少女漫画の描き方 24

月刊少女野崎くん 第24号 感想

背景をアシスタント三位頼む場合の指定方法は、
作家さんによって、色々です。

文字と説明。大体の下書きをしておくなど。

作家さんの性格と、アシスタントの腕前とかの関係で、色々と違ってくるんだろうなあ・・・。

うーん、難しいな
と頭を抱える堀。

やっぱり、背景描くのって、難しいんですか?と尋ねる佐倉に、いや、この指定なんだけどよ、と堀が見せたのは、

俯瞰したアングルからのマミコと教師のコマに学校のどこか。
話しているマミコと教師のコマに適当に。
鈴木の胸に飛び込むマミコのコマに、なんか良い感じに、とそれぞれ、指定が描かれているだけ。

野崎に、人に指定するのにわかりやすい指定ができるわけもないわけで・・・。

これは教師がいるから職員室か・・・?
いや・・、でも生徒もいるから、廊下という可能性も・・・、と頭を悩ませる堀。

野崎くん!!!と心の中でさけぶ佐倉。

っていうか、推理してないで、本人に聞いたほうが早いですよ! 野崎くーん!と野崎に声をかける佐倉。

これ、同じ学生だから、ということもあるんですが、仕事にしてもそうだけど、こういうことで一々、聞いてくるなとか、それくらい、わからないのか、みたいなことを言う人もいますし、人によっては、聞きにくい場合もあるわけですが、

前野だったら、そんなの気にせずに平然と聞いていそうではある(汗)

世の中、空気を読まない人間というのは、時として、他人が普通は聞かない、もしくはやらないことをやる場合が多いので、侮れないのだけどね。

ああ・・、ここの場面か・・・、多分、教室か、下駄箱のあたりがいいんじゃないかな。といってから、ん・次の場面だと体育館にいるな。・・・まあ、どこも大きく言えば、学校内だからな、大丈夫だ、それで進めてくれという野崎だが、

私が思うに、ここが渡り廊下で、向こうから、こう・・・という佐倉。
そうだな、それだと辻褄が合うな。それでいこうとうなずく堀。


80年代のジャンプ作品むけの感覚と思うのは私だけか? すくなくとも、
推理ものは描かない方が良い・・・(汗)
ヘタにリアルを標榜していると、こういう感覚が露呈したときに、たたかれやすいのだけど、こういう感覚で、読者の予想を上回ることをやってくれる場合もあるので、場合によりケリなんだよなあ・・・・。

むしろ、野崎はヘタにつじつまをあわせるということは覚えさせない方が良いという気がする。

置いてきぼりの野崎。

野崎くん・・・、そんなので、よくデビューできたね、とあっけにとられている佐倉。

ああ・・・、背景描けないのがバレないよう、工夫するのが大変だったな・・・、としみじみと語る野崎。


期待賞 暗闇のボーイフレンド ペンネーム夢野咲子

ストーリー 夢の中でしか会えない、不思議な少年。仲良くなるにつれて、気になる 貴方は一体誰なの・・・?

ベタフラッシュを背景に男の子と女の子が描かれている。

夢の中でしか会えないって、夢の中で会う姿と、現実で会う姿が一致しているとは限らないよなあ。
ヘタしたら、俺様ティーチャーに出てくる、マッチョ手芸部みたいなムキムキマッチョみたいなオチもありそうだし。

優秀賞 森の中のおとぎばなし ペンネーム 夢野咲子

森を背景に、ウサギとクマ? タヌキ?が描かれている。

ストーリー 森の中で暮らすエリー。ある日、友達の動物達が運んできたのは、気を失った男の子で・・・!?



ウサギというと、椿いづみさんのブログにある、なぐりあってるウサギとタヌキを連想してしまうのは、私だけじゃあないよなあ、これ?

あのウサギとタヌキがいる森って、どれだけ贔屓目に見ても、普通の森じゃなくて、人外魔境っぽく思えてしまうのだけど(汗)

表面上、メルヘンっぽい、ほのぼの」しているけど、冷静に見てみると、とんでもなく黒いとか、ぶっ飛んだ話なんだろうか(汗


ドキドキ(はあと)デビュー作
ぐにゃぐにゃ世界へようそこ 迷い込んだそこはワンダーランド

セーラー服のおさげの女の子の背景が、ぐにゃぐにゃした
物体が漂っている。

努力の方向間違っていると突っ込む佐倉。

背景かけないのをカバーするという発想事態は間違ってはいないと思うし、思いついても、実行に移すのも、結構、度胸がいるし、んあいより、背景を描かなくてもいいという変化球
で、どこまでネタを出せるかという問題もあるけど、逆に、それを何とかでれば、
それはそれで、ひとつの持ち味だからなあ。

付け焼刃でそんな奇策を使っても、長続きしないんだが、逆に背景かけないということを見透かされてしまうと思いますからねえ。

そこから、野崎の妙な感性みたいなものを感じ取ったということなんでしょうか?

でも、最近はちょっと背景も描けるようになりました、とカップを描いた紙をホラホラと見せる野崎。

へぇ、じゃあ、その後ろに同じカップをもうひとつ描いてみなという堀。
ちなみに正解はこれだが(後ろに置いたのが小さくなる、円の形が変わる)、どうせ、こんなの(同じ大きさ)こんなの
とか(同じ円の形)描いちまうんだろうなと見当をつける堀だが、えーと、
こうですか、とそのままカップの後ろ(机からはみ出た位置に)にもうひとつカップを描く野崎。

たしかにもうひとつ描いてみろとはいったし、机のスペースが、もうひとつカップかけるほどなかったしなあ。

このバカ正直さが、良くも悪くも野崎の武器ではあると思うけどね。

せめて、机の上に載せる努力をしろと突っ込みを入れる堀。

なめてんのか、てめぇと、机の線を書き足した野崎に声を荒げて、ツッコミを入れる堀。

まあ、背景は百歩譲って、このままでいいさ・・という堀。
まだ、何かあるんですか!?という佐倉に、コレを見てくれと堀が見せたのは、

『どうしよう、鈴木くんととなりの席なんて、右肩が熱いよう』
鈴木が右隣に座っているので、どぎまぎするマミコ。

・・・・?

別におかしいところは・・・、という佐倉だが、

次のコマは、はい、とスプーンですくったお弁当の中身を食べさせようとするさしむかいの鈴木。

こんなところで・・・!? と戸惑うマミコ。


他のコマでは、ひゅーひゅーとはやしたてる周囲に、もうっ からかわないで!!と立ち上がって、いうマミコ。鈴木は左隣。

間に男子生徒を挟んだ形で、今度は二人で来ようよという左隣の鈴木。
鈴木くん・・、とマミコ。

おまえら、何回席替えしてんだよ
と突っ込む佐倉。

チェックが入らなかったら、突っ込みどころ満載のネタ漫画になってそうだ、と思ってしまうのは私だけでしょうか?

これをネタだし段階で直すのが面倒臭くて・・・、と頭を抱える堀。

えっ、でも、そういうのは、担当さん
に任せれば・・、という佐倉だが、

前野さんが気づくわけないだろう。 ? 何言ってるんだときっぱり言い切る野崎。

野崎の担当が前野になった理由がよくわかるような・・・(汗)

二人そろって、本当にダメだな!!!と実感してから、あっ、でも、今は担当剣さんだよ! 宮前さんなら、ちゃんと気づいてくれるんじゃないかな!とフォローを入れる佐倉だが、

けっ、剣さんにそんなみっともないネームを見せろと・・・!? と困惑する野崎。

多分、
手直ししても、剣には気づかれていると思う。


見せろよと突っ込みを入れる佐倉。

いいか? 配置を想像しながら、描いてみろよ。マミコは鈴木
の左側という堀。

友   鈴木
  机 
友   マミコ

それが出きれば、俺だって、アシスタントやってますよ! もう!という野崎。

漫画家のアシスタントやってるうちにデビューする人とか、アシスタント専門でやる場合とかもあるようだけど、野崎の場合は、ヘタに足並みそろえること覚えたら、逆にまずい気がするから、アシスタントしていないのは、正解かも、と思えてしまうが・・・。

まあ、いったらいったで、覚えれることとか、学ぶべきこともあるんだろうけど。
他の作家のところに行って、それでかき消される個性なら、そこまででまなんだものから、予想もつかないものが生まれる場合もあるといえば、あるかな。

野崎の場合、着ぐるみキャラの一件なんかも、ある意味、それに近いかもなあ。

コミックスのおまけマンガでは、鈴木にタヌキの格好をさせようとしたけど、原作者がそれやっちゃ、マズいだろう(汗
原作者がやらなくても、二次創作のほうで、頼まなくてもやってくれるし。

タヌキがすきなんじゃなくて、野崎にタイプが似てるから、気に入ったんだけど、野崎が今のところ、それに気がつくわけもないよなあ・・・・。

プロが何言ってんだよと突っ込む堀。

わかった。じゃあ、物を置いて、考えろ。これがマミコ(消しゴム)、これが鈴木だ(シャーペン)という
堀。

え・・、ええと・・、マミコがコレで・・、鈴木がこれ・・、だから・・、と位置関係を認識する野崎。

なるほど! これならいつでも場所確認できますね!という佐倉。

ああ、これだったら、野崎でもという堀だが、野崎が描いたのは、机をはさんで座っているシャーペン(鈴木)
、消しゴム(マミコ)
、修正液(友)?で、絶望的だな、お前という堀。

せめて、人間なら想像しやすいんですけどという野崎に、あっ、じゃあ、人形なんてどう?と提案する佐倉。

じゃあ、鈴木のモデルはこのオサムくんを使おうという野崎。
あとはマミコと女A、男
Bの分か・・、後3体ほしいなと野崎。

はっ、そういえば、みこりんのがあったようなと気がつく佐倉。

なんだ、この鈴木ハーレム!!!と
、オサムを取り囲む水着フィギュアを見て突っ込みを入れる佐倉。

おかげで
ちゃんと描けたぞといい、ありがとう、二人とも、という野崎。

よかったね、野崎
くん!と佐倉。

大丈夫とは思うけど、一応、見せてみろという堀。

『君だけじゃないよ、僕だって、意識してるんだから』という鈴木。
鈴木
くん・・、というマミコ。

お、位置関係もあってるじゃねぇ・・・、かといいかけて、

私も、というフィギュアと同じ水着姿のマミコ、

ほんと、見せ付けてくれるわよねという女Aが描かれているのはマダマシで、

まったくだぜ、と笑う男Bも、グラマラスな水着姿で、野崎ぃ!!!とさけぶ堀。

頭がこんがらがって、イメージの変換ができなかったということかな? モデルの回でも、御子柴が、フィギュアのポーズをまねたのって、間接的に言えば、マミコがフィギュア、それも水着フィギュアのポーズを真似ているわけだけど、それをダイレクトに本編でネタにしているわけだよなあ・・・。

絵心のある人が、あの回見て、水着フィギュアのポーズをとる御子柴をマミコに変換して、絵を描いた人もいるだろうけど、よくよく見れば、野崎は御子柴に取らせているポーズは10股した男の末路とか、そんな感じのだったし、御子柴のポーズとマミコを結びつけるような連想やっていないのだよなあ。

連想に連想を重ねて、何かを思いつくというのは、苦手みたいだけど、そういうのは繰り返しやっていけば、何とかなるところもあるからなあ。

ついでに机を作ってやったから、どうにかしろよという堀の作った机のミニチュアを見て、おおーっ!! さすが演劇部大道具!!!と感心する佐倉。

こんにちはーって、なんだコレと机や鈴木やマミコのフィギュアを見て、聞く御子柴。
ああ、昨日背景の人が作ってくれた、と答える野崎。

ふーん・・・、とうなずいて、テーブルにティセットのミニチュアを置く御子柴。
みこりん、何やってるのと突っ込みを入れる佐倉。

堀と御子柴が作業にいそしむ姿を見て、唖然とする佐倉。

ドールハウスの中に納まっている鈴木やマミコの座っているテーブル。

次はキッチンつくってくれねーかなとわくわくする御子柴に、何やってんの、この男供と突っ込みを入れる佐倉。

資料用に集めた小道具で、あれこれ、ハマってしまうというのはよくある話ですが、最近は
、いろいろ、フィギュアも出ているから、似たようなキャラのパーツを組み合わせて、鈴木やマミコを作るという手もありそうですし、

その手のGK系のイベントだったら、本当に鈴木やマミコ(御子柴とコンパチとかありそうだが)のフィギュアとかも出ていそうですが。



ふー、と何かしら作業している堀を見て、あれー、先輩。何作ってるんですかー?とたずねる鹿島。

おーっ、
小さい家具だ。次の劇にでも使うんですか?と鹿島がたずねると、いや、コレは個人的に作ってるヤツで、人形用だ、と答える堀。

先輩、ついに
人形遊び
にまで手を出し始めたんだけど・・、大丈夫かな?と御子柴に
相談する鹿島。

いや、人形用とかいっても、知り合いの子供のために作るとか、そういう可能性だって、あると思うんだが・・・・。
まあ、少女漫画を持ち歩いていた、それも付箋びっしりのやつとか持ってたから、勘違いしてしまうのは無理もないと思うが(汗

もし、鈴木にタヌキやらせていたら、着ぐるミクロマンでもモデルに使うしかなさそうだなあ。

べっ、別にそういう趣味普通だと思うぜ!!! 俺はクールだと
思う!!!と取り繕う御子柴。

しかし、今回の話は、どうして、前野が野崎の担当になったかが、いろいろな意味でよくわかった話だと思うが、20号で出来上がった原稿も、場合によっては、いつものとおりですね、とか言われそうな原稿かもしれないなあ・・・。
というか、剣がらみの話を見ていると、野崎の言動にかなり、剣の修正が加わっているのが良くわかるからなあ・・・。
夢野咲子のイメージって、剣によって、保たれているということだよなあ。
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by kwanp | 2012-12-10 22:04 | コミックス
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