少女マンガの描き方 34

「なぁなぁ、この前、俺、噂のローレライの歌声、聞いちゃったんだけど!」
「ああ、あれはヤバいよな」
という会話を通りがかりに耳にした若松。

当たり前ですけど、ローレライさんのファンはいっぱいいて、俺なんて、その中の一人でしかないんだなって思うと・・・・、少しさみしいです、と若松。
そ、そうかと
答えるしかない野崎。

あっ、悪い、若と若松の顔面にボールをぶつける結月。
おー、一緒に帰ろうぜ、と下校途中の若松に声をかける結月。
おい、若!! ちょっとこっち来いよ、若
!!と呼び止める結月。

なんで、いつも俺ばっかり!!!
他の人にも目を向けて欲しい!!! だんっ、と机をたたく若松。
何もいえない野崎。

まさか、当のローレライから、一番目をかけてもらっていると、
夢にも思わないというか、若松的には、一番、ローレライから程遠い人物だからなあ・・・。
結月にしてみれば、元々かわいがってる後輩だったのが、

自分の普段のイメージに惑わされずに、自分が声楽部のローレライだと気がついたヤツって、思ってるのじゃないか、ひょっとして?

少なくとも、14号の若松の態度って、、結月から見れば、そうなるような・・・?

でも、こんな気持ちになるなんて・・・、もしかして、俺、ローレライさんのこと・・、とドキドキする若松に、
はぁ!!? ガタッと立ち上がり、
会ったこともない奴に片思いなんて、ありえないだろ!!!と突っ込みを入れる野崎。
で、でもっ・・!! 一度も会ったことのない子とこの女の子は結ばれてますよと反論する若松。


人づてにうわさを聞いているうちに気になって、とか、一目ぼれとか、そういうのも結構あると思うけど、中高生だと、そういうものも、結構バカには出来ないっていうのは、気がつきにくいか。
あしながおじさんとか、椿いづみさんが俺様ティーチャー連載している花とゆめ的には、紫のバラの人とかいるしね。


あなた・・・なのですね・・! この手紙の送り主は・・・、と
男性に思いのたけを伝えようとする少女。

おまえはまたそんな昔のマンガ参考にして!!! 現代に生きろ!!!という野崎ですが、
野崎先輩だって、描いてたじゃないですか!!!
と若松にいたいところをつかれてしまう。

いやいや、結構バカにできないのだよねえ、こういう定番パターン。
むしろ、こういう定番パターンを軽視、ないがしろにして、斬新というか、独特の物をやろうとする方が、一時的には受けても、コケる可能性が高いのですよね。
後、定番パターンだから、となんとなく、それを当てはめて、それっぽい場面演出している場合も、コケる可能性高いです。

やるなとはいわない、ただ、定番パターンをひっくり返すなら、それに変わる新しいパターンを用意するくらいやらないと、いずれムリがきます。

それに、一昔どころか、時間がたてば、手垢が付きすぎて、ありきたりな表現になり、逆に使わなくなるので、逆に新鮮に見えるケースもありますから。

まあ、剣が
担当にならなかったら、前野が担当で、野崎がそういう定番パターンだから、なんとなく使うとか、斬新そうだから、考えなしにパターンをひっくり返す作家になっていた危険性もあったのだよなあ。

実際は前野の言うとおりにしたくないからと知恵を絞っていたのが、結果として、功を奏していたようだけど。

このメール・・、もしかして・・・、あなたが「ミノル」くん・・・? と携帯に保存されていたメールを見て、今までやり取りしていた相手の素性を知る少女のシーン。

ぐっ、くそっ!!!とグウの根も出ない野崎。

マンガだと、相手は必ずイケメンだからいいんだ!!! 現実は残酷だぞ!!! おまえ、ローレライにすごく夢見てるだろ!!!という野崎の言葉に、
べっ、別にそんなことは・・、と口ごもる若松。

すごくゴツい子だったら、どうする!?という野崎の言葉に、
筋トレがんばります!!と若松。
すごく太い子だったら、どうする!?と聞けば、
あっ、それだといい声なの、納得ですね。オペラ歌手っぽいと若松。

お・・・、思ったよりも、守備範囲広いな、若松。先輩びっくりとあきれ半分、感心半分の野崎。

いえ、
俺、中身重視なので、苦手な人って言ったら、瀬尾先輩くらいですから!! ははははは、と笑う若松に、


残酷!!!と心の中で呟き、
・・・・もし付き合えることになったら、どうするんだ? ローレライと尋ねる野崎。

まあ結月に比べたら、大抵の女の子はマシに見えてしまうというところが怖いというか、結月の黙っていれば、ってタイプだからなあ・・・。

真冬に比べたら、結構、女の子に見えるんだが・・・。

というか、野崎も、世間一般の女子高生からすれば、それ以前扱いされるわけで、結月のことどうこう言える立場じゃあないと思うのだけど。

え!? なっ、何言ってんですか、先輩!!! カァァッと顔を赤くして、
でも・・・、そうですね、やっぱり初めは学生らしくカラオケ行ったり・・・、放課後デートとか・・、と照れくさそうに語る若松。

カラオケで、ぐー、と寝る若松を創造する野崎。

部活動がんばってる姿を応援したり! 彼氏っぽい!!!と力説する若松。

声学部で、結月の歌を聞きながら、ぐーと寝る若松。

そうやって、一緒に過ごしつつ、仲良くなれたら・・・、なんて・・、という若松に、
お前、基本寝ちゃってるけど、大丈夫か!?と不安になる野崎。

そいつの前で寝れるっていうのは、
そいつを信頼
しているというか、安心しきっている証拠
といえるが、苦しいか(汗

実は、好きかもしれない人がいるんですけど、と言い出す若松。
えぇえ!?と驚く佐倉。
でも、反対されていて・・・、という若松。
だっ、誰に!? お父さん!? お母さん!? お祖母さん!?と
尋ねる佐倉。
野崎先輩に、と答える若松。

野崎くん!? なんで!!?と戸惑いつつも、よっ、よくわからないけど、私は応援するよ! がんばれ!!と元気付ける佐倉。

また、勘違い的やりとりで、反対されたとか思ったんだろうか?

佐倉先輩・・・!! と感激する若松。
どんな子なの?と尋ねる佐倉。

すごく優しくて、心のキレイないい人ですと答える若松。
わぁ、いいねいいねという佐倉だが、
会ったことはないんですが、という若松の言葉に、

ごめん、私も反対するよ。だまされてるよ、それ、と
冷ややかに言う佐倉。

まあ、話だけ聞くと、
だまされているとか思うわなあ・・・。
というか若松は、俺様ティーチャーの北条若菜のナガレを組むキャラだと思うが、若菜も忍者のことを意識していたけど、男嫌いだったころの歌音
でなくても、それ考え直したほうがいいのじゃないか、と口を挟みたくなると思うからなあ・・・。
小鞠
も、
別の意味で、相手の男がやめておけ、とか考え直せとか言われるタイプではあるが。

野崎くん野崎くん。若松くんの好きな子の正体って、知ってるの? こそこそと尋ねる佐倉。

う・・、いや・・、知ってはいるんだが、と口ごもり若松の名誉のために言えない!!!かわいそう!!!と口を割らない野崎。

一体、どんな女の子なの・・!? と戦りつする佐倉。

じゃあヒントヒント。「恋しよ」で例えるなら、どんな子? という佐倉の問いに、
ん? ああ、そうだなぁ・・・、こいつと結月がモデルのキャラ(男)を指差す野崎。
その言葉に、おっ、男の子!!? と勘違いをする佐倉。



男の子か・・・、そりゃ、野崎くんも言いにくいよね、と困っている佐倉に、暗ぇな!!!どうしたよとたずねる結月。

ごめん、結月には、全く関係のない話だから・・、
恋愛関係だし・・・、と佐倉。

お・・・おう、そうか・・。わかった、
と困惑する結月。

よう、若!!! 元気ねぇな!!! 何かあったのか? 私が聞いてやるよと若松に声をかける結月だが、
瀬尾先輩・・・、先輩から、一番遠い悩みですから、と答える若松に、なんなの、お前ら、と突っ込みを入れる結月。

確か、17号で、結月モデルのキャラが傘を渡していたのを見て、結月に負けたといってたのだが、あれで、あの男キャラが結月モデルにしたキャラだと気付いたわけじゃなくて、結月の行動だけをあのキャラに当てはめたと思ったのか?

行動を当てはめるにしても、元ねたの人物に近いキャラに、当てはめるのだが、美術部で絵を描いているとはいえ、それに気がつかないとは
おもえないのだが?

それに、マミコのモデルが御子柴だと知っているのだから、逆に、男キャラのモデルが女だと気がつくくらいはできるような?

まあ、野崎は表面上のガサツな部分を強調して描いていると思うから、
佐倉の知っている結月
象とへだたりがあるといえば、それまでかもしれないが、
それにしても、結月
がモデルのキャラが結月の行動をそのまま行っていたのだから、

そういえば、このキャラ、結月がカサ渡した行動をそのまま、やってたよね?

                  ↓

それにマミコだって、みこりんがモデルだから、逆パターンもありえるよね?

                  ↓

もしかして、このキャラ、結月がモデル?

という三段論法が出てきてもおかしくはないのだが、

そういう発想も出てこないくらい、結月=恋愛に程遠い人間というような図式が出来上がっているのか?

まあ、俺様ティーチャーでも、忍者がまともに、その伏線らしい描写もちらほら存在していたけど、スパイの任務をこなしていたことに面食らった記憶があるから、そういう意味では、結月だと思わせる材料が揃っていても、結月だと気がつかなかった事に関して、少なくとも私はどうこう言える立場じゃないか。

ちなみに、キャラコンの〆切が昨年の年末で、桶川たちをおどして、退部に追い込んだ脅迫犯が忍者だとわかる前に締め切っており、〆切までに忍者が犯人だとわかったら、人気が落ちてたかも、とか椿いづみさんは危惧していたが、

脅迫犯が忍者だとわかっても、別の意味で驚いたけど(動くのは、瑠奈の後で、もう少し後だと思ってた)、ファンやめるほど、ショックを受ける行動でもなかったような。

ああやって、板ばさみで葛藤するのも、あの手のキャラの魅力の一つだし。
そういうパターンを知っているから、私は脅迫犯が忍者でも幻滅しなかったけど、そういうパターンを熟知していない人からすれば、衝撃を受けることではあったのか?

個人的には、ちゃんとスパイ
の任務を必要以上にこなしていたほうが、驚きがでかかったけどね。

たとえていうなら、コロコロコミックスでガンダムのマンガが出るような衝撃で、ガンダムAGE自体に感じた衝撃はそれほどでもなかったのに近かったということか。
まあ、
この衝撃も、せいかくにいうと、何をイマサラ的な衝撃であるのもまた事実なんだけど。

でも、ビックコミック(
スペリオールじゃなくて、オリジナルとかの方ね)にまでガンダムマンガが
載るのだから、時代が変わったということを痛感させられる。


俺様ティーチャーに置き換えると、

野崎=高坂

結月=忍者

若松=若菜

佐倉=真冬か、早坂あたり?

忍者と
若菜をモデルにして、性別を置き換えたキャラで、若菜が気になる相手がいて、それを忍者だと気がつかないで思いを募らせる・・・、

それは、確かにやめとけと言いたくなるわ(汗

高坂は一応、正体は知っているけど、いいだしにくい。
真冬か、あやべんあたりに、そのことをたずねられて(歌音だったら、強引に聞き出している可能性有りそうだし)、忍者を元ネタにした女性キャラ(結月でも可)を指差す。

しかも、
真冬かあやべんは、
そのキャラが忍者がとっていた行動をそのまま、作中でとっていたことは知っている。

それでも、そのキャラのモデルが忍者と結びつける気にならないのは、わかるなあ。

そういえば、
堀だったら、結月の実態を知れば、結月
を基にしたキャラのモデルが結月だと気がつくけど、前に声楽部覗いたことがあったけど、そのときに結月の姿を目撃していると思うが、若松と佐倉が断片的に口にしていた結月のイメージと、部活中の結月のイメージは結びつかないということなのか?

結構、ありえそうな話ではあるなあ。

それ以上に、鹿島のことで頭がいっぱいだったってのが大きいだけかもしれないが。

若―、若―、遊ぼうぜー、と声をかける結月だが、
すみません瀬尾先輩、今ちょっと、と断る若松。

面白くない結月が、

歌う気になんねー、とメランコリーな状態に。

そりゃ、数少ない気を許せる相手が、遊んでくれないなら、そんな気分になるのは無理もないか
・・・。

そっかぁ、じゃあ、しょうがないね、と録音機材を抱えて、佐倉が残念そうに言う。

ローレライが歌わなくなったらしい!と深刻そうな顔をして、若松に知らせる野崎。

えええええ!?と仰天する若松。

新曲聞きたいなぁ、とボールを抱えて、途方にくれる若松。
それを見ていた結月が、なんかマジで深刻そうな悩みなのか? あいつ・・・。
ここはムリにでも話を聞きだしてみるか・・・。
・・・となると帰りだな。どこかの店に入って、じっくりと・・、と算段をつけるのだが、
店か・・、そういえば、近所にあんみつ屋できたよな。あそこにしよう。
メニューは確か、白玉ぜんざいに、黒蜜プリンに・・、クリームあんみつも美味そうだったな、と思考が脇にそれてしまい、
若っ!!!
わらびもちと抹茶パフェどっちが美味いと思う!!? 選べない!!と思考がナガレに流れた果ての選択を尋ねる
結月。

この人、いつも平和そうでいいなあ、と自分がきっかけだとはかけらも思わない若松。

まあ、女の人の思考は
飛びやすいとか言うけど、そうでなくても、あれこれ、思考をめぐらしているうちに、妙などツボにはまることって、往々にしてありますよね。
そこから、新しいアイディアがでてくることもあるんですが。

でも、先輩も心配してくれたのかな・・、ちょっと相談してみようか・・、と思い、あの、先輩、と話を切り出す若松。

ん?と抹茶パフェを食べていた結月が振り向く。

実はローレライさんが・・・、あのきっと、優しく清らかで癒し系のローレライさんのことですが、俺はあの人の歌声が本当に大好きでして・・・、でも最近歌ってくれなくて、心配なのと同時に新曲聞けないのが苦しくて。
でも、それって、すごく自分勝手で失礼かもって・・・、俺ずっと落ち込んでいて・・・っ、と悩みを相談するのだが、
若松のローレライへの賞賛のことばに、顔をほころばせた結月がへぇーとうなずくのだが、
嬉しそうな顔して、聞くな!!!と、別の理由で笑っているのだと勘違いする若松。

結月にしてみれば、
ほめられて、悪い気分はしないということだけど、若松が照れ隠しに、遠まわしな言い回しでほめてくれていると思っているのか?

若松からしたら、奇麗事を言ってるとか、バカにされていると思ってもおかしくないでしょうけど。
結月そういうの、鼻で笑うようなイメージもたれやすいからなあ・・・・。

若松
!!! 新曲貰ったぞ!!! と駆け込んでくる野崎。
ほっ、本当ですか!!? ガタガタと身を乗り出し、わぁあぁぁ、本当ニ新曲ですー1!と喜ぶ若松。

よかったな、若松。ただ、俺にはよくわからないことがあるんだ・・・、と野崎。

ガンッ、と眠る若松。

お前、いつも。開始3秒で寝てるじゃないか!!!と突っ込みを入れる野崎。

結局、ローレライさんが突然復活した理由はわからなかったけど・・・、きっと、俺に関係ないところで、何かがあったんだろうな・・・。そんな当たり前のことが、少し寂しいけど・・・、・・・でも、とりあえず、今は・・、と独白する若松。

よっしゃあ!!! 一本決めるぜ!!!とのりのりの結月。

上機嫌な瀬尾先輩が、ものすごく迷惑!!!と結月のボールを受けて、倒れた若松が、力説する。

お互いの行動が、相手に大きな影響を与えているなんて、当の本人達はかけらも気がついていないわけですし、若松からしたら、ローレライの行動に、自分の言動が大きく関係しているなんて、思わないのも無理はないか。

結月って、佐倉と仲がよくて、若松のこと気に入ってるけど、佐倉は野崎のことが好き、言い換えれば、一般的な女子高生の基準からすれば、対象外とされるような野崎のことがスキで、気がついてもらえなくても、メゲずにアタックを繰り返しているし、若松は野崎の後輩で、野崎のことを尊敬していて、バレンタインの時には、野崎のチョコの買出しに付き合っているし、野崎の地をわかってる上で、それでも尊敬することをやめていない。

自分の表面上のガサツな言動を受け入れやすいタイプ
だって見抜いた上で、友人づきあいとか、かわいがったりしているということかな?


職業変な人に対する経験値というか、免疫が強いことだけは確かか。

若松がらみのエピソードだと、常識人っぽく見えるけど、野崎も野崎で大概だからなあ・・・・・・。
[PR]
by kwanp | 2013-06-16 23:46 | コミックス
<< 戦う交通安全!! 1 俺様ティーチャー キャラクター紹介8 >>