手を取り合ってとは言うけれど

ミルキィのピンチに駆けつけたアルト。怒りに燃えた目で、バルハークを見て、カッツは、ザイナーハの時のように暴走することを危惧して、「て、てめえ」と叫ぶ。
血まみれに為りながらも、アルトの名前を呼ぶミルキィに、アルトは、どうして、ひとりでというのですが、ミルキィが欲に駆られて、先走るのはいつものことじゃあ・・・・・。
それがいつもは、パン泥棒とか、無賃乗車という風にわかりやすいのが、アルトにおいていかれたくはないという目に見えない焦りというか、恐怖に変っただけのことで。

一緒にサンサディアに行くんだろ、二人で闘おうよ、そんなに僕は当てにならないかい、とか訊ねる在るとですが、

ザイナーハに父親の仇の話を切り出されて、以降、ひとりで飛び出したり、ミルキィに何の説明もしないでひとりで抱えていたりしていたら、そりゃ、つれとしては、不安に思いますがな。というか、そのセリフ、そっくりそのまま、アルトにも言えることなんですけどね。
まあ、特になることにしか、動かないようなことをしてきたり、葉っぱ人間に向って、「滅んでしまえ」なんていうような人間に、自分の抱えている問題を相談しようとは思わないので、ミルキィが抱えている不安は、結局、彼女自身が招いた結果でもあるのですけどね。

アルトに負けたくはなかったとか、口だけでかいのに何もしなくて、アルトも腕っ節は強いのに気が弱くて、
とか、アルトがザイナーハと闘ったときから急に変ったとか、自分がちっちゃくみえていうのですが、

単に父親の敵というわかりやすい目的が出来たから、それに向って、目もくれずに突き進んでいるだけで、基本的には何も変っていないと思いますが。

というか、バトルマンガに良くある、怒りのパワーアップというやつでしょう、それ。

気が弱くて、腕っ節の強いアルトをうまいこと言いくるめて、いいように使っていたのが憂い山までで、それ以降は、シャフォーの洗脳で、アルトに依存してたけど、表面上の態度はそのままだったわけですし。

憂い山のエピソードを見たときには、洗脳じゃねえかと思ったけど、こうでもしないとミルキィのようなキャラは懲りることを知らないから、突っ込みが居ないだけに歯止めが掛からないのも事実だけど。
とはいえ、強引に感動的なエピソードで演出して、健気そうに見せるのもどうかな、とは思うけどなあ。

ザイナーハとの戦いで、ミルキィにはめもくれなくなってしまったし、かといって、素直にアルトに助けて、というにはプライドが邪魔をして、言えない。だからこそ、自分の強さを実証して、アルトに、一緒に居る価値が在るというようなことを見せ付けたいというところですかね。

でかかったら困るさ、僕が守れなくなる。

というアルト。これって言ってることはかっこいいけど、でかい相手だったら、自分をよく見せられないというか、自分じゃあ、ミルキィのやっていることを止められないから、ミルキィが自分がちっちゃいとかいって、引け目を感じているところに、それをフォローするようなことを言って、自分の主導権勝ち取ろうとしているのじゃないのか、と思えてしまうのだが。
アルトはこれまで、自分が逃げ場のない状況にならないと戦わないで来たわけですが、見方を変えれば、それは、安全な道を残しておくというか逃げ場を確保しておく(悪いことではないのですがね)ことであり、自分が悪く見られないように行動しているわけですが、たとえ悪く見られても、見過ごしちゃあいけないこととかを見過ごす危険性だってありますからね。

責任をとりたくないわけで、死神になったら最初に殺してくれなんていってたわけですし、今は八戦聖の空王シャフォーに言われたから、一緒に居るわけですが、これだって、幻影とはいえ、ミルキィを刺してしまったわけですし、それが避けられないというのを勘付いてしまったから、一緒に居て、ミルキィが死神にならないように気をつけているのは、自分がミルキィを刺さないで済むように、嫌な思いをしたくないからであって、ミルキィのやっていることにしたがったり、それに反論しないのは、それでややこしくなって、あげく、ミルキィに見限られたり、嫌われたりして、あの悪夢が現実のものになってしまうからじゃあないのか、とか思えてしまうからなあ。

まあ、おっかなびっくりしながら、心が近付いてくるというのを演出しているのかもしれないが、ヤヤナーナ編では、お互いの依存ぶりがかかれて居なくて、というか、世界観やら、敵の正体をちらつかせるほうに力が向いていて、アルトやミルキィのお互いへの依存とかはおいていかれて、最後のほうで、ぽんと描かれていただけだったし。

すぐに終わらせるからと戦いを始めようとするアルト。
カッツは、サキにオレを何とかしろと叫んで、おめえじゃ無理だ、滑っても知らないぞとかいうわけですが、この場合、ザイナーハのときと同じで感情を暴走させているわけだから、カッツがそう思うのは無理もないことだと思いますし。

アルトの剣を見て、あの剣とかつぶやいていると、地面に剣を突き刺したアルトに周りの氷をことごとく粉砕させられる光景が見開きでかかれるのですが、カッツを閉じ込めていた氷も壊されて、自由の身に。

バルハークは、アルトが海蛮に居ることが解せないというのですが、海蛮痛めつけているけど、そのとばっちりで、近辺の漁村は海蛮の被害にあっているわけだし、かといって、海蛮を根絶やしにしたり、悪さをしようとする気が起きないほど、懲らしめるというようなことをしていないわけだし。バルハークの行動が、在るとの行動を解せないといえるほど、筋の通った行動をしているとは思えないですしね。
自分の嫌いな相手に組するのが理解できないといった程度なのだろうけど。

バルハークは、なんで、その剣をお前が持っていると尋ねるわけですが、どうでもいいじゃないか、そんなこと、と突っぱねるアルト。

バルハークは死神を封印した最強のアトモスツール壮剣カーヴィナルということですが、要するに、時々現れていた勇者は、カーヴィナルに魂吸い取られたということなのでしょうか?

アルトにしか使えないのは、精神が同調しやすいとか、勇者と似たようなタイプだからとかで、勇者のほうが使う人間を選んでいるということかな?

まあ、伝説の剣を、海賊やら、ならず者が使っていれば、それは驚くというか、なんで、お前がと思うのは無理かなぬ話し出し、しかも、海蛮に組したのは、ミルキィの思いつきだからなあ。

見方を変えれば、アルトをミルキィが利用しているところも在るけど、アルトもミルkィに汚れ仕事を押し付けているような部分も在るのだし。
二人で強くなっていくって、ミルキィのそういう部分で、汚れ仕事とかを押し付けるためというのじゃないだろうなあ・・・。

その剣を持っていることは、というバルハークに、どうでもいいと言い放つアルト。
この剣の名前を口にする奴は立ちはだかって、仲間を危険な目にあわせるとかいってたけど、ザイナーハはともかく、シーマは、遺跡を守っていただけだし、しかも遺跡に行って、風のアトモスツールおw手に入れようとしたのは、紛れもなく、そのあなたの仲間なのですが・・・。

どうやらあなたも、そのひとりだ、とか言ってるけど、

前述したように、海蛮に組したのはミルキィの提案で、しかも海蛮におだてられて、銀鯨狩りに首を突っ込んだのは、ミルキィでしょうに(汗)

アルトにとってもサンサディアに行きたいという理由が在るし、銀鯨をどうにかしないと海をわたれない野も確かですが、少なくとも、戦いはミルキィが首を突っ込んできたわけで、立ちはだかっているのはともかく、危険にさらしているのは、違うと思うのですが・・・・・。

思いっきり、相手を悪者にして、自分が正しいとか言ってるだけじゃないか、アルト(汗)

そこに割って入るカッツ。今、君と闘うわけには行かない、とか邪魔するなら、たとえ、君でもといって、剣を突きつけるアルト。
っていうか、散々、カッツの挑戦から逃げていたのは、お前だろう・・・。

カッツは、複雑だ、非常に複雑だ、といいだして、お前とやりあうチャンスが目の前にある。けどよ、サキに海の藻屑にしないといけない奴が居るとバルハークのほうを向いて、俺の相棒が世話になったじゃねえか、とビッツォの敵をとることを優先するカッツ。

仲間を大事にするのはともかくとして、一緒に居たけど、無敵看板娘を見ていた人なら、カッツがまんま、勘九郎で、ビッツォが敏行ということで、そのつながりを連想できるのはともかくとして、ビッツォとの絆というのは余りかかれて居なかったわけですしね。いきないr、そういうつながりを強調されても・・・・・。

自分がバルハークを倒すのだと、お互いに譲らないで居たら、目の前に立っていて、冷たく見下ろしているバルハークを見て、成り行き上、力を合わせることにするアルトとカッツ。

なんだろうか、普通、いつもは揉めている二人が、共通の敵を前にして、力を合わせるというような場面を見れば、盛り上がるものが在るのだけど、カッツの挑戦を逃げているのはともかくとして、ルウォールでカッツと闘ったときも、結局、全力は出していないし、その後は、半年以上もカッツは出番なし。しかも、カッツが苦戦した相手と闘うかと思ったら、主役補正で見逃されて、それでぶちきれて、ダメージを与えただけですから、八戦聖相手に敵わないまでも闘いながらも、それでへこたれないでつ酔うなろうとするカッツはともかく、アルトやミルキィの方は主役として、優遇されているというか、正しく優しいとか言う風に描かれている上に、勝てそうな相手としか、戦っていないわけだから、いつもいがみ合ってたもの同士が共闘とかいわれても、気分が盛り上がらないと思うのですが・・・・。

なまじ、個性的なキャラが出張ってた作品描いていた人ほど、主役を目立たせようとして、失敗するケースって、多いですよねえ。
[PR]
by kwanp | 2009-04-02 13:27 | コミックス
<< ケロケロエース版ガンダム00 第六回 そういえば・・・・ >>