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アルトに翼を切り落とされながらも、辛くも逃げ切ったザイナーハ。しかし、かませ犬なのはわかるけど、もうちょっと、
カッツみたいに正面からぶつかり合って、撃退して欲しかったとは思いますねえ。カッツは正面から、使えそうな手をつかえるだけ使って(まだ、隠し玉が出てきそうではありますが)、倒されたわけですから、便宜上の主人公にしても、もうちょっと、余裕で撃退してほしいとは思いますしねえ。

そりゃまあ、万能主人公であっさり撃退されるばかりでも、面白くはないですが、ザイナーハVsカッツ戦で、アルトやミルキィよりも、持っている力のランクが下っぽいカッツが、奮戦してダメだったのを、アルトが余裕でたおしてこそ、アルトをかっこよく見せるばかりではなく、カッツの奮戦とかも映えると思うのですが。

主人公の力にデメリットをつけれたり、ただ苦戦させたりすればいいというものでもないわけですが、個性的なキャラの多い作品で、主人公を持ち上げるかのような話を書き出すと、そういったバランスが取れないという傾向が、本当に多くなるわけですし。

グロゼオがアルトの力は把握できたと報告し、その報告を受けた人物が、りっぱな邪魔者に成長してくれたと急速に肥大したという暗黒の卵を見ながら、ほくそえむわけですが、その人物は金髪で、しかもミルキィと同じ、死神のカマを持っているゼロハートと名乗る人物。
でも、仮面で顔は見えずに、後姿が見えるわけですが、顔に傷を負っている、金髪っぽいなど、ゼルロット博士に似ているようにも思えてしまいますが・・・・・。

ゼルロットと名前が似ているわけですが、ゼルロット博士は、ミルキィの母親、ミルキィを使って、死神を生み出そうとしていましたが、ミルキィの母親が死んだときには、谷に捨てて、「最後までつかえない奴だった」みたいな発言をしていましたので、より上等な死神候補を見つけたか、あるいは、ミルキィのデータをもとに、自分にそれを施したか。
それとも、元から死神だったか。
自身の手によってか、それとも、何者かの手で死神になったはいいが、死神の大虐殺の後の世界のありように対して、疑問をもったか、それとも、死神の言動からして、当時の人々は、人の魂、もしくは精神エネルギーを動力とするシーマの構造からすると、魂の構造を在る程度理解するか、敵の技術をそのまま真似て、研究していたかまではわからないが、魂と呼ばれる人の精神エネルギーの仕組みを解き明かして、人という生物のカタチを越えようという動きもあったのかもしれませんし。
シーマが言ってた敵の存在に関しても、葉っぱ人間が、それに関係している可能性も考えておいたほうがいいのかもしれませんが、人ならざる異形の敵で、死神が人の姿をしているのだって、現地の生物に擬態して、活動しやすくした結果ということだって考えられますしね。
そういうなまじっかな人の力では太刀打ちできない相手に対抗するのに、人類の力だけでは難しい、或は無理だとして、敵の技術、それも魂をエネルギーに変換するような仕組みの道具が在るとすれば、魂や遺伝子の仕組みを、彼らに太刀打ちできるように作り変えた存在を生み出して、対抗するか、あるいは、敵を捕まえて、その存在に対抗する手段を編み出すというような考えも出てきますが、前者は、可能な限り、いくらでも人を都合のいいように作りかえてしまうわけですが、それによって、これは能力だけが優先されてしまう弱肉強食の世界になってしまい、改造をどこまでも施せる、一部の人間だけに有利、そういう人たちが世界を支配するという経緯に為りやすいし、そもそも、そういった魂や体の作り変えがどういう影響を及ぼすか、というようなことまで、詳しく分かっていないから、何が起きるかわからない。下手をすれば、人という種族の存亡に関わる非常事態になりかねない。
敵を倒せたにしても、そういう手段に手を染めると、どうなるか分からないのだが、そういった力の問題点というか、暗黒面には中々、考えが及ばないケースも珍しくないですし、ましてや、戦いで追い詰められていたりすれば、そこまでなりふりかまっていられないとか言う人も多いでしょう。
勝利したら、なおのこと、そういった力が魅力的に見えてしまうし。

まあ、大破壊、大虐殺が起きたことを死神の仕業だと語られているわけですが、「敵」に対抗するためのシーマの構造とかを考えると、大虐殺に関しては、死神だけのせいではなく、あの当時の世界の人々が、何かを望んだ結果、引き起こした結果ではないか、と思えてしまうのですが・・・・・。

死神は、その考えに対して、待ったをかけたけど、間に合わなかったということも、アルトが見せられた映像(特に生き物のあり方に関するセリフ)から、そういった風にも解釈できます。

死神が倒された後、そういった考えは理解されることはなく、いたずらに戦いを恐れる世界になっていき、今の世界になった。結局のところは、死神の望んだ世界とは逆方向に世界が進んでいるということで、死神を蘇らせようとする人たちというのは、そういう考えで動いているのではないかと(そればっかりではなく、永遠の命とか、単純にその強大な力で、世界をわが手に出来るとか、浮かれている人間や、ながきに渡る平和に対して、反動的な考え方になっている人間も引き込まれているとは思うのですが)。

サンサディア、ひいては、死神学者の背後にいる勢力にとっても、行き過ぎた(死神を制御仕様という考えくらいは持っているだろうけど、あくまでそれは、世界を滅ぼさないための手段でしょうから)

寂しかったとかで、自身と同じ存在が欲しいとか、理解してくれる存在が欲しかったとかで、家族を死神にすれば、分かってもらえるとかいうような考えに行き着いたのかもしれませんが・・・・・。
八戦聖も、ウォーゼルやグロゼオあたりは、そういう考えを理解できるようですが、ウォーゼルはそういう考えを理解しつつも、現状維持よりの考えですからねえ。

過去の死神やら、ミルキィ達死神も、端末みたいなもので、複数存在できるのか、それとも、女王アリと働きありのような存在なのでしょうかね?
卵の状態でも、他者を近づけないバリアフィールドを回りに張っているけど、それだけじゃあ、倒せない敵、たとえば、それらが通用しない彼らの同類や天敵のような存在がいて、そういう相手から、暗黒の卵を守るために、カマを持った死神がいるとか?

ヤヤナーナで、シーマ相手にエルの兄がリリフの魂を混ぜて、エンストを起こしていたけど、人間の魂と葉っぱ人間の魂では、成分みたいなものが違うのかもしれません。

死神の鎌が、ミルキィの体から現れたのは、ミルキィがあの球体の端末、もしくは一部になっていてからこそ、内部から生まれたような描写をされたか、アレが本体なのかもしれませんが。

しかし、邪魔者になるほどに成長したというのは、アルトもそうなのでしょうけど、ミルキィ、死神の力を手に下はいいが、各地を放浪していても、生半可な怒りを抱えているだけで、小さな犯罪めいたことしかしていなくて、一向に世界を脅かす存在にならなかった彼女も、頭数に入っているのでしょうかねえ?

翌日には旅立つアルトとミルキィ。博士は、エルの恩人であり、町の恩人って、って、アルトは後のほうから出てきて、被害を大きくして、かって息切れしたかと思えば、個人的な理由で暴走して、的に八つ当たり下だけなのですけど。

まあ、カッツは力及ばず、倒されてしまいましたが、それでも、アルトを町の恩人というのはちょっと違うような(汗)
博士は、盛大に送り出したいということですが、エルは、そうではなく、こっそりと出発してくれることを望むということですが、この一週間、大変だったが、色々なことを教わったということですが、ドゥームレイダース張りのコスプレして、縄を片手に暴れまわっていただけのような気が・・・・。

葉っぱ人間の民族紛争もどこか、他人事じみていたわけですが、あれで、PUNISHERの世界を解説したか、それをさりげなくやったつもりだったのでしょうかねえ? 
まあ、説明したらしたで、説教じみた内容とか言う声も出てきていたのかもしれませんが。

兄だけが行方不明になった理由も、途中で帰ったからですが、兄との最後のやり取りがそれって言うのも、それはそれで、後悔がでかくなるのも無理はなく、遺跡に乗り込んで助けに行こうという動機としてもありうる話なのかも。
そういう意味では、兄と再会して、兄を助けて、解き放ったということだけでも、エルとしては感謝してもし足りないでしょうから。

ただ、エルにしても、親しい相手と二度と会えないかもしれないというような別れというのは、今のところ、死別しかないということなのでしょうかね? まあ、墓荒らしたちは赤の他人というか、厄介事を持ち込んでくる側の人間でしかないわけですし。
兄との別れが、兄についてきたはいいが、つまらないから、先に帰ったら、そのまま、行方知らずになったわ、再会したら、訳のわからんからくりの動力にされていたわで、開放したはいいが、生命力が尽きてしまい、なくなったわけですし。しかも兄を案内したというリリフも、一族を変えようとする中で命を落とした。

彼女にとって、別れというのは、そういう大きな後悔の伴うもの、哀しいものというイメージが強い(誰からしても、そうでしょうけど)から、別れは辛いものあるという認識になっているということでhそうか?

まあ、そのときそのときを後悔せずに、力の限り生きるといえば、簡単ですが、そういう生き方が一番、難しいわけです(だからこそ、そう心がけることがすばらしいことでも在るのですが)。
おそらくは、PUNISHErの世界では、別れや死は哀しいものというような認識のほうが、人一倍、強いというか、オーバーになっていると思われますし、ヤヤナーナ編でのことを考えると、そういう考えに行き着いてしまいやすいのかも。
博士に、兄に似ているといわれて、それでまた、兄を思い出して涙ぐむ有様。

風のアトモスツールを手に入れられなかったアルトたちは、銀鯨海を通って、サンサディアに向うことになるわけですが、ミルキィは、アルトに船というか、いかだを作らせようとする始末。
自分の手を汚さずに、おいしい結果を手に入れようとする姿勢は、基本的に変っていないようですし。

アルト達が泊まっている部屋の近くのヤシの木の上に立って、アルトたちのやり取りを聞いていたストーカーウォーゼル。彼がいうには、何千何万というならず者たちが跳梁跋扈する、海のコロシアムだそうですが、そういう意味では、今の世界の中では浮いている場所なのかもしれませんね。
そこを銀鯨バルハークが従えているということは、八戦聖がそういう場所で、トップとして君臨することで、治外法権的な場所としての存在を認められているか、あるいは、ワンピースの七武海みたいなものということでしょうか?

話の構造としては、ヤヤナーナで、この作品の中での世界の現状を説明して、そして、それに対する疑問を、銀鯨海で、提示して、主人公たちに突きつけるという感じになりそうですね。

単なる戦闘狂と、ひとかどのアウトローじゃあ、後者のほうが一筋縄ではいかないわけですが、問題はそれにどうやって、説得力を添えられるかでしょう・・・・・。

月を見上げながら、ザイナーハやアルトを倒せるように強くなることを誓うカッツ。鼻っ柱を折られたり、どん底まで突き落とされて、再び立ち上がるという感じで、こっちのほうが、主人公っぽく描かれている印象を受けてしまうのですが、そこに在る人物がYたってきて・・・・。

笑顔で送り出そうと、泣かないように練習しようとするも、結局、泣いてしまうのを止められないエル。

ミルキィも名残惜しそうな態度を見せますが、まあ、アルトに出会うまで、行った先では、犯罪めいたこともしておりましたし、それで、けんもほろろに扱われていたわけですが、アルトに出会ってからは、リブリやルウォールで、リブリでは牢屋に入れられましたが、それでも、ウォーゼルと戦った後、お金を貰ったり、悪くない扱いを受けていましたから、憂い山のことを除いたら、たいてい、領主とか王女のところでやっかいになって、待遇がいいわけですから、上機嫌にも為りますよねえ・・・。

アルトは、最後にエルになんていおうか、とか悩むわけですが、アルトもミルキィも、他人相手に、それも一緒にボウケンした相手に別れを切り出すのって、そう経験がないのですから、アルトは戸惑い、ミルキィはそのときに成ってから考える。
よく言えば、出たとこ勝負、慎重といえる態度ですが、その場その場のことを切り抜けて、自分のやっていることを省みない、結果を恐れて、踏み出そうとしないわけですし、憂い山の一件以降は、その傾向に拍車が掛かってしまっていますし、問題の核心に触れていないわけですからねえ。

でまあ、とうとう別れの時がきてしまいましたが、エルは涙をこらえるので精一杯で、笑顔で送り出すことが出来ない、そこに、乱入していたカッツはアルト達に勝負を挑もうとしたのを見て、逃げ出すアルト達。
あわただしく逃げるアルト達は、エルに「またね」といって、走り去っていき、エルも涙を流しながらも、笑顔で送り出す。

そのカッツの乱入も結局は、湿っぽくならないようにという博士の仕込みで、晩飯の礼にその役目を受けたカッツ。アルト達が言ってしまったことに関して、自分には別れという言葉はない、追いかけるだけというのですが、そもそも、アルトが旅立ってしまったのだから、それを受け入れられずというか、割り切れないで、追いかけていったわけだから、追いかけるバイタリティが在るにしても、結局は、動いているか、いないかの違いはあっても、エルのこといえないような気はしますが・・・。

まあ、ある意味では、アルトたちよりも、カッツの方がおいしいところを持っていった気がするヤヤナーナ編。ただ、民族紛争も、戦う意味とかも、大雑把にしか、触れていないし、とりあえず、イベントをこなしましたという印象が強いのが、次の銀鯨海編でもたたらないといいのですが・・・・(汗)
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by kwanp | 2009-02-19 22:12 | コミックス
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