少女マンガの描き方 27

月刊少女野崎くん 第27号 感想


よく晴れた空

すがすがしい一日の始まり

・・・・のはずですが

呆然とした顔の佐倉や他の生徒。

何があった!?

柄物のシャツに険しい顔でタバコっぽいものをくわえている御子柴。
同じく、険しい顔で、タバコっぽいものをくわえている
野崎。


鈴木を脅かすライバルとして、ちょっと危険な不良少年を研究しているところだ。ギン
とすごんで説明する野崎。

これまでも実地でいろいろと
試していたけど、不良少年を研究するために不良っぽいことを・・・、ということですが、


「っつーわけだから、話しかけんなよ」
すたすたすた、
と歩いていく御子柴。
えっ!?と驚く佐倉。
不良だからな、とすたすた歩いていく野崎。
ええっ!?と驚く
佐倉。

私は仲間外れか・・、としゅんとなる佐倉。その彼女の方を見ている野崎と御子柴。
?と佐倉。

おもむろに、だっ、と戻ってくる野崎と御子柴に、!?と驚く佐倉。

そわそわそわ、
と佐倉の方を見る野崎と御子柴に、感想待ち!!? と突っ込む
佐倉。

って、完全に単なるコスプレじゃん。
なんか、自分は不良になったつもりで、まわりはそう見てくれないって、オコジョ番長とフェレット番長がまっさきに思い浮かんでしまいましたが。


そもそも、なんで、不良キャラなの?と野崎が加えていたチュッポチャップスっぽいものを手にしてたずねる佐倉。

なんか、
優しいだけの男より、悪いやつのほうが魅力的に見えるだろう?と野崎。

みなが常識とかに縛られて、できないことを、平然とやってのけるという意味では、悪いやつというよりか、自由っぽいというところでしょうね。それに、
不良ものの主人公などは、ただ悪ければいいというわけでもないですし。

飼い犬じゃなくて、野犬なんだ。世間に牙剥いてんだ、と御子柴。
反抗こそ、ロマンだという野崎に、ああっ、とうなずいて、とりあえず、今日は悪い男の一歩として・・、夜更かしをした上、宿題を忘れてやったぜ!!! ばんっ、と得意げに語る御子柴。

オコジョ番長でも、カツアゲとかやってやったぜ、とか、本人たちは言っても、周りの人間は小動物のおねだりだと思ってただけという認識のズレを描いたシーンがありましたが、それを髣髴とさせる気がするのは
気のせいでしょうか?

まあ、アニメでは最終回の一回前
のエピソードでは男を見せてくれましたが。

漫画家志望で、周りから、不良扱いされていたけど、実はそうでもなかったというハートキャッチプリキュアの番みたいなキャラもいますけどね。

子供(ガキ)の反抗かよ!!!と突っ込む佐倉。

それに加えて、俺は今日、洗濯機を回していない!!! こんなに天気がいいのに、だ!!!という野崎に、何に対する
反抗だよ!!!と突っ込む佐倉に、
それなら、佐倉のイメージするちょい悪キャラって、
どんなのだ?と尋ねる野崎。

天気がいいのに干さないって、ただ面倒くさいだけのような。というか、洗濯物はためておくと、後は大変だし、天気が悪い日が続くと乾燥機持ってないと、かわかすのも一苦労なんだけどなあ。

佐倉「え? 私? んーと、そうだなー、良くあるのは、学校、遅刻してくるとか・・・」

学ランの前をあけて、着ている不良生徒に、こら!!! お前、遅刻だぞ!!!と怒鳴る教師。
うっせぇなと不良生徒。

佐倉「あとは、授業サボって
どこかに行っちゃうとか」

チッ、授業なんて、出てられっかよと屋上でサボる生徒。

それは不良じゃなくてもやってる人はいるから、専売特許というわけでもないような。
ギャルゲだと、同じ場所で何度も続けてデートしていると、因縁ふっかけてきて、運動のパラメーターを鍛えていると、格好のお金稼ぎのカモになるだけだし、某ヤンデレキャラで有名な最新作などは、番長がシリーズ屈指の弱さを誇って、運動鍛えていると、あっさりと倒せるからなあ。

なるほど・・・・・、じゃあ、俺らはその上を行ってやろうぜと御子柴。
ああ・・、もっと派手に遅刻し、もっと大きく
サボる・・、とうなずく野崎。

御子柴「つまり」
野崎「学校に行かない」

それ、ただの不登校だね、と佐倉が身も蓋もなく、ツッコミを入れる。

まあ、不良の研究のためとはいえ、授業妨害したりするわけにも行かないけどね。

うーん・・・、よくわからないなぁ・・・。色々やってみるから、アリだと思ったら、この札を上げてくれとドキッ、とかかれたプレートを渡す野崎。

う・・、うん・・、と困惑する佐倉。

野崎「オーソドックスに木の上でサボり→
(から)飛び降りて、ヒロイン救出で行こうと思う」

人が昼寝してる下でうるせぇんだよ、てめぇらという不良キャラのイメージを浮かばせながら、木に登ろうとする野崎。

確かに、ちょっと怖めの子がヒロインを
助けにきたら、ドキッとするかも・・・!!!と思う佐倉。

最近の作品だと、
東京魔人学園が真っ先に思い出しますね、そのシチュエーション。

しかし・・、

野崎「あっ」

ズル
っと、
木から滑り落ちてしまう野崎を見て、思わず、ドキッのプレートを
さっと出す佐倉。

野崎の場合、ある意味隙がないから、こういう
ドジはある意味、佐倉からしたら、萌えのつぼに入るか。

下がってな、野崎。こういうのは、身軽なやつじゃねぇと向いてねぇんだよという御子柴。

しかし、ずるっ、と木から滑り落ち、野崎の手を借りて、木に登って、登れた!!!と嬉しそうに叫ぶ御子柴。

え・・・、あ・・、うん・・・、おめでとうと反応に困る佐倉。

この場合は、ライバルの不良というより、マミコが
悪戦苦闘して、木によじ登る光景が容易にイメージできてしまうよなあ・・・・・。

シチュエーション的には、たすけてくれたライバルキャラに礼を言おうとするけど、興味なさそうな相手に、礼を言おうとして、よじ登るとか、そんなところで寝ているのって、気持ちがいいの?とか
聞いて興味を持つとか、その言葉に、あんたにはわからないだろうけどなとかいわれて、売り言葉に買い言葉的に、よじ登るとかか?

まぁ、こんな感じで、
カッコよく昼寝してるところに、上級生に呼び出し受けたヒロインがやって来るわけだ、と木の枝に
腰掛けて、いる御子柴が、「おい、そこらへんに
しときな。そんな人数で一人囲んで、格好悪ぃな、てめぇら」
「チッ、やっと行ったか。・・・は? お礼?」
「・・・いいのかよ、そんなこと
言ったら、お前の唇を貰っちまうぜ?」
とそれっぽいせりふを言ってから、
・・・って、なんか言えよ!!!とノリ突っ込みのごとく
いう御子柴。

佐倉「いや・・・、それは怖いのと恥ずかしいの、どっちだろう・・・・と」
木にしがみついている御子柴を見ていう佐倉。

両方だよ、くそっと叫ぶ御子柴。

これ、絶対、これまで散々プレイしたギャルゲーのそれっぽいシーンで使われたセリフを口にしているだろうなあ。
野崎も佐倉も気づいていないみたいだけど、佐倉のほうは、木にしがみついていて、怖いのか、恥ずかしいか、どっちなのか、ということの方が気になって、そこまで、ツッコミが追いつかないということなのかな?


野崎は気がついていたら、絶対、口にして、突っ込みいれているだろうし。
それとも、いつものその場の勢いできざなせりふを口走っていて、後で後悔している

散々、突っ込んだ後で、
ところで、思ったんだけど、こういうのって、一匹狼だから、かっこいいんじゃない?
さっきから、二人でいるけど
と佐倉に指摘されて、

ハッ、確かに・・・・・!!! と気がつく野崎。

よし!!! ここから、別行動だ、野崎!!!と
いう御子柴。

わかった・・・。じゃあ、俺は、授業中、居眠りする不良の気分を味わってくる・・・!! 任せるといわんばかりの
野崎に、おまえ、ただ
、眠いだけだろと突っ込みを入れてから、俺はこのままサボるかな・・、と
言い出す御子柴

別に完全に一匹狼じゃないといけないというわけではなくて、気の許せる友人とか、慕ってくる子分とかもいるけど、孤高というか、精神の気高さみたいなものが、ひとつ突き抜けている
という感じですかね。

不良でも徒党を組んでいる連中とは、どこか違うとか、集団を率いていても従っているt連中とはどこか、違うものがあるというケースもありますし。

某ギャルゲでも、デート中にちょっかい出してくる不良たちは番長の下で好き勝手やってたみたいなことで、真相を知った番長が嘆くやり取りもありますし。

今はなきボンボンで連載されていた武者番長風雲禄でも、そういう侠(おとこ)を見せていましたが、クライマックスでは、変身せずに(普段は二頭身だけど、心が高ぶると変身する)、強化服を着せられて、操られた生徒達
に痛めつけながらも呼びかけるシーンとかありましたし。

こういうシーンで他のやつとは何かが違うと思わせることが出きれば、成功ですが、それっぽいセリフも言ってるんだけど、何かが違うみたいな違和感をもたれてしまう失敗例もすくなくないですが。

俺様ティーチャーでも、真冬は子分は大勢いたけど、友達はいなかったし、鷹臣を追いかけていたら、鷹臣の子分に、当時、小学生だったのに、中高生の不良たちから、真冬さんとか呼ばれる扱いされてたけど、実際、鷹臣の方が妙なヤツに目をつけられた被害者みたいなものだし、鷹臣が番長として、すごかったり
、強かったりするのも、その番長を振り回していた子供のときの真冬が、別の意味で
すごかったってことだからなあ。

なにしろ、当時の鷹臣に、校長のヅラ取ってこさせるんだからなあ。

第一巻
でも、退学にならないように気をつけようとしていたけど、早坂が複数人に囲まれていたのを鷹臣から知らされて、躊躇を見せつつも、ケンカってのはタイマンが基本でしょうといって、早坂が気を失っている間に、その複数人をのしてしまったりして、不良だけど、筋は通しているみたいな印象を持たせていましたし(それもあくまで不良として、ということが後々、明らかになりましたが)。
桶川も、他のヤツとか一味違うというのを、河内が目の前で、憧れが崩れ去っていき、大事なものが壊れていくのを見せ付けられる痛みみたいなものをどうにかしようとして、高坂のたくらみに手を貸したエピソードで描かれていましたし。


え!? そんなことして、大丈夫なの!? みこりんと心配そうに言う佐倉。

おまえらみてぇに、小心者
じゃねぇんだよ、
俺は、と威勢のいいことを言ってから、
それに・・・、宿題やってきてねぇしな・・・。
すげぇ、怒られるとブル-な表情になる御子柴に、この
小心者が!!!と突っ込みを入れる佐倉。

ここはグリーンウッドの立山みたいな教師なら、宿題忘れた上にサボったら、ある意味、いい性格をしていると思われるかもしれないけどね。

俺様ティーチャーでも、
ターニングポイントとなる6巻で、真冬を避けていたときに、サボりながらも勉強していたりしていましたしね、早坂は。

本当にいいのか? 御子柴
と野崎。

やっぱり、やめとけばよかったー、って、後悔
しても知らないよーと佐倉。

御子柴「俺を見くびるな
よ」

さっさと行けよ、という御子柴。

ぱたっぱたぱたと向こうへ行く野崎と佐倉。

・・・・・やっと行ったか・・・。ふぅ、と安堵の息を漏らし、どうやら、気づかれずに誤魔化せたみたいだな・・、と御子柴。

まだまだ甘ぇな、二人とも。この俺が
宿題忘れたくらいで、サボるわけねぇだろ・・と心の中で呟いてから、降りられねぇんだよ!!!とガタガタ震える御子柴。

とっくに後悔はしている・・・・。

いや、正直に降ろしてもらったほうがいいのじゃないか?

そこへ・・、
御子柴「ん? カバン?」
どさっ、という物音がして、カバンが
塀の向こうから投げられたのに気がつき、ハッ、もしかして・・・、アレか!?と、ちこくちこく~、塀から登っちゃえーと塀を乗り越える女の子のイメージを思い浮かべる御子柴だが、びゅんっ、
とものすごい勢いで投げられた荷物が、ドスッ
と木の枝にひっかかったカと思うと、びゅんびゅんびゅん
と次から次へと
投げられる荷物。

そういえば、いろいろな意味で有名な
アマガミでも、主人公の幼馴染がそれに近いこと、していたっけ。

!!?と驚く御子柴。

・・・あ、やべー。ハマっちまってんなー・・・、投げすぎたと塀を乗り越えてきたのは結月で、木の枝の中から、それを見ていた御子柴は、ヤバい・・、こいつ、ガサツそうだ・・・!!! 蹴るのか(どすどす、と木を蹴る結月をイメージして
)!? 揺らすのか(ゆさ、ゆさと木を揺らす結月をイメージして)!?
やめろ・・・・!!! やめてくれ・・・!!! と心の中でまったを
かけるが・・・、

ぐー、っと眠りこける結月を見て、諦めんの、早ぇよ!!!と突っ込まずにはいられない御子柴。

部活の助っ人とかで、ラフプレイでがんがん突き進むのと同じような力加減で、荷物を投げたわけね・・・・。早坂にあたらなくて、ある意味ラッキー
だったかも?

こっ、こんな所で寝るなよ!!! 俺が降りられねぇだろ!!! ほらっ、カバンだ!!!
さっさと教室行けよ!!! ポイポイポイと御子柴が投げ落とした荷物を、ばしっ、
と寝ながら打ち返す結月。
レシーブすんな!!! と突っ込んでから、
「よ・・・、よし・・・!!! じゃあ、虫とか、落としちまうぞ!!! ほらほら!!! こんな木の下嫌だろ!!? ほらほらほら!!!」
ゆっさゆっさゆっさと木を揺らす御子柴だが、自らにも、虫が降りかかってきて、~~~~~っ!!!と声にならない悲鳴を上げる。

ガサガサッ、という音で、・・・・・ん・・・・? 何・・と結月が目を覚ますと、
木の上から降ってきて、そのまま、落下して、虫が降りかかってくる御子柴の姿が。

教室に入ってきて、イケメンが、空から降ってきたので、遅れましたと理由を
説明する結月だが、なめてんのか、瀬尾と教師に怒鳴られてしまう。

どさくさまぎれに遅れた理由にしているよな、
これ・・・。

御子柴はいうまでもなく、マミコだけど、結月も彼女をモデルにした男キャラが恋しよにはいるわけで、木の上から落ちてきたマミコと、結月モデルの男キャラの一幕でありそうだけど、若松モデルの女キャラが、電話で励ましてくれる相手が、結月モデルの男キャラで、その正体を知らなかったりするのですが、マミコとのやり取りで、電話向こうで、若松
モデルの女キャラに見せるような一面を、マミコ
に魅せるとかかな?

こういう出会いの場合、相手をひどく美化したイメージで
捉えて、素敵な人だ、と勘違いするケースもあるけど、それはすでに若松でやってるし、結月相手にそういう誤解をするほど、御子柴
は天然
じゃないからなあ。

それに、ある意味、えらく結月を美化したイメージで見るというか、結月相手に、心が広い態度で接しているであろう佐倉のポジションという
気はするし。

そういう子だから、野崎に告白して、それが失敗に終わっても、それでもめげずに関れているのかもしれないが。

まあ、俺様ティーチャーでは、スケ番で警察に捕まって、退学になってというように、不良生徒
がいろいろと出てくる話ですが、万能少年のライバルとして、不良生徒を出すのは、
当然の発想だと思いますが、鈴木のような万能キャラのライバルというと、不良以外だと、鈴木が気がつかないようなことに、気の回るとか、人並みはずれた天然で、鈴木もそのペースに飲まれて、振り回されてしまって、それまで見せたことのない一面を見せるようになる(下手をすれば、伽羅が壊れたと嫌がられてしまうので諸刃の剣ですが)とか、歯車のかみあわせが少しでも違っていたら、こうなっていたかもしれない、暗黒面をもったタイプとか、ミステリアで、行く先々
に現れては思わせぶりな発言をするとか、いろいろありますからねえ。

恋のライバルとして、
登場させたけど、ヒロインの相手は勘弁してくださいとそれ以前の問題だった
ケースもありますが、

ポリフォニカのダンサリエルとか、銀魂の銀さんと全蔵みたいなジャンプ愛好者つながりとか、本来、同じような立ち居地の人間のはずが、なぜか、馬が合わないで張り合ってばかり、というようなケースなんてのもありますし。
銀魂の場合は、甘党の銀さんVSマヨラーのみたいに味の好みの違いもありましたが、なじみの食堂のオヤジ
がなくなったときには、さすがに休戦していましたけどね。

しかし、
結月は
塀を乗り越えたり、えらく手馴れていますが、
風紀委員
とか生活指導とかににらまれてたり、目をつけられやすいタイプだと思いますが、生活指導はともっかう、風紀委員だと、関わり合いになりたくもないとか、
風紀
委員が、以前
、声楽部のローレライにあこがれて、正体を調べて、結月に笑われた
とかいう、トラウマになっているか、結月目の敵にしているかの両方の可能性が
考えられそうなケースもありそうですが。

というか、今回、佐倉があげていた不良の条件って、今回結月のとった行動そのまんまで、結月も、不良じゃないけど、ある意味、やりたい放題のフリーダムだし、声楽部のローレライとか呼ばれているけど、実態はあれという、イメージと実態のギャップもあるわけだし、鈴木のライバルキャラの参考になっている要素は持ち合わせてるのだよなあ・・・。

まあ、一度モデルにした人物を別のキャラで出してはいけない
という理屈はないわけだし、一人の人物の抱えるいくつもの要素を強調して、別個のキャラとして出す手もあるわけだし。
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by kwanp | 2013-01-26 21:46 | コミックス
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