少女漫画の描き方 17

雨の下校時
「あー、しまった。今日午後から雨だったかぁ・・・、傘忘れちゃったなぁ・・・」
どうしよう、と佐倉が途方にくれていると、
あれ? 佐倉? と野崎が声をかけてくる。
の、野崎くん!!! と驚いている佐倉に 傘ないのか? と聞いてくる野崎。
う・・・うん、じつはうっかり忘れちゃって、もー恥ずかしいなー、今日、降水確率100パーセントだよ? 傘忘れたマヌケなんて、学校で一人しかいないかも、とあははははーと笑う佐倉だが、
俺も忘れたから、マヌケは二人だな!!!とにこやかに言う野崎。
私のアホー!!!と頭を抱える佐倉。

そういえば、こういう雨の下校時の場面って、コミックス化されている話だと、こういうシチュエーションはなかったけど、雨のエピソードだと、俺様ティーチャーで舞苑(真冬の番長グループのトップ3で筋金入りのマゾ、真冬のいないタイミングを選んで、緑ヶ丘にやってくること数度)、大久保(番長グループで筋金入りのアンラッキーマン)、山下(番長グループで筋金入りの料理上手)で、舞苑提案(山下談 ここで違和感に気付くべきだった)、大久保がこの日晴れだからといって日程を選んで(山下談 ここで不安になるべきだったって、それ突っ込みにくくない?)、ものの見事に遭難して、真冬の学校の男子寮もぐりこむ話はあるんだけど、さすがに雨の日に、好きな相手と一緒に帰るとかいうシチュエーションとは程遠いなあ。

しいていえば、アンラッキーマンこと大久保(筋金入りの運の悪さ)がこういう日に傘をなくして、大久保に想いを寄せる寒川(真冬の番長グループで真冬なき後の№1)の妹と鉢合わせとかいうイベントねたにはやりそうだ。


そういえばこういう時って、制服の上着を傘代わりにしたりするよなという野崎。
一緒に入ってく? という鈴木の姿を思い浮かべながら、ああ! かっこいいよね!とうなずく佐倉。
だが、あれではカバンまでカバーできていない気がする。その点も踏まえて、新しい格好を考えてみたんだが、どうだろう?
と聞いてきた野崎の格好は、上着を着たままエリを頭の辺りにもってきて、ズボンは膝の辺りまでまくりあげる。
すごくださいと口に出さないでつっこむ佐倉。
真顔で入っていくか? という野崎。
どっ・・・、どこに!!?と戸惑う佐倉。

ほとんどジャ〇ラ(汗

よし行くぞ、と佐倉を雨からかばう形でたつ野崎。
走り出すのだが、すぐに戻ってきて、昇降口で思った以上に吸収したなと制服の上着をニ脱いで、雨を搾り出す野崎。
冷静になると、布一枚でどうこうできる雨量じゃなかったよねという佐倉。

しかし、中高生だったら、こういうツーショットで付き合っているとはやし立てらそうなものだが、いつもの奇行にくらべれば、まともな行動とっているというか、女の子を雨からかばっている行動に驚くか。


ふいに、
しかし、雨か・・・。こういうシチュエーションって、マンガを思い出さないか? と話しかけてくる野崎。
えっ? という佐倉。

雨、学校、人気のいない校舎、と出されたキーワードに、ドキッとしながら、雨に閉じ込められた二人・・・、かっ・・、会話も弾んで急接近・・・(はあと) とか・・・・(はあと)と淡い期待を抱く佐倉だが、
その後、二人の姿を見た者はいなかった・・・、という野崎に、怪談!!? と突っ込む佐倉。

おいっ、人気少女マンガ家(笑

数少ない雨がらみのエピソードは、前述したけど、あれも停電しているなか、一部の生徒が怪談していて、その中に男子量の七不思議が混じっていて、大久保たちの行動が偶然、その内容と重なって、男子寮の生徒たちを震え上がらせたうえ、最後に、寮内の銅像がファンシーになるというオチつきだったから、怪談といえないこともないか。

暇だし、マンガのネタでも考えるかな、6月は梅雨ネタ使えるしなという野崎。

意外と梅雨ネタ書いてない椿作品。親指からロマンスだと親和性高そうなネタだけど。

梅雨ネタ?と佐倉。
そうだな・・、こんな日に鈴木が傘を忘れたら、きっと女子が黙っていないだろう。色とりどりの傘が差し出され、そこはまるで、一面の花が咲いたように・・・、鹿島に群がって、傘を差し出し、私のには入っていってという女子生徒たち。

それを見て、キノコの大群・・、と異口同音の感想を抱く野崎と佐倉。

まあ、鈴木と相合傘で一緒に帰るのをめぐって、女の子同士でバトルが勃発しそうではあるよな。
寒川妹と大久保だったら、番外編とかで一本話作れるよな、このシチュエーションで。

じゃあ、格好いい傘の差し出し方でも考えてみようという野崎。
やっぱり、オーソドックスに、「よかったら、入っていかない?」じゃない? という佐倉。

でも、それ少し恩着せがましくないか? もとこう・・・、ワイルドに・・・と野崎が言ってると、
佐倉に傘が乱暴に渡されて、振り返ると、やるよ、あんたん家遠いんだから差して行きな、という結月。
えっ!? ちょっと、結月!?と呼び止める佐倉だが、
はははははは、と雨の中を駆けていく結月。
いや・・・、騙されるな・・・、俺・・・!!!
あいつは何も考えていないだけだ・・・!!!と己に言い聞かせつつ、でも、メモっとこうとメモをする野崎。

野崎がそう思いたくなる気持ちはよくわかるけど、結月は相談もよくされる(こいつの判断に従わなかったら、うまく行きそうだとかいう別の意味での参考にはされていそうだ)し、野崎の後輩若松などは、

 「俺ばっかりボールぶつけてくるし、なぜか、休憩時間まで絡まれるし、パシらされるし、肩もまされるし!!! 俺だけ荷物もちさせられるし!!! そのままファミレスまで連れて行かれるし、ご飯奢られるし、俺にだけおみやげ買ってきてくれるし!!!」

とかいってたように、仲の良い友達や友達は結構大事にするタイプだとは思う。

結月は忍者の女版なキャラだと解釈しているが、生徒会長の華房に対する忠誠心は相当なものだったが忍者マニアを前面に出したり、華房意外は目に入らなくて、いっしょに付き人やってた北条若菜のこともロクに視界に入っていなくて、一緒のクラスでとなりになったことすら、ぜんぜん気がつかないようなやつだからなあ。

華房に出会う前の中学時代はそつのない秀才みたいな態度を取っていたような描写があり、華房とであったことで、忍者マニアまるだしな部分が前面に出ちゃったという解釈も出来るのだが、

あれって、忍者の主観の感想で、最初から、北条の回想に出てきたようなヘンな人オーラ丸出しだった可能性は高いかもなあ。

私立校で学年主席だったから、ミステリアスな秀才(もしくは天才)みたいなイメージで見られていた可能性はありそうだけど。

中学時代のエピソードでは、北条を元気付けるためにしるこドリンク(これをみて、動物のお医者さんの漆原教授を思い出すのは私だけではないはずだ)を渡すシーンとかあったし、ほかにも、親指の不陶花のマッサージ部部長や夏江や綾芽とか、友達や仲間を大事にする真冬(早坂には重いとか言われているような部分も有るけど)とか、あやべんが過去に向き合うのを後押しするシーンとか、友情を大事にするエピソードは結構多いですよね。

最新話では、修学旅行の醍醐味だと聞いて、風呂場で、女湯に声をかけて、真冬や北条に声をかけるのはともかく、野々口にまで声をかけようとして(常識的な感覚に疎いので、こういうムチャな芸当も平気でやってのけてしまう)、あやべんたちにとめられた場面もあったくらいだし。

佐倉も作中では常識人っぽく描かれているけど、結月のことをなぜか、怒られちゃうとか、野崎の行動に愛想を尽かさない辺り、いいやつなのか、ヘンな子の二択だろうから、気の合うトモダチの部類に入るだろうから、そういう相手にこれくらいするかも。

せっかくだから、借りちゃおうか。野崎くんも入って入ってという佐倉。

って、ちょっと待って・・・!!! もしかして、これって、相合傘じゃない!!?
どうしよう・・・、周りからみたら、カップルに見えちゃったりするのかな・・・!!!
今の状況で、照れる佐倉だが・・・、
ハマってる、ハマってる!? と道ゆく生徒たちが、傘に頭をめり込ませている野崎を見て言う。

仮に普通に相合傘していても、カップルより、漫才コンビのように思われるのがオチのような。
俺様ティーチャーでも、鷹臣から、距離を取られたときに、声かけてきたクラスメートに早坂の手下にされているんじゃ、と心配されていたのもあったなあ。

結局、野崎が傘を持つことに。
ごめんね、持ってもらちゃってという佐倉。
そういえば、こういう場面みたことあるな・・・、という野崎。
女の子に傘を差す男の子、
〇〇くん、傘を私のほうに傾けてくれてる・・・・? 自分の肩がぬれちゃうのに・・・という女の子。

・・・実際

傘を傾けて、雨水が佐倉にかかってしまっている。
野崎くん、お願いだから、平行に持って・・・とずぶぬれの佐倉。
雨足の強いときにかさ傾けると、結構、ぬれるんだよねえ。

道路側は危ないから、と道路側に立つ野崎。
あっ、ありがとうという佐倉。
うん・・・こういうのもなかなかいいんじゃないか? キメ言葉は
「どんなことがあろうとも・・・、ボクが全力でキミを雨から守ってみせる・・・!!!」
だな、と悦に浸る野崎だが、
車に佐倉ごと水をかけられて、
今のは、俺一人の力じゃどうにもならないと思うんだ、と弁解がましく言う野崎。

野崎だったら、とっさに、佐倉かばったら、有る程度は何とかなりそうな気もするけど、それを期待するのはムリか。

俺の家まで送ってもらちゃって、悪いなという野崎。
ううん!! 野崎くんの家近いし、気にしないで、といいながら、本当はもっと、遠ければよかったのに、このままもう少し一緒にいたいな・・・と思う佐倉。
ずっと・・・、家に着かなきゃいいのになぁ・・と言い出す野崎。
ええっ!!? それって、と佐倉が驚く。
洗濯物出しっぱなしだったこと思い出して・・・、と現実逃避と佐倉に突っ込みを入れられる野崎。

ズブぬれの洗濯物・・・、俺様ティーチャーだと、あやべんが、いつもは家族の世話をするので忙しいけど、そろそろ受験だし、クラスで集まって遊ぶのも最後かもしれないということで、たまには、とクラスの集まりに参加したけど、雨が降って、弟妹たちは、引っ込めるの忘れていたふとんが使い物にならなくなって、家を出て、緑ヶ丘に来るきっかけになったトラウマな出来事だけど、あやべんって、明らかに陽介の系統のキャラだよなあ。

陽介は父親に横恋慕する女性に怖い目に合わされて、女が苦手になったけど、あやべんは前述の出来事がきっかけで、発作というか、掃除したくなるのを我慢しようとするとおかしなところから力が出てくるとか、弟妹の面倒見て、家事をやっているとか、似た要素が多い。

その後の歌音編も、親指で出来なかった没要素をやろうとしていた節が有るわけで。

仮にラブコメ要素が有る(あるのか、本当に?)として、真冬があやべんとくっついても、それほど驚かないかも。

ごめんね、お邪魔しちゃって、と温かい飲み物をいただきながら、佐倉。
それより、制服まで濡れちゃったな・・・、脱いだほうがいいんじゃないか? と言い出す野崎に、
ぬぬぬっ、脱ぐって、私着替えないし、そんなの・・・! と戸惑う佐倉だが、

野崎がセーラー服を手にして、ちなみに、次回の扉絵ポーズがこれなんだけど・・・、とスケッチとカメラを手にして説明する野崎。

やらないよ!!! もうーっ!!! と顔を真っ赤にして言う佐倉。

野崎に色気のある展開が期待できないのはいつものことだとしても、資料用とはいえ、女兄弟がいないのにセーラー服を持っている男子高校生って、怪しすぎるだろう。

やってることは同級生の女の子に動物の着ぐるみ強引に着せた忍者に比べれば、きせてないだけマシだろうけど。

後日・・・、
そういえば、梅雨ネタ描いてみたぞ。 読む?と原稿を渡す野崎。
え!? 本当!? わーどんな内容になったんだろー、私も相合傘とかやっちゃったし、少しは使われてたりするのかな?とわくわくする佐倉だが、

きゃっ、と傘をナゲ渡される少女。
使えば? といって、雨の中を走っていく結月モデルのキャラ(男)。
な・・・、何よ・・・、バカ・・・という女の子。

結月に負けたー!!!という佐倉。
? と首をひねる結月。

うん、結月みたいなタイプは身近にいると大変だけど、マンガとか小説描いている人にとっては、格好のネタ元になりやすいんだよな、実際。
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by kwanp | 2012-06-28 20:57 | コミックス
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