おかしくするといっても

桂妹の一目ぼれだという弁を信じたら、ほぼ、登場時からおかしいということになるわけですよね、彼女。
しかし、妙に劇画チックなギルバートの表紙ですが、よく見かける批判意見に、萌えという割には絵が下手というような意見も目立つわけですから、画風を変えようとか、萌えだけではないということをアピールしようとしているのか、という気もしますが。
けど、そういう試みはもう三年位早かったら、何とかなったと思うのですが。

最新刊の一条のプロフィールとか見ていると、一条に関することを、冗談めかしていっているつもりなのでしょうけど、ああいう設定をぼかして描くようなことを得意げに言っている時点で、特定のファンにしか受けない作品になるのは、アル意味必然なのかな、と思えてしまいますし。

ハヤテはビーチバレーに関して、知らない上に、作者がビーチバレーの知識が無いのに、ビーチバレーのマンガを描いたことがあるとかいっていますが、

たしか、c翼の高橋陽一氏は、サッカーを知らないのに、サッカーマンガを描いていましたからねえ。それに比べれば、可愛いものかもしれませんね。
まあ、もっとも、あの自分は、サッカーがメジャーなスポーツじゃあなかったですから、そういう意味でもラッキーだったのかもしれませんが。
とはいえ、あのマンガも熱烈なファンの人の感想を見ていると、ワールドユース編以降の展開にダメージ受けている人も結構多いみたいですけどね。

個性的なキャラが多い作品ほど、主人公大事の傾向に走るわけですが、キャラの個性を強調すれば、主役がかげ薄くなってしまいますからねえ。そういう意味じゃあ、うまくバランスをとるのも難しい話ですから、主役の影が薄いか、ムリヤリ主役を目立たせるような話になってしまうケースが多いのかもしれませんね。
おまけになまじっか、濃いキャラがいると、ますます難しくなってしまいますし。

まあ、サッカーに関しては、あの作品が大きな影響を与えたとはいうものの、ハヤテがそこまで影響を与える作品になれるかというと、どうかな、とは思いますが・・・・。連載開始なら、そういう幻想を信じられたんですけど、今はそれを期待させる要素がどんどんなくなっていっていますしね。

そしてまあ、カメラを用意する美希ですが、どこかのビデオカメラの女の子か、あんたは・・・・・・。

桂妹の水着を期待する美希ですが、予想に反して、シャツにズボンという軽装。それに対して、ショックを受ける美希ですが、水着なんて着なくても、という桂妹はハヤテに同意を求めるわけですが、とても似合っていますとハヤテは答えるのですが、自分の勝負を有利に運んでくれる相手のご機嫌をとることをいうのは、ある意味、当然ですからねえ。

ギルバートは、そろそろ、一回限りのビーチバレー勝負をしますか、といい、勝負を始めるわけですが、桂妹の運動神経を考えれば、楽に勝てるとタカをくくるハヤテ。って、それ明らかに悪役の思考だろ、と思うんだが。
男に容赦が無いハヤテを描くのが楽しいとかいうことをBSで書いていたけど、自分に都合のいい相手の期限とって、自分に都合の悪い相手には容赦が無いって、偽悪的に描いているつもりなのでしょうけど、目先の損得で、物事考えて、自分にとってメリットの無い相手には見向きもしないというような描写を描いていて、楽しいとか、得意げに言うのはどうかな、と思うのですが・・・・・・。

ハヤテは、頼みましたよ、とかいう意味で、桂妹を見るのですが、それを見て、自分のことをか弱い女の子と見てくれているとか勘違いするわけですが、もしかして、自分に任せてくださいという意味で桂妹を見たのではないか、とか解釈したのでしょうかね、彼女は。それを見て、頑張らないと、とか考える桂妹。頑張った挙句、勝った光景を想像して、ハヤテに野獣のようなといわれるのを想像するわけですが、か弱くないと、ハヤテに必要とされないとか思い込むわけですが、ハヤテの場合は、どっちかというと、か弱くない桂妹のほうが都合がいいわけですし、そういう言動を何度も見てきたと思うのですが、誰がどういう具合にハヤテにとって、都合が良いか、悪いかというニュアンスがピンとこないのかもしれませんね。

でまあ、か弱く振舞ってわけですが、それを見て、何も問題が解決していない、桂妹の様子がおかしいことを思い出すわけですが、勘違いを持続させているにしても、そういうことはもっと早くに思い出すものじゃないのでしょうかね? 目先の損得勘定に煩そうに見える割には、そういう不安要素は考慮に入れておかないあたりはどうなのか、と思いますが。そういうタイプは、こういう都合の悪そうな要素は気がつかないか、気がついていても、見なかった振りをするケースが多いのか、それでも、うまいこと動いてくれるだろうとタカをくくっていたのかもしれませんが。

それを見て、自分の読みどおりと、勝ち誇るギルバート。理由は、桂妹の胸がないことで、貧弱なのは当然とか言っているわけですが、人の身体的特徴をそういう風に得意げに言うのはどうかと思うけどなあ・・・。
まあ、貧相だとか言われ続けてきたハヤテも、人を見かけで判断するようなことを、平気で口にしているわけですから、このマンガにそのあたりの配慮を、今更、求めるのは無理な相談かもしれませんが。

でまあ、その言葉に腹を立てた桂妹が、自分が貧弱では無いことを証明してみせると、負けず嫌いの性分を発揮しかけるわけですが、か弱い女の子でないということになってしまうために、貧弱だと渋々認めてしまうものの、ハヤテが、大丈夫だと勝手に思い込んで、こんな危ないことを、とか謝るわけですが、ハヤテも、自分が勝つのに都合がいいから、桂妹をか弱い女の子と選んだことをあえて、スルーしていたわけで、自分にとって、都合のいい相手の機嫌を撮っておこうという腹積もりもあるんでしょうね。ああやって謝ることで、相手の財各館を刺激させて、やる気を出させるとか、あるいは、今後も利用するとか、そういう腹積もりとかもありそうですが、ハヤテだと。

その言葉を聞いて、いくつかの選択肢がアルとかいうわけですが、ハヤテにすかれるか、ハヤテを助けるか(って、桂妹の認識はともかく、その二つは実質同じじゃないか、と思いますけど)、そして、ギルバートをぶっ飛ばすか、という選択ですが、結局、自分のことしか考えていないのが丸分かりな選択肢しかないわけだし、しかも、自分の欲望優先で行動していることを、恋する乙女の葛藤とか言うことで、取り繕っているわけですし、どういうわけだか、ギルバートは、遺産云々の発言を全然していなくて(ハヤテが言わないのは、己の下心を見透かされる可能性があるから、口にしていないだけでしょうけど)、桂妹が、身勝手な行動してもおかしくは無いというような状況だけはしっかりと整えているわけですからね。

桂妹は本気を出して、ビーチバレーって、どういうルールだっけ、とかいうのですが、知らないとはいえ、自分の恋のことだけを考えて行動しているわけですが、いくら、恋が優秀とはいえ、生徒会長の洞察力はどこに言ったのやら。

サブタイトルにあるとはいえ、恋は人をおかしくするし、真面目なナースが、殺人を犯すまでに暴走するケースだってあるそうですから、桂妹のこういう行動もありなのかもしれませんが、それでも、人の運命が掛かっているケースで、自分の欲望優先で行動していて、そういう考えを、恋する乙女の葛藤というオブラートで包んでいるのは、ハヤテの身勝手な選択やそれによる言動を、「僕は不幸なんだ、かわいそうなんだ」というようなオブラートで正当化していて、全然言及しないでいたのと、やっていることはまったく同じですからねえ。
西沢の恋を応援するといってたのに、あっさりとそれを裏切ったりしているし、そのことに関して、悩んでいるように見えて、悩んでいなくて、自分の欲望を優先することにちゅうちょはないのだし(下田のような、イベント編だけで、普段からそういう描写はない)。
しかも、事情を知らないにしても、勝負にかかわっている時点で、わざとか弱い振りをして、って時点で、自分の欲望優先させて、周りのことはお構いなしだからなあ。
西沢に打ち明けたときもそうだけど、相手に許しを請うことをして、許されようというような考えが強いし(当たり前かもしれませんが、そういうことを考えたのはともかくとして、その考えを抑えて、別の選択肢をするというような葛藤すらありませんし)。

桂姉の場合は、もとからダメな部分もしっかりと描かれているから、欲望交じりの行動でも許容できる部分があるわけですが、桂妹とか、ハヤテはそういう部分を不幸演出とか、恋愛描写でごまかそうとする傾向が強いので、不自然に見えてしまいますから。
しかも、ピンチを演出しているつもりなのでしょうけど、桂妹がその気になったら、どうにかできる状況で、全然、ピンチには見えてないですから(書いている側はそう演出しているつもりなのかもしれませんが)。

か弱く振舞うつもりが、ついつい、本気を出してしまうとか、いつぞやの時みたいに、周りを恐怖に振りまくというなら、まだ分かるのですが。桂妹が、知らなかったとはいえ、他人の運命がかかっている試合で、自分のことしか考えないで、手を抜いて、試合に挑んだり、そのくせ、自分のことを侮辱されて、腹を立てて、本気担ったりしているのを、恋愛描写というオブラートに包んでいるだけでしかないわけだからなあ。
知らなかったで済まされる話じゃあないだろう・・・・。

昔は、ハヤテ以外のキャラにスポットが当たると、まだ面白かったわけですが、最近はそういう状況でも、ハヤテがやっていることを、他のキャラがやっているようなものなので、ハヤテ以外のキャラにスポットが当たったことで、安心して読めるということもなくなってしまいましたからねえ。

やっぱ、そろそろ、ハヤテ感想を書くのは私は限界みたいですから、今週の話で感想を描くのはやめることにします(他の感想は続けますが)。
ということで、これまで、ハヤテ感想に付き合っていただいた皆様には感謝しておりますが、今週でハヤテ感想を書くのは終了いたします。そういうわけで、ウチをリンクしている方は、リンクの削除、よろしくお願いいたします。
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by kwanp | 2009-05-02 13:22 | コミックス
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