恋というよりかは

空港周りの道路を封鎖したと報告する美咲。しかし、課長は黒はボートで逃げたと告げる。
三号機関はドールによる監視網を作り上げていて、「決して逃げられない」と豪語する課長。わざと泳がせているということか?
再上陸地点がわかり次第、報告すると電話を切る。美咲にもその監視の目は向けられているそうだが、
「ご自慢のシステムを使っても、BK201は捕まらない。なんでだろうね」と皮肉めいたことをいう鎮目。

その鎮目をおいて、車で飛び出す美咲。

一方、蘇芳が死んだという彼女の母親。「ママ・・・」と話し掛けても、「呼ばないで!1」と取り乱し、「汚らわしい、狂っている」と恐れおののく。

水族館の記憶との違和感を感じ、「違う」と呟き、母親の手をつかみ、水族館に行こうというが、母親には覚えがない。

それを知り、車を飛び出す蘇芳。それを追いかけるジュライ。置いていかれるマオ。

「僕は行かなくちゃ」という蘇芳。「水族館に?」と訪ねるジュライ。あそこでは、みんな笑ってた、もう一度、あんなふうにという蘇芳。自分たちを監視していた観測霊に気がつくが、「ないしょだよ」と釘をさすジュライ。
それをうけて、「ボク達のことは内緒だよ」と口々に呟く双子。

三号機関のドールの監視システムにはノイズを受けて、異常が発生する。観測網に小さな穴を確認して、慌てる課長。

ジュライの内緒を受けて、双子がその力で、ドールの監視網にジャミングをかけたということか?

闇雲に探しても、見つかるわけはないか、とこぼす美咲。車を降りて、オロナミンC(リゲイン?)を飲んで、気を取り直したところに、自販機の陰で、二人一緒にマントに包まって、寝てい蘇芳達を見つける。

って、防寒効果あるのか、コスプレ用のマントに?

美咲の車で目を覚ます蘇芳。「あんなところで寝ていたら、風邪引くよ」という美咲。ジュライに元気だったときく。少年のドールが一緒だとは聞いていたが、まさか、顔見知りとは思わないわな。第一期では、まがりなりにも、敵味方に分かれていたわけですし。

普通とかえすジュライ。いや、何があっても、平然と普通と返しそうだけど、この人(汗) 普通が一番といい、BK201は一緒じゃないのか、ときく。

直ぐに殴るし、変な特訓させるし、大酒のみのロクデナシという蘇芳。でも、お酒はやめてくれたと付け加える。

君は女の子だよねと問う美咲。

裏の顔はしってるだろうけど、そこまでの変りように驚かないのか?表面上は、好青年だったのだし。

まあ、アスカ版が同人あつかいされている理由は、李の姿で世を忍ばないで、愛想の態度を前面に出していたからだと思うけど、第一期でも、かなり直情的な態度をあらわにしていたわけですから、気付く人は、黒の変りようには、さほど、驚かないということを皮肉っているのでしょうかね?
それとも、李の姿が仮面だったように蘇芳の知る黒の姿も本当の姿ではないとか考えている(自分のほうが、黒の事を知っているという自負か?)?

シオンじゃない、それどころか、蘇芳ですらないかもしれないという蘇芳。それを聞いて車をとめ、何を言ってるの? と驚く美咲。

車をとめて、肉まんを買って来た彼女の話によると、水族館のあたりは、13年前から、立ち入り禁止だそうで、それを聞いて、自分の記憶すら、根底から覆されてしまって、驚きを禁じえない蘇芳。

記憶違いと呟く蘇芳。

「これは君のものだよね」
蘇芳の折った折り紙を取り出す美咲。それを受け取り、「ママがこれの折り方を教えてくれた。記憶違いなんて、嘘だよ、だって、ボクはちゃんと覚えている。ママの事も、水族館のことも」と己に言い聞かせるように言う蘇芳。

「ミハエルパブリチェンコの生死とも関係が」という美咲は、いろんな事を確かめてくると言う。

なんで、こんなことに? 蘇芳の母親のところまで、来てしまったマオがぼやく。部屋の中で、一心不乱に折り紙を折る蘇芳の母親。彼女を見て、思ってたよりも若いな、といい、足首の形で、昔の記憶を思い出す。

妊娠中の彼女とであったことがあり、その彼女から、日本を離れた方がいいと忠告され、その数日後にゲートが現れたのだという。

彼女も組織の深いところに関係しているのか?

そこへやってくる美咲。博士の事を切り出すのだが、「組織の人ね」といって、おびえ、かえってといい、組織も博士ももう関係ないと言い張る。部屋の外で話を聞いている蘇芳とジュライ。窓を開けて、マオが、「しぃー」という。

食い下がり、博士が組織がらみの事を問い、組織を追い詰めるために動いているとつげて、組織と彼女の間に何があったのか、そして、すおうとシオンの事を尋ねる美咲。

マオは、蘇芳の母親と二度合ったことがあるらしい。一度目は、前述の日本で、二度目は、組織に入り、契約者として向ったモスクワの大学で。

ベンチに座っていたネコに乗り移るマオ。

博士は組織である研究をしていた。その研究を知る者は一握り。マオは別の派閥から、エージェントとして雇われたという。

その日、蘇芳とシオンをつれて、博士に弁当を届けに大学へやってきただけと語る。蘇芳に折紙を教えている母親。その足首を見て、彼女の事を思い出すマオ。

えらく、後付臭いけどなあ。というか、蘇芳のペットに憑依していたのだから、もっと早く、その関係に気がつかないか、そういう足首を見て、反応するような出来事があれば?

トイレに行きたがるシオン。蘇芳にも行くかと訊ねると折り紙を折っているといい、残る蘇芳。

冷ややかな目で、そうと呟くシオン。

マオが言うには、そのころには、組織内のいざこざも引き返せないところに来ていて、はめられたのだとか。

そして、爆発が起きて、蘇芳はそれに巻き込まれてしまい、死んだと語る母親。

沢崎を尋問し、銀の居所を聞き出そうとする黒(睡眠を与えないで、照明を突きつける)。イザナミの言葉でスイッチが入り、「イザナミをイザナギとあわせてはいけない、大きな災厄、進化、未来の記憶を持つ、彼女が記憶していた、何通りもの未来、世界は走り出している(天文台、ドール)、三鷹文書に記された懐かしい記憶に、そして、そして・・・、葉月さんをお守りしなければ」という沢崎。

銀の居所を尋ねる黒。

イザナミは契約者を殺すという沢崎。「18個、研究塔、止めないと、止めないと、葉月さんが」と取り乱す沢崎。俺が止めるというと安堵する沢崎。

アジトをでた黒の前に現れるマダム。「お前とは手を切ったはずだ」という黒に、彼女が「あなたは立派に役目を果たしてくれた。あの子を東京に連れてきてくれたじゃない。でも、あの子の手を離してしまうなんて。大宮での事件、弾丸が見つかったらしいの。左利き用に改造された、対戦車ライフル。かわいそうな赤い星。三号機関は彼女をどう扱うつもりかしら?」と挑発めいたことをいう。

再び、蘇芳の母親のマンション。
爆発の後、蘇芳を探した母親は、蘇芳の遺体をMEにかけようとしている博士を見つけ、それをとがめるのだが、

「わが子だからこそだ。あの子は永遠に私のものであり、お前のものだ」という。
「永遠に?」「そうだ、永遠にだ」

炎に照らされた博士の姿に狂気を感じたところに、割り込んできて、「本体、あらびきみんちにされちまったじゃねえか」と博士に怒鳴り込むマオ。

その隙に蘇芳を抱えて、逃げ出す母親。後悔するぞという博士。シオンは自分についてくる事を選ばなかったという。

蘇芳の遺体を荼毘に付し、帰国したという。ちなみに、荼毘に付すのは、一部の地域だけなのだそうだ。

博士のように、人の記憶をいじる研究をして、それが実現可能なレベルだとしたら、記憶だけでも取り出して、というような誘惑に、あの状況で、それを実行するくらいのことは無理もないかも。ただ、それに対する理解を、周りに求めるのが難しいというのも、事実ではあるけど。
ただ、それを母親がそれを感じて、逃げ出すというのもわかるし、逃げ出すので、精一杯というのも無理はないのかも。

それで、蘇芳の偽者が、自分の前に現れたと恐れ戦く母親。節目がちなところも、色素の薄い唇も、まるで、完全なコピーといい、シオンの能力がという母親。シオンだと勘違いしていたわけで、そんなことがあるわけがないという常識で、シオンと判断したのか、それとも、その可能性に気がついていたが、目をそらし続けていたのか。黒から見たら、レプニーンと同じだと判断されそうだな、彼女。

「あの人は蘇芳を愚弄した、狂ってる。あの人の心のゆがみが生み出したモンスター」

それを聞いて、飛び出す蘇芳。おいかけるジュライとマオ。

「ご協力、ありがとうございました」といって、その場を後にする美咲。蘇芳に聞かれた事を知り、泣き崩れる母親。

マンションの入り口で待っていた蘇芳。追いついた美咲に「逃げたかと思った」という言葉に、逃げる場所なんてない、思ってたほど、ショックじゃない、コピーだからという蘇芳。

契約者とか、コピーとか関係ないのじゃないか、泣きたかったらなけばいいという美咲。

おそらくは蘇芳の自我は本物だとは思いますけどね。ただ、精神はリンクしているけど、肉体を失ったことで、記憶のバックアップを失ったということか?

行こうかという美咲。「どこに?」という蘇芳。「全てを任せて。君の安全は・・・」と言いかけたところで、黒の襲撃を受ける美咲。
「なぜ、お前が三号機関にいる?」と問い詰められる。

銃を撃つまもなく、取り押さえられ、消されそうになるのだが、違うと、黒を止める蘇芳。
「お前を捕まえようとした」という黒に、肉まんくれたという蘇芳。

それ、餌付けジャン(汗)

美咲には目もくれないで、蘇芳達を連れて、その場を後にする黒。「李君」という美咲の声がむなしく木霊する。

一方、黒のアジトを強襲した葉月たち。沢崎は、無残な姿で見つかったのだが、黒というより、マダムの手のものか、それとも、組織か?

その姿にショックを受け、沢崎の遺体に口付けして、「私は、BK201を・・・」という葉月。

蘇芳にどうして、もどってきたの? といわれ、「敵を撃てるお前に、俺の助けは必要ない」というのだが、自分の言うこと聞かないで暴走するからじゃないのか?

と思えて仕方ないのだけど・・・・・。

「ここは素直に謝っておいたほうがいいのじゃないか?」とマオに突っ込まれる。

「ボク、敵を撃ったりできないよ。ちゃんとした契約者になれない。だって、こぴーだもん」と自嘲めいた事を言う蘇芳。それに反応する黒。

一方、水族館では、シオンが鯨をコピーするのだが、やはり、意識がリンクしていて、蘇芳が見た記憶も、流れてくるのか?

喜んでくれるかなというシオン。水族館の記憶は彼がプレゼントしたものだそうで、それを聞いた博士は「事実を知れば、余計につらくなる」という。
「あの子は痛みを知らなくちゃいけない。蘇芳の痛みは何色だろ、弓張り月、オレンジだ」というシオン。

屋上にいる蘇芳。
「川が見えるね。札幌の川はもっと大きくて、流れが速かった。あれは僕の思い出なんだよね?」と訊ねるようにいう。

ジュライを担ぎ上げる黒に、「お願いがあるんだ」といい、「あのときみたいに呼んで欲しい。うつな、蘇芳。あの時みたいに、僕の名前を呼んで欲しい」という。それを聞いて、「お前のことしか知らない。コピーも何も、俺にとって、蘇芳はお前だ」と彼女の頭をなでる。

涙を流す蘇芳。

「どうして、涙が出るの? あんたが信じてくれなかったとき、痛かったんだ。殴られるより、すっとすっと、痛かったんだ。よくわからないことだらけなんだ。あんたがボクを、蘇芳と呼ぶとうれしくなって、でもそれが、銀を助けるためだって、知って、もやもやして。
アンタはボクのパパを殺した。ロクデナシで、暴力ふるって、大酒のみで、最低な奴で。なのに、離れてたら、寂しくなって、どうして、こんな気持ちになるんだろ? マオでもいい、教えてよ」と訊ねる蘇芳。

戸惑うマオ。

「もう、何も考えるな。今日はとりあえず寝ろ」という黒に礼を言う蘇芳。「良く泣く契約者だな、コピーだから、不完全なのか?」と首をかしげるマオ。


蘇芳=陽、シオン=陰で、一人の人間のそれが双子となって、きれいに分かれてしまったということかねえ。だから、シオンのほうに、契約者の特徴が強く出た(蘇芳が、契約者みたいに感情がなくならないのは、それも理由?)?


「俺たちに契約者の事がどれだけわかる?」と言われて、「そりゃそうだな。だが、不完全だからこそ、蘇芳はお前に恋をした。本音のところはどうして、戻ってきた? 蘇芳に妹の姿でも重ねたか?」

「俺は蘇芳に、俺自身の事を見ていたのかもしれない。無知で揺らされ、不完全で揺らされ・・・。だが、俺も蘇芳も、これ以上、ゆれている時間はない」

空を見上げる黒。「まさか、あれは!?」と空を見上げて驚くマオ。

人々が見上げる中、空に浮かぶ赤い月。

「でちゃったね」「そうね」「キレイだね」「そうね」
ビルの屋上でのマダムと双子の会話。溜息をつくマダム。そして、賽の河原のような所に現れたのは、銀?

自分が作り物だと思って、友達は、自分のことを覚えていない、もしくは、死んでしまったし、シオンや博士は、自分を騙していた(と思っている。彼らなりにシオンのことを守っていたつもりではあると思うが)ように見えてしまう。母親は自分を偽者だと思って、拒絶している。

黒しか、自分のことを受け止めてくれそうな相手がいないから、ということで、黒に依存しているわけですし、黒の方は黒の方で、妹を彷彿とさせる相手には、優しくしてしまう(と黒は思っているが、蘇芳は姉キャラというずれがある)。
今の黒は、自分の大事なもののためには、手段を選ばない、あるいは、どうなってもいいルルーシュ状態ですから、悪い方向へ転がっていきそうに思えるのだが(汗)
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by kwanp | 2009-12-11 20:01 | アニメ
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