少女マンガの描き方43

月刊少女野崎くん第43号 感想

あれ? これ、野崎のヤツだ。やべー、持ってきちまったと中身を開けてから気付き、えーとー、電車通学ネタのプロットか、どれどれ、と電車通学ラブイベン

トと書かれたプロットを見る御子柴。

偶然の出会い
キャッ、コードが、とマミコと鈴木のイヤホンのコードが絡まり、近づく距離。

ひとつ空く席 ゆずりあい(胸キュンポイント)

盛り上がり
こんな近くに・・、ドキドキしちゃう、と鈴木
のひざの上に座るマミコ。

言いてぇ事は色々あるが、盛り上がりは本当にそれでいいのか?と突っ込みを入

れる御子柴だが、ページをめくり、あっ、なんだ、B案もあるのか、とホッと

する。

その時、2つ席が空くと書かれてて、ふんふん、こっちだと、ちゃんと二人分


席があるんだな、と安心しかけるものの、

ドキドキしちゃう、と鈴木にお姫様抱っこされるマミコに、

いや、普通に座れよ!!!と突っ込みを入れる御子柴。

突っ込みどころ
のある作品というのは、最初にそのシチュエーション
ありきで、そのシチュエーションに持っていく流れを、
全然、考えていないケースがほとんどなんですよね。


全部とは言わないですが、パロディを多用したり、作中で、自分の思想を
前面に押し出すタイプにこういう傾向が付いて回ることが、少なからずあります。

オタク作家とかカテゴライズされるタイプに目立つようにも思えますが、べつにオタクであろうがなかろうが、自分の作品を読んだ人間が、コレを見て、どう思うかということを想像できないだけですし、どういう人でも、付き合う人種というのは似通うのは避けられません。

こういうタイプに共通するのは、想像の幅を広げない場合が多いのですよね。
だから、
ぱっとミにはそれっぽいけど、よくよく紐解いていくと、首を傾げたくなるような描写が目立ってしまう。

特に野崎はそういう要素になりやすい条件がものの見事に揃っているわけです。

あいつは電車通学に夢でも見てんのか? あんなこと起きねぇよ、と電車に揺ら

れながら、毒づく御子柴だが、音楽を聴いていたので、イヤホンが実際に絡まっ

て、くんっ、と引っ張られてしまい、ん?と振り向くと、あっ、すいません。あ

れ?御子柴先輩という若松の姿。

ねーよ、と突っ込みを入れたくなるのも無理はないけど、事実は小説よりも奇なりで、ウソとしか思えないような
事実も、決して起きないわけではないですね。

ん? 若松?と御子柴。

すいません!!! コードが絡まって・・・、あ!!! 席が一つ空きましたよ

!! どうぞ!!と御子柴に席を譲ろうとする若松。
いや、俺は
いいって、と遠慮する御子柴。
えーと、じゃあ、先輩が座って・・・、と言い出す御子柴に、お前が膝に乗るの

か・・・?といやそうな顔をする御子柴。
乗りませんよ。荷物持っていてくださいと冷ややかにいう若松。
へー、クラシックとか聞いてんのかと若松の
結局据わり、端末を手にする御子柴。
その前に立って、はい!! リラックス効果あるかと思って、と答える若松の姿

を見て、なんかこれ・・・、コントローラーっぽいなと、古式ゆかしいデザイン

のロボット、そのコントローラーを持った人間を思い浮かべて、心の中で思っ

てから、・・って、何考えてるんだ、俺は!! と我にかえり、これはどんな曲

だ?とローレライと書かれたファイル名を見て、尋ねる御子柴。

まあ、スマホも、小型のパソコンみたいなもの、という人もいますから、ロボットというのも、あながち間違いないような。

あっ、それは、という若松の説明を聞く前に、ピッ、ローレライを再生してしま

ったので、いきなり、ぐしゃっ、と眠ってしまう若松。
すみません・・・、俺、この歌聞くと眠くなるんですと申し訳なさそうにいう若

松。
へぇ、なんか、有名な歌手なんか? ローレライさん?
知りませんか? 「声楽部のローレライ」という若松だが、
・・あー・・・・、俺、そういう話は興味なくて・・・、とバツが悪そうに答え

る御子柴。

そうですかー、すごくキレいな歌声だって、有名な人なんですよ!といってから

、でも、先輩、
こういう
話、よく知ってそうなのに、意外だなぁ・・・、「噂話なんて興味ないぜ!」っ

てことか・・・。
かっこいい!!!と輝いて見える御子柴に感心する若松。

「声楽部のローレライ」って、怪談じゃなかったのか、と御子柴。

怖くて聞けなかっただけ。

字面から、そういう想像をするのも、おかしな話じゃないと思うからなあ。正体探って、ショックを受けたやつを見かけても、やっぱり、怖いものなのか、と勝手に納得するでしょうし。
40号のときに、そのことに関して、あまり話に乗ってこなかったのって、ああいう状況で、恋愛系の話をしましょうとかいいながら、怪談を振ってくる、妙なヤツみたいな印象もたれてもおかしくないか、若松は(汗
しかも、その後のやり取りじゃあ、その怪談を追いかけているようにも見えるわけで、一応、相手を追いかけるという意味では恋愛の話をすることには違いないけど、怪談を追いかける風変わりなヤツとか思っていそうだ(汗

口を挟まなかったのも、怖くて聞けなかっただけだからだろうし。

そういえば、
先輩って、かっこいいのに、彼女いませんよね? なんでですか?と純粋にわか

らない若松が尋ねる。

いや、かっこいいからって、彼女とか彼氏が
出来るわけじゃあないんだよ(汗

え!? いやっ、まあ・・・、俺の場合・・・、そういう次元で生きてねぇ
からな、
と答え、頭の中には、実琴くーんという
金髪の少女とか、お兄ちゃん(はあと)というツインテールの女の子。

って、この間、ツインテールはツンデレが
様式美とか言ってなかったか? 様式美なだけで、ツンデレ以外のツインテールも知っているということかもしれないけど。

かっこいい・・・!!! うわぁぁぁぁ、と感心する若松。

あの・・・、実は俺、このローレライさんのこと、好きなんですが、と若松に打

ち明けられて、え!? マジで!?と驚く御子柴に、ハイ、先輩からアドバイス

頂けたらと・・、という若松。

そうだな・・、
タイプ的には隠しキャラっぽいから、特定のコマンドを上げたらどうだ? 音楽

コマンドとか・・、イベント発生は、二週目以降。もしくは
メインヒロイン攻略後な。周回プレイ
必須だぞと御子柴。

レッドレーサーがサル顔のチーキュの一般市民だと気が付かずに恋していたゾンネットとか、スーツを着た河原先生に気が付かなくて、ホの字になった仁岡とか、そんなんが思い浮かぶけど、正体を知らない相手を追いかけた結果、実は普段から喧嘩している相手だったとか、思いっきり
身近な人間だったとかいうのはありますよねえ。

俺様ティーチャーだと、知らずに文通している桶川と、真冬でしょうかね。

すごい・・・、レベルが高すぎて、何言ってるのか、全然わからない・・・!!!と驚く若松。

門外漢とか、初心者には、その筋の達人とかが当たり前、解りやすいように言ってることですら、理解が追いつかないということがありますねえ、そういえば。

お、今の車両に、若松
いた。今日、朝練休みか、と
結月。

結月、いきなり行くと迷惑だから、連絡してからいきなさいよと忠告する友人。
わーってるって、
という結月。

結月も電車通学だったのか? 友人の家に泊まって、翌日、そのまま、学校にかもしれないが。
自分も遠いのに、傘を友人に貸して、雨の中走っていく・・・・、って、ラブコメだったら、好感度アップしそうなシチュエーションですな(汗
いつぞやの雨宿りの回に泊まったのは結月の家じゃなく、鹿島の家だったということかな?

ブブブブブ・・・・、とメールが来て、
「よう若 今、おまえの三つ隣の車両にいるぞ」というメールが結月から来て、
さらに、ブブブブブ・・・・、とメールが来て、
さらに、

よう若、今、お前の後ろに
、と若松
の背後にたってメールを送る結月に、やめてください!!!と
叫ぶ若松。

呆然とそのやり取りを見ているしかない御子柴。

って、美川べるのさんかよ!? 美川べるのさん
の学園天国パラドキシアでは、主役?の坂神練司のところに都市伝説のメリーさんが転がり込んでいるのですが、主役にことアルごとに突っかかってくるツンデレ系お嬢様の部下の不動守のほうが近いような(汗
トランセイザーという作品では、敵の幹部の一人が、正体を知らないトランセイザーに恋をしているのですが、その正体が女子中学生(
14)なのですが、変身時は若本ボイスだから、気が付かないのも無理はないか。

こいつら知り合いだったのか、
とギャーギャー言い合う
、若松と結月を見て、驚き、っつーか、なんか、この状況、少し居心地悪いな
と思って、そうだ、佐倉にでも、メールするか。あいつも電車だし、と端末を取

り出し、えーと、何か軽いノリの話・・・、

「なぁ、おまえ。声楽部のローレライって、知ってる?」

コレでいいか、と
何気なくメールを送ると、

正体は
結月だよという
返事が返ってくる。

余計居心地悪くなった。

まあ、これは佐倉でなくても、ギャルゲー好きの友人が、正体が結月の声楽部のローレライに興味を持ったら、正体を教えようとおもいますよね。

佐倉の判断は間違ってないと思う。

・・・・ということは、今の状況はつまり、こうか・・、

実はローレライ(結月)←実は好き(若松)

御子柴「うわぁ、こうして見ると・・・・」

ちょっと返して下さいよ!!!という若松から、
何聞いてんのかと思ったら、ローレライかよ。
飽きねぇの?と若松のイヤホンを奪って、聞く結月。

カッ

となって、先輩には関係ないでしょう!? 何度も言ってますが、俺は大好きな

んです!!!と力説する
若松。

なんか、あいつ。新しいタイプのツンデレにしか、見えなくなったなと遠い目を

する御子柴。

野崎くんだと、野崎や、今回御子柴が声楽部のローレライの正体を知ったけど、声楽部とかで、いかにも、声楽部のローレライなら、この子、みたいなイメージの子がいて、その子を若松が声楽部のローレライだと勘違いするとかいうのは、あるのでしょうかねぇ?

まあ、それだけなら、そういう勘違いされて、近づかれるのを快く思わないものですが、若松みたいなタイプが好みとか、若松に何かしら興味を持ったとか、声楽部のローレライを探そうとしている
若松の勢いに押されて、間違いを否定するに否定できなかったとかいうシチュエーションでしょうか?

というか声楽部の前で張り込んでたこともあるのだし、声楽部の面子からすれば、また、声楽部のローレライの正体探ってる人がいるとか、思っていそうだし、いかにも、声楽部のローレライにぴったりそうな外見
の人間がいたら、すぐにそっちの人間は目立つでしょうからね。

正体を知らないといえば、俺様
ティーチャーでは、桶川と真冬
がありましたが、早坂は彼にとってのヒーローであるウサちゃんマンの正体を知らないのですが、最近、早坂を取り込みにかかって、早坂に催眠術をかけて、彼の記憶を塗り替えている百地瑠奈の姿見ていると、そのうち、早坂がすれ違いから、孤立を深めたり、居心地の悪さを覚えて距離を取ったりしたところに、
自分がウサちゃんマンとか、名乗り出るのじゃないかという可能性もありそうですが。

早坂を攻略するなら、やはり、正体がばれていないウサちゃんマンだと、名乗って、信用を得るのが手っ取り早い。

まあ、
真冬がさんざん彼女の胸のサイズで騒いでいるネタをやっていますように、彼女と真冬じゃあ、体つきが違いすぎるといえば、それまでですが、ああも派手に早坂の記憶を塗り替えていると、体つきの印象まで、改ざんするくらいはありそうですからねえ。

対生徒会でも、まだ生徒会メンバーだった頃の忍者のリベンジ、若菜の監査の時、歌音に携帯を奪われて時ですが、早いうちから、百地瑠奈が早坂に目をつけていたなら、ウサちゃんマンが現れた時のことを余さず把握している可能性もありそうですし、クリスマスの時は目撃者も多かったから、そのあたりの目撃談の情報も得ているであろう事、早坂から、催眠術でウサちゃんマンとの約束のこととかも聞きだしているはずですからねえ。

そのウソを見破るとすれば、やはり、戦っている姿を見ることで、彼女のウソを見抜くとかでしょうけど、人知れず、監視していたのだとすれば、真冬の戦い方も、まねてマスターしてることもありえそうですけど、
ウサちゃんマンVS偽ウサちゃんマンの戦いになるとしたら、当時、総番だった鷹臣をも恐怖させた、何度倒れても起き上がって、寄ってくる気持ち悪い根性が決め手になるんじゃないか、と思いますが。
総番で、無敵の強さを誇っていた鷹臣でさえも、恐怖した真冬の根性に、成績優秀品行方正の優等生と目されるほどの能力が、どこまで太刀打ちできるか。

前述したように、ローレライの正体を知らないのが解りそうなやり取りはされていると思うのですが、前回も、いないものと思ってくれ、なんて、発言したばかりに、
エラい目にあってますから、気が付きそうな材料は持っているけど、そこまで、頭は働くような状況じゃないということかな。

まあ、結月は忍者の系統のキャラで、若松は北条若菜の系統のキャラですが、若菜が好きなものとして、しるこドリンクがあり、忍者はそれをちゃんと覚えていて、夏休み明けに、箱詰めでプレゼントしていましたけど、野崎くんでも、結月
が若松にカッターナイフをプレゼントしていましたっけ。


ガタンと電車が揺れて、ぐらっ、とふらつく結月。
!! と反応する若松と御子柴。

おい、席替わるか?という御子柴。
えっ!? いえ、御子柴先輩が・・・っ、と遠慮する若松。
じゃあ、お前、どっか持たせてやれよ、という御子柴。
えっ!? えーっと、じゃあ、どうぞ、という若松と、おう、悪いな、という
結月のやりとりを聞きながら、
ハッ、これって、あれじゃね? ホラ、僕につかまって、という
美形。えっ!?と驚くヒロイン。そして、遠慮がちにのばされる手。
ぎゅっと握るヒロイン。

若松のズボンを持つ結月。

なんちゅー所に手ぇ突っ込んでんだ、この女!!!と御子柴。

へたなところつかむよりかは、確かに確実ではあるんだが(汗

御子柴
先輩、と困ったように見る若松。
そんな目で俺を見るな!!! こっちも
予想外だよ!!と頭を抱える御子柴。

でも・・・、まぁ、
格好はヒデぇけど、と心の中で呟いてから、なんか、
お前、かっこいいと思うぜ。ちゃんと支えてるし、と御子柴。
え!? 本当ですか!?と若松。
御子柴「そのまま、ガマンしてろよ」
という御子柴の言葉に、
若松「ハイ! ガマンします!!!」
御子柴「電車揺れても」
若松「
動かないようにガマンします!! パンツが
ずり下がって、落ちそうですが、ガマンします!」
それは
さっさと上げろよ!!!と突っ込みを入れる御子柴。

なんで、こんなに絡まってるんですか、とイヤホンのコードが体中に絡まったの

を取ろうとする若松。
このギスギスしたやり取りを見て、

しかし、やっぱり、
電車で
ラブなんて、起こらなぇじゃねえか、
野崎・・・。ひでぇぞ、この二人、と御子柴。

あ、若、
席空いたぞ、座ろうぜと、ドンっ、と若松に詰め掛ける結月。
うわっ、ちょっ、押さないで、と
突き飛ばされるように、
席に、放り投げられ、イラストのマミコを膝に載せる鈴木状態になる若松。

野崎い!!!と叫ぶ若松。


今回の話って、まんま、マミコが結月と若松がモデルのキャラの関係を知る話に、そのまま変換できそうな出来事ではあるけど、御子柴はひょっとしたら、野崎に話さないのじゃないか、という気がしないでもない。
ギャルゲどっぷりやってるような人間が、今回のような話をしたところで、どこのギャルゲ?といわれるのが、容易に想像できますからネエ・・・・・・。

でも、同じ学校で、若松と結月の関係知ってる人間が乗り合わせているならともかく、バカップルがいちゃついているとかはさすがにないとは思いますが、友達以上
恋人未満の関係だとか、勘違いする人もいるのでしょうかね・・・。

電車ネタ?とプロットを見ながら、佐倉。
ああっ、考えてはみたんだが、結局、ボツにしたと野崎。

そっかぁ、でも確かに
これはないよね・・・、とマミコを膝の上に載せた鈴木
を見て言う佐倉。
ああ、とうなずき、冷静に考えると、絵面がかっこ悪いよな・・・、鈴木のヒザ

も心配・・と野崎。
お姫様だっこされたマミコを見て、これもないよね、という佐倉。
ああ、保護者からクレームが来そうで怖いよな、といってから、でも一番の理由

は、マミコが
徒歩で、
鈴木

チャリ通だったってことかな、と野崎。
そっかあ、電車乗らないねと佐倉。

前野が担当だったことが、野崎を脳筋漫画家に、今のところはならずに済んでいるのか、自分で気付けるようになったのも、佐倉と関わりあうようになったのと無関係ではないということかな?

一番の原因がしっかり
、ラブコメっぽいことをやっているよなあ・・・・・。
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by kwanp | 2013-12-16 21:50 | コミックス
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