ケロケロエース版ガンダム00 第五回

アロウズに襲撃されるカタロン基地。

見開きで、アロウズの襲撃がかかれ、彼らの力を強調するような構図になっている。

クラウスは守りを固めて、ソレスタルビーイングの救援を待つというのだが、救援が来るのかと疑問に思う声も。彼らが来ることを信じるクラウス。
このあたりは、カタロン創設メンバーがガンダムマイスターだったことからきているのでしょうけどね。

マリナは、カタロン基地に残っているので、この襲撃の最中、居合わせているのですが、彼女は、子供たちとともにシェルターへ。アニメでは、子供の世話を見ていた女性が子供たちをつれていたが、マリナが子供たちと一緒にいて、一緒にいた女性は、シーリンと一緒に来る形になっている。

その知らせを受けて、出撃するトレミー。刹那もマリナをアザディスタンに送っていないので、トレミーから出撃うすることに。

アロウズに見つかったという、ティエリアのセリフが刹那が言っている。

一方、セルゲイに逃がしてもらった沙慈は、砂漠の中をジープで飛ばすわけですが、前方には、襲撃を受けているカタロン基地から上がる煙が・・・。

今となっては旧式の各陣営のMSを駆るカタロン、しかし、擬似太陽炉を持つアロウズのMSの前に敵わずに、次々と撃墜されていき、

「あんな旧型のMSで・・・」

とソーマは、一方的に相手を駆ることに、抵抗を覚える。カタロンの面々も、それは承知しているのでしょうけど、それでも、今の世界に対して、こういうカタチでしかいえないけど、黙ってみているわけには行かないということが在るわけですからねえ。
体制に言われるがままに、反政府勢力を狩って行くことに戸惑いを感じると同時に、戦力的に敵わないのに、それでも、自分お大事なもののために戦いを挑んでくる、ソーマが己の幸せと、戦うための道具であることとの狭間で揺れ動いているということを描写している一こまということでしょうか?

シェルターの中で、おびえる子供たちを励ますマリナ。

一方、リントに、「反連邦組織秘密基地の壊滅、これは勲章ものですよ」と持ち上げられるがそれを「黙れ」
と一括するマネキン。
掃討戦は嫌いですか、というリントに、「人殺しを喜ぶというのか?」と聞き返すマネキン。
リントは「秩序のための見せしめ、必要だとは想いませんか」という。
マネキンは、そんなことのために多くの犠牲が、と言うわけですが、リントの場合は、そういう理屈にかこつけて、強力な力を振るて、相手を圧倒することの快感に酔っているだけというだけでしょう。

ソーマの声も届かず、オートマトンを使った掃討作戦は開始され、カタロン基地の人々を蹂躙していく。

それを見て、「わ、私は超兵、戦うための存在、これがこれが私のなすべきことなのですか、大佐」と帰ってくることのない答えをセルゲイに問うソーマ。
文字通り、命令通りに人々を襲っていき、そのことを完璧に遂行する機械と、戦うために作られた試験管ベイビーの彼女、オートマトンの姿に己を重ね合わせて、自分はこれと変らないということを思い知らされてしまったということでしょうか?
しかも、セルゲイに養子にならないか、と言う風に幸せをつかみかけている最中に、この光景を突きつけられる。自分を取り巻く日常が、まやかしのように思えてしまうということでしょうか?

そこへ駆けつけてくるソレスタルビーイング。そこで繰り広げられていた光景を見て、
「こいつが人間のやることか!!」
と怒りの引き金を引くライル。


アニメでは、ライルを追いかけるカタチで、カタロン基地で行われていた殺戮を見ることになったソーマだが、コミックスでは、目の前で行われていることを、ナス術も無く、見守るしかないという形で描かれており、ケルディムも、先行して、怒りを爆発させる形でかかれてはいないがアレルヤたちの心配を描きながらも、ライルの怒りの大きさも伝わるように表現されている。

「これは制圧ではない、殺戮だ」とアロウズのMSを撃墜していくティエリア。
「これがアロウズのやり方なのかー!!」
と変形して、機首のアームでアロウズのMSを撃墜しているところに現れ、アリオスに一太刀くわえるソーマのアヘッド。これはカタロン襲撃のときの、罪の意識がないのかというセリフをアレンジして、ソーマとのやり取りに使ったものだと思われる。それで、アレルヤのアロウズへの怒りと、ソーマの迷いがぶつかり合うように下構図にしたようで。

オートマトンで、相手を撃墜していく刹那の前にもブシドーが現れる。ダブルオーと武者アヘッドが刃を交えたことで、ブシドーはパイロットが刹那であることを確信し、
「何と言う僥倖、生き恥をさらした甲斐があったというものだ」と強烈な一撃を見舞わせる。

コミックス版では、第二期は初顔合わせなので、4話のセリフとあわせてのやり取りになっている。

二個つきはミスターに任せて(この呼び方だと、えらく胡散臭くみえてしまう)、残りのガンダムを狙うアロウズ、その中には、ルイスのジンクスも。
ティエリアも、負けじとフルバーストで迎え撃ち、ルイスの機体はその直撃をくらいそうになるが、そこをアンドレイの機体に助けられる。

このシーンは7話の冒頭でトレミーのミサイルから、アンドレイにかばわれるシーン。

ソーマに対して、マリーと呼びかけ続けるが、彼女は、私はソーマだ!!といって、耳を貸さない。まあ、マリーでいた時間よりも、ソーマでいる時間のほうが長かったわけですし、それで得たものも少なくはないですからね、仲間とか、上司とか。ただ、今回のカタロン基地襲撃においては、その幸せすら、あっさりともろく崩れてしまいかねない危険が在るシロモノだということを思い知らされているわけですが、ガンダムパイロットは、連邦政府に反抗する連中の象徴みたいなものですから、そういう連中のいうことにいきなりは耳を貸さないでしょうしね、こういう状況でも。

ソーマのアヘッドに貫かれるも、逃がすまいと抱き止めるアリオス。カタロン襲撃とマリー覚醒につながる話を一挙にやっているので、これはそのバツですか、のやり取りはカット。

一方、ダブルオーを歯ごたえがないと一括するブシドー。引導を渡そうとした時に、ダブルオーはトランザムを発動させて、反撃に転じる。ブシドーは、「そうだ、これとやりたかった」と狂喜するも、刹那はそれに対し、
「なぜだ、なぜ、貴様はアロウズなどで、その力を振るう!! 貴様の戦う理由は何だ! どんな世界を望んでいる!! 貴様の目指す世界はいったい何なんだぁぁぁぁぁぁ」

刹那の場合は、戦いの無い世界を作るために行動していて、世界に戦いを挑んでいる。良し悪しは別として、世界を変えることで、自分や多くの人から、大事なものを奪っていく構図を変えようとしている、二度と悲しむ人がいない世界にしようとしているのだが、ブシドーはただ、刹那と戦うことしか考えていない。
ある意味では、彼は第一期第一話目のコーラサワーと大差のないキャラなのでしょうねえ。
彼も、戦いやそれに酔って生じる犠牲の重みを分からずに、機体を駆って、その力を誇示していたわけですし。

ブシドーの機体の左腕を破壊するがオーバーロードを引き起こすツインドライブ。

ソーマのアヘッドを抱きとめたまま、「もう離さない」と墜落していくアリオス。

って、それ無理心中(汗)

不完全な機体を切る価値もないとさっていくブシドー。

それを見て、目的は果たしたこともあり、撤退していくアロウズ。ライルのケルディムは逃げんなよ、とそれをむなしく撃ちつづける・・・。

襲撃を受けたカタロン基地の惨状を見て、打ちのめされる沙慈。

その報告と移送強力、その防衛の要請を受け、お優しいことね、と嘯く王留美。

マリナたちはシェルターにいたおかげで無事だったようで、シーリンは、「子供たちを上に上げないように」とマリナ達と一緒にいた女性に指示を出す。このシーンは、アニメのほうが、シーリンの「子供たちを~」の感情が強く出ている。

クラウスも何とか無事だったようで、三年もかけて準備した基地がといっているとこrへ、ガンダムマイスター達に、「おまえらが情報を流したんだろ」と問い詰めるカタロンのメンバー。それを仲裁するライル。

まあ、そのカタロンも、レジスタンス活動で、ジニンの奥さんや多くの命を奪っているわけですし、レジスタンス活動をしていることで、いつ、こういうことになっても不思議ではないという覚悟は済ませているはずだと思いますが、今回の場合は、かつて、アザディスタンの内乱を救ったガンダムが現れたことの直後、つまり、希望を見いだしたあとでの、この惨状。ガンダムなら、自分たちを助けるだけの力があったはずだ、ということなのでしょうね。
連邦に太陽炉の技術が渡ったとはいえ、トランザム、ツインドライブとかろうじて、技術的なアドバンテージは残っているし、カタロンから見れば、それでも、アロウズと渡り合えるだけの力は持っているわけですから、その力を持ちながら、なぜ、という感情がつよいのでしょうし。

一歩間違えれば、こういう感情はガンダムへの依存心に変っていって、自分たちで世界を変えていくという思いを潰していってしまう危険性もありますけどね・・・・・。

分かっている、仇はとるというライル。ライルが銃を持つ手を抑える描写はカット。

一体誰がアロウズにというティエリアに、車を貸してくれたおじさんが、犠牲者にいたことで、一層、罪の意識に慄いている沙慈を見つけ、問いただし、彼らの命を奪ったのは、君だ、と、沙慈を責める。

このシーンでは、アニメよりもティエリアの感情が強く出るように強調されていて、殆ど棒立ちだったシーンも、映えるように書き直されている。

しかし、なし崩しに巻き込まれて、中途半端に、自由の身にさせられていた上に、自分を今の状況にしたカタロンに預けられるって、いわれて、ハイ、そうですか、お頷けるわけも無いのだし、せめて、事前に話して、カタロンに行くか、船に残るか、の選択をさせるか、口止めをして、必要な処理をした上で安全なところに離すかした方が良かったのではないか、と思いますし。
そういう意味では、沙慈を中途半端に自由の身にしたトレミーとカタロンの管理責任という気はしますし、一般人、に訓練をうけて戦っている人間と同じ覚悟や意識を求めるのもどうかと思いますが・・・・。

そこへやってきた刹那に事情を説明しているところへ、アリオスの反応をロストしたという知らせが(カタロン基地の惨状やミレイナをその現状を見せないシーン、エミリオを失ったスメラギの過去がフラッシュバックされ、彼女が倒れるシーンはカット)、ライルから入る。アロウズでもアンドレイやルイス、マネキンのもとに、ソーマをロスとした知らせが入り、マネキンは、大佐になんと報告すれば、と歯噛みし、当のセルゲイの元にも、その知らせが入り、愕然としていた。

そして、墜落した先では、未だに気を失っているアレルヤとソーマが・・・・。

5話のラストから、7話の冒頭までのやり取りをカタロン襲撃のエピソードに纏める形にして(前回も、それっぽいコトハしていたが)、5話のエピソードで生じたソーマの葛藤から、次回のソーマが記憶を取り戻し、アレルヤとともにソレスタルビーイングに来るエピソードにつなげるように描いていたわけで、一足飛びという気もするが、話の持っていき方としては、悪くはないように思えます。
[PR]
by kwanp | 2009-02-28 11:25 | コミックス
<< 戦わなければ生き残れない パワーレンジャーの系譜を継ぐ作品 >>