穏やかなる日々は完全に向こう側に

ニカやターニャとプールで遊んだ記憶を語る蘇芳。今はもう、戻ってこない、穏やかだった日の思い出。

ターニャが水をかけたところで、美咲が泳いでいるシーンに切り替わり、彼女の前に現れ、気分転換できたと訊ねるマダム。

美咲の探しているものを未来の記憶といい、まだ帰られる余地のアル未来といい、その力を操ることが出来る契約者がいたと語るマダム。

確か、アンバーがそういうことを言ってたというか、ノーベンバーに未来を教えるような事を言ってたな。

なんで、自分に、そんな話を? と訊ねる美咲に、ささやかなお礼のつもりといい、美咲のおかげで手に入れられる情報もアルと答えるマダム。

東京に向う特急の個室の中で、銃を整備するレプニーン、その傍にいるターニャ。そこへドアを叩く音が、警戒して、立ち上がるターニャ、空けてかまわんと言うレプニーン。

入ってきたのはSVR。てなれたもんだ、というSVR。BK201の部屋を訪ねるが、それには及ばんと彼らの手出しを牽制するレプニーン。

別の個室で、母親の写真集を見る蘇芳。池袋の写真を見て懐かしがるマオ。行った事アルの? という蘇芳の言葉に、太陽がさすような、夏の日と大げさに語りだすのですが、興味なさそうに頷き、子供のころ、いったことがあると語る蘇芳。
決めた回数以外、ドアをあけるなと言い残して、食事を買いに行く黒。
その彼の前に現れ、行く手をふさぐSVR。そして、背後から銃を突きつけるレプニーン。

一方、ターニャは、残った蘇芳たちがいる個室の前で能力を発動させて、ゴキブリが現れたのを見て、浮き足立った彼女が部屋から出てきたところを、腹を殴って、気絶させる。
残ったジュライを意識を失わせるターニャ。マオは、黒に助けを呼びに行こうとするが、車掌に見つかり、追いかけられてしまう。

食堂車で、食事を振舞われる黒。朝からアルコールのサービスはやっていないというので、ロシア語でまくし立てたら、うやむやのうちに出されたとのことですが、

国籍に関係なく、やな客だよな、それは(汗)

ワインを断る黒に酒樽の湯船に浸かるタイプだと思ったが、というセリフは、てっきり黒の大飯食らいを知っているかと思いきや、最近、酒ばっかり飲んでいることを言ってただけのようで、黒が大量に頼んだメニューを見て、呆気に撮られるレプニーン。

これをやらないと、黒というきはしないけど、それでもこれで完全復活したかどうかは、別の話という気もするし。

マオを追いかけている車掌さん。天井に張り付いて、やり過ごそうとするマオ。

意識を取り戻した蘇芳に銃を突きつけるSVR、そして、彼女の視界には、ターニャの姿が。

黒をスカウトしようとするレプニーン。

優秀な人材をスカウトしたいのはわかるけど、黒の食費をまかなえるのか、ロシアは(汗)

蘇芳つきで、だろと、あっさりと断る黒。博士が替え玉でないことを知らない黒に、ますます、拘る理由がわからないというレプニーン。

そういえば、第一期の第一話・二話で、ドールに記憶を移植した技術が使われたのではないか、という指摘があったけど、おそらく、あの技術とは違うと思う。
あの技術では、感情を失っているとはいえ、一個の人間の記憶に、別の人間の記憶を上書きするわけだが、おそらくは、博士の替え玉は、まっさらな頭の中に一日分の記憶がのこされていたわけで、似て非なるものではないかと。

まさか、情をうつしたわけでもないだろうというレプニーン。好きに勘ぐればいいというのだが、既に蘇芳を抑えていて、ここで席を立つのであれば、強引にでも、彼女を連れて、列車を脱出するというレプニーン。
さらに保険として、列車に仕掛けた起爆装置を見せる。

自分を殺さなかった理由を尋ねる蘇芳。黒がいなければ、撃ってたかもしれないという蘇芳。そういうことか、と合点が行くターニャ。蘇芳は、トモダチだから、撃てなくて良かったという。
友達だから、憎む理由もあるといい、ニカと仲良くして、嫌いだったとうちあける。
ニカとは別に・・・、と弁解する蘇芳。ニカに自分のほうを振り向いて欲しかった、そう思っていたことは覚えている。しかし、そのときの気持ちを思い出せない、ニカが好きだったと覚えている、ニカを殺したというターニャ。

喫茶店で朝食をとる美咲の席に座り、バナナパフェを頼む鎮目。ストーキングが趣味か、という美咲に、「追いかけるなら、青い果実ってか」と冗談めかして答えるのだが、案外、本気だったりしてなあ。

ここ数年、ロリのドールを連れて、しっぽりと逃避行って、そりゃ、パッと見だけでいえば、間違ってはいないのだけどなあ・・・・。

挑発めいたことを口にして、やきもちかと指摘する鎮目。そして、銀にはとんでもない力があるらしいという。

レプニーンの言葉を受けて、大人しく席につく黒。レプニーンは、基本的には契約者を信用しているが、最近は、イレギュラーな契約者も増えているとこぼす。しかも、自殺する契約者ということで、銀に、そういった力があるということが、鎮目によって、そういう噂があると語られるのだが、

可能性的には、契約者を人間に戻す能力でも身につけたということなのか?

契約者になった人間は、かなりの割合で国家機関とか、どっかの組織に連れて行かれて、仕事に従事させられるわけですから、元の人間に戻った際に、その記憶が失われていなかったら、その事実に耐え切れなくて、ということはありうると思いますからね。

それとも、ノリオの母親が死んだときのアレでしょうかね? あれを自分の意思というより、強制的に能力が、彼女以外の意思で暴走したように見えましたからねえ、あの場面では。
コードギアスでは、ギアスを使いすぎて、自らの意思ではON・OFFが出来なくなってしまっていましたが、この話だと、契約者の支払能力を超えた力を強制的に発動させる力だったりするのでしょうか?

契約者は、能力を使った対価といわれる行動をとるわけですけど。対価ということは、その契約者それぞれに応じた支払い限度額みたいなものがあるのかもしれませんから。その支払い限度額を強制的に超えさせる能力なんでしょうかね?


そんなこと確保して、何しようって言うのだか、という鎮目。

何をしようとしてるんだか、も何も、契約者を全て、手中におさめたいという目的以外の何者でもないように思えますが(汗)三号機関は、ショッカーがデストロン(ゲルショッカーは時間稼ぎみたいなものですし)に変ったようなものだと思いますが、自分たちの下にいたはずの契約者によって(切り捨てたのは組織の方が先ですが)、痛い目を見せられたわけですから、より万全を、と思えば、そういう能力を欲するのは当然ではないかと。

まさか、三号機関はという美咲に、見返りは期待しているよといい、何かつかんだ情報があるんじゃないのという鎮目。

銀を手に入れたい、自殺して欲しい契約者がいた、好きか嫌いで言えば、大嫌いだといった。前回、黒たちを襲った契約者を殺したのは、お前か? と問い、もしおすなら、抱きしめたいと思ったというのだが、

グラハムのあとだと、普通に聞こえてしまうな、このセリフも。

前回の契約者を畜生というレプニーン。姪を殺された、任務とはいえ、そいつの面倒を見なくてはいけなくなったと打ち明ける。そりゃ、はらわた煮えくり返るけど、一番許せないのは、その畜生と同じ穴の狢になってしまったような扱いだと思うが。

そんなレプニーンに、「お前は何をした。せめて、一矢報いようとは思わなかったのか?」と問う黒。
「それは・・・・」と口ごもるレプニーンに、「返り討ちに会うことか、保身か?」といい、その男は確かに畜生だ、だが、契約者だからじゃない、最低の人間だから、最低の契約者になっただけだといって、合理的な枠にしか、自分を収めることしか出来ない。お前に、乗客を道連れにするような度胸はない、とフォークをレプニーンの手につきたて、ナイフを投げて、SVRを黙らせる。

もっともらしく聞こえるけど、仕事上で、殺しても殺したりない人間相手に感情抑えて、仕事しなきゃいけないことなんて、世の中ザラだし、我慢していろと言うわけじゃないけど、感情抑えないと成り立たない仕事なんて、ザラだろと思うのだが。

まあ、レプニーンに真理的動揺を与えるためのブラフみたいな部分もあると思うけど、黒は妹を受け入れるために人殺しに手を染めた男だからなあ。大事なものの為に一線を平気で超えられる人間とそうでない人間の境界線というのもこれはこれででかいと思うのだけど(汗)
再三、昔の黒はルルーシュみたいに妹さえ守れれば、後はどうでもいいキャラだし、手を汚さなきゃ生きていけない人間からすれば、レプニーンのような立場の人間の苛立ちも、傲慢というか贅沢に見えるのだろうけど、そういう立場の人間は人間で、妙な優越感で、自分たち以外を見下すというか、己に酔ってるようなところがあって、今の黒の感情は、まさにそれだしなあ。


列車を止めて、蘇芳を連れ出せというレプニーン。その指示に従い、ゴキブリを大量発生させて、列車を止めようとするターニャ(汗)

マオをようやく捕まえた車掌。

列車を覆うゴキブリでパニックに陥る乗客。なんだこりゃ、と呆気にとられるマオ。その隙に乗じて、部下に蘇芳を抱えさせて、脱出しようとするターニャ。しかし、追いかけてきた黒が部下の男の首をワイヤーで絞めて、周防に逃げろと呼びかける。

その言葉を受けて、逃げ出す蘇芳、追いかけるターニャ。レプニーンになんとしてでも、拉致するのだと命令されて、列車を覆っていたゴキブリを、蘇芳の追撃に動員する。

一方、ジュライのところに向かい、周防の行方を尋ねようとするマオだったが、既にマオは、蘇芳の行方を追いかけていた。

プールのあるところに逃げて、プールに潜って、追っ手をかわそうとする蘇芳。かつての思い出が脳裏をよぎる。追いついたターニャは水面に気がつく。

息が続かなくなって、水面出でて来る蘇芳に、諦めてくるといい、というターニャ。彼女にムズをぶつけて、プールサイドに上がり、逃げようとする蘇芳だが、ターニャは、なぜか、動かない。
彼女の脳裏にも、かつての記憶が蘇っていた。レプニーンの言葉で我にかえり、ゴキブリを操り、蘇芳に差し向けるターニャ。

ターニャに命令していたレプニーンは、黒に見つかり、あわてて、銃を構えるが、指された傷で手に力が入らない。「もう一度、話し合うつもりはないのか」という彼の言葉に、断ると返す黒。

それを聞いて、ナイフを取り出し、襲い掛かるが、返り討ちにあって、ナイフはレプニーンの体に深々と突き刺さる。今わの際に、奴を殺したのはお前か、と尋ねて、無言で頷く黒。それを聞いて、安心したかのように息を引き取るレプニーン。

一方、ターニャの操るゴキブリに襲われる蘇芳。無我夢中で力を発動させて、ライフルを取り出し、引き金に指を伸ばす。それを見て、在りし日を思い出すターニャ。蘇芳も、黒の撃つなという言葉が脳裏に蘇る。
しかし、別方向からの銃弾がターニャに命中して、彼女はプールサイドに倒れてしまう。

その場に駆けつけたジュライをつれたマオに、「お前がやったのか」と問われて、我に帰って、体を振るわせて、否定する蘇芳。その場に現れて、「撃たなければ、お前はやられていた。身を守る術がそれ以外になかったのなら、それでいい」という黒。
「それでいいって、撃ったのは僕じゃ」と否定するが、黒は聞く耳をもたずに、「いくぞ」という。それを聞いて、「言ってることが解らない、どっちなんだよ!?」と問い詰めるのだが、黒は宥めるように、「撃った事を責めているんじゃない」と見当違いのことをいい、蘇芳の怒りに火をつけてしまう。

まあ、黒がお前は撃つなというのは、自己満足な感情で、蘇芳に稽古をつけて、己の都合で、蘇芳に撃つなといっているだけに過ぎないのだから、黒の都合で、撃てとか撃つなとか言われて、一方的に振り回されている、要は自分のことを思って言ってくれているわけじゃなく、自分の都合で動いて欲しくないだけと解れば、新来みたいなものを感じていれば、その分、失望もでかいでしょうからね。黒の発言は、蘇芳の言い分をロクに聞いていなくて、通り一遍の言葉で、おざなりに判断しているわけですし。

黒とは別方向に向う蘇芳。まてよ、と止めようとするマオ。蘇芳についていこうとするジュライ。なし崩し的に、それについていくことになるマオ。

蘇芳を追いかけない黒。プールサイドに浮かぶ、血に彩られたターニャを残して。

「寒くて、夏ならよかった・・・。それとも、夏の太陽を嫌いにならずに済んだから、今のほうが? だけど、どっちにしったって、僕達は子供のようには楽しめない」とかつての穏やかだった日々が、戻ってこないことを思い知らされ、ジュライと二人で東京を目指す蘇芳。

そして、ターニャを撃ったのは、シオンであった。

まあ、契約者は元に戻らないの明らかな話ですし、ターニャは契約者になってしまい、さらには、ロシアの国家機関で生きていかないといけない。どうあっても対決は避けられないし、シオンが手を汚さなかったら、蘇芳は、ターニャを自らの手で殺していた可能性のほうが高いわけですからねえ。
そういう意味では、蘇芳の手を汚さないためにシオンが代わりに撃ったとも取れる光景なのですよね。

ちなみにシオンがライフル使っているのは、能力を共有している可能性もあるから、別段不思議ではないと思いますし。しかし、蘇芳の場合は、シオンに作られた体の可能性もあるから、能力を使う度に、己を構成している体から、必要なエネルギーをすり減らしている可能性があるので(対価として、折紙を折っていたが、契約者は対価になる行動をとらないといけないという知識に基づいて、そういう行動をとらないといけないという先入観でそういう行動をとっているだけかもしれませんしね)、流星核をブースターにして、力を使っている可能性もありそうですが。



一方、美咲は、東京エクスプロージョンで上司の言葉を録音したテープから、未来を知る契約者の線を追いかけようと、自分に接点があるとすれば、これしかないと何度も聞き返していたが、巻き戻しているうちに何かに気がつき・・・・?

東京の寒さを痛感する蘇芳。単に着替えていないだけなのだが・・・・。

しかし、ターニャも死亡してしまったことで、かつての穏やかで静かだった日々とは完全に決別してしまった上に、黒は、自分の事を見てくれていないということがわかって、袂をわかってしまった(そりゃ、そうだわな)。
まあ、今の黒はコードギアスのルルーシュみたいな、自分の大事な者さえ守れればいいという行動パターンですし、第一期でも妹を捜し求めていたためか、妹を彷彿とさせるような相手には、妙に優しかったわけで、蘇芳に戦う術を教えたのも、それが理由だと思います。
おまけに、レプニーンに対するセリフからも、自分には出来たから、他人にも出来るはずだ、というような理屈で一方的に、レプニーンが、仇を目の前にして、何も出来なかった臆病者というような物言いを言ってたりと、かなり、一方的ですしね。
破壊する荷物が銀だとわかって、蘇芳に撃つなといったわけですが、ターニャを友達を撃っていないのに、撃ったと思われて、しかも、こっちのいい分には耳を貸そうとしない。
自分の為にあれこれ、世話を焼いてくれていたのではなく、自分に都合よく動いて欲しいから、アレコレと親切にしてくれていた。自分の事を見てくれていなかったから、相手の打算というか、本音が見えてしまった気になって(しかも、相手も何も言わない)、これまでの様には信用することが出来ない、一緒に行動するのがムリだからこそ、袂をわかった。まあ、ジュライも、黒よりも、色々と世話を焼いてくれている蘇芳の方になついていると思いますからね。
残りの話数で、どうやって、黒が失った信用を取り戻すのか、気になるところです。
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by kwanp | 2009-11-27 19:23 | アニメ
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