とってつけたような・・・

峰岸を下した半座。メットを脱ぐや否や、あわてて、トイレに駆け込み、試合のことを思い出しながら、へたり込む。

勝ったかどうか、実感がわからなくて、いっぱいいっぱいという半座。

そこへトイレへ入ってきた峰岸と鉢合わせするのだが、左足の親指を怪我しているのに気がつく。

これは、つめがはがれているのか、それとも、つめの中から出血しているのでしょうかね?
場合によってはこれ、つめをはがさないといけない類の怪我ではないかと思うのですが。

これ、場合によっては、歩くことも大変な怪我になるので、自分を打ち負かした相手の前でやるのは、かなりいやみになるのだから、ほかのトイレでやるくらいの配慮はしろよと思うのですが。

ちなみに怪我にもよりますが、優秀な整形外科医ほど、つめを斬らずに処理することができるそうです。

正義の一撃の代償とかいってるけど、

相手に暴行をふるったり、なめてかかったりしたあげく、最後の一撃で怪我したのを対戦相手にこれ見よがしに見せて、しまらないなあ・・・。

というか、負けは負け、怪我なんて、理由にはならないとかいってるけど、

その前に半座に対して、暴行ふるったこととか、謝るのが先だろと思うのだが。確かに拳を交わしたあげく、水に流すということもあるだろうけど、それは加害者側が言うことじゃなくて、被害者側がそれを認めてこその話で、加害者側が反省もなしにそういう態度を平然ととっていいということにはならないと思うのだが。

穂波もそうだったけど、全然、反省しないのですね。

頭まっしろになったとか、緊張して、勝った気がしないとかいうけど、自分が負かした相手にそれをいうのは、失礼だと思うのだが。謙遜は使い時を間違えると、いやみにしかならないからなあ。

倒した相手の前で、よく言うな、という峰岸だが、あんたも人のこと言えないって。
少なくとも、対戦相手への侮辱、さらには対戦相手をなめてかかったとか、そういうことをやってて、まけてもそういう行為がどれだけ失礼か、ということを考えない時点で、半座の謙遜のことは言えないと思いますが。

峰岸は正義の味方というのは負けた後にさらにパワーアップするとか言うのですが、最近は、アイテムによるパワーアップで、しかも、精神的な成長を遂げないで、スペックだけが跳ね上がるというケースがほとんどなのですよね。

そもそも、最近は、主人公が一方的に強くなりすぎるようなパワーアップも少なくはないし、しかも、その性能に頼りきって、勝ってるだけとかパワーアップにドラマが伴っていないのも少なくはないというか。

次はこうはいかないとかいうけど、多分、作中で言ってるほど、たいした成長を遂げていないと思うのですが。
というか、反省しなきゃいけない部分に気がついていないのに、前進できるわけないだろうに。

それを聞いて、そうなるかもしれなかったもう一人の自分とかいってるけど、相手のやすい挑発に乗って、しかも相手を見くびって、そういう意味では、どっこいどっこいのレベルの戦いでしたからねえ。

というか、相手に対する尊敬とか、そういうものはないのだろうか、こいつら(汗)

勝ち負けもでかいけど、その後だよな、と悟って、

「次会う俺は、もっと強ぇ、なくんじゃねえぞ」という半座。
上等といって、トイレから出てくる二人。

いや、試合が終わったばかりなので、いっぱいいっぱいな部分もあるのかもしれないけど、お互いに相手に対して、反省するべき部分って、いくつもあるわけで(相手をなめてかかったとか、膀胱をふるったとか、喧嘩屋として、反応したとか)、そういう部分は拳士の誇りとやらに恥ずかしくないものなのでしょうか?

そういう誇りを掲げる奴らを強いとかいう風に正当化するようなスポーツが空手なのでしょうかねえ?
こういう奴らが空手の世界にひしめいているといいたいのでしょうか、佐渡川氏は(汗)

戦った二人がお互いを認め合うシーンなのでしょうけど、ほかに言うべきことがあるだろ、と思える部分のほうが多いし、峰岸の怪我は余計だろとか、戦いが終わった後で、無理やり峰岸をよく見せるために小細工しているようにしか見えないのですが。

素直に自分の非を認めさせて、次は負けないぞ、ではダメなのでしょうか?

野田がやっていることを思い出し、あわてて、試合会場に戻るのだが、1ポイントも取れないまま、野田の負けに。

しかし、試合前に、対戦相手に暴行働いた奴と、暴行働かれた奴が一緒に席をはずしていて、誰も、「何かあったら大変だ」と、よく騒がないで、淡々と試合を進行しているというのは、どうなんだろう?

青柳あたりが大丈夫じゃない? とかいったのかもしれないけど、そういう状況だったら、何かあるかも、と心配する人間が必ず出てくると思いますし。そういう場面を一こま、ふたこま入れるだけでも、印象変わると思うのだけど。

まあ、野田の試合をすっ飛ばしたことに関しては、この手の主役至上主義の描く話で、脇役とかの見せ場を無理やり描こうとすれば、やたら白々しい話というか、見せ場の意味合いを間違えている場合が多いので、描かないほうがマシという結果になるのが関の山なので、この判断はそんなに悪くはないのかも。

強引にいいカッコさせるのと、見せ場を作るのとは、また別のことだったりしますからね。

試合時間がい1分弱というのに、驚く半座。

センパイはもっと強いぞという峰岸。

もっと、ろくでもない空手家が登場するというわけですか?

申し訳なさそうにする野田の肩に手を当て、
「お前の健闘、しかと見届けた」
といって、番場が次の試合に赴く。

蓮城の強さも見せてもらった、ならば、今度は御門が見せる番だといって、中段蹴りで2ポイントを先取する番場。

戦いが終わった途端、無理やり、峰岸をいい奴っぽく描こうとして、結局、説得力が伴っていないような・・・・・。
しかし、もう少し、欲望をぎらぎらさせたほうがいいのじゃないか、と思えてしまうのだが。
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by kwanp | 2010-05-27 10:25 | コミックス
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