ひょっとして、

このまま戦ったら、カッツとかも引き下がらないだろうし、戦える楽しみは最大限に味わいたいというところなのでしょうか?

周りの火が消えて、それをミルキィはおびえて引っ込んだみたい、とか言ってのけるわけですが、アルトが立ち上がり、壮剣に力が集まっているからのようですが。
炎が消えて、アルトが怒りの力で立ち上がったというのを表現したいのだと思いますが、それにしても、立ち上がり、炎を吸収する過程を描いたほうが、怒りの力の強さを表現できてよかったのではないか、と思いますが。

結果だけ書いて、そこから力の強さを表現するにしても、一週すっとばしたかのような内容に思えてしまいますし。
それとも、便宜上の主人公は最低限で済ませたいというkとなのでしょうか?

どう考えても、カッツを描いている方が筆がのっているみたいですし。

ザイナーハは、獣の巣を迂闊につついてしまったとか言っているけど、そういう捨て台詞を残して、アルトが加速度的に強くなるのを期待していたのが、予想外の反応で強力になったみたいで、あわてて、退場しようとするものの、怒りで頭が一杯のアルトは答えろという叫びとともに、ザイナーハを一閃、左の翼を切り落とし、撃墜させる。

そして、それを見守ることしかできないミルキィたち。

壮剣を引きずるようにひっぱり、その切っ先が地面に跡を残しながら、ザイナーハに近付いて、「僕の敵は誰だ」

と問い詰めるアルト。

ザイナーハは、いずれ、お前の前に姿をあらわす、それまで待てぬかということばに、
当たり前だ、ボクから出向くと言ってのけるアルト。

威勢がいいな、それがお前の憎しみの力かと立ち上がりながら、サンサディアへ告げるザイナーハ。

って、あいつというのは、ひょっとして、とは思うけど、アルトの母親で、アルトの父親を監視していたのでしょうか?

思わせぶりなことを言うと、雷撃で目くらましをして、姿を消すザイナーハ。

簡単に逃げれるような状況ではないにしても、戦闘狂なら戦闘狂らしく、腹をくくって、一戦交えて欲しかったと思いますが。

しかし、退場する理由が取ってつけた体力切れって、シャフォーのエピソードから、間違った進み方をしている(アルトがミルキィを見守るのは、自分が彼女を斬りたくはない、嫌な思いをしたくはないからという理由で、ベクトル的には、最初に殺してよと大差はない)からですが、ここは、八戦聖の力で叩きのめされて、精神的にどん底に突き落とされたところを、と思うのですし、はっぱ人間のエピソードも含めて、今のままじゃあダメだと思い知らされ、壮剣を振るう意味に関して、考え出すということだと思っていたのですし、戦闘の快楽に酔いしれるザイナーハと戦うことで、正義なき力がどういうものか、を知って、と思っていたのですが、怒りに支配された戦い方を引っ張り続けさせて、ミルキィを死神に覚醒させる方向へ持っていくということでしょうか? 
なにせ、今のミルキィはアルトに依存しているわけですから、復讐の怒りに燃えるアルトが、ミルキィの気持ちを考えないで、ミルキィを傷つけることを言い放ったことで、自分がアルトに必要とされていないと思い込むか、逆にアルトに依存しているために、アルトの役に立とうとして、取った行動が逆にアルトを追い詰めるか、取り返しのつかない事態に為り、世界の全ての命を消すしかないと結論付けるような状況に追い込まれるか、あるいは、復讐に流されるアルトの言動が、ミルキィを追い詰めたあげく、死神に覚醒させかけるというギリギリのところで踏みとどまるか。
まあ、どのあたりで、アルトが復讐の怒りに流されることではダメだ、というところに気が付くのか、わからないけど、一年~一年半くらいだったら、付き合えるかな、そういう状態にも。

アルトも父親が死んで悲しいとか、ショックだ、とか思っているわけでしょうけど、父親の敵をうとうとしているのは、他にすることがないというか、わからないから、とりあえず、その敵を討とうということだと思いますが、父親と一緒に狩をする暮らしをしているけど、それを完全に受け入れたわけではなくて、迫害されていることからも、それを嫌だと思っていたものの、かといって、それを否定して生きる術など持たないから、狩りをする暮らしを続けていたところか、あるいは、父親が死ぬ前に父親との間に何かあった(たとえば、父親に対して、傷つけるような言葉をかけた等)とすれば、何が何でも仇をうとうとする理由としては十分だと思いますから。

父親に関することで壮剣が形見だというにしては、やけに言葉が重かったわけですし、かといって、父親に教えられた狩の生き方を誇りにしているような態度もなかったわけですし、流されるような生き方をしている彼が、敵討ちに闘志を燃やすというのは、どうもしっくりこない者を感じるので、アルトの場合は、逃げ場がなくならないと本腰入れないキャラなので、差し迫った理由がないと、父親の仇とはいえ、ああも力が入るとは想像しにくいので、ああいうことを思っていたから、父親は死んだのだ、とか、ああいうことを言ったから、と言う具合に、仇をとらないといけない後ろめたさというか、理由があるのではないか、と思えてしまいますからねえ・・・・。

父親が死んでしまい、狩りの生活から解放されたけど、何をしていいのか、わからないから、とりあえず復讐しておけというような考え方だったのでしょうか? そういう意味では、ミルキィの死神になるという夢と同じであり、ますます、この二人はよく似ているということになる。

しかし、ウォーゼルのときは、アルトの一撃で、あっさり負けを認めたし、スキのときは、カッツが徹底的に追いやられて、ザイナーハのときは、カッツが善戦したけど、返り討ちに会ったということで、八戦聖の強さを見せておいて、ザイナーハを追い詰めるというのは、あるとの強さを描くための布石で、ザイナーハが、目くらましを使って退場するのも、そのためでしょうけど、アルトが成長しきれていないから、体力切れで無理やり、ザイナーハを退場させる方向へもっていって、あるとの力の強力さとそのデメリットを表現したかったのでしょうけど、勇者の姿が浮かび上がってくる壮剣の力で、体力切れが唐突過ぎたし、強力な武器にはとりあえず、デメリットつけておけといわんばかりのことをしたために、あまり説得力が伴っていないような・・・・・・。

しかし、怒りで頭が一杯になって、なにをすればいいのか分からないから、とりあえず、復讐を行うことで、後ろめたさを払拭しようということでしょうか?

一方、ザイナーハが消えたことを察知したグロゼオも、撤退するわけですが、ワンダーの正体を内緒にしておくように釘をさすウォーゼル。

ザイナーハが逃げた後も我を失っているアルトは、カッツに殴られて、気を失わせて、事なきを得るものの、アルトとミルキィだけでは不在ナ突っ込み要素を補う役どころのポジション担当に為りうるキャラなのかもしれないですが、突っ込み要因の不在というのは、最近の作品には珍しくもないのですよね、よく考えてみれば。
なにせ、主人公と、それに従う人物だけが、存在を許されて、それ以外はゲス扱いというのは、最近の少年漫画では珍しくもないわけだし、カッツを倒したザイナーハ相手に、ちょっと力を振るっただけで、体力ダウンで、楽しみは後日にとっておくぞ、で退散というのも、主人公大事の作品には、よくある主人公に挫折や、試練を与えないで、持ち上げる作品にはよくあることですからねえ。無敵看板娘Nあたりでは、青鮫とかカンナでやろうとしていたことが受けなかったと判断されたから、今風に受けそうだと思える要素を取り込んだはいいが、それと自分の芸風を混ぜ込んで消化しきれなかったところが強い作品が、このPUNISHErなのかも知れないけど、面白い作品を描く人ほど、今風に受ける要素と自分の作風の折り合いをはかろうとして、失敗する人が多いですからねえ・・・・・。
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by kwanp | 2009-02-05 15:44 | コミックス
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