俺様ティーチャー キャラクター紹介8

華房俊夫

会長の父親で、緑ヶ丘を鷹臣の爺さんから、騙し取った悪人・・・、のはずなのだが、7巻までの数少ない登場シーンでは、鷹臣の出した条件に、逆に戸惑ったり、えらく気弱そうな発言しか、見受けられなかったので、
7巻で、鷹臣の賭けの内容がわかったときに明かされた鷹臣の爺さんが、現理事長に学校を騙し取られたという話を知ったときには、えらくびっくりしたものである。

振り返ってみると、緑ヶ丘を巡る賭けにいたる事情というのは、妙な部分が
見受けられる話でもある。

というのも、一番の理由は、理事長が説明されていたような、人のいい老人から、土地と学校を巻き上げるような人物であり、高校生に出し抜かれたにもかかわらず、うらみみたいなものが垣間見えないということなんだが。

人のいい老人をだまして、土地を巻き上げる人間が、最後の最後で出し抜かれて、学校の経営権しか手に入らなかった。

どういいつくろったところで、高校生に出し抜かれて、面子を潰されたバカなオヤジ以外の何者でもない。

作中の説明では、報復を試みたようなセリフはなかったが、あったとしても、鷹臣が必要がないと、あえて話さなかっただけかもしれないが。
それにしたって、不動産屋も経営していて、
金持ちっぽいのに、出し抜いた高校生に、何年も何も仕掛けずに、ずさんな学校経営だけを行ってきたというのも、それはそれで妙な話し出し。

経営に関して、ずぶの素人でも、それに詳しい人間を雇うとか、そういうことも出来たはずなのに、それを行っていないとか、しゃしゃり出てきた息子に、
学校の経営権と土地の権利をかけたゲームの主導権をとられているのに、何も仕掛けていない
とか、なにより、だました相手や、その身内が何か行動に出ることくらい、ちょっと考えれば、用意に予想できたのに、それに対して、何の対策も採らずに、高校生のガキに、まんまとしてやられたこと。

理事長の行動から、人のいい人間をだまして、ものを巻き上げた、まあ、だましやすい相手しかだまさないにしても、手抜かりが目立つような要素がそこかしこに垣間見えるわけで、人をだませるような才覚があるのか、疑わしくなってしまうのだ。

まあ、本人がだます手管に通じていなくても、本能的にそれをやってしまえる人間がいるといえば、それまでだし、会長のフェロモン体質が父親からの遺伝だったりすれば、そこかしこにずさんさがあっても、
あの体質で押し通せる部分もあるといわれれば、それまでかもしれないが。

賭けにまつわる事情は、鷹臣と会長によって、それぞれ語られていたわけだが、会長の話は、あくまで、ゲームの悪役を演じていた会長によって、忍者に語られていた話でしかない。

そもそも、真冬が喧嘩で退学になって、緑ヶ丘にやってきた元スケ番という話は、忍者が報告を上げるまでもなく知っていたことだし、それっぽくゲームを盛り上げるために、伏せている情報がいくらでもあったわけで、忍者や生徒会の面々にも、意図的にすべてを話していなかった態度からも、7巻で忍者に語った説明が意図的に情報操作されたものであり、さらには、鷹臣も、緑ヶ丘がのっとられた経緯を直接知っているわけでもなく、調べた情報から、その全貌を推測していくしかない。

華房俊夫は、鷹臣の爺さんや旧緑ヶ丘の人間がだまされたような印象そのもの、人がいいとか、大それたことが出来ないような小心そうな人間であり、緑ヶ丘乗っ取りは別の人間がプロデュースした。

理事長の奥さんや、その実家とか、理事長がやっている不動産関係、たとえば、建築関係の会社などが、華房俊雄に学校のっとりの青写真を描いて、操るか、その計画をサポートしていたのではないか?

人をだまして、物を騙し取った人間が、
高校生の男にしてやられた。いってみれば、ツメが甘いわけだが、悔しいなり、自分が人をだまして物を騙し取ったことを棚に上げて、逆恨みするなり、反応があるのが当然のはず。

そう考えないと、しっくりこないくらい、華房俊夫の怒りとか、逆恨みの感情みたいなものが、垣間見えもしない。
完結してみれば、後から、そういう感情が、パッと見ではわからない形で描かれていた、ということがあるのかもしれないが、鷹臣にコンプレックスを抱く元同級生の姿が描かれていたり、なんで、新任教師相手に、理事長が賭けをしないといけないみたいな理屈は書かれているわけで、本来だったら、鷹臣を作中で
一番憎んでいても当たり前の人物のはずである。

怒りでアレ、逆恨みでアレ。

それも五年間連載していて、それが一切そうとわかる形で描かれていないのである。

まあ、会長が忍者に語ったのは、鷹臣に立ちはだかる悪役として、振舞っていて、それっぽい
闘う背景を演出しただけかもしれないが、鷹臣との賭けにおいて、華房俊夫は、自分の人生がかかっているといっている。
己の保身の方が大事なような発言であるが、仮に己の保身がかかっていても、鷹臣に恨みがあるなら、そのような状況に追い込んだ鷹臣に逆恨みであっても、恨み言というか、憎しみの言葉の一つでも口にしても、いいはずだ。

高校生に、土地の権利書を隠され、ずさんな学校経営しかできない、というか、どう学校経営すればいいのかを考える知恵ももたない(鷹臣をおびき出すためのわなにしても、悠長すぎる感がある)。

緑ヶ丘のっとりは華房俊夫が主犯格ではないのでは? そう思えてしまうくらいだ。

一時期は、会長がその黒幕で父親を隠れ蓑にしていたのでは、と推測したこともあったが、さすがに、それはないようだし。

生徒会のメンバーがことごとく破れた場合、そっち方面から、助っ人が送られる可能性も出てくるのではないか?


さらにうがった推測を言わせて貰うなら、すでに刺客は緑ヶ丘に送り込まれている可能性がある。
なにしろ、学校の経営
権を騙し取った元理事長の孫が、教師になって、騙し取った相手が経営する緑ヶ丘に就職しに来た、それで、何もないと思わない犯人はいないだろうし、土地の権利書を探すために、理事長やその家族の動きを監視しておくくらいはやっているはず。
元理事長の孫が、大学で教職をとっていた時点で、そこから、どういう動きに出るかは予想が立てやすい。

百地瑠奈も刺客の一人かもしれないが、彼女は、会長の監視役という意味合いがでかいようなので、たぶん本命ではなさそう。

華房俊夫を前面に出しているのだから、前面に出でるのを嫌っているか、バカ殿
をそそのかす悪い家老みたいな立場か?

すくなくとも、会長ほど、甘い相手ではないと思うのだが・・・・?

鷹臣と同じ年に就職した新任の教師か、それより前に就職している教師の中にその刺客がいるかもしれないが、今のところ、教師の中に、それをほのめかしているレギュラーキャラの教師は見受けられないようだし。

刺客として、もぐりこんでいるキャラの条件としては、

鷹臣周辺でそこそこ付き合いがあり、作中でも、その周辺をうろうろしている、
その割りに詳しい素性は明らかにされていない。
こいつが刺客なわけないだろう、もしくはこいつが刺客だったとしても、たいしたことは出来ないだろう、と思わせることに成功している人物(これは忍者が風紀部に寝返ったふりをしていて、いつの間にか、それを疑う人間がいなくなってたことからも、有効な手段である)であり、来るべき時まで
、その存在を警戒されないようにふるまってる。


少なくとも、生徒だったら1~2年生である。


これらの条件が、最低限必須になると思う。

もちろん、実際にこういう状況で刺客がいたら、ぽっと出の名前もわからない人物が刺客として潜んでいたということはありうるのだろうが、物語としては、それはあまりフェアではないし、下手をすれば、苦し紛れの後付キャラとして、思われてしまい、作品に対する評価を落としかねない。

しかも、これらの条件に一応、当てはまるメインの登場人物がいるといえば、察しの付く人間もいると思う。

早坂である。

まあ、性格的、能力的に緑ヶ丘乗っ取りの為に、鷹臣を欺き、賭けを理事長側に勝たせるための刺客として、いざ、というときには、行動するように出来るわけないだろ、といわれれば、それまでだが、

忍者初登場のエピソードでも、忍者が
近くに潜んでいるのに気がつかないまま、忍者を撃退して、真冬に鈍いって、すごい
と思わせていたこともある。


詳しい事情を話さずに緑ヶ丘に放り出し、感情の赴くままに行動し、結果として、鷹臣側を引っ掻き回す、そんな働きを期待してい可能性はあるということだ。

しいていうなら、キタキタおやじを敵陣に放り込むのが近いか・・・。

というか、早坂に刺客としての働き
を期待するなら、それが一番ありえそうだし。

なにしろ、いいところのお坊ちゃんらしい言動も見え隠れしており、一年のクリスマスの時に、サンタの正体を知って、がっかりしたという過去を話したときにも、お手伝いさん云々が出てきているし。

華房家と付き合いというか、面識がないようだが(3巻で
理事長が、鷹臣の協力者として、会長があたりをつけたときにも、知っている風ではなかった)、黒幕の方が関係がある、付き合いのある家から、手ごろな人材を引っ張ってきたということもありそうだからなあ。

百地瑠奈が早坂に興味を示していたそぶりを見せていたのも、そっちつながりだった可能性も踏まえておいたほうがいいのかも。

刺客というか、伏兵がまぎれていた場合、鷹臣
や真冬の周りに、何食わぬ顔でいて、その実、詳しいことがわかっていない人間って、早坂くらいか、後は真冬くらいしかいないのだよわあ。

なにしろ、父親がどういう仕事をしているのか、語られていないし、
登場もしていない。おまけに、番長時代、別の意味で鷹臣が唯一敵わなかったのが彼女。鷹臣に対して、
刺客としての働きが出来る頭のよさがあるわけではないので、疑われにくい。おあつらえ向きに、高校も退学になっている。

実際、黒幕と黒崎家に何のつながりがなくても、真冬を緑ヶ丘に送る策というのは成立するのである。

鷹臣のそばで、彼を引っ掻き回し、ペースを乱してくれるかも、ととりあえず、うてそうな一手として、学校を退学になった彼女が緑ヶ丘に行くように、次の学校を探している彼女の母親に、怪しまれない程度に指し示すくらいの策略は、鷹臣を警戒していて、その過去を詳細に掴んでいたら、鷹臣のペースをかき乱したり、足を引っ張れれば、それでよしと思い浮かぶのじゃないかな。ギャンブルもいいところだけど。




鷹臣のじいさん

鷹臣のじいさんで、最初に登場したときには、傘の柄から、母親か祖母かとおもってしまった。
性格からして、穏やかそうな人物ではあるが、なにしろ、鷹臣の祖父であるので、見た目どおりだと断言しきれない。
なにしろ、周りから恐れられてる人間が、子供や孫にはダダ甘なんてのはよく聞く話ではあるし、年をとって丸くなった可能性もあるだろうし。

元緑ヶ丘の理事長だったが、華房俊夫に学校を騙し取られ、
そのショックで、倒れてしまうのだが、まがりなりにも、親から受け継いだとはいえ、学校経営している人間が相手の正体を見誤るか?という疑問を感じずにはいられない。
そのあたりの疑問に関しては、前述したものの、鷹臣のじいさんだけでなく、周りの人間だって、相手が人のいい振りしていたとしても気がつく人間はいたはず。



佐伯啓子

鷹臣の母親で、誰がどう見ても、鷹
臣の母親だとわかる人物。
再婚しているが、鷹臣は実家には近づかないのは、再婚に反対だったというよりも、いい年こいた親のイチャイチャなんて、
見たくもないかららしいが、
無理もない話しだと思う。

お嬢様

鷹臣と真冬が成り行き上たすけた使用人の主。
真冬の好みどストライクだが、お嬢様というより野生児で、執事のリーダーである三つ林を、自分好みにした人物。
緑ヶ丘がらみで、
何かあったときには力になりそうな雰囲気ではある・・・?

三つ林
執事のリーダーで、お嬢様
の扱いに長けた人物。

優秀なので、お嬢様の父親に仕事を手伝って欲しいということだが、どう見ても、娘の婿候補として、外堀埋めてるだろ
と思うのは私だけか?
さすがに、野生児な娘を政略結婚には
使えない、使うにしても、状況が限定されそうだし。


使用人コンビ

鷹臣にたすけてもらった使用人で、お嬢様に対して、ズケズケというか、潔いほどに、本音で接する。
って、字面だけ見ると、使用人の鑑みたいなコンビだが、
決して、そうではないと思う。
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by kwanp | 2013-06-15 22:38 | コミックス
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