少女マンガの描き方 29

野崎先輩、このトーン切り取れば、いいんですか?と若松。

ああっ、頼むと野崎。

最近、若松がトーン貼りを手伝ってくれるようになった。

おおっ、キレイに貼れたな。やるな、若松と若松がトーンを貼った原稿を見て、ほめる野崎。

おおっ、キレイにくりぬけたな、すごいじゃないか、と、若松が切り取った後のトーンを見て、ほめる野崎。

作中でもやってたけど、下手すりゃ原稿ごと切り抜いちゃうからなあ・・・。

切れ端で遊ぶな、と切り抜いた後のトーンで宇宙人確保と描いているのを見て、注意する野崎。

似たような絵柄あると、ついつい、やっちゃいますよね・・・・。

まあ、トーン貼り、始めは俺もやったけどなと野崎。
トーンあるあるですね! 他にはどんなことがあるんですか?と尋ねる若松。

そうだな、まずは・・・、カッターで手を切る、

カッターが指にグサッと刺さる野崎。
漫画に限らず、カッター使っていると、こういうことって、よくありますよね・・・・・。


手がすべって、床に刺さる、

カッターが床に刺さって、びよんびよんはねる。

ごくたまに、ふとももに刺さると語る野崎に、危険しかないんですかと突っ込みを入れる若松。

部活中、
自分にあったカッターを探すまでが大変だな
という野崎の言葉を思い出しながら、帰りに探してみようかなーと思っていると、若松ー!!!という声が聞こえてきて、結月に、ドスッ、とボールをぶつけられる若松。

おいいい、結月がいるのに、コートで考え事って、そっちの方が危ないような(汗

相変わらず、ひでぇな、瀬尾
先輩とチームメイトA。
お前もたまには
バシッと
言えよ!!というチームメイトB。

つまり、まわりからそういう言葉が出るくらいには、若松が結月に振り回されているということか(汗

いや・・、俺もちょっと
考えごとしていたので・・、と答える若松。

考えごとって、なんだよ? とチームメイトC。

カッターナイフ欲しいなって、と答える若松。

誰か若松を止めろ!!!と叫び、あいつ殺る気だ!!! というチームメイト。

つまり、カッターナイフで結月を刺してしまってもおかしくないくらいに、振り回されていると(汗)
というか、このネタはさすがに、ヤバくないか(汗
ルール無用で、男子相手でも、男子の方が蹴散らされたり、思ったことをそのまま口にしてしまって、周りの反感を買ってしまったり、自称
気遣い屋だけど、むしろ、周りのことを全然気にせずに好き勝手振舞っている・・・・、

椿作品だと思い浮かぶキャラというと、まず、忍者かなあ。
山彦の術とはいえ、風紀部に寝返ったら、
その勢いで、いきなり、使われていない教室を風紀部の部室にしたあげく、ずさんな扱いされている学校の実態に迫る調査を真冬や早坂を巻き込んで行っているわ、文化祭をしっかり満喫しているわ、風紀部の面々引っ張りまわして、とゴーイングマイウェイだったからなあ。
その実、しっかりと周囲のことを観察していて、一応、そういう言動を行っていたかのような描写もところどころで描かれてる。

結月も、がさつでなにも考えていないように見えて、鹿島に歌を教えるときとか、鹿島にムチャぶりして、諦めるように仕向けるとか、自分の言動で周りがどう反応するのか、というのを計算に入れて、行動しているようなところがある。

バレンタインの回の感想のときにも指摘したが、3歳までさかのぼらないと、男の子にチョコを上げた記憶が出てこないというのも、そういった言動である可能性が高そうだし。

いろいろとできるけど、忍者は忍者かぶれの性格が、結月は
ガサツな性格が、いくつもの美点をダイナシにしているという意味では良く似ている。
好き勝手振舞っているといえば、俺様ティーチャーの河内もそうだったが、彼も文化祭の一件で寝返って、桶川とぶつかった後は、
いけしゃあしゃあと戻ってきたり、桶川の卒業がかかった追試を邪魔して、留年させたり、アッキーをたずねてきた小鞠を通したり、
すき放題やってた(の割りに妙に憎めないキャラではあるが)のだけど、まだコミックスになっていないエピソードでは、桶川に真冬たちの力になってくれと頼まれるが、真冬たちからは
いりませんと拒否されてしまってたし(文化祭のときとか、追試のときとか)。

まだ後藤の運の方が頼りがいはあるのも確かなんだよなあ・・・・。



違う点というべきなんだろうが、忍者は
会長への忠誠があるし、河内は桶川のためという行動理由があるのだけど、結月は、好き勝手に振舞っていて、その行動の根っこみたいなものが
見えないところだが・・・?


帰り道、
なぜか押さえ付けられて、カッター買いに行けませんでした、と
野崎と歩きながら、話す若松。

なんか、部活の邪魔しちゃったみたいで、悪いな。そんなにトーンの事、気にしなくても、と申し訳なさそうに言う野崎。

自分の手伝いのことで、若松のバスケの邪魔をしてしまったわけだしね。

いえ、なんか最近、景色がトーンに見える
ようになって、楽しくなってきましたという若松の言葉に、ああっ、それはあるな、とうなずく野崎に、

ですよね。今日の部活中もつい・・・、

バッシュの裏 62番

ゼッケンの色 53番

迫り来る
ボールの色 34番

体育館の天井の色 42番・・・。

それを聞いて、また
倒れたのかと野崎。

興味のあったり、自分が没頭している作業に、なぞらえて、身の回りの物事をやってしまうとかいうのは、漫画に限らずありますよねえ・・・。

じゃあ、今日もトーン貼り頼む。ここに1220番を、と指定する野崎。
ハイ!!! とうなずく若松だが、

若松、これ、1221番、おしいという野崎。

あっ、
しまった!!!という若松。

よし、じゃあ、ここは、1221番で、と指定する野崎。

ハイ
!!!と気合たっぷりにうなずく若松。

若松、貼る前におかしいと気付けと、ドキドキしているマミコの背景に龍のトーンが貼られているのを見て、これは絶対、違うだろ、と野崎が言う。

おかしいと思っていても、確認しにくいってことって、往々にあるからなあ。


どうも、
効果トーンの番号が覚えられないので、仮に名前を付けてみました。と若松。

? 仮に?と野崎。

たとえば、これは、「もやもや」いう若松の言葉に、ああ、とうなずく野崎。
これが「キラキラ」という若松の言葉に、
なるほど、とうなずく野崎。

これが「お日様サンサン」
これが
「ヒヨコが生まれてるヤツ」
という若松の説明に直接的に
なってきたな、と野崎。

これが
「瀬尾先輩」ですと若松。
物騒なのが揃ったな、と実感混じりに言う野崎。

身をもって、結月の物騒さを体験しているから、そういうイメージ持たざるを得ないよなあ・・・。
声楽部のローレライの正体が結月だって知らないはずだし。

しかし、若松も野崎のマンガのトーン貼りやってるけど、自分がモデルのキャラが結月がモデルと複雑な関係だってのは、気がついていないようだからなあ。

性別逆にしているし、さすがに、自分がモデルに使われているとは思わないだろうからなあ。御子柴も自分がヒロインのモデル
になってるなんて、つゆほども思っていないから、面倒クセー女だなあ、
とか、お前がいうなと突っ込みいれたくなるようなこと、連発したりとかはやっていそう。

実際に使ってみた。

若松、ここに、「プリプリキュートハートわらわら」を、ここには、使い道のなさそうな円レース(でかい)を、これが「着古したジーンズの布地っぽいヤツ」と指定する野崎。

あとコレ 「瀬尾」、ここにも「瀬尾」、ここには、大きめの「瀬尾」を、という野崎の指定を聞いて、

大活躍じゃないですか!!! 瀬尾先輩!!! わあああと叫ぶ若松。

トーンに名前? へー、とうなずく佐倉。

ちなみに、佐倉の名前も借りたぞという野崎のことばを聞いて、えっ!?と驚く
佐倉。

私っぽいってこと
・・・・!?
どんなのだろう、野崎くんの中で、私のイメージって、一体どんな・・・っ、とドキドキドキとトーンを見る佐倉。

佐倉がしているリボンの柄そのもの(赤い水玉)なのを見て、即座に
ぶちっ、とリボンをとる
佐倉。

あっ、「佐倉」!!と野崎。

まあ、本人よりも、身に着けているアイテムが強烈にイメージに残ってるとかいうことってあるけど、野崎は気がついていないけど、自分が好きな相手が、自分をリボンの柄でしか覚えていないってのは、結構、ショックな出来事じゃないか?
下手すれば、愛想つかせてもおかしくないと思うが、それで愛想をつかせないあたりが佐倉というべきか・・・・。

若がカッター欲しがってるんだって? 何で買わせてやらないんだ
?と首をかしげる結月。

いや・・、あいつにはまだ早いというか・・・、とチームメイトA。
今は与える時期じゃない
っていうか、もっと大人になってから、とチームメイトC。

高校生にもなって、何言ってんだ、おまえら。お母さん
か、と突っ込みを入れる結月。

なんか、よくわからねえけど、私が勝手に買って、若にやる分には、文句ねえよな?という結月に、じゃあ、俺達もついていきます!!! というチームメイトA.

俺たちの許可なく若松に物を与えないで頂きたい!!! というチームメイトC。

その反応に、

おまえの扱い
、どうなってんだよ、若と心の中で突っ込む結月。

いや、自分達の身がかわいいところが少なくないと思うが。
若松を心配していないとは思わないけど、若松が結月を刺したら確実に出場停止だろうし。

結月

自分の行動が若松を追い詰めているということに関する自覚がないけど、忍者も真冬に援護を頼んで、若菜と交渉?しようとしたことがあったけど、忍者に任せると、若菜の怒りに拍車をかけるようなことしか言わないから、真冬が援護したけど、結局ダメな上に、忍者のKYな一言が決定的に、若菜を怒らせてしまった上に、自分があそこまで嫌われていたとか言い出して、あげく、真冬にデリカシーにかけることを言ったんじゃないかみたいなことを言う始末だったからなあ・・・。

真冬
も女の子のトモダチできない口だったけど、その真冬にこいつ、一生彼女できないとか言われるって、
どれだけだよ・・・。

文房具屋
お、あったあった、これなんか、
超切れそうじゃね? でかいし、という結月。

はぁ!!? めちゃくちゃ刃先長いじゃないっスか!!!とチームメイトA。
ダメですよ!!! 若松を犯罪者
にする気
ですか!!?とダメだしをするチームメイトC。

デザイン重視でいくか・・・、この細いヤツとか、カッコいいじゃんと、結月。


あっ、いいですね、刃先
短めで!!!とチームメイトA。
これなら、刺されても、大丈夫そうですね、瀬尾さん!!! とチームメイトC。

おまえら、カッター、何に使うつもりだよ、こえーよと突っ込みを入れる結月。

自分の発言でどう反応するか、というのを踏まえているわりには、自分の言動で、相手にどう受け止められているか、というのがわかっていないわけだけだからなあ・・・。

若松が自分の言動で追い詰められていることに関して、自覚がない?


若、
これやるよ、はいよ、と結月。

えっ・・、カッター・
と戸惑う若松。

この前から、欲しかったんだろ? これと結月。

センパイ・・・、俺・・、俺・・、俺の欲しいもの、覚えててくれたんだ・・・。じーんと感動しった若松が、

これからは、この柄を「瀬尾先輩(レア)」って、呼びます!!!という若松。

えっ、いやだ、やめろ
!!!と制止する結月。

若松が、結月を屋上に呼び出して、文句を言ったけど、
結局、プレゼントを渡すために遠まわしな態度とられたとか、結月が勘違いしたことあったけど、その際に声楽部のローレライをほめるような発言していたけど、これも、ローレライの正体が、結月だと気付いた上で、ほめるようなことを言ってるとか、結月に、認識されているということになるのか?

声楽部のローレライに過剰な期待を抱いている人間の幻想は平気でぶち壊すけど、ストレートに自分がほめられることには慣れていない?
そういう風に、面と向かってほめられるのが苦手ってことか?

お、新しいカッターか、と結月から貰ったカッターを嬉しそうに使っている
若松に気付く野崎。

ハイ!! すごく切りやすいです
!!! 細身で!!と嬉しそうに言う若松。

そうか、ピッタリなの見つけられたんだな、という野崎の言葉に、はい・・・、と返事をして、瀬尾先輩・・、大切に使わせて頂きます、といった矢先、

ずるっ、と若松の手から、カッターがすべり、ドスッ、と太ももに突き刺さるカッター。

結月も結構冷静に、若松にカッターナイフを見繕っていて、その割りに、自分が若松に指されても不思議じゃないような行動をとっているという自覚がないわけだが、前述した、河内に対してのいらないです発言もあるので、このまま、単純に、結月のラフプレイ的な言動が野放しにされることはないとは思うのだが、この手のキャラは、さじ加減を間違えると、不愉快なだけの身勝手キャラになりやすいからなあ。
ただ、忍者も会長と出会う前は、成績優秀な模範生であり、作中でも、その片鱗は見せていた。
会長と出会い、会長に使える忍びになっちゃったことで、箍が外れてしまったわけだが、若松との関係が変化することで、忍者の箍が外れたような状態になる可能性はあるのかなあ・・・?

暴走するといってもいろいろあるが、一番ありそうなのは、結月に相談された佐倉が出したアドバイスを受けたはいいが、でてきた答えが、なんでそうなる?と突っ込まずにはいられないもので、結局、上手く行かないとかが定番パターンだよなあ・・・。

それにくわえて、忍者の会長への忠誠心を踏まえると・・・・、

ヤンデレっぽくなるとか?

もし、そうだとして、当然、すれ違いになると思うが、そういうキャラだと、既に佐倉がいる訳だが、佐倉もすでにいうべきか、元から、そういう部分があったのが開花しているというべきか、一般的な女子高生なら、愛想を尽かしてもおかしくないのに、野崎を追いかけているから、十分、尋常ではない(恋なんて、ある意味、そういうものかもしれないが)がそれでも、その尋常でなさを前面に出していない。

一応は、突っ込みポジション?のキャラだし、そこまで暴走させちゃいけないという考えでもあるのかもしれない、突っ込み不在になると思ったのかもなあ。
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by kwanp | 2013-03-10 00:18 | コミックス
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