少女マンガの描き方 33

月刊少女野崎くん 第33号 感想

 「あ」
ピロリーンと届くメール。

メールか?と堀。
はい、とうなずいて、弟からみたいです、と野崎。
えーと、と

あした じっか めし

というメールを読み上げ、

「明日実家に帰るんだよね? 夕食どうする?」か・・、食べていくかな、ピッピッピと送信する野崎。

ピロリーンと、

もん

と返事が返ってきて、
ん? 校門まで、迎えに来てくれるのか? 悪いなと野崎。

さらにピロリーンと返事が返ってきて、

ははは!! いや、お前、父さんをおちょくるのも、大概に・・、と笑う
野崎。

うそだろ!!? なんで、わかるんだよ!!! と突っ込みを入れる堀。

まああ、家族とか付き合い長いと、結構わかるのだよなあ。傍から見ると、不思議なやり取りに見えるけど。
時々、一発で意気投合して、即座にわかりあうようなケースもあるけど。

あれー? 見てみて、みこりん。校門に、と佐倉。
へぇ、他校
のヤツか? 誰か、待ってるんじゃね?と御子柴。

そうだねー、と返事しながら、学ランか・・、野崎くんが見たら、 大喜びしそうだな、と佐倉。

なぁー、といって、学ランかぁ・・・、野崎が見たら、すっ飛んでいきそうだな、と御子柴。

たったったったっ、と校門に向かう野崎。

やめろ野崎!!! 本当に実行するアホがいるか!!! ぜーぜーぜー、と息を切らして、追いかけてくる御子柴。

学ランなら、ホラ!!! みこりんが着るから!!! それで我慢して!!! ぜーぜーぜー、と息を切らす佐倉。

なっ、なんだ、二人共!?  学ランがどうした!?と何がなんだか、わからない野崎。

それだけ、容易に行動パターンが予測しやすいというか、ある意味わかりやすいってことだよなあ・・・。

うちの弟、真由だ、と弟を紹介する野崎

ちょっと無口だが、話しかければ、返事するぞ・・・、と野崎。

へー、そっかー!! それじゃあ・・、という佐倉。

こ、こんにちは!!と挨拶する佐倉。
ハイ、こんにちはー、オレが、と答える野崎。

おまえが
!!?
と戸惑う御子柴。

まあ、今のは冗談だけど、昔は本当にしゃべらないヤツで、よくいじめられていてなあ、と野崎。

おまえ、面倒だからって、されるがままもよくないぞ、つけあがるぞとバット片手に、いじめっ子をやっつける野崎。

・・・・、と無言の弟に、面倒だったら、俺が守ってやるから、という野崎。

ちょこちょこ、と野球のユニフォーム姿の野崎の後をついて回る真由。
とまあ、こんな感じで、昔から、ものすごく面倒
くさがりなんだ、こいつ、という野崎。

えっ!!? 今のって、そういう話
なのか!!?

いい話じゃねえの!?と面食らう御子柴。

このあたりはあやべんとか、陽介とか、家事を手伝って、家族を支えることを己の存在意義にしていたおにいちゃんキャラの系譜を思い浮かべますね。

あやべんも陽介も、ソノ分弟妹達が手のかかって、陽介の弟は、千愛の双子の姉の明佳に散々みつがされた挙句、捨てられてしまうし(というか、千愛と陽介が一緒になったら、ソノ相手と親戚になるって、ある意味、一番の被害者だなあ・・・)。
あやべんも、一番上の妹が不器用で、高校生の男コテがかりにしていたり、中学生にもなって、知らない人にお菓子もらって、のほほんとして、と心配されたり(でも、こういうやつって、以外世渡り上手いんだよな)と一筋縄ではいかない兄弟そろいだった気がします。

しかし、子供の頃は野球やってて、中学はバスケ。

スポーツ少年
だったようですが、スポーツ少年で、前野を担当につけられるようなセンスの持ち主・・・・、

とある実在の漫画家が思い浮かぶんですが・・・・・。

そういえば、あの人も第一作目はそこそこ、猫をかぶれていて、二作目からめっきがはがれてしまったんだった・・・・・。
恋しよが終わった野崎の作品で、高校を卒業した後、現役高校生活から遠のいて、高校生ものを書き続けたり、剣から、前野に担当が戻ったりしたら、そのコースをたどりそうな可能性が非常に高いような
(汗)

椿いずみさんも、親指では、描きたいストーリーのほうが前に出ていた感が強いし、親指が終わったあと、次の作品に、複線や謎が一杯な大長編を描こうとして、没をくらって、何度もやり直して、俺様ティーチャーになったという話ですが、アイディアを聞いたときには悪くはなかったけど、ネームを見てみると、没にせざるを得なかったというシロモノが出来上がったということか?


前述の漫画家さんも打ち切りになった作品の最終巻でその後のストーリーを説明していたときには、そこそこ悪くないような印象持たせていましたからねえ・・・。

まあ、椿作品はそれほど、脳筋というわけではないですが。

まあ、仮に前野みたいな担当さんに、それ指摘されて、何度も没喰らってたとしたら、そのことを良く思えないっていうのも、わかる話ですが。
さすがに、剣タイプの担当さんと打ち合わせした結果だと思いたい(汗

そうだ! 話すの苦手だったら、筆談とかどうかな?とスケッチブックを取り出し、えーと、私は佐倉千代っていいます。よろしくね、と名乗る佐倉。

うん、とスケッチブックに書く真由。

しまった、これじゃ、会話にならないと、とあ、じゃあ、好きな食べ物は何かな?とたずねる佐倉。

う∧ん
 ど

とどを付け足す真由を見て、野崎くん、この子、ものすごく面倒くさがりだよ!!! 多分、うどん好きでもない
と思う!!!と佐倉。

だから、さっきから、そう言ってるじゃないか、という野崎。

ケータイもってりゃ、それで、文字打たせて、会話するという手段もあるけど、面倒くさがりだと、それもやらないかなあ?

面倒くさがりというと、思い浮かぶのが、俺様ティーチャーの小鞠で、スケベオヤジみたいな中身と、黙っていれば、小動物系に見える外見とのギャップを持つ少女で(椿作品には、この手のギャップが大きいキャラが結構出てくる)、黙っていれば美人なのに、という言葉を聞いて、もともとの面倒くさがりもあいまって、黙っているだけで、皆から最大限の愛情を受けることに成功しているわけで、作中では、声を出さないと、話すことすら
忘れてしまうよ、という会長のアドバイスの下、一日に一回は会長に報告(携帯には、チャームポイントで登録しているらしく、会長は美少年(
腕・尻)で登録されていたが、性別逆にすると、完璧、
スケベオヤジとしか言いようがないが、アッキーとくっついて、ケッコンしたとして、男で、小鞠譲りの性格なのは、ある意味普通だけど、小鞠の性格とアッキーの気遣い持ち合わせた子供だったら、ある意味、バケモノなだなあ。


ところで、今日は何しに来たんだ?という御子柴の問いに、兄さんが・・、と書きかけて、

一人暮らしをしている兄さんが実家に帰るというので、俺が迎えに来ましたと口で返事をする真由。

書く方が面倒くさくなったのか!!!と佐倉と御子柴が
、真由に突っ込みを入れる。

一々、書き直すよりも
話したほうが面倒じゃない場合もあるのはともかくとして、小鞠とは違った意味で、余計なことを話さないから、中学くらいだと、中身知ってる人が周りに何人かいそうだけど、知り合いがいないような所に言ったら、クールでカッコイイイケメン
っぽく勘違いされそうだなあ。

面倒くさいという理由で、アニと同じ学校行くのを、選択する可能性が高そうだが。


へー、じゃあ、今から、お家帰るんだ
ーという佐倉の言葉に、そうとうなずく野崎。

そこで、佐倉もお邪魔していいかな、とか言えれば・・・。

そういや、よく一人暮らしなんて、許してもらえたなという御子柴に、

ああっ、それは、と真由。
回想

一人暮らしがしたいだと・・!? どうせ、遊ぶ気だろう。きちんとした理由があるなら、言ってみろ!!!という野崎の父親。

仕事と健康のためですと切実な表情で言う野崎。

学校近くの物件、通学時間短縮、睡眠時間UPという理由を
告げる。

きちんとしている上に切実だったので、と真由。

高校生のセリフじゃない・・、と佐倉。

高校生でも、遠いところから通学している人なら
共感できそうな気がするが、そこまでして、勉学やスポーツに入れ込んでいるなら、スポーツに力入れてる学校に入ったり、相応の進学校に入学しているか。そういうところだったら、場合によっては寮があるだろうし。

まあ、マンガを描くのではなく、スポーツとか、勉学に励むとか言う理由だったら、マンガを描くのに専念したいので、という理由より、理解を得られる可能性が高いですけどね。

いやぁ、でもなぁ・・・、高校生で一人暮らしかぁ・・・。
ほらっ、仕送りとかの件もあるし、もう少し考えて、という野崎の父親だが、生活費なら、ここに、と通帳を見せる、月刊誌、連載作家の野崎。

くっ・・・と言葉に詰まる野崎の父親だが、じゃっ、じゃあアレだ。自炊!!! ごはんだ!!!
一人暮らし
なんて、栄養が偏るぞぉー。おふくろの味が恋しくなるぞー。あー、煮物、おいしいなぁー!!!とこれみよがしにいう野崎の父親だが、

それ、梅太郎が作った
のよ、という母親。

もぐもぐ、と食べる真由。

くそっ、隙がねぇ・・・!!
!と歯ぎしりする野崎の父親。

こういうところは、あやべんや陽介っぽいように見えますが、冒頭のメールの会話からして、母親も家事をやっているようなので、母親の手が回らないときとか、野崎はスポーツ少年っぽかったのですが、本格的に取り組んでいて、食事にも気を使うタイプだったから、家事も一通り身についているということでしょうか?

そもそも、マンガ描いてたなんて、父さん知らないぞ!! いつの間に・・!!!と父親。

賞金で焼肉食いに行ったじゃないか、という野崎。

クラスメイトに話しても、信じてもらえなかったわけですし、素直に話していたとして、野崎の父親が、それを冗談だと思って、聞き流すのも、十分にありえそうです。

ええいっ、とにかく、そのマンガを見せてみろ!!! そして、見事、父さんを黙らせってみろ!!!という父親。

鈴木とマミ子
が見詰め合うシーンの原稿を見て、言葉も出ない父親。

鈴木くん・・・、どうしよう、見ているだけで、胸が熱い・・、と物陰から鈴木を見つめるマミ子。

胸からビームでも出るのか?という父親に、いや、必殺技とか
ないから、という野崎。

鈴木くん・・、私きっと、あなたに追いつく
から・・、というマミコ。

で、結局、マミコはスズキに勝てるのか?とたずねる父親。

バトルもないから、という野崎。

マンガに限らず、
詳しくない人の意見って、こういうもんだよなあ(汗

いたっ、指切っちゃった。もう、私のドジと指を怪我する少女のコマを見て、
そっかぁ・・、おまえもこうやって、上達したんだな・・。がんばったな、と父親。

みんなに守られてばかり・・・!! 私も早く大人になりたい!と決意する黒髪の少女。

おまえっ、そんなこと考えてっ・・・・!!!と父親。

父さん、ヒロインにムリヤリ、オレを重ねないでくれという野崎。

まあ、作品は作者の分身だから、そういう認識をもたれるのも無理はないけど、少年漫画で、鈍感主人公が、周りの女の子数人から、好意を持たれて、それに気がつかないシチュエーションを描いている上に、
「描いている自分が
いうのも、普通、気がつくよな」みたいなことを平然と言ってそうに思うのは私だけじゃないはずだ。

というか、
原作者の椿いずみさんが、花とゆめでマンガ描いていた人で、ガンガンオンラインに描いているのだから、野崎にも、そういう話を持ちかけられて、鈍感主人公がモテモテだけど、それに気がついていないとかいう話を書くことになるのも、ありうるんだよなあ・・・・。

なんか、よくわからんが、これって、体力削ってまで描くもんなんか・・・? 連載なんて、やめたらどう?という父親。

・・・父さん、オレは既に、プロの少女マンガ家なんだ。
一度始めたこの連載・・・、俺には責任をもって、ヒロインを成長させ、二人の恋を描き上げる義務がある・・、という野崎。

まあ、門外漢の認識ってこういうものだけど、体力どころか、精魂込めて作り上げるから、読んだ人間はそれに感動するのだけど、ひょっとすると、あやべんや陽介が家事に自分の存在意義を見出したように、野崎はマンガにそれを見出している可能性もありそうだなあ。

まさか、とは思うけど、バスケで壁に行き当たるとか、

梅太郎・・、と両親。

おまえ、他人の恋応援している場合じゃ
ないぞ、早く彼女つくろうなと父親。

そうよ、何余裕こいてんの 他人の前に自分でしょ!という母親。

野崎の両親がこれいうと、別な意味で説得力を感じるのは気のせいじゃないだろうなあ・・・。というか、野崎は、両親のどっちに似たのだろうか?
まあ、真由も野崎も、中身がばれなきゃ、見た目で得しているという意味では、似たもの兄弟といえなくもないが。

・・・・とまあ、なんやかやあって、一人暮らしできることになったわけですと説明する真由。


なんか、色々、大変だったんだね、野崎くん、と佐倉。
ああっ、とうなずいて、大変だったと答える野崎。

弟は味方してやったのか?と尋ねる御子柴に、いえ・・、俺も最初は反対してんですが・・、兄さん、遠くに行っちゃうし、という真由。

でも最後は、ちゃんと応援してくれたってこと? お兄さん想い!!!と佐倉。

ああ、兄の幸せを願って、送り出す・・、か・。・・。やるな弟!!!とうなずく御子柴。

いや・・・、その・・、反対するのも面倒くさくて・・・、という真由に、

そこはがんばれよ!!!と突っ込みを入れる御子柴たち。


最初は、あやべんがアニキで、男版の小鞠が兄弟というシチュエーションかと思ったのですが、あやべんや陽介のような切羽詰った感じが感じられない(そこまで追い詰められてないだけといえるかもしれませんが)のと、
一人暮らしの理由が、親指のプリンスこと、東宮武(千愛のアニキ)に近い印象を受けるのと(マッサージの修行のため)、ギャルゲー好きという、今だったら、野崎と御子柴のハイブリットっぽい印象があるのと、まわりを見かけでだましている明佳みたいな妹がいることとかが近く思える理由でしょうか。
なにせ、双子って、場合によっては、どちらか片方だけが生まれてくる可能性もあったわけで、明佳だけが生まれてくる可能性もあったはずですし。

さすがに、真由が明佳みたいに、女の子をだまして貢がせた挙句、ぼろ雑巾のように捨てるなんてことはしてないでしょうけど、アニキと違って、面倒くさいから、余計なことも言わないでしょうし、野崎も女の子からチョコをもらえると思われる程度にはイケメンですから、ソノ弟の真由も、見た目は悪くないはず。女の子に好印象をもたれやすいと思いますので、それで女の子が寄ってくるけど、実態を知って、早々に離れるか、あるいは、なんとか世話を焼くが、力尽きるか、それを繰り返していたら、女をとっかえ引っかえして、というイメージを持たれる可能性も出てきそうですが、それを踏まえると、佐倉みたいに付き合いきれている方が、希少というか、特異だということが、よくわかる話のような・・・。

佐倉、このまんま、野崎の実家にお邪魔して、アピールしとけ、と思うのは私だけじゃないはずだ。

まあ、ほかに妹がいるアニキで、野崎
に近い印象を受けるキャラといえば、現在の東の番長の寒川で、アンラッキーマン大久保に恋をしている妹がいる寒川だけど、野崎とはタイプが違うからなあ・・。後は、高坂
かな?
 妹が二人いるという話しだし、おまけに年も離れてて、高校受験で躓く前は、まわりの信望も厚い模範生っぽい印象だったし、妹達に対しても、今もそうだろうけど、あやべんや陽介ほどじゃないにしても、いい兄貴ではあるだろうし。

コミックスの最新刊では、小鞠
がアッキーとくっついたことにショックを受けてたかと思ったら、修学旅行で恋愛イベント起こすのを忘れていたのだけど、修学旅行カップルって、別れやすいって話じゃなかったか?
そういう意味では、起こさなくて正解だったような・・・。

小鞠に対しても、妹の面倒見るような感覚で接していたところがでかい気もするし。

実際には、高坂にアプローチをかけようとした女子生徒もいたらしいけど、高坂が予定通りに行動していたので、声をかけれなかったというオチで、

高坂が一番似ているように思えてしまうので、高坂、
小鞠の組み合わせを兄弟にしたという印象を持ってしまうのですけどねっ
!!

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by kwanp | 2013-06-04 20:20 | コミックス
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