やっぱりねえ・・・・

「どうだぁ、見たか、オメーら!」
得意げに叫ぶ細野。

いや、相手が相手なのはわかるけど、やはり、これ見よがしに勝利を誇るのはどうよ、という気はするのだが。

対象に財前にドンマイという御門。試合開始前には、これで勝てば、うちの勝ちとか煽っていたのはどこどいつらだよ。

この団体戦とかけて、活け作り見た目ときますという財前。
青柳にそのココロは、と問われて、どちらも決めてはお頭でしょうと説く。

っていうか、青柳のぶち抜きかよ(汗)

この大将戦できまるのか、という半座だが、穂波はそれだけじゃない、もっと特別なものという。
要は去年の団体戦で、負けを喫したのは青柳だけという穂波。

いや、事情はどうアレ、自分達でハンデを背負って出場しておいて、まけたら、それを引きずるような言動見せているのって、自分達の状況によってるだけじゃないのか、と思えてしまうのだが。
これで、因縁とか、フルメンバーそろっていれば、とかいうような無念さを演出しているのかもしれないが、そういう事情もなしに、こういう出来事だけ説明されても、せめて、フルメンバーそろえろよ、とか、自分達の実力過信しすぎていただけじゃないのか、と好意的に見えないのだが。

去年と同じシチュエーションとかいうけど、

財前はともかく、番場は、去年と同じ相手とぶち当たったようには思えないのですが。もし、そうだとしたら、去年の敗北をばねに鍛錬研究に励んでいたとは思えないのですけど。

去年と同じ相手、死んでも負けられないはずとかいうのですが、それは相手も同じだろうにと思うのですが。
自分達の事情だけ、やたら強調して、負けられないとか一方的に盛り上がっていて、対戦相手にもドラマがアルというようなことを置き去りにしているように思えますし。
前回は、財前との因縁を強調しておりましたが、これだって、うがった見方をすれば、これまで、ロクに描写してこなかった彼に対して、キャラを演出できるだけのエピソードを盛り込んだ、という財前に関して、あまり筆を割いてこなかったという都合で描かれた話とも取れるわけですし。

それだって、野田は満足に描写すらされなかった、番場、財前は一週しか描かれなかった、ということを踏まえると、青柳との一戦を、早く書きたいがために、はしょれるだけはしょっているだけとも取れますし。

まあ、少年漫画はこういう部分あると思いますが、三人で出てきた学校相手に、おそらくはギリギリで勝ちを拾ったって、戦った相手からすれば、勝ってもいい気分はしないでしょうしね。
御門の事情ばかり強調しておいて、対戦相手の方は、悪役扱いみたいな描写か、そうでなければ、間抜けとしか見えないような描写。
それで、去年の雪辱戦とかいわれても、この相手に負けたの? というような突っ込みしかでてこないのですが。

なーに深刻な顔している、たかが練習試合とかいう青柳ですが、ちさっきまで、後一勝で勝利だとか騒いでいたのは、どこの誰だよ・・・・。

番場に、あなたの顔が一番本気とか言われているし。

というか、負けたからって、即座にそれを態度に出すのは武道家として、いいのか、と思うのだが(汗) 前回は前回で、後一勝で勝てるとか露骨に態度に出して、応援していたし。

そして、始まる青柳と伊奈の試合。

青柳を倒した奴、強豪常連の御大将、まばたきなんか、できないという半座。

瞬く間に、最初の一撃を放つ青柳と伊奈。

両方とも攻撃は決まらない。それを見て、挨拶は済んだという穂波。
てめーのほうが速いってことじゃねえか、ムカツクという青柳と、相変わらず、邪魔な足だといい、まさに金城鉄壁という伊奈。

青柳の背後に大砲を構えた塔が見え、その中のひとつが、動き、足を動かす青柳。伊奈がそれにきを取られている隙に、攻撃するが、それをよけて、間合いを詰める伊奈。
しかし、青柳のケリが、きれいに決まって、中段蹴りでポイントを得る。

伊奈の反応のよさを逆手に取られたという顧問のオヤジ。

お前に渡すのは引導だけだ、という青柳。

一方、伊奈はお前に勝てたとは思っていないとつぶやき、身構える。
構えが変わったという半座に、初めて、構えたんだという番場。

ようやくおでましか、と伊奈の異名、殺人蜂を口にする青柳。

番場、財前の試合を一週で終わらせたと思ったら、青柳の試合は何週もかけて、やるつもりですかい・・・、と、やっぱりとしか思えないような展開。
しかし、2対2で、最後の一戦で勝負が決まるというのは、ともかく、青柳、普段は済ました顔で、クールぶってて、こういうときに感情丸出しってのは、キャラによるけど、青柳の場合は、物分りのいいセンパイ気取っているだけで、自分の思い通りに行かなくなると、すぐにへそを曲げるような人間に見えてしまう。
前に半座と入部時にやりあった時には、半座に一本入れられたのが面白くなくて、半座を袋叩きにしていたこともあったし。
佐渡川氏にしてみれば、クールな頭脳に、熱く燃える心とかいうのを演出しているのかもしれないが、何でもお見通しで大物ぶりたがる小物ナ体育会系キャラに見えるのが関の山だと思う。
勘九郎系のキャラをひいきにするのは、悪いことじゃないにしても、よくも悪くも、自身の成功パターンにはまりすぎということに関係しているのかもしれないが、対戦相手を悪役みたいに描かないと、御門のキャラの正当性を演出できないのはキャラ補正にしても、露骨過ぎるという気はするが。

勘九郎系のキャラの場合、美輝のようなキャラに振り回されたり、痛めつけられたりしながら、それでも、己の信じる途を突き進むというようなスタンスで描いていることが多いわけで、青柳も、穂波のような問題のある後輩の面倒を見つつ、部をまとめているというようなニュアンスで描いているのだと思うが、穂波がすき放題やりながら、それを自分を好印象に見せるのに利用して、部を仕切っているというようなニュアンスにしか見えないのですよね。半座にしても、周りの誤解にもめげずに、空手で強くなろうと努力しているキャラということなのかもしれないが、穂波から一方的な暴力を受けていて、それ自体は大変なことではあるが、結構、空手部では特別待遇を受けているところがあるわけだし。
しかも、穂波は穂波で、ヒロインとして描こうとしているのか、彼女の態度を変に美化しているようなところはあるし、傍若無人に暴れまわる困り者というような描き方が徹底できていないというのが正直なところでしょう。
対戦相手に対する悪役めいた描写も、その延長線上の話だと思うが、御門の空手部だけで、武道における礼の心を描けるとは思えないのですが・・・。
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by kwanp | 2010-06-17 09:59 | コミックス
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