少女マンガの描き方 28

月刊少女野崎くん 第28号感想


校門の前にたたずむ佐倉。

この気持ちが恋じゃないなら、きっと世界に恋はないというフレーズ。


冷蔵庫の奥で見覚えのない食べ物を発見した。

へー、なになに?と覗き込む結月。

なんかねー、開けてみたら、お菓子だった。食べよーという佐倉。
そのお菓子から何かが落ちて、あれ? 何か落ちたよ・・・とクラスメートが目にしたのは、

               2・14
            ハッピーバレンタイン

               野崎くんへ 
               好きです!

                     佐倉千代

と落ちた紙に書かれており、クラスメートが見ると、野崎に送るはずだったチョコ(購入後4ヶ月越え)を、おいしーと食べる送り主。

ちなみにチョコは商品によって、賞味期限は違いますが、中には一年半持つチョコもあるようです。


そうだ・・、バレンタインに渡せなくて、冷蔵庫に入れっぱなしだったんだ・・、忘れてたとクラスメートに指摘され、真っ赤になる佐倉。

えー、買ったのに、渡せてなかったのー? この根性なしが!!というクラスメート達。

いや、渡す気は満々だったんだけどね・・・、と佐倉。

回想
おいっ、橋口がチョコもらってんぞと男子生徒。
それを聞いて、
ガタッ、と反応する野崎。

裏庭で一年が告られてんぞ!! と聞いては、だっ、と走り出し、先生が、購買のおばちゃんが、と聞いては・・・、

本当、つかまらなくて
、と拳を握り締め、実感混じりに語る佐倉。


マンガのネタ探しに奔走していたわけか・・・。

まあ、その頃は野崎が漫画家だと知らなかったから、野崎の行動パターン掴み切れていなかったのだが、今じゃ、メール来たら、墨汁片手に、やってくるまでになってるんだよなあ・・・。
ある意味では、適応しているといえるのかもしれないが、もともと、そういう素養持ってて、それがどんどん白日の下にさらされていってるだけ、という気がしないでもない。

このシーン見ていて、橘裕さんの作品に出てきた、少女小説家の主人公(男子高校生
)の生活パターンをことごとくつかんでいるストーカー入っているサブヒロインを思い出したが、もう数年後だったら、完全にヤンデレ扱いされてただろうなあ。

なにしろ、どこぞの太い眉毛の委員長気質の女子高生なんて、ナイフ振り回しただけで、ヤンデレ扱いされてたからなあ。

ひょっとして、野崎追い掛け回すのに疲れて、
机や下駄箱に入れるという発想も出なかったのか?

しかし、一巻のおまけマンガ見ていると、佐倉が野崎のこと好きだということに周りのクラスメートは気がついていないみたいだけど、これでようやく気がついた、ということになるのか?

というか、俺様ティーチャーでもそうだけど、たとえば、真冬が緑ヶ丘の一般人のクラスメートからどう思われていたか、みたいな部分ってあまり描かれていなかったからなあ。

野崎くんでも、佐倉が、野崎と一緒にいるみたいな認識を、結月は初登場した時点で持っていたわけだけど、結月もそう思っているということは、まわりも野崎や、御子柴とよく一緒にいると認識しているということのはず。

実際
、モデル回の時には、佐倉が御子柴と仲がいいと思っているようなことが語られていたシーンがあったが、今回語られているバレンタインは、作中の数ヶ月前、野崎や佐倉が一年のときのことで、そのときには接点がなくて、ここしばらくで、急に一緒にいるようになって、それこそ、付き合っているとかはやしてる奴の一人や二人
、絶対にいるはずなんだけどなあ。
仮に、当人達同士にそういう事実がなくても、まわりが勝手に決め付けて、面白半分に騒ぐ奴って、何時の時代も絶対にいると思うんだが。

同じ部活だし、美術部ということで、御子柴
に向ける視線とかでわかるとかいうことかな?

それにしても、御子柴がらみの話が出ていないけど、まだ御子柴と仲良くなる前なのかな?

それにしても、御子柴ともよくいるようになって、御子柴のことで騒いでいる女の子
は、よく、佐倉に対して、やっかみみたいな感情を持たないものだと思えてしまうが、キャーキャー騒いでいるけど、

前にもオタク趣味で引かれたみたいなこといってたし、見かけで騒ぐ分には十分だけど、付き合いたいほどじゃない、ということか?

作中ではあまり描かれていないけど、人見知りとか、口できざなこと口走って、後で、勢い任せの発言を後悔するような言動とか、そういう言動までも、本人は隠しているけど、実はバレバレで、それ含めて、面白がられている?

学園アリスの作者が
その前に描いていた作品で、遊び人みたいなキャラがいたけど、実は口だけで、全然、そんなことなかったキャラがいて、そんな感じなか?

一ヶ月前
もうすぐバレンタインだな! とそわそわする野崎。

え・・、楽しみなのか・・・というクラスメートの言葉に、ああ!と即答する野崎。

一週間前
バレンタインフェアのパンフレットを手にチョコ売り場できょろきょろする野崎に、
オイ!! そこ女だらけだぞ! 入る気か!?というクラスメート。
下調べじゃねぇの? もらえる奴はいいよなーとクラスメートその2.

当日

じゃあ、ちょっと行ってくる! だっと走り出す野崎。

チッ、浮かれやがって、とクラスメート。

まぁ、あんなに楽しみにしてたからなぁーとフォローを入れるクラスメートその2。

え? チョコレート? 一個も貰ってないけどと何で?と
首をかしげる野崎。

え・・・!? はぁ!? なんで!!?と驚く
クラスメートその1、その2。

ゆかりの時もそうだったけど、これって、そこそこ見た目がいいから、そう思われているだけの話で、そうじゃなかったら、何言ってんだこいつみたいな扱いうけるのが関の山だからなあ。

女の子からチョコ貰っても不思議じゃないくらいには、野崎の見た目がいいということだけど、野崎の場合は、デリカシーのなさみたいなものはある程度
露呈していたはず。

すくなくとも、女子にはこの頃にはデリカシーのなさは完全にばれてたはずだけど、男子には、チョコ貰ってもおかしくない程度には、見た目はいいと思われていた?


しかし、鈴木とかには、ファンの子から、チョコレートが送られてくるとかいうことはあったとは思うけど、ファンは夢野咲子は女だと思っているはずだから、チョコレートは送ってこないか。

そういえば、俺様ティーチャーは、風紀部の面々は一年の頃は、
いろいろな意味で、バレンタインとは程遠い連中だったけど、忍者
は若菜あたりが義理とかいいわけつけて、もらっていそうな気がするが、真冬が男友達に義理チョコ
を渡すなんて発想はかけらも思い浮かばなそうだからなあ・・・・。

逆にあやべんは母親がナースだし、母親が忙しいから
、かわりに職場とかで配る
義理チョコを代わりに買っておくとか、一華あたりに世話になってる人間に義理チョコぐらい配っとけとか、逆に発破かけていそうだが。
というか、コテ係の彼は、チョコレートもらえたんだろうか?

小鞠
は黙っていたら、
まわりが世話を焼いてくれるから、怠け者になったというある意味、かわいげのあるほうだけど、小鞠みたいな容姿と性格で、自信の容姿を武器として使うことにためらいのないタイプなら、バレンタインはチョコ渡す口実で、イケメンに接近できる
格好の日なんだよなあ。

このディスプレイ、いいな。今度のカラー表紙
の参考にしようとディスプレイを覗き込む野崎。

この限定パッケージも装飾が凝ってるな・・・。小物の参考になりそうとまじまじと見つめる野崎。

こういう風な参考の仕方って、やりそうだなあ。

バレンタインはいいな・・・、年に三回くらいあれば
いいのに・・・、という野崎。

「あははー、何それー」
「そしたら、ホワイトディも三回必要になっちゃうね!」
女子のクラスメート。

ホワイトデーか・・・、


売り場地味、パッケージ地味、お菓子地味、とホワイトデーを連想して、ホワイトデーはいらないな、という野崎。

野崎には
義理チョコなしで、あいつなめてるという女子生徒。
はいよー、と野崎なし、と
ノートに書く黒髪の女子生徒。

実際、返す方に頭が回らないなんて、ケースあるからなあ。
しかし、俺様ティーチャーの有栖川やその友人達は、お返しに手作りのお菓子もらうこと期待して、チョコ渡す女子とか絶対にいるはずだよなあ。
3月の13日までは、
気合入れて、ホワイトディのお返し作っていそうだ。

御子柴は別の理由でおかえし
期待
できないからなあ・・・・。


しかし、おまけマンガで、バレンタインじゃなくて、節分の話にしたみたいなことを言ってたけど、さすがに、2月には、その原稿書き上げてたはずだから、すぐに、ネタにするためじゃなくて、ネタの参考になりそうだから、バレンタインのあれこれをチェックしていたということかな?
さすがに、御子柴がチョコ作るシーンとかあるわけないしなあ。
それとも、作中からすると、一昨年、つまり、高校受験まっさかりの時期に、既にマンガ描いていたのだろうか?

しかし、鈴木がチョコを返すシチュエーションまでは、考えが及んでいないのかな?

あれ? 若松は?と中学生。
野崎元部長に呼び出されたって、と中学生その2.

ああっ、あの二人、仲良かったしなー。バスケでも
してるのかなー、という中学生その3。

部長だったのか・・・。というか、バスケ部で部長やるほどだったのに、高校でプロの漫画家になるって、前述の
「やっぱ・・・」みたいに、姉とか、身内か、バスケ関係で尊敬していた相手とかが、高校とか大学で漫研に入ったとか、プロのマンガ家にでもなってて、人手が足りないから、アシやってとか、引っ張り込まれたのだろうか?

野崎先輩っ、パスッ!!!と叫ぶ若松。

若松がパスしたチョコを受け取り、でかした、若松!!! 次はとなりの店の限定品を頼む!!と叫ぶ野崎。

ハイ!!!と疑問を感じながらも、たっ、と走る若松。

野崎先輩からチョコもらった。いいチョコだって、という若松。

高いチョコ・・・!!? と中学生その2
まっ、まさか・・、本命・・・・!!?と戦慄する中学生その3.

つまり、野崎がチョコもらえるくらいにもてて、そのおこぼれを貰ったというような発想が出ないくらいには、野崎が持てるような人間ではないというような認識が浸透しているわけね。

バレンタインに告白シーンとか、チョコ受け取るシーン覗き見していたけど、弁当とか作るようになったのは、佐倉や御子柴と知り合ってから? 相談できる相手がいないと、そういうことできないから、仲の良かった若松に
、取材のためにチョコを買うのを手伝ってもらってたけど、そういうのは、ある程度仲のいい相手にしか頼めないってことだろうしなあ。

この2ヵ月後、高校に入学したら、厄介な先輩(結月)とかかわりあって、振り回される羽目になるわけで、この頃はまだ、平和だったということか。

というか、受験生になにやらせてんだ、野崎(汗)

そういえば、結月って、バレンタインにチョコって、あげたことある? そういう話、聞いたことないけど、とたずねる佐倉。

んー・・・、最近はないけど・・・、そうだなぁ・・、と思い出して、あれは3歳の時のことだったか・・・・、と語りだす結月。

そこまで遡るの・・・・!!?と突っ込む佐倉。

場合によっては、来年は若松にチョコをあげたりするんだろうか? というか、義理でもチョコを上げようという気になるかどうか、それすら怪しい気がするけどなあ。

どちらかというと、佐倉あたりが、世話を焼くといったところか。
やっても、お返し目当てというところだろうけど、

同い年に岡田
って奴がいてさ・・・、と結月。

回想


鉄棒をしている岡田、そして、トラックの荷台に乗って、そのまま、運ばれてしまう岡田。

あ、これじゃない、これじゃない、手を振って、違ったという結月
だが、待って!!! 岡田くん、どうなったの!?と気になる佐倉。

これって、岡田がうっかりして、トラックに乗ってしまったのか、結月の言葉にのせられた結果なのか? 小さい頃の
結月と一緒にいる
子供だったのだから、岡田もかなりの物好きか、変わり者か、人がいい奴だったのかな?

というか、小さい頃の結月が今よりももっと
やんちゃで、野生動物みたいだったか、あるいは、おとなしくて、引っ込み思案な女の子だったが、誰かの影響か、その誰かが余計なことをやって、今みたいな性格になったとか言うのじゃないだろうなあ・・・。


なにしろ、元々、変な子だったけど、鷹臣とかかわって、変ぶりがグレードアップして、スケ番になった真冬とか、私立の学校にいて、成績優秀者の模範生
だったのが、会長とかかわって、忍者バカの素を隠さなくなったとか、近所のおばあちゃんにすすめられたおかげで、マッサージを身につけた千愛とか。
野崎もバスケ部で部長までやってて、高校になったら少女漫画家やってるという、えらいかわりようではあるんだが。

意外と、昔と印象の違うキャラは何人もいたりするので、結月がもともと、こういう性格でも、そこまでじゃなく、まわりにおとなしいと思われるような人間だったのは、ありえそうだなあ。

そもそも、3歳までさかのぼるのとか、佐倉が突っ込みいれてるけど、これ、結月の自己
申告オンリーだし。もろもろの理由で、少なくとも、創作における女性キャラが己の過去に関して語るケースで、その人物以外に
証人が
いないケースは額面どおりに受け取らないことにしている。


そのキャラの証言を他に保障する人間がいない限り、もしくはいたとしても、
作中の描写をふまえると、他の見方が成立してしまう場合があるから、この手の自己申告は
額面どおりに受け取らない
ようにしてるんだけどね。

小鞠とか、三姫とか、周りに自分がどう思われているか、自覚しているキャラって、結構いたからなあ。

小鞠も、中身はアレなのに、黙っていて、ってのは、自分の言動が回りに
よく思われないものであると、いやおうなしに自覚せざるを得なかったからって、
側面が大きいけど。

なにしろ、双眼鏡でイケメンウォッチングしている大のイケメン好きだけど、口を開けば、
「渋谷(はぁと) 一目会うた時から、ええ男じゃけん見ちょったで!!! その薄い胸板と細い腰の虜じゃけぇ!! 一発触らせてくれんかいのぅ!!」

みたいなことを口走るわけで、当のイケメンから逃げられる確率高いから、
思ったことを口走るのをなんとかするより、終始黙っていた方が手っ取り早いし、イケメンに近寄っても、不審に思われない。黙っているだけのメリットが即出てるから、たいていは黙る方を選ぶわけで、欲望に忠実な結果でしかないんだけど。

まあもっと上手になると、自らの容姿を積極的に駆使する強者もいるから、小鞠はまだ、かわいい部類なんだけど。

つまり、自分という人間がどう見られているか、自覚しているから、まわりが納得しそうな、三歳くらいまで遡らないと、男の子にチョコ渡した記憶が出てこないという周りが納得しそうな
ストーリー用意した可能性もあるんだよなあ。

実際、声楽部のローレライの正体探ってた男子生徒に現実を突きつけて、面白がるとか、自分が周りにどう見られているからこそ、できる芸当やってるわけだし。

佐倉が、そこまで、と突っ込むからには、それほど、古い付き合いじゃないようだし、結月の過去に関して、詳しい人間
も他に出てないから、中学時代とか、昔は違ってた
可能性もあるんだよなあ。

元の性格がこれだとしても、中学時代とかは、表面上はまともに振舞っていた
とか、昔から、はちゃめちゃな性格だったけど、まだ許容範囲内だったとか。

忍者も、会長と出会う前は模範生だったし。最近のエピソードで、元々、スペック高いということを、なんだかんだ言いつつ、気にも留めていなかったということを
思い知らされてしまったし。


じゃあ、鹿島くんは・・・、って、鹿島くんはチョコもらうの
専門だよねという佐倉に、いや、私は堀先輩に渡したよ
という鹿島の言葉に、え!!?と驚き、それはもしかして・・、手作り・・・・とか!!?と敗北感を感じる佐倉。

まあ、手作りをしているとは思えない相手が手作り
しているとか思ったら、それは敗北感感じるかもな。

あー、それが
先輩、「手作りチョコは
食べたくねぇ」とか言うからさー、コンビニ行って、そのチョコを見本に、見た目完ペキなコピーを作って(ませませと生地を練る鹿島)

先輩に渡した(どうぞーと鹿島の渡すチョコを、おー、サンキューと受け取る堀)。

レベル高いというか、素直になれないにもほどがあるというべきか、手作りチョコになにか、やな思い出
でもあるのか、とかツッコミが追いつかない。
まあ、演技に対して、真摯な堀だし、手作りチョコに何が入っているのかわからないから、食べないって話はよく聞くから、役者にそこまで、本気で取り組んでいるともいえなくもないか。

つまり、あの時先輩は、大嫌いな手作りチョコを
、知らずに
食べてたってわけさ・・・。ふ、と勝ち誇る鹿島に、鹿島くんは先輩のこと、好き
なの?嫌いなの?と突っ込みを入れる佐倉。

えー、好きだよー、尊敬してるよー。部長大好きーとこの上なく軽く
いう鹿島のことばを聞いて、いや・・・、そんな軽く言われても・・、と信じがたい佐倉に、えーやだなぁ、本当だってー。大体、この学校、入ったのだって、先輩の演劇を見たからだしと鹿島。

堀の演劇を見て、おおーっ、ここにしよう!!と決める中学時代の鹿島。

予想外に重いな!!!と意外な事実に戸惑う佐倉。

そして、入学式・・、先輩は私を呼び止めて、こう言った・・・、

堀「お前なら、演劇部のヒーローになれるぜ!!」

と鹿島


おおっ!!! 運命的!!!
それに対して、鹿島くんはなんて言ったの・・・!?

興味津々にたずねる佐倉。

えっ、マジですかー? ひゅーと
鹿島。

軽い!!!と佐倉。

いるよね、思いいれ深いのに、言葉が軽いやつって・・・。
というか、いつもやってるサボりの数々って、何割か、堀がかまってくれるから、やってる
と思って、間違いないよな、これは・・・。

まあ、そのチョコも、せっかく見つけたんだから、今からでも食べてもらえば? という鹿島の言葉を聞いて、そっか・・・、確かに今だったら、すごく自然に食べてもらえるかも・・・、と佐倉。
バレンタインはもう終わっちゃったけど、とカポ
っと箱を開けて、このチョコには4ヶ月眠っていた私の恋心が詰まっているのかもしれないね、と決意を新たにする佐倉だが、

どんっ!と人にぶつかってしまい、ぴゅーんと飛んでいくチョコ。

ぶつかった相手というのが・・・、
す・・・、
すまん、佐倉。その・・、
大丈夫か・・・・?と申し訳なさそうに尋ねる野崎。

よりによって、野崎くんか・・・、とチョコ(恋心)が床に散らばってしまい、その張本人が、恋する相手で途方にくれる佐倉の想いなど、露知らず、

本当に悪かった・・・、あー・・・、ええと・・・、どうすれば・・・、とおろおろと尋ねる野崎に、

あ、ううん、別に怒ってないから、大丈夫だよといいながら、元々、野崎くんにあげるためのものだったし・・、と心の中で呟きながら、本当はコレ、食べてほしいけど、という佐倉。

それを聞いて、ものすごく、怒ってる!!?と驚き、ひろって食いな!!!という佐倉をイメージする野崎。

しかし、それで、佐倉の気がすむなら・・・ぱくっと食べる野崎。

!!!と野崎の行動に驚く佐倉。

もぐもぐ、と食べながら、これで大丈夫か? 少しは怒りもおさまったか・・・? と佐倉を見ると、

のっ・・・、野崎くん・・!!!と感激している佐倉を見て、佐倉・・・、そんなに嬉しそうに・・・、と戦りつして、お詫びに何か奢るよという野崎。

いやっ、本当に気にしないで!!! 顔を真っ赤にして、面食らう佐倉。

しかし、このままでは、俺としても・・・、という野崎に、いや、本当に大丈夫だから!!!と言い張り、まさか、佐倉をそこまで怒らせるとは・・・、と戸惑っている野崎に、だから、怒ってないって、と念を押すように言ってから、あっ、それじゃあ、アメ!! アメもらえるとうれしいな!といって、ホワイトデーのお返しの代わりなんちゃって!!! キャーッと照れる佐倉の横で、アメ・・? アメ・・・!? 何かの隠語か・・・・!? アメとムチ・・・?佐倉の言ったことを深読みして、頭を抱える野崎。

佐倉をどういう目で見てるんだという気もしないでもないが、佐倉のチョコを、自分がダメにしてしまった、ということで、負い目から、そういう風に見えるとかいうのはありそうだし、人間関係の機微に関して、とことんうとい野崎だから、あれこれと考えてしまって、かえってドつぼにはまってしまうというのはありそうな話ではあるが。


今回の話は、かかわりあう前の
野崎と佐倉が何していたか、平和だった頃の若松、結月の思い出とか、鹿島の堀に対する尊敬の念とか、なんだかんだ言いつつ、すれ違うけど、とりあえず、上手く行ってる野崎と佐倉ということで、バレンタインを振り返ることで、登場人物の立ち位置をおさらいしておこうという印象を受けるが、原点を振り返るような話が描かれるということは、そろそろ、何かしらのターニングポイントがあるということかな?

雨が
降ったときに、一緒に帰った話以降、佐倉と野崎が完全にメインというような話は影を潜めていたから、描いたといわれれば、それまでだけど。

俺様ティーチャーでも、このまま、
風紀部を続けるか、それとも、風紀部や鷹臣から距離を置いて、平穏に一生徒として、すごしていくかの分岐点があったわけだけど、堀や御子柴とのかかわりも描かれていなかったし、チョコを渡しそびれた佐倉が、物語開始には失敗したけど、告白することになるわけで、バレンタインから、物語開始時になるまでに、何かしら、告白する気にさせるようなことがあったということかな?


まあ、佐倉のようなキャラは、どういうことがあっても、主人公追いかけるのが役回りで、その執念の強さみたいなものが垣間見えるキャラじゃないといけないと思うのですが、周りが強烈ですから、ついつい、それが脇に追いやられがちになってるのも、確かですからねえ。

でも、
今回の話って、イマドキの女子高生に愛想突かされやすい男を追いかけ続けている女子高生の姿が浮き彫りになってるわけで、十分、どこにでもいるありがちな女子高生じゃないよなあ、佐倉。

いずれにしても、こんかいの話は、コミックス化したときに、御子柴はどうだったか、とか、語ってそうだな・・・。まさか、作中でバレンタイン(
好感度がどうなってるか、途中経過の目安になりやすいイベントだし)イベントがあるギャルゲーやって、学校サボってたとか?
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by kwanp | 2013-02-15 17:21 | コミックス
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