黒き稲妻再び

2年前のシベリア。雪の中、キャンプをしている親子。

双子の男の子が、流れ星に気付いて、女のこの方がどこどことそれを探してから、父親に、流れ星が消える前に星に願い事を三回いうと、願いがかなうという話を、父親に本当か尋ねる。双子の母親、日本の国の話で、昔聞いたことがアルと他のお呪いも口にする。
それを聞いて、何かを願う女の子。男の子の方は、父親に、星が流れるとき、人が死ぬということは本当か、と訊ねる。父親は、それに、本当の星空が見えてたころには、ただの御伽噺だったと懐かしそうに語る。

男の子が、また、と星が流れたのを見て、叫んで、女の子が真摯に祈る。次から次へと、星が流れていく。男の子も祈る。

空を見上げて、「はじまったか」とつぶやく父親。次から次へと、星は流れていく。それをみあげて、目を奪われている双子だったが、彼らの前に星が落ちてきて、爆発して、一転、彼らは惨劇に見舞われる。

もっとも、契約者が死ぬとき、星が流れるわけだから、きれいな光景とは裏腹に、多くの命が散っていているわけだが。

クレーターと化した場所で、息子の名前、シオンのナを叫び続ける父親。右目がつぶれたシオンは、光に包まれた人影を見て、蘇芳の名前をつぶやく。

そして、この日は、東京エクスプロージョンが起きた日、黒が人として、契約者として、生きる事を決意した、あの日に起きたことであった。

そして、現場には、流星核が・・・。

2年後、ウラジオストク
酒場で、タバコの害について語るエイプリル。まあ、気持ちは分かるけどな(汗)
店のオヤジは、ロシア人にタバコをやめさえ様なんて、無理な話だねという。契約者にでもならない限りとオヤジが言うのだが、かつて、能力の代価にタバコを吸うことを義務付けられた男がいた事を、彼は知らない。
そして、目の前のエイプリルの対価はお酒を飲むことであり、合理的な志向をもつ契約者だからといって、全てが合理的に片付くわけではないということを彼は知らない。いや、それを知らないことがどれだけ、幸せであるかということも。

そして、オヤジのタバコは、彼女の能力である水を操る力によって、ぬれていた。

そこへ入ってきた男が、デッドストックの酒を注文する。ごちそうさまというエイプリル。男はエイプリルに話し掛けてくる。彼の名はオーガスト7、魔術師と呼ばれた男。

ロシア当局に情報が漏れた、がさ入れは2日後とつげる。エイプリルは纏められるデータ以外は諦める、と答え、ジュライの事を尋ねると、もう来ていると返すオーガスト。

そして、店を出るエイプリル。そして、その姿を屋外、店の屋上から見守る一人の人物(黒?)

蘇芳が鳥の写真を撮っていると、不意にすきなんだ、という声が聞こえてきて、驚いた彼女が、声のした方を見ていると、ニカという少年が、蘇芳のトモダチ・ターニャに告白する場面に遭遇する。

ドギマギしながら、カメラでしっかりと、覗き込む蘇芳。

ターニャは自分でいいのか? と訊ねて、頷くニカ。それで喜ぶニカ一緒に帰って良いか? と訊ねて、それに頷くターニャ。じゃあな、とその場をサルニカに手を振るターニャ。

枝が折れて、落ちた蘇芳に大丈夫と駆け寄ろうとするが、彼女が死守していたカメラに気がついて、あわてて、カメラを奪い取ろうとするターニャ。

可愛い顔してたから、と弁解して、とったデータを見せる蘇芳。かわいいとニカの写真を見るターニャ。
彼女はいいの? と念を押すように訪ねる。ニカは蘇芳と仲がいいので、カップル扱いされているらしく、その事を気にしているターニャだが、蘇芳はその事をなんとも思っていない(周りがカップルだと思っていても、そうでないなんて、ざらにアル話ですしね。まあ、片方が、もう片方の気持ちに全然、気がついていないというようなことも、同じく、良くあることですが)

乱暴モノといいかけて、ニカのことをフォローする。そこへ、友人たちの呼ぶ声が聞こえてきて、掃除当番だというKと尾を思い出す。

その光景を撮りながら(あとで先生ににらまれる)、世界が一夜にして変ることはよくあると語る蘇芳。契約者が現れた事とも、冒頭のプロローグのこととも、いくつもの意味に取れる言葉。

自分には恋なんて分からない、でも、ターニャにそれが来たということは分かった、と語る蘇芳。下校のときに、ターニャを待っていたニカと、それを冷やかしながら、送り出す蘇芳たち。

僕達は、本当の星空を知らない、13年前のある日、東京とブラジルにゲートが出来た。ブラジルはヘブンズゲート、東京はヘルズゲート。ゲートの近くには、未知の物質や理解不能な現象が現れ、誰も近づけなくなったと語る蘇芳。

店でアイスクリームを食べる蘇芳達。その光景を近くの席から、厳しい体勢で撮る蘇芳。何やってるのという問いにも、マクロのレンズついていないから、とずれた答えを返し、友人にパンツ見えていると言われても、タイツはいているから恥ずかしくないと返す。

声をそろえて、恥ずかしいって、と返す友人たち。

って、妙に、あざといお色気ネタ、のっけから入れているのは、気になるのだが(そりゃ、第一期の中盤にもあったけどさ)。

本屋で写真集を眺め、それを買う蘇芳(母親の写真集か?)。バスで帰る周防

世界は大きく変った、戦争もあった。このあたりは戦争の影響も少なかったけど、変化は訪れ始めている、と語る蘇芳。

自宅にもどった彼女に声をかけるエイプリル(偽名はベラ)。父親は、今日も帰らないということを伝えるエイプリル。彼女に、ターニャの事を話す蘇芳。エイプリルにも、ニカと仲がいいという風に認識されていたみたいで。ターニャと似たようなことを聞かれてしまい、向きになって、叫ぶ。

ゲートの出現とともに、本当の星空は消えた。今、僕達が見ているのは、偽ものの空。そして、僕は知っている、今、この空の星は、契約者の命そのものだって事を。

浮かない顔でシオンに夕食を持っていく蘇芳。表情がすっかり消えてしまい、蘇芳の方を振り向きもせずに、Pcに向いながら、おかえりと声をかける。

蘇芳の話を聞いて、シオンは恋の事を物理的、というか、生物的に語る。人はそれに依存しようとするといい、反論する蘇芳。それを見て、そんな風に夢を見ていられる君が、素敵だと思ってねとひややかに笑う。

ただ、夢は覚めるものだ、パパとママのようにね。と続ける。母親の写真集を持ち出して、元気そうだよ、と語りママに会いに行こうという蘇芳だが、なぜ、と理解に苦しむように言われてしまい、何の必要も無いとまで言われてしまう。

契約者になって、すっかり感情を失ってしまったのだ、シオンは。

それを聞いて、打ちのめされる蘇芳。そこを父親に見つかり、あの部屋に長居するな、と怒鳴られる。
でも、シオンは双子の弟なのだよ、と訴える蘇芳。兄弟だろうと家族だろうと、シオンには関係ない、それを理解しないと、お前が家族なのにという。

母親の写真集に気がついて、まだこんなものを、という父親。母親は待ってくれているという彼女に、夢を見るのはよすんだ、時は前にしか、進まない、後戻りは出来ないんだ、と説得しようとするが、その場を飛び出していってしまう蘇芳。

お風呂の中で、契約者に心は無いという言葉を反芻する蘇芳。ペットのモモンガに話し掛けるが、答えてくれるはずも無く、じゃれ付かれてしまう。

世界は一夜にして変わることは往々にしてある、何の前触れもなくという言葉を再び語る蘇芳。昨夜のこともあるのか、元気なく、ノートを破って、鳥を折る。

そこへ、大幅に遅刻して、教室に現れるターニャ。雰囲気が別人のようになっている。放課後、それを心配して、声をかける蘇芳達。そこへ声をかけてくるニカ。ターニャの様子が変ということを聞いて、あわてて、追いかける。
学校の窓の奥では、教師がどこかへ連絡を取っているようだが、軍にターニャのことを報告しているのか?

待てよ、とターニャの手をつかむニカ。離せ、と冷たい言葉を放つターニャ。待ち合わせの場所にこなかったことも問い詰めるのだが、無駄なことに気付いたと機械的に言い、さらには、契約者としての力を発揮して、ニカにその力を振るうターニャ(代価は毛を抜くこと)。

友人たちは、契約者の力と、その力を振るっている人間が、友人で、昨日まで笑い会っていた相手であること、その恐ろしさに逃げてしまうが、蘇芳は、ターニャを追いかける。

契約者への転生には、何の兆候も無い、突然だ。性格、行動様式が著しく変化し、必ず、騒ぎを起こす。

ほどなく、国家機関に収容され、周りの者たちも、契約者に関する記憶は消去されると説明するシオン。

国家機関に連れて行かれるターニャ。その場を走り去る蘇芳。

父親の前に現れるシオン。そのことに驚く父親だが、蘇芳はこともなげに、この家には、秘密の通路を一杯作ったじゃないと語るシオン。そして、代価を払い終えたと告げるシオン。

倉庫にアル秘密の通路に逃げ込む蘇芳。踏み込んでくる軍人? 通路の中から、蘇芳に話し掛けるシオン。
その声の聞こえてくる方に向う蘇芳。

異変を感じ取り、棒状のものを放り投げて、部屋を出るエイプリル。その後で踏み込んでくるFBSのエージェントたち。同時に爆発する爆弾。

着替えている蘇芳にお守り(流星の核)を渡し、必ず身につけていて、無くさなかったら、僕達はまた会えるとかたるシオン。

研究所の方に逃げるんだ、ベラが逃げ道を知っているといい、そのことを詳しく訊ねるが、答えないで、さよならと一方的に告げて、会話を打ち切るシオン。

オーガストに連絡し、脱出すrことを報告するエイプリル。予定通りに回収しろ、といい、シオン、博士、データと優先順位を告げるオーガスト。
シオンは見つからず、ジュライに問うがガラスが無いといわれるものの、父親の部屋に誰かいるというジュライ。どうやら、仮面をつけている大人の東洋人らしい。それを聞いて、心当たりを思い浮かべるエイプリル。
その会話を盗聴しているなにものか。

無線を封鎖し、プランCに続行するオーガスト。

蘇芳の耳に聞こえてくる父親と侵入者の会話。父親の部屋に向う蘇芳。侵入者は流星核とシオンはどこだ、と問いただすが、ここにはいない、とそっけなく答える父親。

用は無い、と侵入者の電撃に殺される父親。

部屋に飛び込む蘇芳。そこにあったのは父親の死体。そこへ駆け込んでくるエイプリル。そのやられ方を見て、黒のことを思い出すが、自らの正体を名乗り、シオンの居所を尋ねるのだが、わからないと首を横に振る蘇芳。

敵の気配を感じ、あわてて、蘇芳をつれて、その場を離れるエイプリル。彼女の前にFRBのエージェント・ゴランが現れ、警告をするのだが、発砲で答えるエイプリル。

対価のハンバーガーを食べ、蘇芳を捕まえるゴラン。

雨雲を呼ぶエイプリル。契約者か、面倒だな、と力を発動させ、エイプリルの打った弾を自らの能力、超スピードの移動能力でよけ、彼女の方に突っ走っていき、ふっとバス。

雨を呼び、高速で移動する彼にぶつけるエイプリル。その痛みに悲鳴を上げるゴラン。
対価の酒を飲んでいるところを、黒に襲われてしまい、クビをワイヤーで絞められるエイプリル。姿を現した黒にとどめを刺されるエイプリル。仮面を外した彼の表情は、鬼気迫るものだった。 その光景におびえる蘇芳。

第二期の第一話はある意味、第一期の裏返りみたいな話で、前作最終話で、自分のいきる道を選び、闘っていく事を誓う黒、同じ日に、弟が契約者になってしまい、世界が一変した蘇芳。

黒が変わり果てたと見えるシーンだけど、第一期でも結構感情的な一面見せるシーン多かったから、さほど、驚くことでもないのかもしれないなあ。

クールというか、飄々としたイメージの強い男ではあるが、主に妹がらみの話では結構感情丸出しにしていたし、それを彷彿とさせる話でも、感情あらわにしていたし。結構、感情的ナ男だからなあ。

得たものと失ったもの。兄と妹、姉と弟。

前作第一話は、兄と妹が星を見ていたやり取りが描かれていて、すおうとシオンが、父親と一緒に星を見るという光景は、ある意味、同じナのですが、それが故に、裏返しを強調している効果を見せているように見える。

そして、今回の話で描かれていたターニャが契約者になったことは、前作では語られていなかった、何の変哲も無い人間が、契約者となってしまい、その人間を取り巻く世界が崩壊してしまい、周囲の人間に、大きな爪あとを残してしまう、ということを描いていたわけで。契約者に代わってしまう少女の話もあったけど、あれ契約者を研究している人間だったわけですし。
まあ、前作でも、コミック版(ASUKAコミックス)では、その事をかなり顕著に描いていたと思うのだが、結局、評判が悪かったからなあ。第一話で世界観を語る話としては、前作では触れなかったポイントに触れつつ、うまいこと語っているとは思うけど。
しかし、家族が契約者になり、離れ離れになったということや、父親に注意されても、契約者になった弟を見捨てようとしなかったり、冒頭の星を見るイメージとか、蘇芳を通して、黒が契約者になった妹を守ろうとして、殺し屋になったり、妹を失った後にどうなっていったか、を平行して描こうとしているのか、という推測が浮かんでしまう第一話ではあるよな。
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by kwanp | 2009-10-09 22:39 | アニメ
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