられてしまう可能性は残ってしまうのですが。 おまけに、出されたお菓子はアキコのお手製とのことですが、表面上は麻衣の作ったものに見えるようにデコレートするくらいのことはしても良かったのでは? いや、見た目で一発で解るだろうし、アキコが厨房に引っ込んでいたら、それこそ、犯人が屋敷の中にいるのだから、おびき出すための作戦がばれる可能性も高いという諸刃の剣な作戦であることも確かですが。 正体を現す、メガネのメイド・佐々木。同時に、翔太郎にフィリップから連絡が入り、犯人がわかったといい、記事を書いた張本人で、食べ歩きで有名なライターと説明するフィリップ。 いや、博物館の時点で、翌日のスイーツタイムとかいってるわけですし、検索をしているわけですから、タイミングよく、フィリップから連絡が入って、とするには、検索がいつ、行われたかというようなことを描くとか、「そういうことは早く言え」というような事をフィリップにいうが、「タイミングばっちりじゃないと、面白くないだろ」みたいな事を言っても、フィリップのキャラなら、ありだと思うのですが。 それに翔太郎は、アキコを危険にさらすわけには行かないとか言ってるけど、それだったら、アキコから、強引に情報を聞き出すとか、麻衣や他の被害者の家族から、屋敷について、知っている事を聞きだして、独自に調査を行って犯人を割り出して、アキコを危険から引き離すというような事をしてもいいと思うのですが。 まあ、なにやらかすか、わからないから、近くで張り付いて、見ているだけというようなことにならざるを得ないのが、イマの翔太郎の現場であることも確かですが。 「食わせたの、私の黄金の舌先に、あなたなんかのクソ菓子をくわせたの、許せない」と怒りの形相をあらわにするのですが、 見た目からして、明らかなんだから、疑いもなく食う人間の下を黄金の舌とかいわれてもねえ・・・・・。 犯人のさらにどういうスイーツがあるのかはしっかりと映されていないわけですし、しかもアキコが犯人として、めぼしをつけていた人間は、まるっきり、別の人間。 引っかかるような、仕掛があったとは思えないのですが・・・・・。 スイーツに煩い人間が、麻衣の作ったものか、そうでないのか、というようなことに気が付かないはずはないと思いますしね。 「お父さんを返して!!」という麻衣に、「やかましい」とドーパントに変身する佐々木。 逃げ惑う使用人、落ち着いている園咲家。 何も知らない人間からすると、肝が据わりすぎていると思う光景だな(汗」 麻衣を連れ去ろうとするドーパントに、それを助けようとするものの、一緒に捕まってしまうアキコ。ドーパントが立ち去ったのを見て、追いかけようとする翔太郎(せめて、窓ぶち破って、飛び込めよというか、窓から、指をくわえてみているというのは、依頼人を危険にさらすことじゃないのか? と思うのだが)。 それを見計らって、追いかける霧彦と冴子。ドーパントを追いかけながら、ベルトを装着する翔太郎を見て、Wの正体が誰なのかを知るのだが、父親あたりはとっくに知っていただろうしね。どう考えても、エピソードゼロで、風都を牛耳っている連中のところに乗り込んだ時点で、鳴海探偵事務所の素性つかまれているのは明らかだろうし。 もし、そうじゃないとしたら、おやっさんあたりが、何かしら細工をして、素性がわからないようにしていたというような説明がないと、ただの間抜けというようにしか見えませんしね。 走りながら、変身するW。 それを見て、「そうかあいつが」と憎しみを前面に出す霧彦と、倒すわよという冴子がダブル変身し、Wの前に立ちはだかる。 「お前は!?」 「お久しぶり、まさか、忘れてないわよね、私の怖さ」と攻撃を仕掛けてくるタブードーパント。 同時に切りつけてくるナスカドーパントの攻撃をいなしながら、「なぜ、ここまで幹部級ばかりが」というのだが、 どう考えても怪しいだろ、園咲家(汗)。 しかもドーパントが現れて、暴れているのに、平然とスイーツタイムを楽しんでいるし、前回ばかりか、今回も幹部級が出てくるわ、しかも、さらに上の敵が現れるわ、と敵とかかわりがあるのでは、という考えがかけらも浮かんでこない方が不思議だと思うのですが。 「何とかしないと、アキコが、アキコが危ない」と叫ぶ翔太郎。 一方、ドーパントのアジトに連れ去られたアキコと麻衣。そこには麻衣の父親が。 佐々木は「さあ、父親と一緒に、ここで私と永遠に仕えるのよ」という。「なんで、こんな事を」と問う麻衣に、「評論家でなしに作る側になりたかった。しかし、店を構えて、一年でつぶれてしまい、食べて批評するのと、作るのとは大違い。でも、これさえあれば、最高の味を私一人のものに出来る」とメモリを差込、変身する佐々木。 最高の味を、自分で作るというような目的を果たせないから、そういう人間を自分で独り占めしたい(とはいえ、そういう財力もない)ということですが、そういう人間を育てるとか、バックアップするとか、昇華する方向には、話がいかなかったのね・・・・。 でまあ、まずいものを食べさせてくれたお返しをアキコにしようとするドーパント。 しかし、スイーツの話になっているけど、モノ描きが自分の作品を批評するような人間を皮肉っているのでは? と思えるような理屈付けですよねえ。 リストラされたのを逆恨みに思ったり、ヒーロー願望が、間違った方向に行ったりとか、口うるさいファンに対して、「お前らに何がわかる」的な態度を感じてしまいような描き方ですし、その割には、主人公たちのキャラ付けにはおざなりで、こういう部分だけ、妙にリアル。 とっかかりは面白いとは思うけど、その面白さを維持することよりも、変にいやみがかった(作り手としては、時流を抑えてつもりなのかもしれないが)話の描き方ばっかりしていると、飽きられてしまって、下手すれば、また、脚本&プロデューサー交代で井上&白倉コンビが出張ってくるような流れになってしまうと思うのですが。 そうなったとしても、なるべくして、交替してしまったといわざるを得ないのですが。 一方、リボルギャリーを呼んで、タブーとナスカをフッ飛ばし、ハードボイルダーでアキコたちを追いかけるW。 タブーは、ナスカに追ってと命令して、Wを追いかけるナスカ。しかし、反転して、内蔵の機関銃で牽制し、さらに反転して、ハードボイルダーのマフラーをパージして、ナスカを足止めして、アキコ達のところへ向うW。 空を飛ぶのは、短時間しか使えないということか? でまあ、追いかけられなかったナスカを、役立たずと痛めつけるタブーだが、二人かがりでおえば、何とかなったのじゃないの? タブーの方は、空飛べるわけだから、連携して、追いかければ、まだ、逃げられる可能性も低くなったと思うし。このあたりは、家族なのに、心がばらばらということを強調しているつもりなのかもしれないけど、ちょっと露骨過ぎるような・・・・・・。 マズイっす、食べたらマズいッズと叫ぶアキコ。しかし、自分で考えた策で犯人をおびき寄せたのに、イザという時に、泣き喚いて、助けを請うってのはどうかと思うのだけど。 おびえる振りをして、犯人をひきつけている間に、依頼者やその家族を助ける時間を稼ぐとか、助けが来るまでの時間を稼ぐような策略の場合もあるだろうけど、このアキコの場合は、明らかに本気で怖がっているというところだろうし。 まさか、ポップやキッスの立ち位置をアキコでやっているとか言うのじゃないだろうなあ・・・・。 でも、ポップやキッスは、情けないところもおおかったけど、それに負けず劣らず、イザという時には、大事なものの為に体を張れるようなところはあったわけですし、最初のころでも、情けなさとともに、強くなろうとか、大事なものを守りたいというような部分があると思わせるところが合ったので、アキコのようなキャラって、ヒロインというより、 超闘士激伝のエースの方が近いような。 三枚目のお調子者キャラな部分ばかりが強調されていきましたしね、話が進むにつれて(汗) いよいよ、始末されようとするところへ、タイミングよく現れるW。どうして、居場所がわかったかというと、アキコに発信機をつけていたということで。 しかし、前後編というッスタイルの割には、意外と、捜査には尺を割いていないですよね、この話。 ドーパントに攻撃して、ふっとバスW。敵わないと見るや、アキコを人質に取ろうとするのですが、近く似合った椅子を手にとり、それでドーパントを叩きのめすアキコ。 戦力的に弱い人間の渾身の反撃というところでしょうけど、あれだけすき放題やっておいて、しかも、味とに連れ去られてからは、泣き叫ぶだけ。それで、助けが来たら、強気になって、敵を叩きのめす。 完全に腰ぎんちゃくのやることじゃないか。 まあ、成長ドラマを描くつもりがあるなら、そこから、おやっさんの娘の名に恥じない存在になるのかもしれませんが、これで、せめてもの反撃を描いているというのであれば、サジ加減が違っていると思いますし、せめて、助けが来るまでに、そういう部分を見せてくれたら、まだ、好き勝手やってるだけじゃないのかもなと思えるのですが。 「私の依頼人にゆびっぽん触れるな」と叫ぶアキコ。 その姿におやっさんの影を見る翔太郎。 連れ去られている時点で、指一本どころじゃないので、全然、共通する要素がないし、さすがにそれは無理があるというか、おやっさんのイメージダウンになるだけだと思うのですが。 ヒートをセットし、フォームチェンジするW。「助かった、後は頼む」と依頼人の事を任せて、ドーパントを倒そうとする。 炎の拳で追い詰めるものの、ドーパントが姿を消してしまう。バットショットにルナメモリをセットして、居場所をあぶり出し、ヒートとジョーカーのマキシマムドライブで、サイクロン&ジョーカーの半分に割れての攻撃のパンチバージョンでとどめをさすW。 無事、捕まっている人たちを助けるアキコと、それを見届けるW。 「あの探偵の子、面白かったわね。仮面ライダーさんもなかなかだみたいね。意外と、我が家のお婿さんより、役に立ったりして」と冴子に皮肉混じりに言う若菜。 挑発は相手を見てしなさいと嗜める冴子、わざとらしく謝る若菜。お仕置きなら、ちゃんとしておいたといい、夫は教育が肝心という冴子。 シャワーを浴びながら、悔しそうな顔をする霧彦。冴子に痛めつけられた部分の痣が痛々しい。 いや鞭しかない教育でうまくは行かないと思うのだけど。 報告書を書く翔太郎。あわただしい事件だったといい、アキコは相変わらず、親分気取りといって、フィリップに自分の作ったスイーツを食べさせるが、言語には表現出来ない(マズイ)味覚といわれてしまう。 翔太郎は、アキコの中にいるおやっさんに出会えたとかいうのだけど、 錯覚じゃないのか、それは・・・・・・・・。 助けが車での間は、泣き喚いているだけだったし、助けが来てからは、気が大きくなって、相手を叩きのめしたという風に見えてしまいますからねえ。 翔太郎もアキコのその言動の問題ありそうな部分を意見できる目上の存在がいないのに、お互いに好き勝手して、それを正当化してしまえるような状況ですから、アキコの言ってることと、おやっさんの言ってる事を重ね合わせて、そこに親子のつながりを見ろといわれても、それはムリなのではないか、というのが正直なところですね。 単体で見るなら、悪い話ではないのかもしれないけど、8話も話を重ねてきた後で、この話を持ってこられると、いささか、物足りない内容で、せめて、この話が、3・4話あたりだったら、そこから、3話以降のエピソードを持ってきていたら、まだ、話の流れに納得できていたと思うのだけど。そういう意味では惜しい話ですね。 話を振り替えてみると 1・2話 W登場編 3・4話 フィリップの過去(というか、キャラ付け) 5・6話 翔太郎のハードボイルド 7・8話 フィリップの困った性分 9・10話 翔太郎&アキコの鳴海に抱いている感情や探偵としてのスタンス という風にやりたいことがなんとなく推測は出来るわけだが、パーツ単位で細かくばらしすぎではないであり、シチュエーション優先という印象が強い。 特に7・8話はダンスを戦闘に取り入れることが先にありきの話だが、3・4話で、フィリップが家族というキーワードに反応して、心を乱すというシチュエーションと平行してやっても、というかそっちの方が無理がない。 何かに興味を持つたび、フィリップが翔太郎の予測もつかない動き方をして、彼をあっちこっちに振り回すというようなシチュエーションでは、どこで家族のキーワードを耳にしてもおかしくはないはずですし。 まあ、コンビ組みたてだったら、いきなり、家族という単語を聞いて、ああなっても不思議じゃないから、いいけど、一年もコンビをくんでいるわけですし。 というか、離れて暮らしているとはいえ、一年も父親がなくなったことを知らないがあるにしても、せめて、連絡が中々つかないのが、当たり前ということを(探偵ものなら、そういうシチュエーションも結構アリソウだし)セリフに織り込むとかすれば、まだ、不自然じゃないと思うし、あそこまで、父親に対して、いい感情を抱いているのであれば、やはり、消息が付かないことをこれまでのエピソードで、何度か聞いてもおかしくはないでしょうしね。 細かくばらしすぎる割には、細かさが行き届いていない(細かいキャラ描写の積み重ねがされていない)し、ハードボイルドなイメージを強調する、ハーフボイルドでも言いが、探偵ものにありがちな、事務所の経営に問題がありすぎて、それに首を突っ込む女性キャラというスタンスをもっと前に出していたら、アキコが所長気取りで、事件を引っ掻き回すのにも、説得力が出るわけだが、 依頼が少ないというのは、今回のエピソードではじめて出た。これまでは、名探偵というか、専門家という評判を聞きつけて、依頼者がコンスタントに現れていたというか、それに困らないようなようにも見えていたし、翔太郎がハードボイルドという見かけに拘って、依頼をえり好みするというようなことを匂わせる描写もあることにはあったが、それが依頼の少なさにつながっていると思わせるような説明にはなっていない。 そうでなくても、名探偵が留守でいなくなっていることって、事務所の評判に大きく響くはずなのに、そういう描写が一切ないわけで、説明不足な部分はあると思いますし。 少なくとも、ハードボイルド小説を経費で落とそうとするような留守役であるということは、下手をすれば、アキコの父親へのイメージダウンにもつながりかねない描写であるわけで、そんなことを、2ヶ月近くも番組が放送されているころになって、描いているわけで、劇場版でビギンズナイトの事を語ることで、ファンに注目されるだろうから、おいしそうなエピソードを劇場版に取っておいて、とかいう欲があるのかもしれないけど、 物語の開始とか、鳴海探偵事務所の面々の根幹に関わる話だから、TV放映分でも、細かいところで、それが関わってくるような描写をしないと、キャラクターが生きて来ないと思うし、それで話がつまらなくなったら、それこそ、劇場版へ行こうという気は起こらないと思うのだが・・・・。 まさか、関西人キャラがあれこれやらかしていたら、その勢いでごまかせるとか考えているんじゃないだろうなあ・・・・? まあ、関西人キャラは個性は強いイメージあるけど、どう考えてもアキコはパワー不足ではないかと。翔太郎や、登場人物が馬鹿やって、それをアキコがスリッパで突っ込みを入れる(しかも、商品化してやがるし)というやり取りをやたら、強調すると思っていたら、何のことはない、イマジンコントで受けたのを、そのまま踏襲していただけなのですよね。とはいえ、イマジンコントの方が、まだマシに見えるというのが正直なところだけど。 あれは、未来人とはいえ、モモタロスたちが、一応、化物であり、気の弱い主人公を振り回したり、自分の欲望のままに動いているのをハナが腕っ節で首根っこ抑えて、彼らの行動にまったをかけているから、やり取りにメリハリがあるわけで、ヒーローものとしては、問題がある内容であったという意見は、今でも変らないけど、コメディとしては、ああいうやり取りは決して間違ったものではないから、面白いように見えたのであって、鳴海探偵事務所の面々は、全員、モモタロス達イマジンレベルの言動しかしていなくて、その言動に手綱を取るハナがいないで、各々、好き勝手なことばかりやってる、行ってみれば、ボケと突っ込みのバランスが取れていない(面白ければ、何でもありとかいうような事を得意げに言う作り手ほど、こういう傾向が強くなっている)から、不愉快に見えてしまうし、美化があからさまなので、もっともらしいセリフを口にしても説得力が伴っていないわけですけどね。 大体、ハナがいてさえ、突っ込みが追いつかないというか、主人公は不幸ぶっていて、何もしていないし、モモタロス達は、自分の欲望のまま、行動する化物と変らないというような部分を指摘する要素はないし(登場したころの桜井はまだ、そういう部分はあったけど、いつのまにか、そのあたりも、桜井の変身が、己の存在と引き換えという不幸要素を強調しだしたあたりから、うやむやになってしまった)。 それなのに、さらに、ハナにあたるキャラをなくして、イマジンだけで、コメディやらせたら、収拾はつかないわ(ディケイドの電王編の前編を見れば、一目瞭然)、不愉快に見えてしまうのは無理もないのかも。 まあ、誕生秘話を劇場版でやるのを、百歩譲って、よしとするにしても、劇場版で語るエピソードだから、それにまつわる事を全部、劇場版で語って、TV版では全然語らないという風に、劇場版だけの限定話という風にしたつもりなのかもしれないけど、むしろ、連動させて、語らないといけないと、宣伝としては物足りないと思うのですが。 電王の時にも、やたら劇場版を強調してたことや、ディケイドの最終回で叩かれることは(これまでの経験で)想定済みだから、宣伝色を抑えて、おやっさんがらみの描写を抑えたとかいうのであれば、極端から極端に言ってるだけでしかないような・・・・・。 消えたはずの母親が、残していったケーキをがっつくノリオ。消えたはずの母親が、自分たちの前に現れたことに興奮さめやらぬ彼に苦笑するママさん。
それが何を意味するのか、知らぬままに。 ノアの箱舟のカウンターでケーキを作るノリオの母親。相変わらず、手際がいいというママさん。消えた母親が帰ってきたことに、興奮冷めやらぬノリオ。本当は寄るつもりがなかったけど、対価だから、仕方がないというノリオの母親・ミチル。彼女は蘇芳の事を尋ねてきて、浮かれながら、自慢げに彼女のことを答えるノリオ。 「変った息子、自分を捨てた母親を大歓迎」と理解に苦しむみちる。教育の賜物かしらというママさん。 おそらく、みちるが三号機関に行った際に、MEでノリオやママさんの記憶は消された可能性が高いから、彼女からすれば、「恨まれる」、もしくは、歓迎されないと思われるだけの出来事があったということでしょう。 評判が低いアスカ版においても、アスカ版のヒロイン奏の父親が契約者となって、人を殺して回っていたという記憶は、家族の記憶から消されて、死亡したということになっていたし。 まあ、その記憶処理も完璧ではないようで、奏の母親は、自分の旦那が、人を殺して回っていたという記憶を夢としてみていた(父親が死んだ記憶をなかったこととして、処理していて、いるかのように振舞っていた)ことから、ママさんが記憶処理から記憶を取り戻していた、もしくは、断片的な記憶から、事実に気が付いていたという可能性はあるわけで、常識に囚われないという彼の教育方針&オカマさんとして、カミングアウトというのは、案外、そのあたりに関係があるのかもしれない。 後のシーンでも、契約者に対する一般人の反応というもの描かれているし、第一話でターニャが契約者になった時の豹変振りのシーンから受けた印象からすると、別人のように変ってしまうというイメージが強調されている可能性もあるわけで、よくある、家庭を捨てて、どこかへ消えた母親というイメージには取られない可能性は、かなり、高いのでは? どういう事情がアレ、、自分の遺志で出て行ったなら、自分を捨てた身勝手な母親とかいって、うらむこともあるのかもしれないが、別人になってしまったなら、本来なら、そんなことをするはずがない、という希望が残されているという解釈も出来るので、ノリオのような反応は、あながち、特殊ということではないだろう。 後二十分も焼きあがるから、と店を出て行こうとするみちる。もう帰るの? というノリオに、母親らしいこと、何もしていないから、と蘇芳に深入りしない方がいいと忠告を残して去っていくみちる。 母親にNG出されたと落ち込むノリオに、まだ振り向いてもらえてないじゃない、と冷ややかに突っ込みを入れるママさん。 それを言われて、気を取り直して、蘇芳にアピールに向うノリオ。それを見て、「人生にはどうしたって、、傷つくのを避けられないタイミングがある」とみちるに語るかけるママさん。 潜水艦を鯨と見まごう蘇芳。黒に連絡を取ろうとするが、うまくいかないマオ。三号機関のメンバーを見かける 蘇芳だが、マオにどうしたと聞かれて、「なんでもない」と答える。 ジュライが、「黒、違う方向に向っている」と告げてきて、マオが「違う方向?」といったタイミングで、イザナミを乗せたトラックが現れる。 トラックの中から現れ、葉月たちに合流する美咲とみちる。 一方、黒を乗せたトラックは、当然の如く囮であり、装置の中はもぬけの殻。 はめられたなと思った矢先、トラックが止まり、運転していた鎮目が 「外れちゃったね、BK201、美咲sちゃんも面倒くさいことするなって、思ったけど、こうやって、まんまと引っかかってくれるんだから、さすがは腐れ縁ってとこかな」 能力を発動させて、トラックの外装をパワードスーツのようにまとい、舌なめずりをする鎮目。 黒の攻撃を蚊に刺されたほどにも感じずに、逆に彼を吹っ飛ばす鎮目。 そこへマオから連絡が入る。 電撃を使えばいいじゃないと挑発する鎮目。どうしたというマオに無言で答える黒。一方、鎮目の方にも、岬からの通信が入るが、「邪魔しないで」と一方的に黒を叩きのめす鎮目。 生きたまま捕獲しろと指示を出しながら、荷台から、目的のものを出そうとする美咲。 黒の様子から、よもや、と能力が使えないことに気がつくマオ。ジュライに、物資の場所を尋ね、前から三台目という答えが返ってくる。 黒を追い詰めながら、「にげてばっかりいたら、大事なハニーちゃんに置いてかれちゃうよ」と挑発する鎮目。 蘇芳には生き延びる術を教えたと平然と返す黒。しかし、鎮目が言ってたのは、イザナミ、要するに銀のことで、二股はよくないなあと冷やかすように言われてしまう。 一方、マオのほうも、ジュライから、装置の中には、裸の女がいるといわれ、話が違うと慌てるのだが、蘇芳はあわてないで、「大丈夫、鶴も撃てたのだから」といい、マオに鶴と人間とは、といわれるものの、契約者だから、撃てると動じないそぶりを見せる。 美咲にどうした? と問われて、気になるのがいると答える葉月。彼女が運転するボートにもぐりこむマオ。 蘇芳達に逃げろというマオ。最初はその指示に従おうとする蘇芳だったが、「お前の契約者としてのイレギュラーを打ち抜く」という黒の言葉を思い出し、依頼を果たそうと、持ち場へ戻ろうとする。 マオの制止も聞かないで、戻る蘇芳と彼女の後に続くジュライ。彼は、銀にあったことがあるとマオに話す。 なぜ、あいつがと問う黒に、興味ないから、と返し、戦う気満々の鎮目。しかし、ターゲットが銀だとわかった黒は、そんな事にカマって入られないわけで、近くを通りがかった車にr飛び乗るのだが、車を運転していた親子の契約者に対する偏見は、情報が公開されとはいえ、一般人からすれば、力を持っていて、感情よりも合理性を優先するという契約者は別の生き物というか、化物扱いな事には変わりないし、なかなか、一般人との接点は持たないことが多いわけですから、そういう偏見がまかり通ってしまうのかもしれませんね。 契約者の情報に、ハッタリを混ぜて、契約者を一般人から遠ざけておきたい権力者というのも、いるでしょうし、契約者に目覚めてしまった人間というのは、迅速に国家機関に隔離されたりしますし、契約者に関する記憶は消されてしまいますから、契約者の真実というのはなかなか、伝わりづらいものがあり、しかも、元に戻ることはないわけですから。 あわてて追いかけようとするが、トラックはお釈迦にしてしまって、使い物にならないことを思い出す地団駄を踏む鎮目。 ボートから飛び降り、蘇芳達のところへ向かう葉月。無人のボートを操縦しながら、蘇芳達の居所を探すマオだが、岸にぶつかり、そのまま放り出されてしまう。 ジュライに距離を測ってと指示しているところへ、なんとか駆けつけるマオ。逃げるように促すが、お構い無しに依頼を実行しようとする。 淡々と距離を読み上げるジュライ。狙いを定めて、引き金を引く寸前、駆けつけた黒が、ワイヤーで狙いをずらし、弾丸はクレーンを撃ち抜いた。装置から垣間見える銀の顔。 それに気が付いた美咲は、襲撃に備えながらも、作業を続行させる。 騒ぎに気が付いて、退却を指示して、第二ポイントで合流できなかったときには、マオに頼むと言い残して、しんがりを敵をひきつけようとする黒。 ワイヤーで移動しながら、葉月をひきつける黒。海を行く潜水艦に、ちらりと視線を向け、海へ飛び込む。 それを追って、葉月も海へ飛び込む・ BK201の電撃攻撃に警戒しながら、沢崎に、確認を取る美咲。契約者の能力を失っていると説明する沢崎。 街の噴水前で黒を待ちながら、折り紙を折る蘇芳。「あいつを置いていくの?」とマオに訪ねて、「連絡を待って、落ち合う。なかったときはそれまでだ」とシビアに語るマオ。 銀の事を尋ねる蘇芳。「昔、俺たちの仲間だったドールだ。今は、黒の曰くつきの女だってとこだな」と語るマオ。 それを聞いて、考え込む蘇芳の前に、みちるが現れ、蘇芳を拘束しようとする。 蘇芳を探しているノリオ。考えてみれば、彼女の事を何も知らないと落ち込んでいるところへ、友人たちがやってきて、蘇芳とみちるが暴れていることを知らせに来て、「もう、嫁姑戦争勃発!?」と素っ頓狂な声を上げて、すっ飛んでいくノリオ。 危害を加えるつもりはないというみちる。こないで、という蘇芳に、私と一緒に来なさいというみちる。その言葉を聞いて、黒のことが、頭をよぎる。 さあ、と促すみちるに、来ないで、というやいなや、銃を召還する蘇芳。 話し合えば解ると、あながち見当違いともいえないセリフを叫びながら、蘇芳たちのところへ向っていたノリオの耳に、銃声が木霊した。 蘇芳の弾丸はみちるではなく、噴水を破壊しただけだが、ふいに満ちるが苦しみだし、ジュライが観測霊と呟き、驚くマオ。 噴水の中から、観測霊が現れ、みちるが水の玉に閉じ込められてしまう。あわてて、助けようと駆け寄ろうとするが何が起こったのか、どうすればいいのか、わからないで呆気に取られる蘇芳。しかし、そこへタイミング悪く、ノリオが駆けつけてしまい、蘇芳がノリオの母親を殺したように勘違いされてしまう。 解放されたみちるに駆け寄り、「かあちゃん」と叫び続けるノリオ。そして、声をかけた蘇芳に、「お前がやったのか?」と問い、「何で、お前が母ちゃんを、契約者だからか? 契約者は人殺しでも平気なのか!?」という言葉を蘇芳にぶつけるノリオ。 蘇芳は結果的に手を下していないわけだが、あのまま、おそらくは銀の助けがなければ、彼女は、逃げるために手にかけざるを得ない状況に追い込まれていた可能性があったわけだし、戦っていたのだから、最悪、みちるを手にかけざるをえない状況になっていた可能性は否定できない。 しかも、ノリオが蘇芳にぶつけていた言葉は、以前、蘇芳自身が黒にぶつけた言葉でもアル。しかも、契約者を身内に持つという共通点もある。 まあ、ノリオは、母親が姿をくらましていたのに対して、蘇芳は、一緒に暮らしていたわけだが、結局のところ、相手の事をよく分かっていないという意味では、二人とも大差はなかったのではないか、と思えてしまう。 まあ、もっといえば、黒が父親を殺したということも、誤解なのかもしれないが、自分の生活を破壊した一因に対して、そこまで理解を示さないといけない理由なんて、あるわけないですからね。 ノリオのほうは、好きな相手と、姿をくらましていた母親が、争っている上に、母親の命を奪ったのが、好きな相手だと認識してしまったというやりきれない状況という違いはあるものの。 殆ど、蘇芳のときと事情は同じであるわけで、銀を撃たなかったとはいえ、蘇芳は、境界線を越えてしまった、あるいは、越えた事を選択してしまい、完全に、己の日常に決別してしまったということになるわけで。 蘇芳の折った折り紙に彼女やノリオの涙を表しているかのように水がたまる。 黒から報告と追求(銀のことを知っていたのかと)を受けるマダム。黒の雇い主はやはり、彼女だったようですが、潜水艦は想定外だと、もっともらしく語る。 お前の目的は何だと問いただす黒。「それを知らないと、自分の指示に従えない? 契約者も案外、ウェットなのね?」と返すマダム。 手を切らせてもらうという黒に、「銀を殺すといってたのにガッカリ」といって、お互いに手を切る黒とマダム。 「契約者は人殺し」と呟いて、どうして、銀を殺さなかったのかと問いただす蘇芳。まあ、自分に人殺しの術を教えておいて、さらに依頼に巻き込んでおいて、いざとなったら、撃つなとかいって、邪魔をするわけだから、「どうしろというのだ」と、黒に反発というか、怒りを覚えるのは無理からぬものがありますしね。 しかも、撃つなというのは、蘇芳が手を汚すから、ではなくて、蘇芳が銀を殺すかもしれないから、ということですから、完全に黒の都合でしかないわけで、自分には、鶴を撃てというような事を言っておいて、自分の時には、それというのは、黒の言ってることに納得できないというか、何で、打ってはいけないのか、というkとおを、一緒に行動している身としては知りたいということか。 まあ、飲むは、都合が悪くなると人を殴るわ、そのくせ、えらそうに戦い方を教えるわ、と飲んだくれの乱暴モノのオヤジと大差ないわけですし、今の時点では、生き延びるためにそのロクデナシの元で戦う牙を磨かないといけないわけですからねえ。生きるために戦えといった相手が、いきなり、態度を変えて、戦うことを邪魔したわけですから、納得のいく説明が欲しいと思うのは無理からぬことですよね。 銀の事を訊ねる蘇芳。本人に聞けばいいだろうというマオ。背後から、黒が現れる。 列車の中で、あの潜水艦が東京に向ったと語り、なぜ、銀を? と首をかしげるマオ。契約者(みちる)が死んだ時に、銀の観測霊がいたというジュライ。それに反応し、「すべては銀が」と呟く黒。お次は東京、蘇芳の目的地といっちしたなというマオ。東京と呟く蘇芳。黒に力を失ったことを訊ねるマオ。 沢崎に、黒の力を奪ったのは、対契約者兵器だな、と訊ねる美咲。それを肯定し、自分たちのことに関してはいえない、味方だと思わない方がいいという沢崎。 銀がここにいるということは、BK201は、きっと、おってくるという沢崎。潜水艦の外で、銀の観測霊が海の仲を泳いでいる。 隠れ家に転がり込む蘇芳達。コタツの上で、寝そべって、TVを見ながら、ジュライに砂糖を入れるように頼むマオ。母親の写真集とシオンが残した折り紙を見て、悲しそうな顔をしている蘇芳に、声をかけるマオ。 「ノリオ・・・、あの契約者の事を、かあちゃんと呼んでいた。ノリオ、僕の事を好きだ、といっていた。でももう、嫌いだよね、ボクのこと」 とノリオの事を思い出す蘇芳。蘇芳にお茶を出すジュライ。 「人を好きになることって、どう言うことなんだろう」といい、黒が蘇芳と呼んだことを思い出す。 台所で魚を揚げる黒。「また、雑草を食わされたら、たまらんからな」と言い訳めいた事を言う黒。「材料は?」という蘇芳に、缶詰を指差す黒。野菜がないとビタミンが取れないし、缶詰は鉄臭いから嫌いだ、という蘇芳に、酒をかけて、鉄臭さはこれで、消えるという黒。 そして、「もう撃つな、お前には向いていない」というのだが、前回、目的の物資を破壊するという依頼を受けたときにも、蘇芳には戦う術を教えて、生き残る可能性を引き上げていたようなそぶりはあったけど、今回、目的の物資が、銀であることがわかって、それで撃つなといってるわけだから、蘇芳の事を、一方的とはいえ、思ってという割合が低くなって、そのセリフが、自分のためという部分が大きくなったので、心配しているように見えて、自分の邪魔をされたくはないというか、釘を差して、大人しくさせておこうという思惑もあるように思えてしまう。 酒がなくなったことを指摘する蘇芳に、外に出ようとする黒。撃たないからお酒飲まないで、という蘇芳。買いに行くのは野菜だという黒。 部屋に閉じこもっているノリオに声をかけるママさん。「いつか、こうなるってことは、みちるが契約者になった時から、わかっていたこと、最後に会えたから、よかったじゃない」というママさん。ちっともよかあないよ、というノリオ。 「いいじゃないの、誰しも、一瞬、触れ合って、通り過ぎて、またどこかですれ違うこともあるのかもしれない。それでいいじゃないの」 「アマノイワト」 部屋から出てきたノリオを見て、ママさんが、苦笑交じりに呟く。 「また、すれ違うって、なんだよ。俺は母ちゃんのことがショックなんだよ。母ちゃんの思い出なんて、写真しか一個もなかった。でも、これから先、きっと、しょっちゅう思い出して、あのこのことが忘れられないから、きっと、しょっちゅう思い出しちまうから、だから」 親子して、涙ながらに語り合い、ノリオは、母親の最後のケーキを、なきながら、むさぼるように食べる。 「ちゃんと、全部食べナ。いい男になれよ、お前」と元気付けるママさん。 まあ、蘇芳にしろ、ノリオにしろ、身近な人間が契約者になってしまったというケースからみると、かなり、運のいいほうだとは思うのだが・・・・・・。でも、こういったやり取りも、後で関係者によって、記憶を消されそうだけどなあ・・・。 コンビニで買い物をした帰り道、黒の傍にいる観測霊に気が付く蘇芳。気がつかない黒はどうしたと尋ねるが、「何でもない」とはぐらかして、銀のいたあたりを蹴って、黒の後を追いかける。 まあ、これまでの黒って、駄目オヤジでしかないし、しかも、戦闘訓練と称して、殴るわ、蹴るわということをしていて、酒瓶を煽って、気に入らないことがあると八つ当たり気味に殴る蹴るをしていたわけですから、どう見ても、ロクデナシとしか見えないわけですからね。 しかも、自分に、契約者として生きるようにといって、鶴を撃たせたのに、自分の大事なものは撃たせないという意味では、人に嫌な選択を強いていながら、自分の大事なものだけは、撃つなというダブルスタンダードに見られても不思議ではないわけですよね。 まあ、一緒に行動している相手に情がわいたといえなくもないけど、前述のロクデナシが、急に掌返したように態度を変えて、お前は撃つな。 蘇芳からしてみれば、好意を感じるよりも、自分に何もやらかして欲しくないから、ご機嫌をTっている態度が見え見えとか言う風に見えても不思議じゃあないかも。 しかも、その黒の大事なものは、自分を助けてはくれたけど、ノリオの母親を殺してしまったわけで(そうしないと、蘇芳が助からなかったという側面は確かにあるが)、やってもいないことで、自分が、かつて、Kル尾にぶつけた言葉と同じ言葉をぶつけられてしまう、自分が、黒に引きずりまわされていた被害者から、かつての黒と同じようなポジションになってしまったというようなことを痛感させられたわけですから、黒の周りにいて、余計な事をして、黒を惑わせて、自分も巻き込む奴と、蘇芳からみれば、好意の抱けない対象になるのは無理もないかも・・・・。 nadaさんへのコメントのレスが長くなったので記事でかかせていただきますが、
>思い入れのあるブラックとかブレイドが出たってのが大きいですけど。 ディケイドは見ていなかったけど、BLACK・RX編は見たという人は結構多かったようで、あのころ、あっちこっちでその手のセリフを見かけたわけですが、あの結末であきれ果てたという人も結構いたようです。もっとも、7月時点で、こういうことをしていて(ディケイドは8月終了)、話がちゃんと纏まるのか? という疑問も同時にもたれていたようですが。 うちの近所のスーパーやゲーセンでもガンバライドに前ほど、子供が群がらなくなったのですよね。 まあ、世界と、始を守るために自ら、ジョーカーになる事を選んだ剣崎が、「世界を守るために、ディケイドを追い出せ」というような事を言っていたわけですから、怒りたくもなるのも無理はないですよね。 ライダー大戦の世界のシナリオでは、キバの世界の脚本呼んでいないのがまる解りな描写をやってたりしていた自分が書いた脚本のライダーだけは、しっかりとひいきしていた)米村氏が書いてたわけですが、ブレイドの世界でも、カブト(米村氏はカブトのメイン脚本)のときみたいに、料理ネタ優先の馬鹿な脚本書いてたわけですし、今はブレイド後半を手がけていた会川氏が、同じ事を書くよりかは、マダマシだと割り切っていますが、さすがにアレはやめてくれと思いましたしね。 おまけにリ・イマジネーションのクウガ・ブレイド・ヒビキ・キバの扱いが悪かったのですが、白倉氏が関わっていない平成ライダーなので、ああいう扱いにしたんじゃ、とうがった見方をしたくなる展開でしたしね。 会川VS井上&白倉の応酬を想像したくなる理由の一つだったりします。 >W誕生から探偵事務所引継ぎのあたりは Wに限らず、そのヒーローのありようを語る上で、誕生から、戦うに至るまでの経緯というのは大切なのは、どの作品も変わらないと思いますし、その作品を追いかけようとするきっかけにもなるわけですから、疎かにはしてほしくないですし、ヒーローの誕生とか、真の決着は劇場で、見たいなことになるなら、それこそ、Tv版はなんだったんだ、ということになりますからね。電王も、人気がある限り、続けていますけど、それでも、Tvでの決着は一応はつけていましたし。特撮業界も、10年後れで、アニメ業界がたどってきた二の轍を、同じように踏んできているんじゃ、と龍騎のイケメンブームのころから、思っていましたが(平成ライダーのやってることは、90年代のアニメでやってたことと近いものがアル)、最近の劇場版商法などは、一昔前のOVA商法と大差ないような気がします。 OVA最終巻発売に際して、本当の最終回なんて、言葉を平然と使う監督さんも昔はいたようですし。 まあ、先細りしそうではなく、すでに先細りしだしているようなものですけどね。というのも、ディケイドのメイン商品のガンバライド自体、こどもよりも、コアなファン相手に向けているようなものですし(子供の小遣いでコンプリートで着る商品じゃあありませんよ、あれは)、ディケイドの最終回だって、いつものやり方だから、ファンもわかってくれるさという悪い意味でのなれが、新しく、ディケイドに注目して、見ていたファンの事を考えないで、作ったら、ああいう結果を招いたという一面もあったと思いますしね。 そもそもディケイドを作った理由が、平成ライダーでも、9作も重ねていると、記憶に埋もれているライダーもあり、新規のファン層にも、歴代平成ライダー(電王とかでファンになったミーハー女性ファンなどは、電王しか見ていない人も多いそうですし)をアピールするためだそうですが、それだったら、歴代平成ライダーや、昭和のライダーの再放送も視野に入れればいいものを、と思うのですが(時間枠的に難しいということでしょうけど)。 平成ライダーの劇場版はパラレルというパターンもあるので、Tvでやらないとは断言できませんが、W誕生から、今現在に至るまでの一年間の時間の流れを、翔太郎やフィリップから感じない、話の大まかな筋を考えると、3・4話と7・8話は一つのエピソードで語ると言うやり方も出来ますしね。フィリップが家族という単語に反応して、意識を失うというのと、興味を持ち出したら、止まらないという行動パターン。 どう贔屓目に見ても、家族という単語に触れる機会は格段に多くなる可能性が高いですから。 そういう話の流れを感じさせる言動が、殆どないですからね。今の状況なら、無理にやって欲しくないという気持ちがありますので、せめて、間接的に語るので止めて欲しいですね。 ブレイドだって、ブレイド誕生秘話は語られなかったですが、後半、それでもちゃんと剣崎はヒーローやっていたわけですしね(レンゲルの誕生エピソードはありましたが)。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00001026-yom-ent
批判されて、然るべき最終回だったというのは確か。あまりに批判がでかいと、冬の劇場版の売上に響くから、とりあえず、謝ったのでは、と勘ぐられるだけの事はしているからなぁ。 注目を得るために、パフォーマンス的ナ事を散々してきたわけですし。 批判が集まるのも、注目されている証拠ではあるし、謝罪をして、視聴者の怒りを静めるというような事をすれば、大丈夫だろうという計算の元、それを行っていると見られても無理もないことだと思います。 そもそも、会川氏が降板して以降、話の盛り上げ方、纏め方に疑問の残る米村氏を後釜に据える事自体、不安要素の大きな話でしたし、井上氏とコンビとして、見られている白倉氏が関わっている作品で、会川氏をメイン脚本で起用すること自体、「大丈夫なのか?」と思わずにはいられない不安要素ではあったのだし。 会川氏の脚本に不安があるというのではない、別の意味で、である。 会川氏降板の時点で、ディケイドの展開には、さほど、期待を抱かなかったので、あの結末自体は、やっぱりなという印象の方がでかかったというのが、正直なところ。 何度か書いた話ではあるが、井上氏は会川氏がメイン脚本を手がけていた前の鋼の錬金術師の脚本を書いた際に、「シナリオにテーマを求めるのは馬鹿のすることですよ」という趣旨の発言をしており、仮面ライダーブレイドでは、井上氏はレンゲル登場にまつわるエピソードや、劇場版をてがけていたのだが、劇場版では、 TV版の四年後の話でジョーカーこと始を封印して、普通の生活に戻った剣崎たちが、再び、復活したアンデッドとライダーの戦いに巻き込まれるという内容であったが、始を慕っていた虎太郎の姪である天音は、始がいなくなってしまったことでグレてしまうわ、結局、ラスボスである14を倒すために始を倒さないといけないわ、とバッドエンドの先の物語という趣をもっていた。しかも、04年の夏ごろ、登場して、剣崎たちのよき協力者であったタランチュラアンデッド・嶋が、ただのアンデッドと成り果てて、ライダーたちを襲うというシーンがあり、これに少なからずショックを受けたファンもいた。 あまつさえ、新世代ライダーはリーダー格であるグレイブは、アルビノジョーカーというアンデッドで、残りの二人は、ミステリーもどきな展開で、殺されてしまうという扱いのひどさ。 後半、メイン脚本になった会川氏は命や平和を守るヒーローという形で、ブレイドも物語を盛り返し、賛否両論とはいえ、剣崎がジョーカーになる形で皆が幸せになる、劇場版とは異なる結末を迎えた。 まあ、この結果、剣崎の自己犠牲で幕を閉じたということで、バッドエンド扱いをする向きもあったが、ライダーに限らず、ヒーローは元々、戦いが終っても、平和を守るためにどこかで戦い続けるものであるし、ヒーローというのは、化物の呼び方が変ったという一面が昔からあるわけだが、戦隊モノのように、外付け変身装置で変身するということがおなじみになってしまい、変身するから、ヒーローという認識をもたれてしまうと、なかなかに、そういう側面は理解されづらいようで、続く、響鬼では、響鬼の弟子になった明日夢が見たいという願望を口にするファンが、よく見られたが、それがどういう意味を持つのか、ということまで、考えていない人がまだっていた記憶がある。 大事な人たちの幸せを選ぶために、あえて、茨の道を選ぶというような選択肢は、消して、バッドエンドではなく、本人にとっては、そしなければ、自分が自分でなくなるくらいに辛いことであるのに、そういう自己犠牲自体が、不幸みたいな認識をもたれていたが、80年代後半から強くなってきた、個人主義的な、自分の幸せを追求するということがハッピーエンドといわれるような風潮とも、無関係ではないと思うが。 そもそも、後から考えると、響鬼では鬼になるということを職業ととらえていたわけだが、鬼になる力を手に入れるということが人ではなくなるということに対して、さほど、危機感を持たないで、鬼になれなかったから、他の職業を探すというようなことが容易に書かれていたり、鬼になる力を持ちながら、鬼に慣れなかったものというのもいただろうに、半ば、化物になった人間が、果たして、他の道を選んで、円満に生きていけるのか、という疑問には、触れられていなかったわけですし。 朱鬼という魔化魍への憎しみに燃えた元鬼は出てきたが、これは、鬼になって、一度は引退したということで、それでも魔化魍への憎しみを捨てきれなかったというので、別の話ではあるわけで。 井上氏の劇場版と違う結末になったことに関しては、仮面ライダー龍騎の劇場版のようにパラレルという認識をもたれているから、結末が違っていても、さほど、問題はない。ただ、井上氏のコメントが、剣がああいう結末になったことも理由の一つではないか、と考えることも出来るのだ。 剣自体、ファイズまでの、自分の欲望のためだけに戦う平成ライダーの反動もあり、開始前は、正義のために戦うライダーというイメージを強調していたのに、蓋を開けてみれば、それまでの平成ライダーと大差がないし、しかも、登場人物に全然、共感を得れないというように、ストーリー的に問題がありまくった内容だったわけで、開始前の期待を裏切られたということも、商業不振に無関係ではなかっただろう。 まあ、剣のオモチャも、値段の割りに楽しめない代物が多かったというのもあるわけだが。 そして、後半は、その期待にこたえる形で持ち直し、さらに人を守るライダーという形で書かれた物語が響鬼であったのだが、これまでの反動が、これまた強かったためか、自分の欲望のために戦うライダーの極端な裏返しな話を書いてしまったのが、商業不振につながってしまうし、高寺Pが、クウガに続いて、やりすぎたために、井上・白倉コンビに交代してしまったという結果になってしまい、大騒動になってしまったのだが。 剣での命や平和を守るヒーローへの期待と、それを裏切られた失望、そこから、持ち直して、その期待に答えて、さらに命や平和を守るライダーの物語が続けられたのに、商業不振ということで、結局、自分の欲望のために戦う平成ライダーが、まっていましたとばかりにまたでしゃばってきたことへの怒りがあるわけで、なまじ、剣後半や響鬼前半の展開があるだけに、響鬼後半の展開は、失望や怒りがでかくなってしまったのが、あの騒動の一因だと言える。 おまけに、後半になってから出てきた桐矢が、響鬼の弟子になって、変身体にまでなってしまうわ、明日夢は鬼の弟子をドロップアウトしてしまう結果になる展開で、自分が出したキャラをひいきして、いい目を見させたと思われる事をしていたら、そりゃ、響鬼後半がいい印象をもたれないのも、無理はない。 剣で、一時的に、それまでの平成ライダーがお呼びじゃなくなった所へ、会川氏の剣後半の展開は、井上&白倉コンビが書いてきた平成ライダーがそろそろ、飽きられてきたということもあるだろうけど、それに対する格好のカウンターになったものの、それがぽしゃったところへ、またタイミングよくというか、タイミングよく井上&白倉コンビが出張った事自体も怒りの感情に火をつけたところもあったので、その感情を商売的に利用した形で応酬したとはいえ、いい気はしないだろうと容易に予測できる展開であろう。 しかも、会川氏がメイン脚本をしたディケイドはディケイドの門矢士は、「通りすがりの仮面ライダーだ」とか、大仰なキメセリフを口にし、好き勝手に行動する(ピンぼけの写真を売りつけて、世界が自分を拒絶しているといいわけめいた発言をして、悪びれないなど)、妙に才能あふれている(グロンギ語を使いこなすなど)等の要素が、仮面ライダーカブトの天道にそっくりであるのだが、その天道は井上氏をモデルにしているという話である。 白倉氏が正義の味方のディケイドが飛んでいった世界の危機を救うという展開にはならないといったような発言をしていたこともあったし、きだつよし氏(響鬼の前半メイン脚本)も、脚本をプロデューサーの意見をそのまま形にしていたというような事を言ってたわけですから、オリジナルのブレイド後半のような展開を許してくれるわけはなく、士のようなキャラの方が都合がいいのですよね。もっとも、ディケイドのヒントシステムは前述したように、シナリオをスムーズに進める都合優先のものでしかなく、まんま天道なキャラである士の成長を妨げる形でしか、作用していなかったことや最弱のライダーであった電王が、人格的に周囲のイマジンやハナに頼り切っただけで、自立しなかったうえに、それでいて、強い奴だ、優しい奴だ、とひたすら持ち上げられていただけなのを考えると、平成ライダーの主人公は基本的に成長しないというか、士が作中で口にしていたセリフにふさわしい言動を取れていなかったということを遠まわしに皮肉っているような仕組みにも思えてしまうが。 そして、クウガの世界ではうちのブログでも批判した士が女性を殴るというシーンが含まれていて、賛否両論だったわけで、時期を置いてみて、しかも、士の正体が大ショッカーの首領だったという種明かしを見れば、女性を平然と殴れるようなメンタリティの持ち主であり(実の妹も、自分の欲望を満たすために利用していた人間であるので)、平成ライダーの主人公はその程度のメンタリティの持ち主であるということへの遠まわしな皮肉にも取れるわけだが。 そういう理屈とそれが納得できるか、ということは別の話で、それを種明かしがわかったところで、素直に頷けないというところは、今も変りがない。 各エピソードを振り返ったら、皮肉とも取れるような内容であった部分は、それだけではなく、 クウガの世界の後のキバの世界では、ワタルがヒトとファンガイアの共存をするために苦悩する話であり、自分が惚れた女に認められるために戦っていた小野寺ユウスケ(クウガ)がみんなの笑顔のために戦う為に歩き出したこともあって、ワタルの心を開くために、彼と説得したわけで、周囲の人間関係さえよければ、後はどうでもいいという態度が露骨に出ていて、恋愛ドラマでお茶をにごしていたオリジナルのキバよりも、異形性は強く押し出されていた内容でしたし、龍騎の世界では、結局、ライダー裁判に関しては、何の解決も見ていないという終わり方で、タイムベントによって、事件自体がなかったことにされていたエピソードではあったし、ライダー裁判は一部のメンバーを除いて、事件ごとにライダーが違っている(事件の関係者や、検事、弁護士など)というルールが存在して、シンジが龍騎である必然性が見当たらないという批判も存在するわけだが、 よくよく振り返って見ると、オリジナルの龍騎でもそういう部分があったよなあ、と思える要素だった。 というのも、13ライダーのメンバー自体、TV本編にでてきたのは、龍騎、ナイト、シザース、ゾルダ、ライア、ガイ、王蛇、オーディーン、タイガ、インペラーであり、劇場版では、ファム、リュウガ、SPではベルデという風に、それぞれのバージョンに別れて、登場しており、劇場版やSPは、ループを繰り返した中の物語の中のひとつという解釈が存在しているのは周知の通り。13人のライダーが、それぞれのバージョンで、まったく同じだとも解釈されていたが、そういった事を明言していたセリフはなく、そういう風に解釈しているだけであり、SPでは、龍騎であった榊原から、真司にVバックルが継承されることで、真司は龍騎になって、ライダーバトルに首を突っ込むという展開になっていた(余談だが、ライダーバトルをめぐる物語の中で、一番、まとまりが良かったのが、13ライダーズのコミックス版の戦いを止めるという結末であった)。 つまり、ライダーのメンバーは、そのバトルごとに違う可能性もあるわけで、ライダー裁判は、その解釈を、事件の関係者、検事、弁護士という形で、前面に出しただけに過ぎないし、裁判員制度を元にしたこのストーリー、裁判員制度自体、市民を裁判に関わらせることで、彼らの被告に対する感情がそのまま刑に反映される危険性だって、存在する魔女裁判、もしくはショーみたいになる危険性もあるし、龍騎ではライダー対ライダーの物語を、製作者が、一年間、お祭騒ぎをしただけという批判が龍騎放映当時から存在していたわけで、それらを含ませたひにくとも取れる内容だったという解釈も出来る。 ショーであるなら、タイムベントのような、一発逆転アイテムを持たせたライダーをバトルに参加させて、そのカードの争奪も、バトルの行く末を決める一要因として、存在させること自体、十分にありえる話だと思う。 ブレイドの世界では、脚本が米村氏になってしまったのだが、これだって、白倉氏が関わっていなくて、会川氏が後半脚本を手がけていた作品を、自分の息の掛かった人間に書かせているという、一連の井上VS会川の応酬の一環ととららえることが出来るわけですし。まあ、実際にそういう応酬を連想させるという下地はそろっているので、それを視聴者に連想させて、興味を煽るというやり方なだけかもしれないが。 ファイズの世界では、人間模様のどろどろを取り除いて、話がすっきり収まったという意見すらあるし、アギトノ世界では、ユウスケがクウガを元にしたG-3Xを装着して、ディケイド、アギトとともに戦うという展開になっていて、クウガの続編という展開がなかったことになってしまい、間接的に、クウガとアギトの共演が実現したという、当時、実現しなかったシチュエーションを実現したとも言える内容だった。 このアギトの世界が会川氏がディケイドの脚本を書いた最後になり、電王(小林)、カブト(古怒田)、響鬼(米村)、ネガ(井上)、ディエンド(井上)、シンケンジャー(米村)、BLACK・RX(米村)、アマゾン、ライダー大戦(米村)という風になるわけだが(いずれも敬称略)。 しかし、アギトまでの脚本の内容からすると、電王の世界でも、電王の内容に関する批判、皮肉が強く含まれていた可能性が高いであろうことは、容易に想像がついてしまう。 最弱の主人公を売りにしていた電王は気の弱くて、パッと見不運な主人公が、特異点という存在で、複数のイマジンに憑依されてしまい、その力で電王に変身するというコンセプトであった。 しかし、最弱のままでなにも、たいした成長は遂げていないし、そのままでは、憑依しているイマジンたちに、体を乗っ取られかねない危険性すら高いところを、主人公の実の姪かもしれない少女、ハナがうでづくで、イマジン人たちの首根っこを抑えていたことで、かろうじて、バランスをとってた。序盤はそれでも良かったけど、話が進んでも、相変わらずの主人公を、なぜか、憑依するイマジンたちに強いだの、優しいだのといった風に持ち上げられるのに、主人公は何も変らないし、イマジンたちも、怪人と大差のないメンタリティですき放題していて、最新の劇場版電王では、鬼が島の鬼と戦っていた人々を見捨てて、トンズラしようとしていたり、劇場版と連動しているディケイド・電王の世界では、手当たり次第に付近の人間に憑依して、暴れ回っていたという怪人と大差のないことをしていて、しかも、そのくせ、モモタロスは優しい(根拠、自分が憑依している体を、ちょっと気遣っただけ)ということが強調される始末。 これを皮肉ったとしたら、ディケイド放映中のゴールデンウィークに公開されていた超電王のイメージをダウンさせかねない危険性が高い話を書きかねないという想像はつきやすい。それはそれで見てみたかった話ではあるが。 しかも、ディケイドでは、龍騎の世界までは、クウガ・小野寺ユウスケが、ディケイドとその世界のライダーとの間にたって、間を取り持つような展開にしていたのに対して、ファイズの世界は、士が写真をしているという要因で、タクミたちの事情に共感しやすい要素が存在していたり、アギトノ世界では亡くなった八代が、小沢女史の役回りをしていた八代にユウスケが協力していたわけで、士は郵便局員の役割を当てられて、しかも、詳しい事情が書かれている八代の手紙がポケットに入っていたという強力なヒントを手に持たされているという難易度の低さ。 士の人格じゃあ、それくらいのヒントを与えないと、その世界をクリアできないということの裏返しでもあり、会川版ディケイドの最後のエピソードにして、この扱いをされているということは、仮に最後まで、脚本を書いていたとしても、士を成長させるつもりはなかったとも解釈でき、平成ライダーを皮肉めいて書いたとも解釈できる。 見ている人間でさえ、そう解釈できてしまうのであるから、その皮肉られる対象を作った張本人達が、かけらも、そういう可能性を想像しなかったとは思えないわけですし、キリの良いところで、退場してもらい話題づくりになってもらう方が都合が良かったのではないか、とさえ思えてしまう。 前述したように、最後の最後まで、リ・イマジネーション世界を回っていて、最後の二話で、ライダー大戦が現実の形になってしまったという引きになったわけだが、うがった見方をすれば、そういうつくりの方が、作り手にとって、作り手にとって、やりやすいわけですし。 というのも、9つの平成ライダーの世界を回った後は、どう考えても、ディケイド自身の物語になっていかざるをえず、9つの世界をめぐった中で感じたことをもとに、ディケイド自身が、これからどうするのか、という自身の道を作っていく物語になってたはずである。 しかし、会川氏だと、井上&白倉コンビに代表される平成ライダーに都合の悪そうな結論を導き出していた可能性が高いし、かといって、井上氏や米村氏だと、批判を呼ぶか、あるいは盛り上がらない展開になる可能性が高い。 劇場版のオールライダーVS大ショッカーで、予防線、最終回を迎えても、彼らの旅は続きます的な内容にしておいて、劇場版展開を続けれるような終わり方にした内容からも推測しやすかったわけですし、撮影スケジュールから考えると、その脚本が作られたのは数ヶ月前。 逆算すると、まともに話をまとめて、終わらせるつもりが最初からなかったという可能性が高くなる。 おまけに、大ショッカーの幹部構成は、90年代にコミックボンボン、コロコロコミックで連載されていた仮面ライダーSDに出てきた敵組織グランショッカーとまんま同じ、精々、暗闇大使とジェネラルシャドウが出てこないくらいの違いであり、大ショッカーとは何であったか、とか、世界の崩壊の真相など、本気で語るつもりはなく、龍騎のときと同じで、全てのライダーが集結するというお祭騒ぎの方が売り出しやすかったのでは、とうがった推測が出てきてしまうのは否めない。 電王の劇場版シリーズを考えれば、受ける限り、続けるために、決着をつけないとうがった見方をされても無理もないであろう。 やりかたのひとつとしては、ありだとしても。 では、そのあたりの可能性を考慮したところで、あの終わり方に問題はなかったか、といわれれば、劇場版へ続くという放り投げ方は、「じゃあ、劇場版にいけない人間は、どうなる?」というものであるし、脚本自体も、ファンガイアとともに戦っていたワタルを責めるような士の発言など、会川氏が書いていたキバの世界を全然、読んでいない、ないがしろにするような書き方もあり(響鬼でも、井上氏の脚本で似たようなことがあったが、あれは注目を集めるためにわざと矢ってたような節もあるのだが、米村氏は本気で、脚本を見ていないのでは思えるような話の作り方をしているので、その可能性は低そうですし)、そもそも、オリジナルのライダーがリ・イマジネーションのライダーを消してしまうという展開自体も、作り手が、平成ライダーを作ってきたのは自分たちだ、という主張を匂わせているものの、配慮の欠けた展開であったと思うのだ。しかも電王はオリジナルが士達に関わっていたのに、いきなり、士達に襲い掛かるという有様。 というのも、それまで、平成ライダーをずっと見てきた人たちはともかくとして、ディケイドから入った人たちにすれば、9つの平成ライダーは、ユウスケであり、ワタルであり、シンジであり、カズマであり、タクミであり、ショウイチであり、ソウジであり、アスムであるわけだが、いきなり、オリジナルと称するライダーたちが偽者は消えろと出張ってきて、8ヶ月間、慣れ親しんできたライダーたちが存在を抹消されて、否定されてしまうわけで、そんな展開に万人が納得できるわけないのは当然でしょう。 どういう事情があろうと、それは結局、作り手側の都合でしかなく、見る側にとって、そういう事情を露骨に前面に出されたところで、迷惑でしかない。 やはり、批判されて、しかるべきな最終回であったことは否めない。 続きは劇場で、という作品も、ガンダム00といい、マクロスといい、最近は増えてきたわけですが、TV版はTV版でとりあえず、区切りをつけているとはいえ、大抵がすっきりしない結末を迎えているわけですし、これで、劇場版を楽しみにしていろといわれて、はい、そうですか、といわれて、素直に頷けない展開が多いのも事実。 しかも、ディケイドだけではなく、今、放送中の仮面ライダーWまでもが、このとばっちりを受けてしまい、W誕生の第〇話、ビギニングナイトが同じく劇場で公開されるためか、TV版では、そのあたりのエピソードが語られないばかりか、それにまつわる描写すら避けているという状態。 直接書かないという選択肢もあるのだろうけど、それでも、細部の描写にそれをにおわせるということを少しでもすれば、多少は納得がいくのに、それもやらないで、父親の不在をどこの馬の骨ともわからない人間が、「しばらく帰ってこない」とかお茶をにごしたような説明をしただけで、それ以上は追及しないとか、父親に関して、かけらも気にしないで、スリッパでのツッコミとか、小手先のキャラ描写で、キャラ付けをしているということばっかりしているわけで、おいしいところを劇場版にもっていったつもりで、それに関わる描写も根こそぎ、描くを避けている。ましてや三条氏はダイやビィトで、尊敬する人を失いながらも、その遺志を受け継いで、傷だらけになりつつも、立ち上がり、戦う道を選ぶというパタ-ンが多いわけで、おまけにポップやキッスのようにみっともない姿をさらしているキャラが成長するというところもウリであるのに、そのみっともないところをカットしている。先日のnadaさんへのコメントにも返答した際に言及したが、翔太郎は、おやっさんの死を受け入れられないでいるところへ、おやっさんに言われたから、迷惑なフィリップの面倒を見てやっているという、問題のありそうな奴の世話をしている斗言うことで、己を良く見せようとしているええかっこしいでしかない上に、フィリップの検索や、Wがらみの各種アイテムを使うことで、大抵のピンチは切り抜けられるという状況で、そういう精神的な問題を避け続けられているという一面がある。しかも5・6話では、おやっさんの死を避けていることとも無縁ではない、母親が父親の死を隠しているというケースに遭遇しても、それに対するリアクションはゼロ。その上で、自分の行動を子供の夢を壊さないという大義名分で糊塗しているのだが、それに関しても、誰も何も言わないし、フィリップのいくつかのセリフも、そうと取れる部分はあるのかもしれないが、それを考慮しても、パンチが弱くて、なんちゃって、ハードボイルドにしても、納得のいかない展開や描写が目立っている。精神的な翔太郎が問題をかかえていることがいけないのではなく、それに触れる事を避けているのが、問題であり、ハードボイルドの格好よさばかりを強調しているが、ハードボイルドなんてものは、そういう弱さとも表裏一体なのに、それを書かずに、それっぽいきざな言い回しでごまかしているわけで、今はともかく、話が進むにつれて、そのボロが大きくなるのは避けられないと思うし、今でも、視聴率は下がっているらしい。 ひょっとすると、ハードボイルドという題材をマイナス要素を隠すための要素として、取り上げたのではないか、とさえ、思えてしまうし。 大体、謝罪されたところで(謝罪しないよりかはマシだが)、ディケイドの結末は劇場版で、という状況には、なんら、変りはなく、その反省がWに生かされるのか? といわれれば、それも微妙なところですし。 Wドライバーを装着し、スリッパをセットする真似をして、「さあ、お前の罪を数えろ」と翔太郎に請求書を突きつけて、ハードボイルド小説が経費で落ちるわけないでしょと怒り、スリッパで叩くアキコ。
それに対し、これは、人生の教科書とか言い放って、アキコに、「カッコだけなんだから、おとうさん、一体、何を何を教えていたんだろ」とあきれ、再教育の必要アリというのだが、 それはアキコもだと思うが・・・・。 すくなくとも、何かというと、便所スリッパで人を殴るわ、所長の娘だからと、所長の座に居座って、事態をさらにややこしくしながら、都合が悪くなったら、翔太郎とフィリップ頼み。 そのくせ、感謝も詫びもいれない。 んな人間に、ハードボイルド小説を経費で落とそうとする人間を再教育の必要アリという資格はないと思う。 というか、これまで、散々、好き勝手やっておいて、今更、まともぶられても、説得力がないと思うわけで、一見すると、アキコの方が正しいように見えるのだが、実際は同レベルでしかない。 まあ、その後で、父親の消息を尋ねるアキコなのだが、これだって、 もっと早くに聞けよという突っ込みを言いたくなるし。 予想もしない行動で、翔太郎やフィリップを引っ掻き回すトラブルメーカーというキャラを期待しての流れだと思うのだが、父親の事務所にどこの馬の骨ともわからない人間が、居座っていて、しかも、ハードボイルド小説を経費で落とそうとするわ、そのくせ、受ける依頼をえり好みしようとするわ、妙な怪人に変身するわと妙な要素だらけ。 それに、アキコが転がり込む理由がかかれないのは、伏せないといけない理由があったにしても、父親の事務所のそういう現状を見てられないとか、父親が帰ってこないなら、なおのこと、事務所は、私が守るというような理由って、十分に居座る理由になるわけで、トラブルメーカーだから、権利書片手に居座って、所長の座に座って、細かい描写をしなくても通用するだろう、というのは、製作者側の勝手な思い込みだと思うのだが。 このあたりは天道総司やら、門矢士みたいなキャラをまかり通らせてきた平成ライダースタッフの悪い意味での慣れの結果でしょうね。破天荒なキャラだったら、なにをやってもいいというのは、そういう勢いが、型破りというか、あくまで、桁外れというか、誰も止められないから、許される(まあ、平成ライダースタッフからすれば、井上&白倉コンビはそう見えるのかもしれないが)のであって、そういうキャラにしたって、意外と筋が通っているケースも、決して、少なくはなかったりするのですが。 すくなくとも、父親の事務所を守ろうとする行動から来る空回りで、3・4話のような行動とかをとっても、決して、ありえない話ではないですしね。 こういう部分にこれまでの平成ライダーと大差がない部分を感じてしまいますからね(平成ライダーは、感情移入できない、あるいは不快なヒロインというのが珍しくはない)。 ついでにいうと、翔太郎が父親の死をアキコに伝えないのは、何度も描いているように、おやっさんの死を受け入れられないでいて、おやっさんから託された帽子を被らない(その遺志を受け継いでいるなら、帽子をかぶって、愛用するものでしょうし)でいることもそうですが、格好だけとかアキコに言われているわけですが、そのハードボイルドの魂を受け入れられない、自分は、まだ、おやっさんの魂を受け入れるだけの資格がないと思い込むというのは、ありそうな話ではあるのですが、よくよく考えてみると、この理屈って、見方を変えれば、それだけの資格を自分が有していないと、一歩引いてしまうものですが、自分が判断しなければ、いつまでも、ふさわしくないままですし、それにふさわしくなるように己を磨くというような事をしないこと、自分一人でハードボイルドにふさわしい人間になる事に対する自信がないということへの現れとも取れるわけで。 まあ、今度の劇場版で、脚本次第では、おやっさんのイメージがぶち壊しになる危険性の方が高いので、あまり、いいイメージを額面どおりに受け取るのも危険ですが。 作り手としては、フィリップのハーフボイルドとか、彼の言動で、指摘させているつもりかもしれませんが、ハーフボイルドという言葉では、いささか、解りにくいのではないかと思いますし。後から考えれば、その意味合いもわからなくもないですが、ハーフボイルドという言葉だけで、翔太郎の弱さを指摘したというのは、強引過ぎる気はします。 そこへやってくる依頼人。久しぶりの依頼というアキコ。おやっさんの評判を聞いて、やってくるお客も限られているらしいのだが、これまで、そういう事を、作中で描いてこなかったわけですし、コンスタントに客が来ていると思わせるような印象があったわけですから、翔太郎が依頼を選り好みするような描写があったものの、それだって、わかりにくいというか、言われてみれば、そういう風にも見えるかな、というレベルだと思うので、こういう風に作中で言及する描写をいれていれば、アキコが事務所の経営とか、事件の捜査に口出しする説得力にもなれたはずですしね。 アキコのキャラ付けをスタッフからアイディアを募っていたという話ですが、作中のこういった突っ込みどころを聞いたり、そういう突っ込みどころの観点を、即座に取り入れるほうが先だと思う。 1・2話も、多少なりとも、突っ込みどころはあるけど、許容範囲内だと思うから、せめて、3・4話あたりから、入れておくべき描写だったと思うけど。 アキコや翔太郎の言動に対して、「どっちも大差ない」と指摘できるような価値観が不在しているというのも、問題なのですよね。 しかも、翔太郎の言動って、まんま、ヒーローもののビデオをチェックする特撮ファンの姿そのものだけど、そういうデータをチェックはするけど、それ以下でもなく、それ以上でもない、ヒーローオタクと、ヒーローとは何か、を追求するタイプのファンに別れるわけですが、気がつけば、前者になってしまう危険性って、結構大きいのですよね。 ゴキスターもそうだったけど、これって、ヒーローとは何かを追求する描写とも取れるけど、一歩間違えれば、特撮ファンを敵にまわしかねないいやみになってしまうのですが、これまでのWの話を見ていると、そういう慎重なサジ加減を見誤らないでいけるのか? と不安になってしまいますが。 全員ご家族の方ですよねというアキコ。男性二人に女性三人の依頼者たちは、口をそろえて、違いますと答える。じゃあなんで、一緒に来たんですかという翔太郎の問いに、全員同じ職種だからです、と緑のスーツを着た若い女性の依頼者が答え、警察じゃあ全然、相手にしてくれないとやや年をめした婦人がいい、翔太郎がその職業を聞くと、口をそろえて、パティシエです、答える。 暗闇の中、さまよう白衣姿の男。それを追いかける蛍光色のアメーバ状の物体。 町中の名パティシエの連続失踪事件を不可解といい、捜査の描写が挟まれるわけだが、ダンディな俺には堪える、甘ったるいクリームの匂いは、ハードボイルドには似合わねえという翔太郎は、依頼人の店でぼやく。 いや、どんな事件や依頼者でも、ハードボイルドに対応するのがハードボイルド探偵だと思うのだが。まあ、名探偵の中には、興味が乗らないというか、自分でなくては解決できないという探偵もいるけど、翔太郎の場合は、自分の手におえなそうな事件は、たらいまわしにしている可能性も否定できないな。 もちろん、そう考える面倒くさがりの探偵もいることはいるが、やはり、事件に巻き込まれたり、依頼を受けざるを得なくなって、捜査を進めているうちに、見過ごしてはいけないという義侠心みたいなものがむくむくともたげてくる、肝心なときには、しっかり決めるタイプも少なくはないわけですし。 翔太郎が、Wドライバー無しで、そういうタイプに見えるかというと、そう見えないわけですからねえ。 ついでにいうと、ハードボイルド志向の人間が、コーヒーをブラックで飲めないとか寿司はわさび抜き出なければ、食べられないというタイプもいるわけですから、好む食べ物と言動は違うものなんですけどね。 久々の依頼なんだから、真剣にやりなさいと、請求書を突きつけるアキコ。 しかし、依頼が来ない一因って、どう考えても、アキコとも無関係ではなさそうなのだが(汗) 翔太郎は、何だかんだいっても、おやっさんの事務所で、一応、働いていたわけですから、多少なりとも信用はあると思うのですが、いきなり現れて、所長を自称して居座っているわ、権利書を突きつけるわ、大の大人をポンポン殴るわ、という言動を繰り返している人間が責任者やってるようなところに仕事を頼みたくはないという人も少なくはないのじゃないか、と思えてしまいますしねえ。 「わかったよ、やるよ、やる。だから、お前は事務所に戻っていろ」という翔太郎。「何で、君はいつも、私を追っ払おうとするわけ?」と不満たらたらのアキコ。 危険なことに巻き込みたくはないという心情は確かだけど、追っ払いたくなる理由も、十分ですけどね。 おやっさんへの責任が、という翔太郎に、「なに、その保護者目線は? 半熟の癖に」という鼻で笑うアキコ。 翔太郎が半熟なのは確かだけど、アキコも人のことは言えないと思うのですが。 スーツ姿の女性が失踪した父親浅川勇三の資料を持ってくる(風都№1パティシエという事が描かれている)。 警察は何やってるんだか、という翔太郎は、話を聞いてくると、店を出る。 スーツ姿の女性は、おやしきが原因とつぶやく。 風都ラーメンの屋台で、翔太郎に警察なめんなよという真倉。それは見つかった時に言うせりふだろという翔太郎。真倉をマッキー呼ばわりしているわけだが、これまでの呼び方に比べたら、ハルカにマシじゃん。 まあ、いくら仇名とはいえ、探偵や、自称所長にザコとかいう仇名をポンポン連発しすぎたこれまでがひどすぎただけなんだけど。 町中探しても、手がかりはなしなのだが、刃野の話によると、ひとつだけ捜査していない場所があるとのこと。 園咲家の屋敷で門前払いを食らってしまうのだが、園咲の父親を口をそろえて、怖いという刃野と真倉。 って、それでいいのか、警察。まあ、刃野あたりは、翔太郎をたきつけるための芝居の可能性もあるけど(警察に手が出せないところに、探偵を挑発して、事件を解決させるつもりか?)。 検索するフィリップ。どうやら、被害者の共通点を探っていたようで、共通点は、園咲家に呼ばれたことらしい。 いや、それ、十分、怪しいというより、検索以前に、というか、暗がりのシーンと依頼者の店で、被害者の資料を見る前に検索しても、いいんじゃね? と思うのだが(汗) 園咲家では甘いものが好きな当主の為に週代わりでパティシエを呼んで、スイーツタイムを取るのが習慣らしく、そこに何かありそうだという翔太郎。 園咲の名前に反応するフィリップ。家族の言葉に反応したように、なにかしら、ひっかかるものがあるのか? 帰ってこないアキコに、甘いものにへらへら、引き寄せられてるんじゃねえだろうなという翔太郎。 そんなに心配なら、会いに行けば? というフィリップの言葉に呆気に取られる翔太郎。 園咲家 新しいメイドが入れた紅茶を気に入る父親。塀の上から、ミックを追いかけ、ミックを捕捉するやいなや、飛び降りて、どう見てもまずそうなネコまんまを強引に食わせようとするアキコ そこに通りがかった若菜に、「あなた誰?」と問いただされるが、若菜を見て、ミーハー丸出しで話し掛けるアキコ。それに舌打ちしながら、質問しているのは私よ、と怒る若菜。 スカートを翻して、一回転して、「新人メイドの鳴海アキコでーす。よろしくおねがいします。ラブラブ」と寒い自己紹介をするアキコ(汗) 潜入調査と素っ頓狂な声を上げる翔太郎。フィリップは、今週は、スーツ姿の女性が招かれる番〈彼女も父親の弟子のパティシエ〉ということで、彼女に紹介してもらったとのことだが、素性調査はされないのだろうか、こういう場合? というか、プロローグの時点で、鳴海探偵事務所にはマークが入ってしかるべきだと思うのだが〈劇場版で、おやっさんが敵ライダーとして、でてくるなら、尚のこと〉、一年経っても、それに関して、敵側から乗りアクションはなし。 まあ、妥当な線では、フィリップの情報処理能力〈知識と園検索能力はあるけど、それを処理する力に乏しいから、世間に放り出して、それを引き上げさせる〉の向上と、wドライバーの実践テスト、もしくは、鳴海探偵事務所にWドライバーが渡ったのをこれ幸いと、ガイアメモリを市場に流して、それをWに破壊させることで、ガイアメモリで飽和状態になって、商売上がったりになるのを防ぐためでしょうからね。 そう考えると、メモリ生産の工場ひとつ守るのと、商売そのものを円滑にするのとでは、どちらが優先されるかといわれれば、やはり、後者だろうから、5・6話で、下請けに対して、変わりはいくらでもいるのよという態度はありといえばありか。 リストラされた人間が、犯罪犯したり、下請けを切ったりするような描写が生々しすぎるというのもどうかと思うが〈これも不評の理由か?〉。 そうなると、霧彦が失敗しようと成功しようと、出張った時点で、アウトのような気もするが、よくよく考えると、そういう事情を知らせないでというのは、冴子のことだから、事情を説明しないで、察しろという一方的な部分もあると思うが、入り婿に調子に乗るなという意味で、釘をさす意味合いも含まれていたと解釈は出来そうですね。 感心している場合か、と事務所を飛び出す翔太郎。 一方、若菜と口を利いたことで怒られるアキコ。 恐ろしく、破壊力のアル新人が来た、ネコまんまを食べたミックが一発で元気がなくなった・・・、 それ、一発でクビになるレベルの行動じゃねえ? 園咲家には、家人と、仕事以外で、あってはいけない、口を利いてはいけない、皆様の事を聞いてはいけない、見ざる、言わざる、聞かざるの使用人の掟があるそうだが、それ抜きにしたって、 ペットを可愛がってる家で、それをやったら、その時点でアウトだし、そうでなくて、雇われた先で、そんな料理を出したら、問題ありとみなされるレベルの行動ですからね。 それを補って、余りある技能や長所があるなら、話は別ですが。 掟からすると、クビになっても無理ないレベルですが、まあ、あえて、泳がすために、クビにしないという根回しとかもありえそうですねえ。 しかし、メイドというのは噂好きなのですが、こういう掟でも、見えないところでヒソヒソやっていそうな気もしますが。 こういう掟があるということは、表向きの顔と、結婚式で働いていたようなミュージアムのメンバーとは、別々だということになりそうですね。 しかもアキコは、掟の事を聞いて、性格上、できそうにないというのだが、何のために潜入しているんだよ!! まあ、潜入云々は置いておいて、仕事でも、相手先の事情に合わせるのは、鉄板だと思いますから、じゃあやめれば、という先輩メイドの意見はもっともですよね。 しかし、聞く耳もたないアキコは、日光のお猿さんはムリと、メイドたちの似顔絵つきメモを片手に調査を開始する。 園咲家にやってきた翔太郎。門の前でどうしたものか、と頭を抱えていると、屋敷から、負の力を強く感じてしまうわけだが、園咲家という敵自体の事をさしているのか、それとも、今回のドーパントの事をさしているのか。
まあ、今回のドーパントの気配だと、ムリヤリに翔太郎が納得して、園咲家に対して、疑問をもつようなことはない可能性は高そうですけどね。 厨房でスイーツをつくるスーツ姿の女性〈もちろん、料理するときの姿ですよ〉。それを見て、スキンヘッドの料理人〈パティシエ?〉が、まあまあだな、おやっさん程じゃあないがと評してから、自分の持ち場に戻る。 その姿に礼をする彼女の前に、スキンヘッドの彼を怪しいというアキコが現れるのだが、「感じ悪い」と個人の感情丸出しでチェックを入れる。 まあ、場合によっては、こういう主観が真実へたどり着く大きなきっかけにもなるので、侮れなかったりするのですが。 ちなみに、スキンヘッドの彼は、料理長で、進藤というらしい。 ああいう態度は無理からぬ事で、スーツ姿の女性は、園咲家に呼ばれるのはパティシエにとっては、大きな名誉だと説明する。 アキコは、美人ナお嬢様に、小うるさいメイド長、噂好きなメイドたちに、無愛想な料理長。絵に描いたような人たちがそろっているから怪しいというのだが、それって、そういう連中は怪しくないといっているようなものでは、この一件に限っては? 「何か手がかりは見つかりましたか? 私、父がいないと。父は、この業界の宝なんです」というスーツ姿の女性に、お父さんのこと、尊敬しているのねというアキコ。 父親のことで感情移入するというか、首を突っ込むだけの理由が出来たということなのだが、このあたりのセリフって、むしろ、店で資料を見せてもらったときに言ったほうが良かったのでは? 張り切って、首を突っ込む動機にするのにうってつけじゃないか、と思うのだけどなあ。 父親譲りの名探偵と自称するアキコ。 しかし、アキコは、作中の表現を見た限りでは、あくまで、いきなり、鳴海探偵事務所に転がってきた、おやっさんの娘を自称する人間に過ぎないわけで、親子関係を示す証拠は、何一つ、提示されておりません。権利書だって、偽造か、盗品という事だってあるわけですし。 しかも、一話で、おやっさんの行方を聞いたきり、それに関しては言及しないで、所長を自称して、権利書ちらつかせて、留守を守っている所員に言う事を聞かせて、勢いだけで行動しているわけですからね。 そもそも、本当に親子だとしても、これまでの話を見ている限りは、親のことなど気にしないで、探偵ごっこに夢中になっているようにも見えてしまいますし。 大体、離れて暮らしている父親のところに転がり込むからといって、仲がいいとは限らないし、やむなく、転がり込まざるを得なかったというような事だってあるわけで。いきなり転がり込んできました、最初に父親の行方を聞いたきり、それ以降は、作中では、そのことに触れておりません。その間、探偵ごっこに夢中でした。 権利書があるので、周囲の人間は迂闊に意見できません。2ヶ月してから、ようやく、父親の消息を、またも尋ねてきました。・・・・・・・・・・これで、おやっさんの事を自慢のお父さんだと言われて、納得しろというのは、さすがに厳しいような(汗) 胡散臭いのは、翔太郎もアキコもお互い様ですけどね。 そこへ、調査のために飛ばしていたスタッグフォンが何かつかんだらしく、窓を叩く。「ちょっとごめんね」と席をはずすアキコ。仕事に戻る女性だが、壁に潜んだ何者かが、彼女の様子をうかがっており・・・。 スタッグフォンは、翔太郎のもので、アキコを呼び出すためだったようですが、 堂々と門の前に呼び出して、どうする〈汗〉 アキコに対して、「スタンドプレイもいいかげんにしろ」という翔太郎。この屋敷の危険さを強調する翔太郎に、もぐりこめないから、名探偵の出番だというアキコ。 まあ、実際、その通りなのですし、これまでの言動がそれを裏付けているので、このあたりはやり方の一つとしてはありとは思いますし、前回の弾吾の反応とかでも一応は書かれていましたからね。 ですが、それに対し、名探偵の娘だろと見も蓋もない事をいうが、ちゃんと探偵のいろはを教わって、ハーフボイルドなんだ〈だからといって、権利書片手に所長を名乗って、その威光だけで好き勝手やっていいという理由にはならんと思うが〉といい、父親の事を話さないといい、勝ち誇るアキコ〈せめて、一話以降、何度か、おやっさんの消息に関するやり取りをして、こういうセリフをいえば、まだしも、それが全然ないのに、こういうセリフだけをいきなり出されても、書いていないからじゃん、と揚げ足取られるのがオチだとおもうのですが〉のやり取りなどを見ていると、全部、擁護できる要素ばかりとは思えないのですが。 あんにゃろーと悔しがる翔太郎。 一応、アキコのことは心配しているというか、おやっさんのような目にはあわせたくはないけど、それを口にしていないというジレンマですが、彼女の事を心配している、伝えにくいということはあるのでしょうけど、 下手に伝えたら、事務所閉鎖されちゃうからとか、勘ぐりたくもなりますが〈汗〉 事務所の椅子に腰掛けた翔太郎に、声をかけるフィリップ。そろそろ、真実を話した方がいいのでは? というフィリップ。 このあたり、映画の宣伝っぽいニュアンスがぷんぷんしているのですが。ディケイドの最終回に関しても、それっぽい匂いが強いので、額面どおりに受け取る気にはなれませんし。 まあ、このあたりは、色々と書いている最中なので、また別の機会に記事を書きますが、ディケイドの最終回&Wのビギンズナイトが一つのエピソードで、しかも、劇場版公開というスタンスは、Wの作劇にも悪影響を及ぼしているので、けっして、無関係の話ではなかったりします。 しかし、このポイントに関しては、これまでの話で、おやっさんの死やそれにまつわる話を語るのを避けるという描写を、何度か入れておいたほうが、おやっさんの死を伝えられない、家族の心情を慮って、あるいは、その死を受け入れられなくて、ひとり立ちできない翔太郎の弱さもひきたつわけで〈ハーフボイルドというのは、単に半人前ということだけではなくて、そういう弱さもふくめてのことだと思うし〉、その上で、フィリップがそろそろ真実を、といえば、まだ説得力もあったのですが、申し訳程度に一回、それに触れただけでは、ちょっとねえ・・・・。 平成ライダーには、謎をだすけど、それを謎として、成立させる家庭を全然出さないで、いきなり、ポンと回答を出すという悪癖があるが、これは、それも関係しているだろうしなあ。 おやっさんの死と帽子の継承、そして、Wへの初変身のシーンが流れる。 翔太郎は、考え込む。フィリップがこのまま、ずっと隠して置けないだろというのに対して、自分が、おやっさんを殺してしまったなんてこと、言えるわけないだろとかいうのですが、 自責の念というより、自分のミスで殺してしまったと思い込むのはともかくとして、その責任をとることをさけているだけじゃないか。 おやっさんが背負っていたフィリップを、翔太郎が背負っていたから、そのあたりで、翔太郎が何か言い出して、それを聞いた、そして、翔太郎を庇うために、おやっさんは倒れたと解釈しているわけか? まあ、翔太郎は、自分のせいだ、と思っているわけですが、おやっさんからすれば、自分がどうなろうと助けるのは当然のことだから、そういう風に行動したまだし、おやっさんが背負っていたままだったら、翔太郎が銃弾に倒れていた可能性もあるから、そうなったら、おやっさんは守りきれなかったことを公開していた可能性が高いから、そういう意味では、心残りもあるけど、その事をウランではいないだろうし。 翔太郎からすれば、それでよかったと吹っ切れるわけないし、あっさりと吹っ切っていたら、それはそれで、問題ありだと思いますけどね。 そういう心情では、帽子を継承する気にはなれないというのは、解るのですが、それでいて、事情を明かさないのは、アキコを心配して、というより、自分が悪者になるのがいやなだけとしか見えないわけですからね。 フィリップが追求しないのは、基本、自分の追及するもの以外はどうでもいいと思っているからだと思いますし、 こいつに言っても駄目だと思っていた部分もあったのでしょうね そりゃ、そういう奴に兄貴風吹かれて、いい気分にはなれませんし、頼りにはならないでしょうからね。 やはり、何の説明もなしに、いきなり、ハーフボイルド呼ばわりだけでは、こういう翔太郎の弱さを表現するには、説明不足だったと思うし、その弱さ故に、5・6話では、子供の夢を守るという大義名分のもと、母親のついた嘘に加担する形になったわけですが、自分のためでしかないじゃないかと思いますけどね、結局。 このエピソードで、翔太郎が、嘘をつく方に回ったことで、まだ当分、言っても無駄というkとおを感じたから、何も言わなかったのかもしれませんし、フィリップが何も言わないことに関しては、自分の興味あること優先のキャラですから、何も言わない分には、不自然さはないのですが。 しかし、そういう問題のある部分を指摘するのは、身内、直接の知り合いに限られているというあたりも、話をまずくして言ってる原因になっていると思いますが。 壁に飾られていた帽子が、映し出され、翔太郎に対して、見守っているというような演出になっているわけですが〈翔太郎からすれば、責められているようなものでしょうけど〉。 話をおっていけば、明らかになるというやり方もありといえば、ありですが、それを意識する余り、第三者的な視点が欠如して、当事者がまずい部分を隠して、それをムリヤリハードボイルドで格好をつけているという歪な構造に見えてしまう内容ですからね。 やり方としては解るけど、その効果を狙うための、細かい工夫が疎かにされているというのが、残念な話というのが正直なところ。 スイーツを出されて、それを食べる園咲の父親を見て、すごいオーラだ、というアキコ。 いい出来だ、あたりだという父親。スーツ姿の女性を出してくるアキコ。 質が下がったものねという冴子に、申し訳ありませんといいながら、アキコに小言を言うメイド長。 スーツ姿の女性、麻衣に覚えておこうという父親。それを喜ぶアキコ。アキコを面白いという若菜に、父親は、君も覚えておこうと、アキコを指差す。 耳を引っ張られて、メイド長に説教されるアキコの目に、進藤の姿が入ってきて、怪しいと追いかけていく。翔太郎のスタッグフォンにフィリップから連絡が入り、次に狙われるのは麻衣で、記事には、5位までしか入っていなかったが6位が彼女だというフィリップ。 そういうことは、最初に気がつけ〈汗〉 まあ、このあたりは、知識はあるが、それを使いこなせていないという演出という意味では、ありですけどね。 追いかけようとして、霧彦に襟首を捕まれ、若菜のストーカー扱いされてしまう翔太郎。まあ、ファンなのは確かですが。 しかし、どこかでという翔太郎。情報屋から聞いた特徴そのままだから、直ぐに気がつけ。翔太郎の言い分を信じなくて、見え透いた言い訳といい、風都を愛しているとか、私がいかにして、成功し、この街の名士となりえたかとか言い出す霧彦。 よりにもよって、名護化かよ〈汗〉 一方料理長を追いかけるアキコだったが、怪しいかと思いきや、ゴルフの練習をしていただけ。しかもいい人というオチ。 厨房で喜びをかみしめる麻衣。そこへあらわれる冒頭のゲル状の存在が現れ、彼女を襲う。 悲鳴を聞いて、これ幸いと、得意げに話している霧彦をおいて、屋敷に乗り込み、変身する翔太郎。 厨房に駆けつけ、麻衣を助けると、逃げ出したゲル上の物体を追いかける。翔太郎を追いかけてきた霧彦は、それを見て、ナスカドーパントに変身する。 正体を現したメトロン星人みたいなみたいなドーパントをお菓子の化物というW。味覚の化身を自称するドーパント。 Wはキックで攻撃するが、小麦粉を牛乳や、卵でといた生地みたいな液体を吐き出し、それが両足や右腕にまとわりついて、身動きが取れなくなってしまったW。 勝ち誇るドーパント。 一方、料理長が候補から外れて、おかしいなと首をかしげるアキコの視界に、園咲の父親が視界に入るのだが、彼が入ったはずの部屋には誰もいなかった・・・。 メタルにフォームチェンジして、メタルシャフトをバットショットと合体させて、超音波でケーキ生地を破壊し、動けるようになり、反撃に移るW。 パティシエをもどしてもらうというwに、極上のスイーツを口にしないと生きていけないという勝手な言い分を口にして、高笑いを浮かべるドーパント。 何を勝手な事を、と怒るWだが、背後からのナスカドーパントの攻撃を受けてしまい、2対1で、袋叩きを受けてしまう。 それを隠れてみていた冴子が「w・・・」と呟く。 父親は、「ずいぶん、屋敷が騒がしい」とメモリとベルトを取り出し、テラードーパントに変身する。 まあ、劇場版の前振りということもあるのだろうけど、一応、何話か、描いた上で、この話を描こうとしているということは解るのですが、いかんせん、その前振りが疎かにされているために、セリフや話が全然、生かされていなかったし、問題点がわかったから、とりあえず、表面上はなおししましたというニュアンスが強い部分もあるので、劇場版の宣伝にしても、隠していた事実を明かすか明かさないか、悩むエピソードにしても、前ふりで触れておいた方がいい要素をきちんと書かないで、いきなり、これまで、ないがしろにしていた要素がでてきたがために、うまく機能していないというのが正直なところですし、予告の後の「本当のWはこれから始まるとかいうキャッチコピーも、本当の最終回と同じで、「じゃあ、これまではなんだったんだ」と突っ込みいれたくなるものでしたし。 しかも、朝日系列の金曜の深夜ドラマのメイド刑事のパロディかと突っ込みを入れたくなる話ですが、Wはどちらかというと、「名探偵の掟」の方を参考にした方がいいのではないか、と思いますが。それも、話全体として。 「あなたは?」
マダムに銃を突きつけながら、問いただす美咲。 「ウラジオストクの騒動について知りたい? MI6のエージェントの死体、CIAの関与。後は存在の噂される日本の非合法諜報機関、ああ、これについては、あなたの方が詳しいかも」 美咲の知りたい情報をちらつかせるマダム。 BK201の星が消えた理由を問いただすと、対契約者兵器という物騒な兵器が使われたと語るマダム。契約者を抹殺するための兵器で、2年前の東京エクスプロージョンで使われた、あの兵器が元になったシロモノのようで。 「なぜ?」という美咲に、三鷹文書という言葉を口にし、美咲の求めているものは、とある機関に保管されているこの文書に記されていると語り、立ち去ろうとするマダム。 美咲は、「なぜ、自分の求めるものが、あなたにわかる!?」と問いただすが、マダムは星に願いを、あの赤い星にBK201と会えますようにって、願うといいわという言葉を残し、立ち去っていく。 三鷹文書に、銀がいなくなったことに絡む事件の一部始終が書かれているとかいうことか? 橋の下の掘っ立て小屋で、特訓に勤しむ蘇芳。数の増えた折り紙。着弾のずれを指摘するジュライ。 相変わらず、酒瓶を煽る黒。この距離なら、命中といったところだな、と呟くマオ。 残りの弾丸は散発。 マオが、ライフルを使えるのは、残り三回かと訊ねると、召還した時に、チャンバーに一発、ポケットに五発戻っている。本体の傷やゆがみは戻らないから、ちゃんと整備しないとと説明するシオン。 こういう説明を聞くと、物質取り寄せの能力のように思われるのだが、蘇芳の場合、ライフルの取り扱い経験があるために、かりにイメージを具現化する能力であったとしても、持っている知識や常識によって、弾数制限や、整備しないと駄目というような、扱いにくさまで、付いて回ってしまい、その知識や記憶、常識などが詳細であればあるほど、能力に足かせをつけていたりするので、ある意味、ハガレンの錬金術に近いのかも。 この時点では、まだ、断言しきれない。 やる気だなというマオ。満々と語る蘇芳に金を放り投げて、飯代だ、と無愛想に言って、小屋を出る黒。 また、食わないで、溜め込むのか、というマオだが、もう変なもの食べない。逃げる前に強くなると、嫌いなものを乗り越えなくちゃと決意する蘇芳。 まあ、前回の話は、それなりに穏やかで、幸せだった記憶へのとりあえずの別れみたいなもので、前に進むことを決意する。 ノアの箱舟でちゃんとしたものを食べようとやってきたのだが、契約者って、「何食べる」とママさんに聞かれ、ノリオから聞いたのかと思いきや、見れば解ると、あっさり返されてしまう。 まあ、客商売ですしね、そういう眼力はありそうですからね。 みちるさん、奥さんも契約者だったようで。 昔は一応、男だったようで、結婚したものの、ノリオが三歳くらいのころに、契約者になって、フラットいなくなってしまったとのこと。 出されたレバニラ丼をおいしそうに食べる蘇芳たち。レバーは血を作るといい、ママさんから、生理用品を渡される蘇芳が店を出たところで、屋根の上でシャウトしているノリオに出くわすが、即効で無視(汗) あわてて追いかけて、話し掛けるノリオ。だが、つれない対応をされてもめげないノリオ。 「あいつに任務? 報酬の問題じゃあない。足手まといだといっている。ライフルの腕だけなら、俺よりも上だが、それだけだ。その程度の任務なら、俺だけで・・・・」 「あの女」から電話で任務を受けていたが、蘇芳に任務を与えたことに反論するが、電話を切られて、ごり押しされてしまう黒。 黒がホテルに戻ってくると、蘇芳がライフルを派手にぶっ放していたのだが、どうやら土鍋を借りてきたら、中からゴキブリが現れて、即座にライフルを取り出して、ぶっ放し、黒のなぜ、という問いに「虫、嫌いになったから」と答える。この過剰反応は、ターニャがゴキブリを操る能力を持っていることが関係しているのは明らかでしょうし。 「また殴るんだろ」といい、右がまだいたむから、左にして、という蘇芳に、調子が狂うといって、殴らない黒。 壁に穴があいた部屋で寝そべりながら、蘇芳の虫嫌いの原因について、マオと話し、ターニャのことに行き当たる黒。マオは、契約者を見慣れている身でも、衝撃映像だったと語る。 あなたが嫌いだ、といった蘇芳の言葉を思い出し、俺はゴキブリと一緒かと呟く黒。 風呂でジュライと寝ている蘇芳の様子をのぞき、何なんだ、こいつは、と首をかしげる黒。 物事に一貫性がないとか、物事に対する興味も薄れないとか、あなたがそれを言うか? 二年前の黄も、きっと、にたようなこと、思ってたでしょうけど(笑) 元々、知らないことが多すぎた、人間として知らないことが多すぎたとか、人間を知る途中の契約者とか、マオがフォロー入れているけど、そこは突っ込みいれるところでは? まあ、契約者のように感情が欠落しないのは、そういう部分をシオンが引き受けていると思いますが。 黒のような特殊な契約者がそうそういるわけはないと、考えるのも、無理からぬことでしょうが。 一応、話に区切りをつけて眠りに付く黒とマオ。 三鷹文書とイザナミについて、馬鹿な、と思いつつも調べる美咲。ふいに背後に現れ、課長がお呼びですよ、という沢崎から、画面を隠す。 ゴルゴから、札幌の施設から、アル重要物資の輸送をして欲しいといわれ、暗号名はイザナミと言われ、動揺しつつ、BK201をおうためにここにいる、それ以上の意味があるのかと問いただす美咲。 それがあるんだよねと茶化すようにいう鎮目。 札幌のエージェントから連絡があり、子供ととも二行動するBK201を発見したという葉月。それを聞いて、動揺を隠せない美咲。 まあ、あそこまで、派手に行動していればね(汗) 黒がいたトイレのドアを開け、「ノックぐらいしろ」という彼に「誰かいる」と知らせるジュライ。 壁の穴から様子を見ながら、ジュライに何人か、たずねる黒。三人で、そのうち一人は契約者とのこと。 黒が囮になっている隙にエントランスから逃げろ、いつもの場所で合流すると、紫苑たちに指示する黒。 様子を見ていた黒に、水を操る契約者が、トイレの水を使って、奇襲をかける。しかも、その人物は、ノリオの母親だった・・・。 って、いつもの黒なら、感電でたおせそうな格好のカモですね・・・。 水浸しになったホテルを見て、「何これ」と驚く紫苑。 ワイヤーを使って、壁伝いに降りてきて、ノリオの母親を取り押さえる黒。 ノリオの母親の仲間に人質を取って、牽制しつつ、蘇芳達の脱出を確認したのは言いが、その隙をつかれて、足元のマンホールから水を操り、黒をフッ飛ばし、拘束を離れる。 翌日、黒が潜伏していたホテルで、ノリオの母親から、報告を受ける美咲。 少女と聞いて、報告と違っていたので聞き返すが、女装の趣味がなければ、と済ました顔で返される。 戸籍上では、紫苑には双子の姉がいたはずだが、消息がつかめていないと呟く美咲。 FSBあたりに消されているかもナという葉月。 もし、BK201がつれているのが、本当に少女だとしたら、と推測を口にする美咲に、葉月が嫉妬か?と冷やかすように言い、時間だ、とせかす。 めかし込んで、蘇芳に会いに行こうとするノリオ。母親が乗っていた、沢崎が運転する三号機関のメンバーが乗っている車を追いかける。殺っとくか? という葉月に、放置しても問題はないというノリオの母親。 連絡をとろうとして、公衆電話を手にとろうとしたら、その下にお金が貼り付けられていたのを見て、無用心すぎるなという黒。 掘っ立て小屋にいた蘇芳に射撃の特訓をすると言い放つ黒。嘘はつかずに撃てと、ターゲットに鶴を指定する。 殺す理由が見当たらない、動く標的なら、生き物じゃなくても構わないよね、と反論する蘇芳ダガ、「お前の契約者としてのイレギュラーを打ち抜く」という黒。 いや、だから、人のこと言えないでしょ、あなた(汗) まあ、今の黒には通用しないツッコミだけど、棚を作りまくっているなあ・・・・・。 ライフルを取り出し狙いをつける蘇芳。躊躇したのち、引き金を引いて、 涙を流す蘇芳に、「なぜなく?」と問う黒。解らない、わからないを繰り返す蘇芳。 一方、父親に母親を見たと訴えるノリオであるが、聞く耳をもたないで、トイレにあった花を持っていった事を問い詰めていると、当の母親が、店に現れ、平然とオーブン貸して、と言い、唖然とする親子。 研究所で、人にまぎれてくるBK201の襲撃に備えて、海路を使うことを提案する美咲。 「まどろっこしい、一戦交えちゃえばいいのに」という鎮目に、「ちっちゃいのに翻弄されていたやからがよく言う」と冷ややかに言い放つ葉月。 イザナミの確認を求め沢崎とともに、イザナミの下へ案内される美咲。厳重だな、と怪訝に思う美咲。 星に願いをと、呟くマダム。みつけたと口々に言う双子。 「私たちの、そして、彼女の願いがかなうときが近い」というマダム。美咲の願いは、黒と会うことだとして、黒とイザナミを接触させることで起きる何かか、マダムが黒の依頼人だとしたら、蘇芳との接触で起こる事態の方がメインか? イザナミの保管場所に入り、厳重に保管されていたイザナミを間近で見る美咲。 一方、掘っ立て小屋で、食べれる草を引っこ抜いてきて、味噌汁を作る蘇芳。壁に穴をあけたり、目立つ事をした事を謝りながら、黒に味噌汁を差し出す。 謝罪のつもりなのじゃないか、とフォローを入れるマオの言葉に、味噌汁を受け取り、栄養さえあれば、いいとぞんざいなフォローを入れて、食べる黒。 「まさに、味はどうでもいいと思わないとやってられない味だな」と呟くマオ。 一気に平らげ、おかわりをもとめる黒。それを受け取り、お変わりをよそおう蘇芳。 任務がアルと話を切り出す黒。お金くれるなら、という蘇芳にお金を渡す。小遣いには甘やかし過ぎな額だなと冷やかすマオに、「前金だ」という黒。 「契約者として、任務を受けて、報酬として、お金を貰う。それは凄く解りやすい。だから、きっとやれる」という蘇芳の言葉に「最低の夜だな」と毒づく。 黒が訓練を施したのは、生き延びるための力を身につけさせるためだったのだろうけど、その力を自ら進んで、使う、自らの手を必要以上に汚そうとする蘇芳と、おそらくは、蘇芳を守ろうとしている黒の思いがいき違ってしまい、依頼主の思う壺になってしまっていることに怒る黒。 船につく前に、物資を破壊、それが敵わなかった時に、隙を見て、物資を破壊する手はずで行動する黒たち。 三号機関のトラックの進路上に、車で行く手を阻んで、中に仕込んでいた爆薬を爆破させ、あたりに仕込んでいた花火に火をつけ。それに気をとられている隙に、煙幕を炊いて、目的のトラックに乗り込むが、そのトラックが何者かの運転によって、不意に動き出す。 「鯨を見たんだ。写真は撮らなかった。撮る必要はないと思ったから。でも、何でだろ、とっておいても良かったなんて・・・?」 鯨を撮らなかったことを心のどこかで残念がりながら、持ち場について、もしもの事態に備える蘇芳。 母親やシオンと水族館に来た思い出を思い出す蘇芳の目に、海中から潜水艦が現れ、一瞬、それを鯨だと思ってしまう。 穏やかな日々を吹っ切って、契約者としての自分になろうとするものの、それに成りきれない姿を書いた話で次回あたり、ノリオの母親のことで、契約者になるというのはどういうことか、ということを描くのだと思うけど(子供ゆえに合理的に成りきれないというのは、ブラフにしても、強引過ぎる気はするが)、鶴を撃ったシーンを直接書かなくて、涙で表現しているように、契約者と人の中間みたいなポジションを描いているということだけど、やはり、設定に共通項が多い(CCとアンバーのそっくりブリでは、さすがに見られるのは無理からぬもの)コードギアスと被るので、黒の契約者の前日談的な話をストレートにはやれないから、美少女キャラをメインにして、間接的に描こうとしているのでしょうかね。 日本へ向う船の中、鯨を見かけた蘇芳は、写真を撮ろうとして、その手を止める。
契約者になった? 彼女は、合理的な行動をとるために必要のない行動を好んでとることはないためか? ただまあ、彼女の場合は、双子が契約者になったわけで、その兆候がシオンのほうに先に現れていたわけだから、場合によっては、黒みたいに、契約者の力を持ちながら、人としての感情を保っているケースになるかもしれないので、契約者のことを詳しく知らない彼女が、彼女の知っている契約者のイメージを己に重ねあてて、それに従って、動いているだけということもありそうだが(前回に言ってた彼女の能力は、イメージや願望の具現化の可能性もあるので)。 彼女は、その手にもっている流星核で、酒瓶を手にもったを見る。 船は、日本へと到着しようとしていた。 三号機間で、「一之瀬弥生 総務省統計局統計調査部第二査察課第三係長補佐」というコードネームの名刺を、ゴルゴな上司から渡される美咲。 それをよどみなく読み上げた美咲に、「かまないで読めるんだ」と茶化す鎮目。それに冷ややかな一瞥で返す美咲。律儀に挨拶する沢崎。ここでは名前など記号みたいなものだという葉月。 鎮目たちと行動してもらうと紹介するゴルゴ。「不満そうな顔、私たちが気に入らない?」という葉月に、「仕事ですから」と受け流す美咲。 じゃあ、これは気に入るか? と蘇芳が書いた黒の人相書きを取り出す鎮目。手にとり、李の名前を口にする美咲。二年前、新宿大久保近辺にしていた留学生、と確認を取るゴルゴ。それに頷く美咲。 東京エクスプロージョン以降、CIAに雇われていたということをかいつまんで説明し、今は、そのCIAもその行方を追っていると語るゴルゴ。 美咲は、BK201の星は消えた、彼は生きているのですか? という問いに、鎮目は、自分たちが戦ったのが亡霊じゃなければといい、詳細は不明で、「真相にたどり着くには、捜査を続けるしかない、そのために君はここへ来たのだから」と語るゴルゴ。 優先すべきは、bk201、シオンの捕獲を口にし、黒がつれている子供だと美咲に説明する。 それを聞いて、考え込む美咲に舌なめずりをする葉月(汗) 斎藤に電話する美咲。いきなり辞表を提出した彼女を問い詰める斎藤なのだが、葉月に人違いだと電話を切られてしまい、弥生の名前で手渡される。さらには、警察公安、軍の情報は昼寝していたって、こっちにまわされると語る葉月に、冷ややかに礼をいう葉月。 葉月は、美咲を抱きしめ、モーションをかけるのだが、いいかげんいして、と逃げ出されてしまい、ガックリと肩を落とす葉月。 トラックの荷台の中で、水に沈んだ、タワー周辺の光景を見て、天国戦争の傷痕で鶴が見られるようになるとは、とひとりご散るマオ。黒は、もう直ぐ街に入る、閉めておけと酒瓶を煽りながら、はき捨てる。 外の光景を見ていた蘇芳は、外の光景を名残惜しそうに見ているが、黒に、「何だその顔は?」といわれて、「別に」とふてくされた顔でシートを締める。 歓楽街で、店の近くで糞をしたネコを怒鳴るオカマのママ。 そこに止まる黒たちを乗せたトラック。黒たち、というか、黒を見て、目を輝かせて、声をかけるオカマ。李の表情になって、挨拶を返す黒。「あーら、おいしそう」と喜ぶオカマ。においますよといわれて、あわてて、分を隠すオカマ。 そのやり取りを、冷ややかに見ている蘇芳とジュライ。 イ・ヒョムスクと名乗る黒。 蘇芳とジュライを妹弟といい、そそくさと去っていく黒を見て、国際色豊かな兄弟というオカマ。 立ち去りながら、「笑え」と蘇芳とジュライの頬を引っ張る黒。笑顔はプログラムにないと返すジュライ。 黒は、どうして、こんなと問う蘇芳に「クライアントの意向だ、エージェントとして、お前に訓練をつける」という。 口答えをする蘇芳に、「口答えをするな、契約者として、生き長らえたければナ」と口元を抑えて、凄みを利かせる。 ライフルの発砲の訓練で、河沿いに浮かぶ瓶に観測霊を飛ばして、蘇芳に狙いの修正を継げるジュライ。 高架下にあばら家を建てて、訓練するための拠点にしているようで。室内には、代価として、折られた折り紙が置かれている。 狙いをつけている蘇芳の背中を踏みつけ、「工場の切れ間に発砲すれば、気付かれる。頭を使え」とどやす黒。 的を変えるといい、鶴に狙いを変えさせて、動く標的だ、という黒。父親と狩をした記憶が蘇り、あのころは撃てなかったと思い出す蘇芳。冷ややかに、距離の修正を告げるジュライ。 「今なら・・・」と狙いを定めるが、つるには当たらないで、逃げられてしまい、「照準がずれた」というのだが、黒には、「契約者なら、もっとマシな嘘をつけ」と見透かされてしまうが、黒の背中に狙いをつけて、「今度は外さない」と蘇芳。 口笛を吹いて、「勇ましいオ嬢ちゃんだ。口うるさいのを殺しておくか?」と嘯くマオ。 「そんなことはしない。得にならないのは解っているから。先に言っておく。僕は東京へ行く。そのためだけに、あんたと来たんだ。もし、変な真似したら・・・・」と言いかけて、ライフルをつかんだ黒に投げ飛ばされてしまい、「お前はただ、俺の指示に従っていればイイ」と言われてしまう。 「契約者といっても、まだ、がきだ。加減しないと死ぬぞ」と忠告するマオ。黒は溜息をついて、食事は勝手に取って置け、とその場を離れようとするが、「お金がないよ」という蘇芳(まあ、お金を換金する暇もなかったわけですしね)に、くしゃくしゃに丸めたお札を投げ捨てる。 「お前は?」というマオに、無言で酒瓶を示し、その場を立ち去る黒。「あんなに大飯ぐらいだったのに、今じゃ、ガソリンは酒だけか」と黒の変わり果てた姿に、肩をすくめるマオ。 商店街跡地で踊る若者たち。トレッドヘアに色眼鏡の若者・ノリオが、お前ら、踊っているつもりで踊らされているんだよと叫ぶが、「また、はじまった」と苦笑する。 そこに蘇芳とジュライが通りがかり、蘇芳を見て、一目ぼれをするノリオ。彼を見て、何かを感じる蘇芳。マオは知り合いか? と訊ねるが、そんなはずはないかとその可能性を否定する。 つぶれたラブホテルに潜伏して、食事をとる蘇芳。彼女は、マオに、「あいつ、なんなの? クライアントって、何? 訓練って、何? あいつ、契約者なんでしょ? なんで、私を?」と問い詰めるが、逆にマオに、何で逃げないといい、「逃げるよ、いつかは」といい、今はお金がないからと直球で答える蘇芳。 食事代を切り詰めて、逃げるお金を蓄えようというつもりらしいが、そういうことはいわない方がいいのでは? 冷蔵庫にあった賞味期限が切れている食べ物を見つける。 ホテルで情報屋と接触し、ウラジオストクのテロ騒ぎの情報を得ようとする美咲。たいした情報を入手できない美咲。 これ以上探るなら、マダムに聞いたほうがいいといわれる。伝説の情報屋だと語る情報屋に、有力情報をありがとう、と皮肉交じりにいい、その場を後にする。 黒の居場所どころか、三号機関の実態すらつかめないなんて、とママならない現状に歯噛みする。 蘇芳に戦闘訓練をつける黒。彼の酒瓶を割るものの、その隙を突かれて、顔に雪球を投げつけられてしまう。 倒れた彼女に、「どんなものでも武器になる」とアドバイスを、割れた酒瓶を突きつけて、する黒。 「状態の動きだけでよけろ。ほかの事は考えるな」とパンチをよける蘇芳に、アシ払いでこかして、臨機応変な とアドバイスをつけさせたり、逆立ちさせて、バランスを取らせてたりして、訓練をつける黒。 大の字になって、息を切らしている彼女を、壮絶だなと評するマオ。彼女のおなかを、黒がじっと見ているかと思いきや、ダンスの練習をさせて、「インナーマッスルが弱い、腹筋と背筋もナ。それを鍛えるのに、踊りは最適だ」と説明する。踊っているうちにおなかを抑える蘇芳。昨日食べたカップラーメンのせいかもという蘇芳。 そこへノリオたちが現れたのを見て、訓練の成果を見せろと、彼ら相手に喧嘩する事を指示され、中の一人を押さえ込んで、腕を曲げたのを見て、仲間達が殴りかかる。 最初は、よけていた蘇芳だが、おなかの痛みがぶり返し、殴られて、羽交い絞めにされてしまう。 そんな彼女を助けもせずに、酒瓶を煽って、傍観を決め込む黒。 ノリオが仲裁に入るが、仲間達の気は当然、収まるわけはなく、一触即発かと思いきや、パトカーが現れて、 ジュライに逃げ道を指示するようにいうと、「時間を稼げ」とマオを警官に投げつける黒。 一足先に逃げようとする仲間たちではなく、蘇芳を追いかける事を選ぶノリオ。 おなかの痛みを抱えながら、逃げる蘇芳は、ジュライと合流し、パトカーをやり過ごして、彼の案内で脱出する。正体の知れない痛みに戸惑う蘇芳。ノリオと鉢合わせして、なんとか、仲直りしようとするのだが、腹の痛みを抱える蘇芳には、それどころではなくて、「どいて」と言い放ち、能力を使って、ライフルを取り出し、ノリオに威嚇射撃をぶちかます。 腰を抜かしたノリオには目もくれないで、先を急ぐ蘇芳達。 痛みに耐え切れなくて、座り込んだところに、昨日のオカマが現れて、真っ青な顔で笑顔を作り、「悪いもんでも食べた?」と言われてしまう蘇芳と、銀のように手で笑顔を作って、「笑えないわよ」と言われてしまうジュライ。 オカマさんの店のノアの箱舟に連れてこられて、「ノアの箱舟ってさ、えらい不公平だと思わない? 全ての動物、男と女、ペアで乗せていってさ、傲慢よ傲慢。男でも女でもない私らは、どうしろっていうのよね」といいながら、生理の薬を渡す箱舟に乗る資格ができたというオカマさん。 男でも女でもない、というのは、言ってみれば、零れ落ちてしまったものという意味もあるのだと思うが、契約者でもある黒をメインとする、この物語に限らず、異形の力を持ちながら、人には戻れず、かといって、化物にもなりきれない者達を取り扱う物語では、避けては通れない題材ではあるのでしょうね。 中々に、味のありそうな事を言うものですね、この人。と思ったら、ノリオの父親というか母親で、蘇芳と鉢合わせして、顔を真っ赤にするノリオ。 それを見て、ニカに似ていたんだ、と気付く蘇芳。 それを見て、「あらやだ、思春期?」というオカマさん。 一方、路地裏で何故か、猫に追いかけられるマオ(汗) 飛び掛られたのをよけて、蘇芳の顔に飛び込む形で合流する。 ノリオの表情が、ニカがターニャに告白した時のそれに似ていたという蘇芳。 「恋する表情か」というマオに、「でもわからない。ニカが告白した時に、他人のことなのに、胸がきゅんとなった。今度は自分のことなのに、なんとも思わない」と戸惑う蘇芳。 「それは契約者に、女になれば、わかることさ」と教えるマオ。「わたし、もう女だよ」という言葉に、「ハイ!?」と面食らう。 なんとも思わないのは、ニカがターニャに告白したのは、今は戻らない平穏だった日々のことであり、今はそれとは無縁な生活を送っていて、失われた、戻らないものだということなのでしょうね。 とはいえ、契約者になってしまった事を考えると、二年前に、彼女の平穏は失われてしまっていて、今までは、シオンがそれを肩代わりしていたから、モラトリアム的に、平穏で、守られていたのであって、大事な物、家族や、友人、平穏で静かな日常とともに、それは失われてしまい、運命の逆風の中に放り込まれてしまって、もとめることも敵わないものだから、あるいはそう思い込んで、それは今の自分には縁がないものだ、と避けているのかもしれませんね。 能力を使ったことがばれて、黒に殴られてしまう蘇芳。って、酒浸りのオヤジに殴られる子供、そのまんまだな(汗) まあ、黒からしてみれば、彼女を狙っている勢力はいくつもあるから、目的を遂げるためにも、生き延びるために戦う力を身に付けさせようと思って、のことでしょうけど、蘇芳からしてみれば、そう簡単に感謝するいわれはないわけだから、その意図に気がついて、感謝することがあったとしても、時間が掛かるでしょうけどね。 天文台にやってくる美咲。しかし、容易に扉は開いてしまい、彼女の前に現れたマダムは、美咲の名前を口にする。 夜、ベッドで眠るジュライ。その横にいる蘇芳は、ソファで寝ている黒に、「契約者になったら、感情がなくなるんだよね」といってから、「僕はあなたが嫌いだ」と黒にいい、それをそうか、と受け流す黒。 「嫌いな男と一緒にいても、それでも、僕は、シオンに会わなきゃいけないんだ」と眠りに突く蘇芳。 双子が契約者になって、契約者としての存在を共有しているなのか、感情を失っていない(嫌いだ、シオンに合いたいというのは立派な感情だし)蘇芳は、感情を失って、対価を払っていたシオンが陰で、蘇芳が陽で、その力を流星核で増幅して、顕現しているということか? ターニャの一件で、自らの日常のもろさ(といっても、契約者がらみでなくても、そういう側面は、だれにでもあるのだけどね、一歩間違えれば、己の日常が失われてしまい、一変してしまうなんてことは)を思い知らされて、父親や失われ、身近な人たち(エイプリル等)も失われ、友達は、父親の作った代物によって、自分の事を忘れてしまい、仲の良かったニカはターニャの手によって殺されてしまった。 シオンしか信じる物がないと思ってしまうのは無理からぬところだし、ノリオが好意を寄せてくれていたとして、ターニャの一件を見た後では、それを受け入れることにも、戸惑いを感じてしまい、振り払いたくなるのは当然なのかも。仮に受け入れたとしても、ターニャや、自らの身に起こった出来事のように、あっさりと崩壊してしまうわけで、それによって、自分になにも残らなくなってしまうのが恐ろしいからでしょうし(あの年頃なら、無理からぬところもあるけど)。 黒の場合は、庇護すべき対象に世話を焼くのはいつものことで、守るべき対象を見つけたことで、徐々に元に戻り始めたということで、大差がないわけですが。 ルナとトリガーのメモリを奪われてしまい、ゴキスターの攻撃に翻弄されてしまうW。攻撃をする一瞬にかけて、ヒート&メタルを、相手の攻撃が命中する瞬間を狙って、セットし、フォームチェンジで一撃あてて、巻き返そうとするのですが、隙を突かれて、ヒート&メタルのメモリも奪われてしまい、「依頼は必ず果たす。この四本のガイアメモリは貰っていく」と言い残して、姿を消すゴキスター。
翔太郎は、弾吾に八つ当たりするわ、弾吾は「もうおしまいだ」となげくわと、お互いに自分勝手なことばかり口走る始末(汗) しかも、意識を取り戻したフィリップは、Wドライバーを通じて、その話を聞いていて、ヘブンズトルネードを見ることしか頭にないので、そっちばかり気にする始末。 フィリップは、知識だけは膨大で、常識が伴わないわ、それを使いこなすだけの力量やら、それに関して、想像をめぐらせるといった情が伴わないから、この描写はともかくとして、メモリを奪われたのは、戦闘中に乱入してきた意味では確かにそうだけど、フィリップのせいだからなあ。フィリップに言っても無駄とはいえ、弾吾だけに八つ当たりするのはどうかと思うけど。 事務所で、手紙を投げ込んだのは君だよねと問いただす弾吾。自分が所長だと聞いて、逃げ出したことに起こっているわけですが、そりゃ、女子中学生が所長だって聞いたら、不安に思うわなあ。 どう考えても、鳴海探偵事務所に依頼を持ってくる人は、おやっさんの名声を聞いて、やってくるわけだし、一応、その評判を維持していたのは翔太郎とフィリップ。もっとも、あすかのエピソードでは、翔太郎は、Wに変身して戦うことに夢中で、自分が、事件を解決したということをアピールしていない(みやびの目から見たら、肝心なときに姿を消すくせに、大口ばっかり叩いているし、しかも、あすかと一緒にいるときにあすかがドーパントに攫われているという風に、マイナスイメージが強いので依頼を完遂したように見てもらえているとはいえない状況)。 今のところ、アキコは、自体を引っ掻き回すだけで、それらに何の関与もしていませんから。しかも、所長を名乗っているのは、あくまで、事務所が親のものということだけに過ぎず、おやっさんの生死を翔太郎がどう伝えたか、ということも不明。しかも、一年間、事務所を守ってきた人間をさしおいて、彼らをこき使う始末。そのくせ、都合が悪くなると、翔太郎達に頼って、例もロクにいわない。 まあ、翔太郎たちがアキコの目から見たら、胡散臭いのも確かですが、これで、所長と見てくれといわれても、頷けないというのが正直なところですから、翔太郎が逃げるのは解るというのは、無理もないところです。 不愉快な女性キャラでは、個人的には、真理、モデルの女、栞と並ぶよね、アキコは。 要素だけ並べると、魅力的なキャラであるはずなんだけど、不愉快な方にシフトしているのがなあ・・。 それに対して、美少女をつけて、誰が女子中学生やねんとスリッパで殴るアキコ。 どうして、彼女が狙われているのがわかったと問いただすと、依頼したのは自分だという弾吾。 しかも、むしゃくしゃして書き込んだ、とのこと。なんで、そんな馬鹿な事をという翔太郎に、一年前までうまくいってたといい、二人で世界を目指そうといって、オリジナルの技ヘブンズトルネードの練習をはじめたという。 ヘブンズトルネードの単語に反応するフィリップ。 ところが、ダンスの練習にこなくなり、水泳部に入ったとのこと(しかし、コーチ、妙にセクハラっぽくないか?)。 それで問いただして、関係ないとかいいだして、口論になりながらも、理由を口にせず、そのまま、喧嘩別れで学校を飛び出して、荒れ、害虫駆除のサイトを見て、むしゃくしゃして、依頼を書き込んだと語る。 ところが、冗談で書き込んだら、本当に書き込んだ相手が殺されたということで、怖くなって、あわてて、鳴海探偵事務所に依頼をしたということで、アキコに自分勝手と言われる。 よく確かめもしないで、相手に感情ぶつけて、あげく、本気だと思わないで、殺人依頼をするわけだが、 冗談でも、人を傷つけるようなことって、結構あると思うのだがなあ・・・・。 まあ、自分勝手に関しては、アキコも人のことは言えない上に、アキコの場合は、それを叱責する人間がいないわけだから、弾吾の言動に問題があるのは確かだが、アキコにそれを言う資格はないと思うのですけどね。関西でも、このあたりの距離のつかみ方ができなくて、相手を不快にさせるようなことしか言わない人間って、枚挙に暇がないわけで、そのあたりを解らないで、関西人キャラを作っているあたりがアキコの敗因か。 こういう身勝手でどうしようもないことだけは、妙にリアルというか、説得力あって、どうする(汗) 翔太郎は「わかった、やるべきことはひとつ」と言いかけて、「彼女と仲直りすれば、ヘブンズトルネードできるんだよね」というフィリップ。どこまでもヘブンズトルネードを見ることしか頭にありません。 ドーパントを倒して、メモリを取り戻すのが先だと主張する翔太郎だが、聞く耳をもたないで、部屋を出て、検索を行おうとするフィリップ。 お前の検索無しで、どうやって、野郎を探すんだよという翔太郎。翔太郎は翔太郎で、フィリップの能力に頼りすぎだと思う。カジノのときも、結局はフィリップ頼りのイカサマで切り抜けただけでしたからね。 ああいう場合、フィリップとは違うやり方というか、自分の自力で何とか切り抜けて、フィリップのやり方以外でも切り抜けれるやり方があって、そういうやり方で解決する奴に背中を預けているのだということを語るものだと思うのだけど。 おやっさんが亡くなる前は、おやっさんに頼っていて、亡くなった後は、フィリップの面倒を見てやっているんだぜ、といわんばかりの態度を問っておきながら、フィリップに頼っているということか? 「男子と女子、喧嘩、仲直り」のキーワードで検索を行おうとするも、なかなか絞れないとぼやくフィリップ。 このあたりは、男女の喧嘩の仲直りというのは、ケースバイケースもあると思うが、そういう男女の機微に疎いので、検索を絞り込もうとしても絞り込めないというか、他のこと以上にこの手の情報の使い方を知らないから、ということだろうなあ。 情報は詰め込んでいるけど、その使い方というか、処理の仕方を知らないうえに、殆ど、人間の事を何も知らないというのが正直なところだし。まあ、知識を全て把握していないのと、それを使いこなす能力は別物だと思うのだが、それで、名探偵のごとき、推理能力を発揮してしまうと、また、例年の如く、主人公ライダーを万能にしすぎて、コンビを組んでいるライダーとのキャラの釣り合いが取れなくなって、失敗するといういつものパターンを踏んでしまうから、こういうキャラになってしまっているのだろうけど。 なにやら、本を見つけて、これだと飛びつくのだが・・・。 一方、翔太郎は、自力でゴキスターを追いかけることに。きわめて、アナログなやり方で捜査することにしたとかいってるけど、なにかというと、フィリップだよりな翔太郎が使える手段って、限られているのでは(フィリップの検索に何かというと頼っているわけだし、アナログな手段といっても、その手腕は、ハーフボイルドであることを差し引いても、さほど、洗練されていない気がするが。 看板もちのバイトをしているサンタに情報を求めると、ゴキスターを題材にした同人誌を取り出しているのだが、どうやら、そこに書かれている事件が実際に起こることから、ゴキスターが描いているのではないか、といわれているそうで、作中の風景から相手のアジトに見当をつけるのだが、そういうやり方だったら、警察とか、他にもめぼしをつけている人間っているんじゃないか?と思うのだが、裏だと特に。 そういう情報から、相手の居場所を探り当てるのって、同人誌を読んでいる人間だったら、それこそ、得意としている人間いるだろうし。まあ、ドーパント相手に敵うわけもないから、返り討ちに会うのが関の山かもしれないが。 ゴキスターの正体であるオタクが(思いっきり、偏ったオタク像だよな)、霧彦にメモリを奪ったことを報告するのだが、どうやら、メモリ購入者がwのメモリを差しても何の変化もなく、ドライバーがなければ、発動しないとの事で、ゴキスターに、ベルトを奪うことをそそのかす霧彦。 特性とかもあるのだろうけど、流通しているメモリの場合、一般人でも使えるようにメモリの性能を落としている可能性や、フィリップの力で、メモリの情報量制御していることもあるのだと思うし。 帰っていた冴子に、報告しようとするが、結果で示してといわれてしまう。ガッカリさせたことはないという霧彦に、「そうだったかしら、期待しないで待っているわ」と言われる始末(しかも、二人の間に、かなり、距離が開いているという演出つき)。 まあ、結婚した途端、期待したほどじゃあなかったというのが明るみに出れば、落胆も激しいのは無理もないけど、そこのところをうまいこと載せるのも、力量じゃないのかと思うがねえ。 周りとうまくいっていないのも、出来の悪い部下のせいばかりではないのかも。 千鶴を駆除すれば、Wも出てくると原稿を書きながら、両方やってやるとやる気を出すゴキスター。 必死で逃げる千鶴。誰もいないところまで逃げたところで、安堵する光景が原稿とオーバーラップする。 その背後から、彼女の肩に手をかけたのは、ゴキスターではなく、フィリップ。 「この捕まえ方には何か問題があった?」と何も考えないで、マニュアルを実行に移していること丸出しなセリフを口にして、呆気にとられる。 同人誌からゴキスターのアジトにたどり着く翔太郎。 目隠しをして、リボルギャリーにつれてこられる弾吾。つれてこられた先には、千鶴がいて、閉じ込められてしまう。 どういうこと? と問うアキコに仲直りする最高のシチュエーションを検索したら、これが出た、と答えるフィリップ。暗くて、狭いところで話し合えば、Okとかいうのを聞いて、「学園者のライトノベルでしょ、うまくいくの?」と不安顔。 いや、テンプレな関西人キャラなあなたに言われても・・・。というか、今回の脚本、それっぽいキャラをなぞって、動かしているだけというような印象が強いし、犯人がテンプレっぽいオタクな割には、闇の害虫駆除をやっていると言うような事をしていて、典型的な萌えオタに燃えのセンスが乏しいというのは同感だけど、モチーフがゴキブリだったり、勘違いしたヒーロー願望だの、いやみたっぷりな表面的なイメージで、話を語っているのが丸出しなのがなあ・・・。 同じ空気を吸いたくはないという千鶴に、「本気じゃなかったって、いってるだろ!! だから、探偵に何とかしてくれって、依頼までしたんだよ」というのだが、本気じゃなくて、遊び気分でも人は殺してしまえるものなのですがね。アキコが好きになれない理由も、これと同じで、関西のお笑いというのは、自分が楽しければ、それでいいという人間が殆どですし、面白いというkとおで群がってくる人間というのも、自分が楽しませてもらうことは当たり前、そのためには、自分も相手にそうさせる努力をしなければいけない、もしくは、そのための手段をどうすればいいのか、ということをロクに考えないで、「さあ、楽しませろ」とか、自分のやり方を一方的に押し付ける人間が多いわけで、アキコはその典型なのですよね。もっとも、スリッパのつっこみはスタッフのアイディアだそうですから、スタッフも、そのあたりの事を変っていない人が多そうですけど。 本気じゃないから、なんて言葉を使う奴に限って、事の善悪というか、モノを考えるような事をしませんからね。千鶴の言うとおり、恩着せがましいというか、自分の尻拭いを、見合わない対価で他人に尻拭いさせようとして(ガラス割った上で、その弁償代も入っていないわけですからね)、これは愛想をつかされても、仕方がないレベルだと思うけど。 いいあいをはじめて、ますます、自体がこじれてしまう有様(汗) ゴキスターの部屋に、代金引換の宅急便を装って、声をかけ(これも同人誌に書いていたのか?)、それに引っかかるゴキスター。 「代金はメモリ4本で勘弁してやるよ」と部屋に乗り込んでくる翔太郎。って、奪われたんだから、代金として、取り立てたら、取引が成立するから、駄目ジャン。 お前とやるのは星野千鶴を処分してからだ、と変身して、逃げ出すゴキスター。スタッグフォンで追跡させる翔太郎。 一方、フィリップの方はというと、アキコに逆効果といわれてしまう始末。ヘブンズトルネードが見れないとすねたような態度をとるフィリップは、弾吾の荷物から、ラジカセを取り出す。 弾吾を自分勝手という千鶴(その通りだけど)。彼女の胸倉をつかんで、「何、わかんねーこといってるんだよ。ふざけんじゃねえーよ」と怒鳴る弾吾(この時点で駄目ジャン)。 そこに聞こえてくる音楽を聞いて、泣き出す千鶴。 って、なんで、そこでさっきまで言い争っていた人間の前で泣き出す(汗) むしろ、これ、怒り出さないか、やり口としては、自分たちが使っていた音楽を流して、相手の気を引こうとしているわけだし、目の前にいるのは、自分を殺そうとした人間なのだから、「また、何か企んでいる」とか疑心暗鬼に駆られるのが関の山と思うけど。 ゴキスターを追いかけるスタッグフォンだが、ゴキスターの粘液で、無力化させられてしまう。 音楽を聞くうちに千鶴は、弾吾に引っ張ってもらっていたから、互いの力で高めあうようになりたかったと語る千鶴。この局で、シンクロの練習していたのかよという弾吾。バランスが崩れたら、絶対に成立しない競技とか、言ったら、甘えちゃうとか言うけど、そのあげくがこの事態じゃないか? 少なくとも、一年は放置していたわけですし、何も言わないで、練習にこなくなって、そのくせ、事情は話さない。弾吾のような直情的な人間相手にそんな態度取ったら、どうなるかくらい、明らかだと思うのですが。 相手と対等に立ちたいというのはわかるけど、一連の行動から自分のことしか見えていないのは、千鶴も同じで、しかも、何の対処の放置もしなかったあげくの自業自得でしかないわけで、お互い様としか言いようがないのですが、この二人(汗) 事情を聞いて、ごめんといい、もういいよというのだが、どう考えても、こうなることを見越した上での行動だろ、この女(汗) しかも、相手は、怪物に自分の始末を依頼したという負い目まであるわけで、自分に有利な状況で話を纏めれるわけだから、そりゃ、許そうって気にもなるわな。 二人の会話を聞いて、感動したというのを聞きながらも、そんなのどうでもいいというフィリップは、ヘブンズトルネードを見せてくれと台無しな事を言うのですが、 そこにスタッグフォンに掛かってくる電話。翔太郎だと思って、ヘブンズトルネードを見せてくれると居場所(ウェザーサイドスクェアまで伝えてしまうアキコ。しかし、電話の主は、ゴキスターで、話が終わると、スタッグフォンを捨てて、ウェザーサイドスクェアに向ってしまう。 まあ、スタッグフォンから電話がかかってくるのは翔太郎だ、という思い込みもあるのだろうし、うかつなのはわかるけど、探偵なら、一応、電話をかけてきている相手が翔太郎かどうか、確かめないと・・・。 ウェザーサイドスクェアで踊る弾吾と千鶴。いよいよ、ヘブンズトルネードが見れると興奮するフィリップ。 フィリップのそんな顔、はじめてみたかも、というアキコに、「そう?」というフィリップ。頷くアキコ。 近くのマンホールの中から現れ、「害虫の駆除は徹底的にやる」というゴキスター。「もういいんだよ」と立ち向かう弾吾に、依頼の撤回は許されないというのだが、依頼人の秘密を暴露した奴が言うせりふじゃねえだろ。ルールに拘っているかのような言動を口にしているけど、あくまで自分の都合のいいことしか言ってないのですよね、彼は。 腰を抜かしている千鶴に踊れる? とあくまでヘブンズトルネードが見たいだけのフィリップは、相手の事を考えないで、己の欲求のままに行動する。それに突っ込みを入れるアキコ。いや、あんたも、大差ないから。 というか、せめて、フィリップにゴキスター相手に立ち向かうように促すとか、弾吾がやられたら、ヘブンズトルネードみれないでしょ、といって、フィリップに戦う気にさせるとか、やりようがあると思うのですが。それか、自分が立ち向かうとか。 足をくじいて、動けない千鶴は、「せっかく二人の波、つかめそうだったのに」と残念そうに言う。 それがキーワードだ、と言うフィリップ。どうやら、検索のキーワードがかみ合っていなかったから、ヘブンズトルネードが見れなかったということか? 相手のことお構い無しに情報を検索するわけだから、弾吾がその記憶を封印した、語りたくないといっても、関係はないでしょうし。 ヘブンズトルネードの本の封印が解かれて、その内容を知ることが出来たフィリップ。って、この時点で、フィリップの目的果たされているわけだし(汗) 叩きのめされる弾吾。そこにハードボイルダーで駆けつける翔太郎に、遅いと言って、変身を促すフィリップ。 残ったサイクロン&ジョーカーに変身するW。ゴキスターは、「ここに後二つある。そのベルトもな」と全てを奪う気満々の発言をする。 フィリップが僕に任せて、とダンス技で攻撃し、ゴキスターに猛攻を加えて、それを見ていた弾吾も、飛び出していって、「俺が勝手にあんたにリズムを合わせる」と、二人がリズムにあわせて、ゴキスターに攻撃を加えていく。 「おい、本気か、俺たち、今戦っているんだぞ」という翔太郎だが、聞く耳をもたない二人。 確かに、ダンス技を攻撃に応用するというのは悪くはないわけだが、弾吾はフィリップのダンスに興奮して、それにあわせて踊っているだけだからなあ。 せめて、自分のやった事を反省して、俺のダンスで、こいつを倒すとかいう意気込み位は見せてもよかったのでは? と思うのだが。 ゴキスターに立ち向かってはいるけど、千鶴との事がうまくいったから、やめてほしいというだけの話で、自分のやったことが本当にいけないことであったということを理解しているから、やめてくれと反省しているわけじゃあないからなあ。立ち向かわせて、反省したというポーズをとっているだけにしか見えませんし(汗) Wのダンス攻撃に、弾吾がそれにあわせて、踊っているだけで、攻撃は全面的にWが行っているわけだが、いくら、千鶴と和解したとはいえ、落とし前をつけるくらいの行動はとってもいいのじゃないか? と思うのだが。それがWのダンスに興奮して、Wの傍でひらひら踊って、ヘブンズトルネード(立っている弾吾の上で、回転する)でふっとばして、メモリを取り戻すという展開はどうにかならなかったのか? ダンス技でとどめを差すというシチュエーションが先にありきで話を考えなしに作って、勢いだけでつっきったというようにしか見えない内容なのだけど(汗) 取り戻したルナ&トリガーのトリガーフルバーストでとどめを差して、コックローチのメモリを破壊するW。 警察に捕まるゴキスター。少しはなれたところから、忌々しそうにそれを見ている霧彦。 タイプライターで報告書を作る翔太郎。千鶴の足は大怪我にはならなかった、いずれ、弾吾と世界を目指すだろうといいながら、「今回は怪我の功名だったが、何かにのめりこんだあいつは、迷惑以外の何者でもない」とフィリップのことを評するのだが、翔太郎がそれを言うと、それをどうにかする力量も気概もないくせに、都合のいいときだけ、フィリップを頼って、フィリップが何かに興味を持って、突っ走った時には迷惑扱いするって、完全に都合のいい道具扱いというか、自分が迷惑をこうむるのがいやなだけじゃないのか、翔太郎? どこがパートナーというか、二人で一人の探偵なのやら。 そうでもない、というアキコは、あの情熱がフィリップを変えてくれるというアキコ。変るのが必要なのは、あなたも同じでは? フィリップに復帰一発目にヘブンズトルネードを決めるために練習をはじめたというのだが、結局、弾吾おとがめなしかよ!?本気じゃあなかったとはいえ、殺人依頼しておいて、こういう事態を引き起こしておいて、被害者面して、再びダンスはじめましたって、それはどうかと思うのだが(汗) ヘブンズトルネードがどういうものか、わかったフィリップは興味がないと手紙を投げ捨てる。今度は富士山に興味を持って、翔太郎にやっぱり、迷惑だといわれてしまうのだが、フィリップのこの態度だけは、自分の欲望の為に、綺麗事で包み隠さないで、目的を達成するために行動するのは、この手のキャラの持ち味でもあるので、これだけは、一応かけていたとは思うけど、今回のエピソードは、それ以外のキャラ付けとか、話のもっていき方がひどかったから、他に比べれば、マシでしか、ないのですけどね・・・・・。 ルナ&トリガー、ヒート&メタルのメモリ封印、フィリップの検索に頼らないで、相手の居所を突き止めるという風に、禁じ手を設けて、話を描こうとしていた部分は認めるけど、そのために、とりあえず、話を描いていますという意図が見えていたので、意気込みは買うけれど、というところが精々ですけどね。 みやびといい、弾吾といい、どうしようもない部分を抱えているけど、それでも、前に進もうとする人たちというのを描いているつもりなのかもしれないけど、結局、そういう人間のどうしようもない部分にスポットをロクに当てないで、正当化しているだけですからねえ。 まあ、翔太郎たちも、十分、問題ありまくりな連中だと思うけど、それをよく見せようとしたら、こういう風に、さらにアレな連中を依頼人とかゲストに出さないといけないから、こういうことになってしまうのでしょうね・・・。 結局、ムリヤリな美化が目立つという意味では、これまでの平成ライダーと大差がないような(汗) こういう連中の問題部分に触れてるけど、それを何とかするには、本人たちも、問題ありまくりな上に、それに関しては、何も触れないで、相手の問題だけ、無理やりキレイにまとめているから、妙に歪なものを感じてしまうのだろうな・・・・。 色々と問題の多いエピソードだったけど、今回のエピソードで急に出てきたのではなくて、これまでの話でも垣間見えていた問題点が、強調された形なので、これらの問題点が、これからの展開でネックにならなければいいのだけど・・・・。
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