死神と呼ばれしモノ

執務室にはいるゼロハートに、本日の予定を渡す衛兵。
部屋に入ったのを見て、「横切られただけでも生きた心地がしない」といって、安堵の息を漏らし、功績をたたえられて、突如軍部から政界入り、今やりっぱな国王の右腕とか、昇進に反対するものは、ことごとく、謎の死を遂げているとか、それでついた異名が死神とかいう曰くつきのエピソードを語るわけですが、

お前ら、壁一枚隔てて、本人がいるところで、そんな噂を話し合うか?

そういう曰くつきの相手のすぐ近くで、本人に聞かれて、何かあったら、とか思わないのだろうか(汗)

妙な度胸がありますね、この二人。

それを聞いていたのか、「死神か、名実ともに、そうありたいものだな」と嘯くゼロハート。この男が言うには、本当の死神、ゼルロット博士がいて、その生涯を死神を作ることにささげたとか、悪魔的とも言われるその研究に没頭したものは、命を落とす、しかし、ゼルロット博士は確実に周りだけを闇に突き落とし(ミルキィやその母親、彼女らが住んでいた場所の命あるものという意味か?)、研究を遂げたとかいっているわけですが、

やっぱり、生きているんですか、あの人?

そう簡単には死なないと思っていたけど。それとも、死神とかゼロハートと呼ばれる存在に、体を乗っ取られているとか?

その研究成果が暗黒の卵だそうですが、死神を名乗るこの男、軍部の出身で、ゼルロット博士の研究成果に関係しているということは、死神は軍部関係が抑えている、つまり、大虐殺の時代に生み出された兵器か、当時の人類によって回収されたオーバーテクノロジーということなのでしょうか?

しかも、彼の出世に反対していたものが死んでいるということは、死神の力を持つモノは、その周囲にいるものに死をもたらすということもありうるわけですが、そういえば、ゼルロット博士の周囲では、生き物やひとがよく死んでいましたしねえ。
ミルキィの周りでは、そういうことがないということは、ミルキィの死神化は失敗、もしくは不完全ということになるのでしょうか?
まあ、ミルキィ自身に、そこまで世界に対する強い感情があるとは思えませんしねえ。逆にいえば、それが備わったら、ミルキィが本格的に死神になってしまうということでもあるのでしょう。

死神を出させないため、あるいは死神を復活させるためとはいえ、死神を研究する行為は、時間がたったとはいえ、死神の事実に触れることでもあるし、スキや作中で語られたこと以外、たとえば、今の世界から見れば、都合の悪いこともあると思うので、在野の学者が簡単に着手できる学問だとも思えないし、そういう学問を制限無しに行えるような世情になっているとは思えませんしねえ・・・・。
ワンピースでも、世界政府が歴史を探求する行為に関して、厳しく規制していたわけですし、何百年、何千年と、時間がたっていても、統治する政権が自分らが取って代わった前の時代の存在を自由に調べるということを、そう簡単に許可するとは思えませんし。
中国の場合は、前の王朝の歴史を編纂するのは、あれは、天への報告書というように、都合よく改ざんできないような理由が存在するから成り立つわけですからねえ。
ゼルロット博士のように、死神を生み出そうとする人間すら出てくるわけですし、ヤヤナーナのカイルン遺跡に眠っていた、人の生命エネルギーを吸い取るシーマのような存在もあることから、下手をすれば、500年前の人類が、不老不死や、生命エネルギーの奪い合いに明け暮れていた(自分が長生きするために他者の生命エネルギーを奪い合う、あるいは、一握りの上層部の人間が、それを目論む)可能性すらあるわけですから、今の秩序が乱れかねない危険性のほうが大きいですし。
それに

「見えるぞ、この世に絶望したものが残した一握の願いが、その意思に報いるのだ、邪魔立てするものは、闇に落とす」

「早く来い、アルト。お前の父の仇はどこにも逃げぬ」

といって、いるわけですが、今の世の中に不満を感じているわけですが、八戦聖のうち二人と手を組んでいるわけですが、戦闘狂のザイナーハはとりあえず、さておくとして、グロゼオは、ウォーゼルと同じ、今の世界の抱えているであろう問題点。おそらくは、大虐殺(大破壊)によって、極端な平和主義、戦いとか、血は流されてはいないけど、あの大虐殺(大破壊)で、多くの命が失われたことの意味を省みないで、ただただ、戦いだけを避けているだけという状況が長いこと続いているということなのでしょうか?

アルトの一家が迫害を受けていたりするのですが、これは、血を流す仕事が忌み嫌われている、しかし、彼らが仕事を行った成果だけは、しっかりと受け取っていて、彼らを迫害するというような行動を取っている。
行ってみれば、自分たちは血を流したくはないから、一部の人間に押し付ける。PUNISHErの世界だと、たとえば、古代ヤヤナーナの軍人の子孫とか、死神・勇者に深く関係したものたちとかね。

ゼロハートも、軍部から政界に転身して、反対者も多かったということですし、ウォーゼルはリブリでは、執事のじいさんたちの反応から、どこか、距離をおかれていたりしましたし、スキは崇め奉られていたけど、その割には、公衆の面前で、公開処刑じみたことをしていたり、空王シャフォーは、人里を離れて、憂い山で暮らしていたりしたわけですし。
距離をおかれている理由というのが、ひょっとすると、そのあたりにも関係しているのかもしれませんね・・・。

紅鮫団にもぐりこんだアルトとミルキィ。自分たちは寝るから、見張りを頼むって、

新入りにすべて任せて、皆寝るようなことするなよ(汗)子供だから、大丈夫だとタカをくくったということですが、他の海賊団に攻め込まれたら、どうする気なのでしょうか?

その隙を見計らって、暴れ出すアルトとミルキィ。どう考えても、ミルキィの提案でしょうね、これは(汗)

別の場所で騒々しいなとつぶやく謎の人物。

あっさりと、船を乗っ取るミルキィ(汗) この場合、ミルキィ柄う波地を行こうとしていることか、それとも、子供二人にあっさりと制圧されるような情けない海賊団にあきれるべきなのか(汗)

サンサディアへ向へと命令を下すのですが、あっさりと命令拒否されてしまう始末。しかし、力づくで制圧して、しかも命令拒否したら、鎌をちらつかせて、言うことを聞かせるって、本当にならず者と大差が無いよなあ、ミルキィは・・・・。

まあ、ヘタに天真爛漫とか、前向きとか言うことで強調されたり、美化されてごまかされるよりかはマシでしょうか・・・・。

元船長っぽいひとがいうには、銀鯨と呼ばれる海蛮の天敵がいて、迂闊に通ると鎮められるのだそうで、視界に入って、無事で済んだ奴はいない、残るは真紅の水面と粉微塵の船の残骸。

おかげで、陸沿いをうろつくしか出来ないということを白状するわけですが、それで暴れられて、漁村が量も出来ないって、本末転倒じゃないのか?

それを聞いて、情けないとか言い放つミルキィ。あなたも死神になるとかいって、やっていることはパン泥棒や無賃乗車とか、そんなんばっかりなので、人のことは言えないと思うのですが(汗)

大体、力で制圧するのは手っ取り早いのかもしれませんが、子供二人で、刃物振り回して、あるいは、魔法をぶっ放して、ですから、心から感服したわけじゃあないと思いますし。しかも、銀鯨を恐れて、海をわたろうとしない連中にヘタに命令をきかせようとして、逆に、スキをつかれて、反乱起こされたらどうする気なのでしょうか?そこまで考えているとは思えないですが・・・。

海賊たちは、アルト達に、明日の銀鯨狩りに、自分たちを率いてくれというわけですが、確かに強いのでしょうけど、こいつら、個人個人で、力を振るっているだけなので、連携とか、集団を指揮するとか、やったことないのですが(汗)

彼らがいうには、年に一度、銀鯨に挑むチャンスがあるということで、彼らにとっては、海の覇権を握る最大にして、最凶のチャンス。ということで、海蛮たちが挑んで、家内はしないということらしく、紅鮫団も船は失うわ、目を失うわで、すっかり腰砕けになっているのだそうですが、

何千何万というならず者が跳梁跋扈する水上のコロシアムとか、その戦場をすべる奴はザイナーハほど甘くは無いとか、言ってませんでしたっけ、ウォーゼルさん?

ならずものどころか、ただの弱いものいじめのチンピラ以下じゃないか、この連中。

しかも、こいつら、せめて、海上での安全を保障するかわりに身かじめ料を取るとか、ほかにやりようがあるような気がするのに、盗賊まがいの事をするだけって、噂が広がって、誰も近寄らなくなったら、それこそ、商売上がったりだと思いますし、今は、暗黒の卵のおかげで、銀鯨海を通るルートの需要があがっていると思うので(だから、銀鯨狩りが行われるのかな?)、それこそ、海蛮が力を合わせて、銀鯨をやっつければ、もうけるチャンスとかいう流れもあると思うのですが。そういう考え方も思い浮かばないほど、銀鯨の恐ろしさが身にしみているということなのでしょうかね?

まあ、銀鯨を倒したものが、海の覇権を握るわけでしょうけど、皆、できれば、他人をうまく利用して、それを成し遂げたいとか考えているということでしょうし、紅鮫団はアルト達の力を利用して、銀鯨狩りを成功させたい、アルト達は彼らを利用して、海をわたりたい。自分の目的のためにお互いを利用しているというところですしね。やってることが、ザイナーハと全然、大差が無いので、サンサディアにたどり着くか、死神と戦う段になっても、ちゃんと成長するのか、不安になってしまいますけど。この二人が、ヘタに銀鯨狩りを成功させて、海をわたることが出来た後は、海賊連中、それをいいことに暴れまくって、海岸にある漁村相手の被害がでそうな可能性は高そうですが、まさか、このエピソードの間に、海賊たちが改心するとかそういう方向に話が動くのじゃあないでしょうねえ。

ヤヤナーナ編でも、葉っぱ人間たちの民族紛争とか、死神の秘密の一端に迫るような内容がちらつかされていたわけですが、それらの要素をあまり活かした形でかけませんでしたし、今回も、あっさりと、アルト達に制圧されるわ、ウォーゼルの言っていたこととのギャップが激しい彼らの姿に不安を感じずにはいられないのですが(汗

銀鯨が八戦聖であるということを、海賊たちから知らされるアルト達。しかし、八戦聖と力の限り戦っているのは、むしろ、カッツでアルトたちはそれを避けることが出来たり、手心を加えてもらっているわけですから、ザイナーハとどっちが強いか、なんてアルトが言っても説得力はないような。主人公補正で、まける前に勝手にザイナーハが退却して終わりでしたし。戦うといわれても、しっくりこないものがありますし、そもそも、父親のことに関しても、仇を討つことにそこまで入れ込むような理由があるとは思えませんでしたからねえ。どちらかというと、ショックではあるし、戸惑ってはいたでしょうけど、解放されたという安堵感もアルというように、父親の教えを快く思ってはいなかった、生きるためにはそうするしかないから、狩をしていたように思えますし。
それとも、人目を気にする彼ですから、そうしないと世間的に体裁が悪いとか言う理由で仇にこだわるのでしょうか?

危険の向こうにサンサディアがあるとか言われても、危険を承知で立ち向かうというのを納得できるような積み重ねは、今まで無かったわけですしねえ・・・・・・。今回の海賊制圧でも、そこまで出来るような実力があったかな? とか、疑問に思えてしまうのですしねえ。なんか、主人公補正やら、今までぼかしていたものの付けによって、物語の面白さがそぎ取られていっているのではないか、と思える部分も見受けられる内容になっているような・・・。

そして、銀鯨狩り当日、現れた銀鯨というのが、辻逸色にしか見えません・・・・・。


っていうか、てっきり、海賊たちを統率しているかと思ったら、海賊を蹴散らして、通せんぼしていているだけって・・・、なんでこんなことしているのかとかいう理由もありそうですが、結果的に一番、迷惑をこうむっているのが、近隣の漁村のかたがたですからねえ・・・・。八戦聖のやることに、裏がありそうとはいえ、ある意味、ザイナーハやグロゼオよりも性質が悪そうな気が(汗)
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by kwanp | 2009-03-05 14:20 | コミックス
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