少女マンガの描き方 31

月刊少女野崎くん 第31号 感想

うーん、原稿を書きながら頭を抱える野崎。
あれ? 野崎くんがお話づくりで悩むなんて、珍しいね、と佐倉。

君は俺が守るから、という鈴木にキュンと来ているマミコ。

いや・・・、どうも、盛り上がりシーンが地味でなあ・・。もっと派手にしたい、という野崎。

え? そうかな? 鈴木くん、格好良いと思うけど・・・とぴんとこない佐倉。

違うんだ、表情とか、台詞じゃなくて、もっとこう・・・、盛り上がってるー!! って、感じのエピソードが欲しいんだ・・・。
日常を上手く使って、派手なシーンを作れないものかと・・・、と説明する野崎。

起伏が乏しいと感じているわけか・・・。

日常かぁ・・、と呟いてから、たとえば、どんな感じ? という佐倉の問いに、
こんな感じかな?と切り立った崖で、鈴木がマミコに手を伸ばしている、オロ〇ミン〇のCMのような光景。

日常感ゼロ!!!と突っ込みを入れる佐倉。

どこの週間世界の危機だよ・・・。

うーん、と頭を抱えて、もしくは印象的な小道具を使うとか・・・・?という野崎。

小道具?と佐倉。

すっ、・・・、鈴木くんは渡さないんだからっ・・・!!  と刃物を持って、迫る女子生徒。

って、親指でいたな、陽介の父親に横恋慕して、陽介にトラウマ植え付けたOLが。
ソノ弟は、千愛の双子の姉にトラウマ植え付けられて、女難の相でもあるのか、森泉家(汗
)?

まあ、女難といえば、鷹臣もある意味、女難だけどなあ。

親指といえば、綾芽が部長の婚約者と知ったときの、部長に近づく女はどんな手を使ってでも、というような瘴気
まるだしのセリフを言った例もあるから、刃物をもって、渡さないはまだかわいく思えてしまうよなあ・・・・。

あっ、確かに一気に緊迫感出たね!!と佐倉。

力強さ

俺が支えているうちに、早く!!とビルを支える男子生徒に、
こ・・・、小道具・・・・?と戸惑う佐倉。

いや、力強さを強調するなら、マッチョでしょう。

家庭的
弟妹を連れている女子生徒を君はステキな女性だねとハートマークを浮かべる男子生徒。
 
これ、どう見てもあやべんの女性版だけど、穏やかそうに見えているのが、弟妹がなにかやらかしたら、突っ込みいれたり、弟妹達に振り回されたりするのか?

小道具!!??と頭を抱えてから、私としては、びっくりとか、ドッキリとかする展開が見たいかな、という佐倉。

びっくりして、ドッキリか・・、ほう、とうなずきながら、原稿を描く野崎。

できあがったものは・・、

なっ・・・、なんかやたらと、バストアップのマミコだらけだけど・・、

風が吹いてから、キャッ、と戸惑いながらも、ふふ、いい風・・・。
今日も一日、楽しかったなというマミコ。

えっ・・・!? 何もないまま、あと1ページで終わっちゃうんだけど・・、と面食らう佐倉。

ね、鈴木くんと自分を肩車している鈴木に声をかけるマミコ。ああ、そうだね、とうなずく鈴木。

ずっと下にいたの!!? と突っ込みを入れる佐倉。

ラブコメのくっついたり離れたり、じゃなくて、完全にくっついているだろ、これ(汗 

びっくりした後、「えっ、何やってんの、この人!?」とドッキリしただろう。ふふふ・・・、と得意げな
野崎。

そういうドッキリは求めてなかったよ・・・、と佐倉。

じゃあ、どんなのがドッキリなんだ?と佐倉に聞く野崎。

うーん・・、思いがけない物を貰っちゃうーとか、強引な行動しちゃうー、とかかな・・・、と例を挙げる佐倉。

やる、とお中元、月刊少女ロマンス編集部より、と書かれたお中元を手にする野崎。

オコジョさんがアニメ化されたときに、製作元が、LALAはみかん絵日記の作っていこう、しばらく送られてこないみたいな
話をしていた(オコジョさんの時点で、みかん絵日記は10年位前の作品)のを思い出すな、なんとなく。

たしかに、思いがけない物だけども!!!と突っ込みを入れる佐倉に、
よし持ってけ、ホラ持ってけ、ぐいぐいぐいと強引に渡そうとする野崎。

たしかに強引だけれども!!!と突っ込みを入れる佐倉。

K地h行氏
をモデルにしたある作品出でていた作家が、ホラーについてたずねて、返ってきた答えを聞いて、担当が窓に張り付いたりする例を挙げてたけど、それを髣髴とさせるリアクションだな(汗

野崎「じゃあ、明日、佐倉にドッキリな展開を仕掛けるから、感想よろしく」

・・・とか言ってたけど、何する気なの、野崎くん・・?と佐倉。

まあ、ドッキリなんて、予告されたら、驚かないだろうし。変なところで真面目だなぁ、野崎くんは、と苦笑しながら、いすに座ろうとする佐倉だが・・・、

四つんばいになって、いすの代わりをしている野崎。

佐倉「うわあぁああああああああ!!?」
すごくビックリした。

って、クラスメートがいすと入れ替わっている野崎に全く気がつかないで、いすになり済ませていたら、それはそれですごいが、傍から見たら、彼女のいす代わりになっている彼氏以外の何者でもないような。

というか、こういうやり取りしていて、こいつら、付き合ってるだろう、と誰も思わない方が不自然だよな・・・(汗)
中高生なんて、異性とちょっとでも話しているだけでも、付き合ってるとか、尾ひれをつけて、騒ぐものなんだから、ここまでやってたら、こいつら付き合ってると完全に認定されても、おかしくないものなんだが、野崎が気付いていない、のはいつものこととして、一緒にいても、恋人認定されないようなイメージを野崎がもたれているのか、それとも、佐倉が面倒見のいい子というか、野崎みたいなタイプにもやさしく接するいい子みたいに思われているのか?
野崎は同性からはバレンタインにチョコ貰ってもおかしくないイメージをもたれているし、御子柴もイケメン認定はされているはず。

美術部の仲間からは、御子柴とは、仲がいいとは思われてるけど、友達という認識もたれているっぽいし。

付き合うのはないない、と思われているってことか?

そうだとしても、さすがに、ギャグ抜きにしても、佐倉の席で、いすに成りすます野崎を見て、教室にいた人間全員がノーリアクションだとは思えないけど、まさか、野崎に、何も言わないでくれ、とでも言われて、黙らざるを得なかったのか?
それでも、顔に動揺が出るヤツの一人や二人いるはずなんだけど(汗

結月は遅刻するかしないかのギリギリにやってくるとしても、野崎の行動に誰も突っ込みを入れなかったのか? まあ、係わり合いにならない方がいい、と傍観を決め込んでも不思議はないけど。


ななな、何やってるの!? 野崎くん!!!と驚いて、しゃかしゃかしゃか、と後ずさる佐倉。

ちょっとしたサプライズを、と思って。
で、本番はこっち。

ぽんっ!と花を渡す野崎。

わ!!と驚きつつも、

すごーい!! キレーイ!!! 貰っていいの!? ありがとう!! キャー(はあと)と喜ぶ佐倉だが、

スポッ、と野崎の手が外れて、!!?と仰天する羽目に。

ドッキリを勘違いして、奇行師じみてきたけど、インパクトを追求すると、いびつに鳴ってしまうのはよくある話
だからなあ。
それでも、笑えるなら、マダマシなんだけど、たいていは失笑ものに終わってしまうのが関の山だけど。


ノートを運んでいる佐倉に、荷物運びか?と声をかける野崎。
えっ、うん、職員室まで、とうなずく佐倉。

どれ、貸してみろという野崎。
そうだよ、野崎くん!! そういうちょっとしたドッキリでいいんだよ!! カッコいいなあー、もう!! とすたすたすたと歩いていく野崎を見て、ドキドキドキと胸が高鳴る佐倉。

しばらくして、ノートを抱えて戻ってきた野崎が、

しまった!!! 俺が全部持っていったら、職員室でのドッキリができない!!! ぜーぜー、と息を切らし、数冊持って!!! 一緒に行こう!!!という野崎。

だから、そういうの、いらないって!!! と突っ込みを入れる佐倉。

こういう時に勘違いさせるようなせりふを言うと、ラブコメの主人公っぽいんだが、さすがに野崎にそれを要求するのは難しいか。

困ったときに頼りになるというのはドキドキする条件の一つだと思うけど、野崎はあれこれ出来るけど、頼りになる
という印象がないのは女心に限らず、今回の場合は、ドッキリを仕掛けるという己の欲望に忠実すぎて、それ以外、目に入らないし、しかもそれを佐倉に言っているわけで、不用意な一言が多いってことだろうなあ。
バレンタインのときも、本人は、自覚していないし、気にもしていないだろうけど、義理チョコそれで、フイにしてたし。
うーん、難しいなぁ、ドキドキは・・、と弁当を食べながらいう野崎。

あははー、と苦笑しながら、それより、本当にお弁当貰っちゃって、いいの?と佐倉。
ああっ、とうなずく野崎。

じゃあ、いただきまー・・・、と佐倉が弁当をあけると、弁当箱の中は、

白米!!!
と一面、白米だけかと思いきや、

もそっ、と白米をかきわけると、

「あっ」
その下から、

「カレーだ!!!」
わっ、と目を輝かす佐倉。

今日一番の笑顔でした。

ミスター味っ子であったな、こういう弁当(あれはすしだったけど)。
白米しかないと思っていたら、中から、カレーが出てきたというのは嬉しいわけで、ダメだと思ったら、いいことがあったっていういい意味での意外性だからなあ。

ちなみにトゥルーラブストーリーシリーズ(アマガミやキミキスはこの流れを汲むゲームで、いろいろな意味で、癖の強いキャラが多い)のお弁当にカレーを持ってきたキャラがいたりするが、血のきれいな人は心もキレイなんですよ、とのたまうようなキャラだった・・・。

はっ、そういえば、私、今、野崎くんと一緒にお昼を食べている・・・!!と我にかえる佐倉。

この下には卵も入っているぞ、と佐倉が
そんなことを考えているとは露知らずの野崎。

少し前までは、考えられなかったことだよね・・・。しかも、野崎くんの手作り・・!!
となりにはお茶を注いでくれる野崎くんがいる・・・!!
おかわりをよそってくれる野崎くんがいる・・・!! デザートまで用意してくれる野崎
くんがいる!!
と今の状況を振り返って、

もうちょっと、頑張れよ、私・・・!!! と自らに突っ込みを入れる佐倉。

いや、佐倉は十分頑張っているほうだと思う。


二人乗りの自転車乗ったり、スクリーントーンで、自分を指す柄を見てみたら、リボンの柄と同じ柄だったり、

一般的な女子高生だったら、
野崎の言動に振り回されて、とっくに愛想を尽かしている可能性が高いはず。

第11号のときも野崎と一緒に遊びに行くことになって、デート!?とドキドキしたのもつかの間、校舎がいろいろなアングルで見れるということで映画を選んだり、次の話でレストランに行くということで、料理を写真に収めたりして、人によっては、その場で帰られてもおかしくないような行動とってたからなあ。
地味な感じに描かれているけど、恋しよを読んで、あげた物を見につけている女の子はかわいいとか思って、スケッチブックを肌身離さず持っている行動を実行に移しているとか、意外と奇行が目立っているし。

廊下でぱぁーん、とクラッカーを鳴らす野崎。
びくっ、と驚く佐倉。


「!?」
それを見ていたクラスメートが、
野崎・・・、お前、小学生じゃないんだから、アレはないだろ・・、逆効果だぞ、とクラスメート。

? 何がだ?と野崎。

2組の子だよ!! さっき思いっきり、イタズラしてただろ!!とクラスメート。

何も知らない人間が見たら、イタズラしているように見えるし、高校生でも子供じみたイタズラ、女の子にするヤツいますからねえ・・・・。

一応、お互い了承
した上でやってるぞ? ? だめなの?と野崎。

一体、なんのプレイだよ!!!と突っ込みを入れるクラスメート。

むしろもう、ネタが尽きそうだから、おまえも考えてくれないか? 佐倉に飽きられちゃう、と野崎。

主導権はあっちなのか!!? とクラスメート。

いや、そう思っているのは野崎だけです。

佐倉、一緒に帰ってもいいか? 今日は俺も駅に行く、と野崎。

えっ!? あ、うん!!! 放課後までコレ続くんだ・・・!!と佐倉。

野崎と一緒に帰るが、何もドッキリを仕掛けてこず、

じゃあ、ここで、と野崎。
えっ!? なんで!!? ドッキリは!!?と何もなくて、困惑
する佐倉。

? なんでって・・、一緒に帰りたかっただけだけど、と当然のように言う野崎の一言に、どさっ、とカバンを落として、顔を真っ赤にする佐倉。

一連の行動から、ドッキリしかけてくると思うのは無理もないのに、ただ、一緒に帰っただけで、しかも、一緒に帰りたかったから、ということだけど、コミックス化の際には、オチがついちゃうんだろうか?
いろいろとひねったアイディア
よりも、シンプルなアイディアの方が心を打つというのは、どこも変わらないですからねえ。

・・・というわけで、今回は、現役女子高生の反応を参考に、ネームを描いてみました、
派手な画面に個性的な小物!!! と野崎。
それはリアルでいいっスね、では・・、とネームを見る剣。

そんな・・・っ、白飯・・・!!? 白飯
だけだというの・・・!!?と驚愕するマミコ。

いいや、それをめくってごらん? と鈴木。
こっ、これは・・・!!!
カレー!!! カレーが隠されているのね、鈴木くん!!!と白飯をめくって、カレーの層を出すマミコ。

これは・・・、とあっけにとられる剣に、食(グルメ)マンガですね、と答える野崎。

前野を担当にされるような感性で、食(グルメ)マンガ・・・・、アニメ化の際には、今川監督がてがけそうな作品になりそうですね。
まあ、寺沢氏の場合は、己の欲望に対して、すがすがしいまでに忠実だからなあ。
あちらは欲望をギラギラと燃やしている印象が強いのだけど、それに比べれば、野崎の方は、さっぱりした部類に入るほうかな? 比べる対象が極端すぎる感がないわけでもないが。

佐倉は、パッと見、大人しめといった印象を受けるけど、野崎に愛想を尽かさない時点で、十分、世間一般の女子高生に比べると、変わっている子、という気がするが、親指は陽介のこりまくった体が目当てで女ケンシロウだし。俺様Tの場合は、スケ番ぬきにしても、鷹臣のことを気に入って、追い掛け回していた、いろいろな意味で残念な子だったしなあ。
椿作品の主役の女の子としては、定番キャラといえるか・・・。

そういえば、CDドラマでの佐倉の中の人を調べてみたら、はたらく魔王さまの女勇者の現代社会での友人とか、ある意味納得のキャストで、結月のキャストが沢城みゆきさんだと聞いて、いろいろな意味で納得した。

たしか、オコジョさんの声もやっていたはず。

ってことは、佐倉は、漫画家に飼われていたハムスターのチョロリか。若松はフェレットのタッチンか(そういや、オコジョさんをメスと勘違いしたエピソードあったな)。

まあ、主人公に好意を持っている女の子という時点で、ガンダムAGEのエミリーとか、黒子のバスケの桃井さつきとか、月姫の弓塚さつきとか、
銀魂の猿飛あやめとか、下手しなくても、ギャグキャラ扱いされるケースも往々にしてあるから、ヒロインポジションだと、はっちゃけさせにくいという側面もあるので、常識人の突っ込みポジションっぽく見せるというのは、選択としては間違ってはいないのだよなあ。ちょっとでもバランス崩せば、露骨に変な子になるからなあ、佐倉は。
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by kwanp | 2013-04-12 23:46 | コミックス
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