バイオマン 最終回 感想

ネオグラードの通路を歩くドクターマン。
メイスンも、ファラもモンスターもジューノイド三獣士も敗れ去った。
シルバもバルジオンも、ついに新帝国ギアは私一人になってしまった。

いや、シルバとバルジオンはギアじゃないでしょう(汗

だが、私は今世紀最高の頭脳を誇るメカ人間科学者。

その頭脳のすべてをつぎ込み、最高、最先端の科学が作り上げた、最後のネオメカジャイガンキングメガスの力を見せてやる。

この世に私に勝るものなど存在しないのだとドクターマン。



キングメガスに乗り込むドクターマン。

シルバと共にネオグラードに潜入した秀一は、一人、ネオグラードに残り、ドクターマンの姿を探していた。

メカクローンの残骸が倒れている、通路を歩く秀一。

あっ!と何かに気がついて、走り出す秀一。

キングメガス、出撃! キングメガスを飛ばすドクターマン。
ドクターマン!とキングメガスを見上げて、叫ぶ秀一。

キングメガスのゴーグルに光が満ちる。

バイオ粒子反応アリというドクターマン。

狙いを定めて、バイオベースに地底ミサイルを発射するドクターマン。

大変だ、
地底ミサイルが向かってくる!とピーボ。

地底ミサイル!?と郷。一体、なによ、それ!?とジュン。
衝撃に見舞われ、基地が爆発する。

ドクターマン!と郷。

バイオマン、貴様らの秘密基地を見つけたぞとモニター越しに告げるドクターマン。

えっ!?と驚くジュンたち。

なんだと!?と郷。
バルジオンを研究して、バルジオンよりはるかに強力な、バイオ粒子探知装置を作り上げたのだ。ネオグラードのお返しをしてやる! 地底ミサイル、発射!とバイオベースを攻撃するドクターマン。

どうシールドしたって、バイオベースがバイオ粒子で動いているのは変えられないから、バルジオンを手に入れた時点で、基地が見つかるのも、時間の問題だし、ネオグラードの居場所を突き止められた原因を突き止めるのも、ドクターマンにとってはカンタンだろうし。

地響きに襲われるバイオベース。

みんな行くぞ!と郷。おうっ!とうなずく真吾たち。

変身する五人。

僕も行く、コレが最後の戦いだからねとピーボ。
よしとグリーンツー、頼むぜ、とブルースリー。

基地を出るバイオマンとピーボ。

バイオロボのコクピットに乗り込み、バイオロボ、発進!とレッドワン.
いくぞとグリーンツー、おうっ!とブルースリー.
オッケイとイエローフォー。

みんな、いくぞ!と動力室から操作するピーボ。

発進するバイオロボ。

着陸してキングメガスと対峙するバイオロボ。

キングメガスミサイル!とひざからミサイルを放つキングメガス。

その攻撃を受けて、よろめくバイオロボ。
あんなところから、ミサイル攻撃をするなんて!とブルースリー。

はっはっ、キングメガスは、全身が武器だというドクターマン。

ミサイル攻撃にさらされるバイオロボ。

その衝撃でピーボのいるブロックも揺れに襲われる。

反バイオ粒子ビーム!とドクターマン。

両腕から反バイオ粒子ビームを放つキングメガス。

そのビームを受けて苦しむバイオロボとバイオマン。
頭が割れそうというピンクファイブ。

バルジオンより強力な、反バイオ粒子エネルギーを開発したのだ。苦しめ、苦しめ、貴様らも終わりだ、というドクターマン。


反バイオ粒子ビームを浴び続けるバイオロボ。
苦しむバイオマンやピーボ。

バイオロボの目が光り、ボクを呼んでるー、とピーボが前回のブロックに移動する。

エネルギーのゲージが上がり、悲鳴を上げるピーボ。

ピーボ!と叫んでから、みんな、がんばれ、バイオ粒子エネルギーが回復するぞというレッドワン。

ピーボガンバってくれとグリーンツー。
頼むぞ、ピーボとブルースリー。
気合を入れるピーボ。

バイオロボから満ちてくるバイオ粒子エネルギーにひるみながらも、おのれえ、とキングメガスレーザーを放つドクターマン。

ダメージを受けて、ピーボが収容されていたブロックから、はじき出されてしまう。
バイオジェット一号と二号のコクピットがショートする。
ひざを突くバイオロボ。

バイオマン、私の科学に太刀打ちできると思っているのか!と勝ち誇るドクターマン。

なんてすごい科学なんだ!とレッドワン。
このままじゃ危ないぜ!とグリーンツー。

剣で、バイオロボのボディを切りつけるキングメガス。

ダメージを受け、ふらつくバイオロボ。

ピーボに最後の一戦だ! もう一度がんばってくれというレッドワン。
頼む!とグリーンツー。
ピーボ1とイエローフォー。

そのつもりで来たんだ、やるぞぉ!と再び収容スペースに収まるピーボ。
バイオ粒子エネルギーがバイオロボから満ちてくる。

ピーボがんばって、と祈るピンクファイブ。
ピーボがんばれと祈るブルースリー。

悲鳴を上げるピーボ。

バイオ粒子エネルギーが増えてるぞとレッドワン。
ゲージが上がっていく。
よし、このエネルギーを一挙にスーパーメーザーに放出するんだ!とレッドワン。

身構えるキングメガス。

スーパーメーザーバイオ粒子斬り!とレッドワン。

スーパーメーザーエネルギーチャージ!とエネルギーをチャージするために、空へ舞い上がるバイオロボ。

エネルギーをチャージして、ボディがバイオ粒子エネルギーに包まれるバイオロボ。

剣を水平に構えるバイオロボ。背中のほうで起こる爆発(バックファイヤー)。
スーパーメーザー、バイオ粒子斬り、と回転してから、上空から切りかかる。
その攻撃を受けて、ダメージを追うキングメガス。
やったぞ、とどめだ!とレッドワン。
止めをさすバイオロボ。

おのれ、バイオマン! だが、このままむざむざ敗れ去るドクターマンではないぞ!キングメガスの爆発と共に、ネオグラードの反バイオ爆弾のスイッチが入ると告げるドクターマン。

何!?とグリーンツー。
なんだって、とブルースリー。

あと一時間でこの地球はバイオ星のように、木っ端微塵に吹っ飛ぶのだ! みなを道連れにな!とドクターマン。

自分を認めないなら、いっそ・・・、といいうわけか・・・・。

爆発するキングメガス。

深手を負いながらもミラージュ戦闘機で脱出するドクターマン。

起動する反バイオ爆弾。
タイマーが一時間をきる。

一体、なにが起きたんだ?と秀一。

バイオマンめ、とドクターマン。

バイオロボでネオグラードに向かうバイオマン。

せめて、バイオジェットで行こうよ

そっちの方がスピード速かったはず。

急げ、バイオロボ、反バイオ爆弾をとめなければとレッドワン。
レッドワン1時間がない!とグリーンツー。

いそげ!とバイオジェット二号のコクピットにいるピーボが叫ぶ。

ネオグラードに帰還して、ボロボロになって、司令室へ戻るドクターマン。
内部のメカがダメージで露出している。

バイオマンに迫るメカクローン。

レッドワン「1!」
 グリーンツー「2!」
ブルースリー「3!」
イエローフォー「4!」
ピンクファイブ「5!」

レッドワン「超電子!」

バイオマン「バイオマン!!」

ポーズをとる五人。

ふぶき舞う南極の大地でメカクローン軍団と戦うバイオマン。

5人いっせいにメカクローンを投げ飛ばす。

レッドワンが壁をぶち破って、中に突入する。

襲い掛かるメカクローンをバイオソードガンモ-ドで攻撃していくレッドワン。
ジャンプして、その場所にいるメカクローンを倒していくグリーンツーたち。

メカクローンと立ち回りをするレッドワンたち。

ドクターマン!と司令室に乗り込む秀一。

笑いながら、もうすぐだ、もうすぐ、一発の爆弾が、この地球を消滅させるのだと笑うドクターマン。

爆発する地球のイメージ。

この星を支配するのは誰か? 世界最高の科学者は誰か?おろかな人間どもに、最後の証明をしてやるのだというドクターマン。
なんだって!? やめてくれ、そんな恐ろしいこと! 地球には何十億という人間が生きているんだぞと叫ぶ秀一。

私の偉大さがわからなかった、おろかな人間どもなど、滅んでも当然だ。偉大な科学の復讐を受けるのだというドクターマン。

やめろ、やめてくれ、父さん!と叫ぶ秀一。

秀一のほうを振り向いて、誰だ?と誰何するドクターマン。
オレだよ、陰山秀一だ!と名乗る秀一。
知らんな、というドクターマンの言葉に愕然として、父さんは、自分の子まで忘れてしまったのか?と秀一。

自らを認めないものは、たとえ、わが子といえども認めないということなのか?

タイマーが残り10分をきる。

バイオソードでメカクローンをなぎ倒していくバイオマン。

司令室に出るが、反バイオ粒子を受けて、大ダメージを追ってしまう。
そこに階段を下りてきた足跡の主は、

レッド「ファラキャット!」

えーい!とレッドワンをキックで吹っ飛ばし、グリーンツーとブルースリーの攻撃をかわして、ふたりの肩に乗って、飛び降り、イエローフォーとピンクファイブの頭をぶつけさせる。

バイオマンに囲まれながらも、レッドワンに攻撃するが、よけられ、レッドワンにバイオソードをたたきこまれ、さらにグリーンツーやブルースリーのバイオソードの攻撃を受けて、ボロボロになったところにペアービームを受けて、爆発してしまう。

敵をうとうとしたのかもしれないが、ここまでくると、負けるのを覚悟の上で、戦いを挑んだのかもしれない。なにより、ファラをかばって死ぬという役目をメッツラーがもっていったわけだからなあ。
一番の忠誠は、上司であったファラに持っていたはずだし、ビッグ3の一人モンスターに付き従っていたジュウオウはモンスターと共に散る最後を迎えている。

ファラの役者さんがアクションができないので作られたキャラだそうだが、ファラと共に散れなかったうえに、前回はメイスンの最後だったし、と敵討ちに燃えるキャラとしても、みせるタイミングをつかめなかったのも確か。そういう意味では、最後の見せ場をつかみそこねたキャラだったのかも?

フラッシュマンでレーネフェルがリーケフレンをかばったのも、そのあたりの反省を踏まえてかな?


司令室に駆け上がるバイオマン。
秀一君!と秀一の姿を見つけてから、ドクターマン!と叫びバイオ爆弾はどこだ!と問いただすレッドワンだが、秀一がかぶりを振って、ダメだ、父さんは・・・、という秀一。

時間がない、どうすれば?とブルースリー。
良心回路をつけるんだ、というグリーンツーだが、私の体に、指一本でも触れてみろ、この体は爆発するぞというドクターマン。

どうしたら、いいの!?とピンクファイブ.

秀一が写真を取り出し、みてくれ、父さん、これを!と家族の写真を見せる。
写真を見るドクターマン。

この赤ん坊がオレだよ。そして、これが若いときの父さんと母さんという秀一だが、知らんというドクターマン。

そんな!? 父さんがプリンスを作った事件の時に、姿を隠していた母さんが届けてくれた写真なんだよ!? よく見てくれよ!と写真を突きつける秀一。

だから、家族を探そうとしていたのか。

写真を見るドクターマン。

ドクターマン!とピンクファイブ。

思い出してくれよ、父さん!と秀一。

目をつぶるドクターマン。

タイマーが残り一分をきる。

父さんは、ドクターマンの跡継ぎとして、オレそっくりのプリンスを作ったんじゃないか! そして、オレが生きてることを知って、会いたがった。まさか、そんなんことまで、忘れたわけじゃないだろ? 父さんだって子供がほしかった時があったんだ!と叫ぶ秀一。

あくまで、自分を認める存在として、だけど、それもバイオマンに敗れ続けていたからだろうなあ。そうでなければ、省みなかった可能性も高そうだ。

黙れ! いうな!と叫ぶドクターマン。

父さん、一度でいいから、俺の名前を呼んでくれ! 父親らしく! それが長い間、オレのたった一つの願いだったんだ!と秀一。

反応を示さないドクターマンに、お前も最後なら、せめて、人の心を示してやってくれ、と秀一を見ながらいうレッドワン。

父さんと秀一。

あなたは秀一君の父親なんでしょ?とピンクファイブ。

私は・・、地球で・・・、最初にして、最後の・・、メカ人間だ、と立ち上がり、現代科学の最先端に到達した、最高の科学者、偉大なるドクターマン!と両手を広げるドクターマン。

爆発するぞ、と父さん!と叫ぶ秀一を連れて対比するレッドワンたち。

咆哮をあげながら爆発するドクターマン。

父さん、と叫んで、写真を落とす秀一。
レッドワン!とブルースリーが叫ぶ。


レッド「反バイオ爆弾!」
司令室のテーブルの中央から現れる爆弾。
はやく!と促すブルースリー。

スイッチを切るレッドワン。残り時間が14秒で爆弾が止まる。

とまったぞ!とグリーンツー.
これで地球は護られた、と安堵するレッドワン。

やったあ、というブルースリー。

涙を流しながら、父さんは、メカ人間として死んだ。でも、最後に、
反バイオ爆弾のありかを教えてくれたんだ。そう信じたいと秀一。
そうだとも、秀一君、と彼の肩に手をかけるレッドワン。

最後の良心だったのか、それとも敗れ続けた男を、それでも、どういう形であれ、必要としてくれた息子がいたからだったのか?

一年という時間で、バイオ星の技術を物にしてしまったドクターマン。

仮に、バイオマンを倒せたとしても、ドクターマンの心を満たされなかっただろうし、その後、ゴズマとの戦いがあったから、それに勝てたにしても、宇宙に進出するのは明らか。
すくなくとも、実験帝国メスや、地底勢力、大教授ビアス、暴魔と立て続けに対抗勢力が現れて、悪の群雄割拠になる可能性が高かったはず。防げるとしたら、バンドーらの復活か、妖怪くらい。
それだって、ドクターマンの性質からすれば、新しい知識や技術を求めて、復活させてしまう可能性が高そう。
それらをすべて、倒したとしても、ドクターマンは結局、満たされないままだろうなあ。

前半にキングメガスを倒して、こういう展開にしたのも、ただキングメガスとともにドクターマンを倒すだけでは、より強力な力で、倒したに過ぎなく、人の心がドクターマンの野望に勝ったということを描くために、地球の爆破を間一髪で止めるという展開にしたかったのだろうなあ・・・。

科学の力で夢をかなえるというダイナマンの暗黒面を突き詰めたような敵であり、バイオ星の滅亡も一歩間違えれば、そのダイナマンの持っている夢から、そうなりかねない危険性はどこにでも存在しているわけだし。

吹雪に埋もれるネオグラード。

バイオドラゴンの前にいるバイオマンたちとピーボ。

ピーボ、ホントに行っちゃうの?とひかる。うん、とうなずき、また別の星を護らなくちゃならないんだ。それがバイオ星人がボクとバイオロボに託した使命なんだ、というピーボ。

がんばってくれよ、ピーボという郷の言葉に、うん、がんばるよとうなずき、ちょっとさびしいけどさと泣くピーボ。

こら、ピーボ。そんあこと、いいっこなしだぜとピーボの手を握る真吾。
ああっ、とうなずくピ-ボ。
なあ、と南原に同意を求める真吾。

そうとも、ピーボはたくましくて、強いロボットになったよとい南原。うん、とうなずくピーボ。

いつも私達が応援していること、忘れないでねというジュン。

ボクもだぜ、と秀一。

さよなら、ピーボとキスをするジュン。
元気でねとキスをするひかる。

ボクどうしようと照れるピーボ。
ぴーぼ、と右手で握手する真吾。その上に手を重ねる南原。

また会おうぜと秀一と共に左手を握る郷。

うん、とうなずいて、さよならといって、
バイオドラゴンに向かうピーボにさよならというひかるたち。

バイオドラゴンを発進させるピーボ。

ピーボにさよなら、ありがとうと手を振る郷たち。

地球を出て、さようなら、バイオマンと手を振るピーボ。

そして、さよなら、郷史郎、レッドワン。
高杉真吾、グリーンツー。南原竜太、ブルースリー.矢吹ジュン、イエローフォー。
桂木ひかる、ピンクファイブ。

ミカは、言及するわけには行かないか・・・・・。

これまでの思い出を振り返りながら、バイオマンの名前を口にして、そして、大勢の地球の人たち、みんなすばらしい人たちばかりだった。ボクは信じているよ。この星は、いつまでも、平和で美しいと。宇宙の青い青いエメラルドとピーボ。

星の海を行くバイオドラゴン。

これからも宇宙で語り継がれるであろう、ピーボとバイオマンという勇者が、宇宙で一番美しい星、地球の危機を救ったことを。しかし、バイオマンの正体を知る者は少ない。
五人の若者は歴史に名をとどめることも泣く、いずこかへ立ち去っていった。

野を進む郷たち。

おそらくはゴズマが接近してくるのを察知して、みなを巻き込まないための措置だろうけど、一週間後にゴズマが攻めてきたわけで、結局、合流したのか?
そうじゃなかったら、メタルダーにでてきたのは当人の可能性もありそうだ(失踪したオリンピック候補だから、名前を変えて動いた方が動きやすいだろうし)。
ギャバンに関しては、あの時期、名前を変えて、あちこちで活動していたようで、メタルダーに出てきた翌年、戸隠流の高弟として、姿を現し、ジライヤスーツをまとっているし。
マスターはシャリバンじゃなくて、スピルバンだろうから。シャリバンはこの時期、イガ星と宇宙刑事の任務に忙しいはず。
なにしろ、クリン星が未来の地球だったことがラストで判明したわけで、クリン星が滅びる未来を変えるために、また過去に来て、歴史を変えるために活動していたのかもしれませんが、そうやって、あっちこっちの時代で活動していた結果が今のスーパー戦隊の歴史かな?

面白い作品ではあるものの、未消化の要素がいくつもあり、それらはその後に続く戦隊によって、突き詰められていくわけですが、メイン脚本の交代による、これまでの作風との刷り合わせという意味において、ジェットマンの参考にされたのでは? と思える要素がいくつもあり、共通項もいくつか存在するもわけだが、今週、ラストを迎えた超人機メタルダーも、バイオマンを元ネタにしていたのかも。

両方とも、戦争が終わり、取り残された兵器、もしくはそれを使っていること、と敵は、ラスボスが自分の作った兵器で帝国を築いて、世界征服を企んでいるということであり、新帝国ギアは人間に成りすますメカ人間を使った組織で、社会にもぐりこむというような描写もされていたわけだが、南極に潜んで、帝国を築くというような描写よりも、社会に潜んで、大企業の裏側でというような描写の方がよりリアルに見えるし、何百年も前の遠い星が科学競争の果てに戦争で滅んでしまったというよりも、何十年も前の戦争の方が、まだ、生き証人も今よりも多かったあの時期、設定としてはリアルに思えたはずである。
第一話で古賀博士が死んでしまうところ(バイオロボ&ピーボやシルバは共に命令を下すものが既にいなくなっているロボット)や最終回で地球を壊しかねない危険な爆発とかね。
ドクターマンも影武者使ってたことあるし。

メタルダー最終回を手がけている藤井氏はバイオマンでは人形を題材にした話を手がけている。

初期案では桃太郎や金太郎といったかこの時代の人間と現代人一人がチームを組むという設定もあって、これなんかは誰がどう見ても、仮面ライダー電王。
小林女史はこれに限らず、バイオマンや戦隊オマージュの設定をいくつも、作品にちりばめていて、デンジマンやバイオマンでは滅んでしまった星の力を使って戦っているわけだが、その力を地球人に託すのは、ロボット。
これは滅んでしまった星の怨念を必要以上に物語に持ち込まないための措置だと思うが、命令を受けて行動しているだけではない、と思わせるために物語の尺を必要以上に使うわけにはいかない制約もあり、それゆえの限界も同時に存在していた。

だからこそ、アイシーはダイデンジンの部品になったし、ピーボは去らないといけなかった。
何しろ、ゴーカイジャーまでは建前上、単一の作品ではあったしね、各戦隊は。

ギンガマンでも、ギンガマンとともに戦う星獣は地球のものではなく、ギンガマンは、直接言及されていなかったが、その星からやってきた戦士の子孫と思わせる節があった。

これも、違う星の戦争を地球に持ち込んだだけにしないための措置で、だからこそ、あそこまで星を守るために生きてきた人々の末裔というのを徹底して、描いていたのであり、滅んだ星の怨念に生身の肉体を与えたのが、黒騎士ブルブラックなのだと思う。

そして、その依り代にされたヒュウガだからこそ、残された思いを受け継ぎ、その怨念を星を守る力に昇華することができた。

しかし、ヒュウガはゴウタウラスを」人質にとられ、アースを捨てることになり、再び、怨念の側に針は傾いてしまい、アースを捨てたまま、物語を終えることは滅んだ星の怨念を乗り越えずに幕を閉じてしまうのであるから、アースを再び使えるようにしないといけないのである。ナイトアックスを使うために、アースを捨てるロジックがよく出来ているのも、それを乗り越えるためのおぜん立てでしかない。

明言はされていないものの、ギンガの森の住民は地球人ではなさそうだ、とは前述した。

しかし、長い年月星を守るために備え、生きてきた人々の末裔であり、今や地球の住人となっている、と私は思う。

同時にその地球は魔獣をも生み出す存在ではあり、ダイタニクスの破片をも、星は受け入れて、魔獣は生み出されたのである。

ブルブラックも星に消える形で亡くなった。

ダイタニクスもブルブラックの怨念も、星は受け入れたということである。

だとすれば、星を守るためにアースを捨てたヒュウガも、星は受け入れない理由はなく、その星を守る心がアースを捨てる前と変わっていないのであるから、星が星の守り人に再びアースを授けるのに、それをやらない理由はどこにもない。

それを描くために、アースについてや星を守るための使命感、それを果たすために行動してきたことを徹底して描いてきたからことと、星を砕くためにアースを捨てたことを描くことで、説得力を持つ展開だと思し、滅ぼされた星の怨念の浄化はどうしても描かkなければいけないものであったがために、避けては通れなかったのだと思う。

なにしろ、ギンガの森の住民は明言はされていないものの、ギンガマンと一緒に戦った星獣からして、地球の星獣ではないのだから、様々な理由で地球にやってきた、バルバンと戦う人々の末裔のようであり、その中には、バルバンに対し、強い恨みを持つものも、少なからずいたはず。それをある程度、乗り越えてきたと思われるし、長い年月の間に、隠れ住んでいたとはいえ、地球は彼らにとって、新しい故郷となっていたはず。
そう設定するのはたやすいが、作中でそれを納得させるものを見せなければいけない。

だからこその黒騎士であり、だからこその、ラストでアースを捨てたヒュウガが再びアースを使えるようになった展開だったのだ。

後年、小林脚本の戦隊では、二人のレッドという要素ばかりが強調されていて、私の側面がやたら強くなるのは、平成ライダーに携わっただけではなく、異星系、ファンタジー系の戦隊が共通して抱える問題点をギンガマンはある程度クリアしていたが、ここまでしないと、行けない命題であったがために、一度確立されたら、以降も何度も使えるようなものではなく、だからこおs、小林脚本は、二人のレッドを焦点においた話を終盤まで引きずらずにはいられない構成にならざるを得なかったのではないか。

そら、こんな話、そう何度も描けるわけがない。

アイシーがダイデンジンの部品になり、ピーボが去らないと行けなかったのは、命令に従う機械を乗り越えることができなかった。
デンジ星人、バイオ星人がいなくなったとはいえ、彼らはプログラムに従う機械であり、その命令に従うためなら、どんな行動でも躊躇なく行う存在なのであり、それを超えることはできなかった。

だからこそ、去らねばならず、部品になるほかなかったのではないか?

そして、それを乗り越えるのに、14~5年の時間を必要とし、さらには、それすらも、一度こっきりしかできない芸当だったわけである。

そういう意味では、試行錯誤の結果、いろいろと未消化の要素をいくつも作り出して、それが後の戦隊や他の作品に影響を与えた、と思う。

しかし、次はチェンジマンか、それとも冬の劇場版の脚本が浦沢氏だから、カーレンジャーかな?
[PR]
by kwanp | 2012-11-09 23:38 | 特撮
<< 心護るは希望の指輪 10・5 バイオマン 第50話 感想 >>