あいつに追いつくために

アルトがザイナーハを一撃で撃墜したということで、八戦聖に土をつけたということを心の中でつぶやくわけですが、あからさまに主役補正で退いてくれただけのような・・・・。

それに、カッツのことを気に入ったとか言ってたわけですから、楽しみはあとに取って置くということで、都合よく退くだけの口実が出来たからなのでは、と思いますが、カッツからしてみれば、そういう理由だったにしても、情けをかけられたということで、すっきりしないのは同じなのかもしれませんが。

―だったら、オレだって―

このあたりの理由は、アルトを元々、追いかけてきたのは故郷でほかに強い奴が居ないからということでしたし、ザイナーハは力での強さという意味では、今のカッツが強くなることに対して、明確に目標として、設定できる相手だと思いますので、その理由は自然だと思いますが。
まあ、ザーナーハのように物理的な強さだけに拘るだけではなくて、その強さを何のために使うかということに関しても、考えるようになって欲しいとは思いますが。

拳を燃やして、バルハークに挑むカッツ。

一方、ミルキィは、そのカッツとはぐれたビッツォと出くわすわけですが、彼の体が震えていることに関して、頼っているやつとはなれて、不安なんだ、と自分と重ね合わせるわけですが、氷で海上が凍っているから、寒いだけでは?

ビッツォは、バーバルオンという生き物の幼体なのだそうですが、無敵看板娘と同じく、モデルはフレンチブルドックだと思いますが、この犬種、皮膚が敏感な個体が多いという話ですし。

まあ、敏行を普通の個体と一緒に考えるのもアレかもしれませんが(汗)

ミルキィの場合は、憂い山の一件で、シャフォーの脅迫というか、洗脳を受けて、アルトに精神的に依存するような態度を取るようになっていますし、アルトと一緒に旅するようになってから、リブリで自身が起こしたパン泥棒の一件で投獄された結果、釈放をかけた戦いでは、ウォーゼルにも思惑があったとはいえ、彼が壮剣の力を使って、ウォーゼルを圧倒したおかげで釈放に相成ったり、ヤヤナーナなど、考え無しで行動した挙句、葉っぱ人間たちに、彼らの姿が自分を思い出すからという一方的な理由で、己に対する怒りを「もれなく滅んでしまえ」などと暴言を吐いてぶつけた挙句、それに関しては謝罪もしていないわけですし、何か思いついても、セコイこぞドロレベルの犯罪行為にアルトを巻き込んでいるわけで、銀鯨海のエピソードでも、アルトにいかだを作らせようとしたりと、精神的に依存している上に体よくこき使える都合のいい相手がいないから、心細いだけじゃないのか、と突っ込みを入れたくなるのですが・・・・。多分、ビッツォとカッツの関係は、それとは違うように思えるのですが(汗)

接近戦なら、自分の土俵だと攻撃を仕掛けるカッツ。って、ザイナーハも一応、接近戦が得意だったようナ(汗) それに実戦経験は八戦聖のほうが上だと思いますが、一度、ザイナーハに敗れた後ですから、自己暗示をかけて、己を奮い立たせているというところもあるのかも。なにせ、ザーナーハ戦では隠し玉を二つ使ってもなお、相手は余裕で立ち上がり、切り札を使って、己を叩きのめしたうえに、アルトは作者補正があって、ザイナーハが彼と戦う気はなかったとはいえ、その相手を一閃して、地面にたたきつけたのですから、アルトを倒すためにも、八戦聖は避けて通れないし、ヘタをすれば心が折れて、これ以上戦えなくなってしまうかもしれないわけですから、どんなことになろうと、八戦聖を倒さないことには、前に進めなくなってしまう。そう考えるからこそ、バルハークにも無謀にも挑んでいったのではないか、と思いますし。

氷の上ということで、足が滑ってしまい(コンクリの上でも、極寒の中だと滑りますけどね)、バルハーク有利の状況だということに気がつくものの、足元の氷を踏みつけて、E(エクスプロード)を叩き込むカッツ。足元に摩擦を生じさせて、滑らないようにして戦う戦法を取ります。
例年の銀鯨狩りは、どうやら、バルハークがひとなでするだけで、大部分の海蛮を片付けたみたいですから、ここまでの戦いに持ち込んだのも初めて、とかいうのでしょうか(汗)

バルハークも距離をとって、攻撃するのをみて、ショットやバルカン、ペネレイトに切り替えようとするも、バルハークに凍らされてしまうカッツ。バルハークのアトモスツール・神槍イルルヤンカシュ後からだそうですが、イルルヤンカシュというのは、ヒッタイトの神話に出てくる蛇神だそうです。
嵐の神嵐神プルリヤシュは一度は、イルルヤンカシュの前に敗れるも、女神イナラシュに助けを求めて、彼女はイルルヤンカシュを泥酔させて、フパシヤシュに縛り上げられてしまったのだそうで。
八岐大蛇によく似た話ナ訳ですが、大蛇と違うのは悪いことをしておらず、龍ということで戦いを仕掛けられたということになるのですが、武器にそういう名前をつけるということは、これを作った勢力は、おそらくは古代ヤヤナーナの軍事国家だと思いますが、彼らからすると、戦っていた相手に一方的に戦いを仕掛けられるか、その理由が納得がいかないというような事情でもあったのかもしれませんね。
それこそ、敵側が一方的に侵略を仕掛けてきたとかいうような。

しかし、金八先生もそうだし、そうじゃないかと思える伏線もあったけど、現代か、それとよく似た世界で一度文明が大打撃を受けたあとで復興した世界なようですね、この作品。

バルハークは自分に降りかかる欲望の火は、すべて、これで振り払ってきたということですが、銀鯨海に、そういう欲望が集まったら、やばいようなシロモノでも眠っているのでしょうか? まあ、単純にそういうあさましい欲望を持って、好き勝手するような人間が嫌いなだけかもしれませんが。八戦聖と呼ばれるようになった一件で、人間に対して不信感を抱くようなことでも会ったのかもしれませんねえ。
ウォーゼルが世界が変るようなことを期待したり、グロゼオがゼロハートに従ってたりと、彼らにも色々と在るようですし。

バルハークに倒されそうになるカッツ。こんなところで終わりたくはないと最後まで、諦めないカッツ。
そこへ投げられた鎌がカッツのピンチをとりあえずは救うわけですが、

「あ~あ、アンタってば、人にけんかを売るたびに、そんなざまねえ、カッコ悪い」とか言ってるけど、ウォーゼルに叩きのめされるわ、ザイナーハ戦では手を出す暇もなかったりと、アルトのおかげで何とかなってるだけの奴には言われたくはないですよね・・・・。
紅鮫団頭目ミルキィ参上とかいって、名乗りを上げているものの、全然、かっこよくは見えませんが・・・。
ミルキィは、カッツに駆け寄るビッツォを見て、人に頼ってばかりの奴って、傍から見ると、あの犬ッコロと同じかとかいうわけですが、あんたにだけは一緒にされたくはないだろう、さすがに。

自分は違うとか、「私の夢、私の旅、道を切り開くのは、やっぱり私」とか言ってるけど、だったらせめて、金がないから、パン泥棒、無賃乗車みたいな発想で行動して、気に入らなければ、相手に対して、もれなく滅んでしまえ、見たいなことを言って、それをなんとも思わないような精神構造何とかすることから始めてください・・・・・。

憂い山以降、アルトに依存するような状況が続いていて、ザイナーハの「父親の仇」云々の一言でアルトが暴走しても、それを見守ることしか出来なかったことがあるし、置いて行かれ掛けたから、おいていかれたくはないということも在ると思いますが。
成長したというよりは、おいていかれたくはないから、自分も力に慣れるということをアピールして、在るとのご機嫌を取ろうというところでしょうね。
アルトと一緒に旅することで、自分は変れると刷り込まされていて、その前提が崩れるかもしれないから、不安になっているということでしょうか?

跳躍して、攻撃を仕掛けるミルキィ。この角度なら、すべると踏むのですが、魔法を使って、二段跳躍するのをみて、驚いたバルハークにけりを加えるのですが、鎌を持っていた時点で、死神の鎌だと気がつかなかったのでしょうか、バルハーク?
それともそういう情報をもっていないか、あるいは、八戦聖と呼ばれるようになるまでに、死神w蘇らせようとするものと戦うことがなかったか、相手が死神に為りうる存在を用意できなかったということなのでしょうか?

散々、すき放題やっておいて、アルトをいいように利用しておいて、ちょっと、不安になったら悲劇のヒロインぶって、「自分の道を切り開くのは私」とか言われてもなあ・・・。
犯罪者みたいなことを散々やっておいて、無理やり主役補正で美化して、ズタボロに為りながらも、強くなるために必死で戦っている奴を踏み台にして、おいしいところだけ取っていくような連中が正しいかのような描き勝たされても、盛り上がる気にはなれないですからねえ。
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by kwanp | 2009-03-19 21:49 | コミックス
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