少女マンガの描き方 44

そういえば、夢野さんって、ミニキャラ描けます?とたずねてくる剣。
ミニキャラですか?と野崎。

ハイ、次の付録で「恋しよ(ハート)」のグッズを作る予定なんですけど、そこにマミコの二頭身キャラがあれば、と、と剣。

二頭身のマミコですか、と野崎。

・・いや、そんなガッツリ描くもんじゃなくて、もっと手を抜いた感じというか・・・、という剣のアドバイスを受けて、野崎が手を抜いた感じのを描くのだが、

上手く伝わらねえ・・・!!!と頭を抱える剣。

二頭身とか、デフォルメにするのって、意外と難しいのじゃないか、という気はするが。
このキャラだ、と特徴を残した上で、頭身狭めるわけだからなあ。
そういう意味じゃあ、野崎の得意な分野ではなさそうな気がするが。

無理だったら、いいすよ、普通のイラストでという剣の言葉に、
あれは失望されたのでしょうか・・・・? 剣さんに捨てられる・・・・とガタガタ震える野崎。
それで、私の所に?と野崎の様子に困惑しつつも、でも、私もミニキャラなんて描いたことないわ、ごめんなさいね、と謝るゆかり。

あれ? でも来月号の付録って、都さんの(漫画の・・・と雑誌を手に取る野崎。

そこには、

『次号ふろく

新連載 都ゆかり先生新作 フラワーすくらんぶる たぬきBIGシールセット』

となっているのを見て、

・・・でっ、でも、これより前の作品は・・・!! と見てみると、

5月号付録

流星プリンス たぬきメモ

1月号付録

赤い血の教室 たぬきファイル

去年9月号付録

女王様の言うとおり! たぬきキーホルダー

あいつ働くなぁ、と感心しつつも、でも、動物って言うのは、いいかもしれませんね。マスコット的な・、と野崎。
都ゆかり=たぬきの図式が読者の間に定着しているわけですね。案外、ペンネーム変えて、たぬき出さないで、普段やらないようなタイプの話を描いたら・・・・・・、

それでも見抜く人は見抜きそうだなあ。

どこかしらにパターンって、にじみでてしまうものだし。
ただ、そういう人は、あくまで、ごくごく一握りの人種なので、作風というか、イメージを一新したい場合は、たぬきを出さない、これにつきるかもしれませんが。


動物なら図鑑を見ると、参考になるわよ。不思議とリアリティが出てくると思うわ、とアドバイスするゆかり。
なるほど! 図鑑!!!と野崎。

私はイラストかけないけど、最初のうちは、図鑑とかを忠実に模写していって、というのはわからなくもないなあ。

「あと、私の経験上のアドバイスだけど・・・、ゾウはコマに入りきらなくて、無理だったわ」
大きいものね、とゆかり。

「キリンもコマを突き破って、無理だったわ」
高いものねとゆかり。

たぶん、筋肉描写に関しては、もうちょっと、小回りの聞く描き方ができるんだろうなあ。

都さん、図鑑見るのやめた方がいいですよ、と野崎。

美術部
「すみません」
ぬ、っと美術部にやってくる野崎。
「キャッ」
びくっと驚く、黒髪の女子部員。ちなみに、以前、御子柴がモデルを頼まれたときには見かけなかったキャラでした。

佐倉いますか?と野崎。

「先輩、どうして、あの人機嫌が悪いんですか?」
目がすわってます!と黒髪の女史部員。
「知らないわ、佐倉が怒らせたんじゃあ・・・」
とりあえず、待たせてるけど、と先輩の女子部員。モデルの回の時には、表情がやたら細かかったけど、ポーズはぞんざいだった一番手の人だったはず。

うわっ、粘土手に取りましたよ!!!と黒髪の女子部員。

くっ・・・、叩きつけて、ストレス解消
なるなら、それはそれで・・・、と先輩。

しかし、
「!!?」

野崎が作ったのは、ばく、羊、鳥、うさぎなどの動物キャラであった。

いきなり、険しい表情でやってきた無骨そうな男が、起用に粘土で動物作ってりゃ、驚くわなあ・・・。

もくもくもく、せっせっせっと動物を作る野崎を見て、
何なんですか、先輩、あの人!!! なんかすごい量作ってますけど!!!と黒髪の女子部員。
わからないけど、手先起用ね。入部希望かしら・・・、と戸惑いながら、

えーと・・・、そのうさぎかわいいわね、と声をかける先輩。


!!と驚きながらも、ありがとうございます、と礼を言う野崎に、
お、照れた? と思いながらも、うんうん、かわいいって、もっと自信もっていいよとアドバイスする先輩。

あの・・、じゃあ、と躊躇しながらも、「このうさぎ、グッズ化したら、欲しいですか?」
シールとか、便せんとか・・・・、とたずねる野崎に、そこまで、自信つけるなよと突っ込みを入れる先輩。

野崎は夢野咲子だとしらないから、自信過剰な発言にしか見えないだろうからなあ。

野崎くん!? なんでここに!!?と驚く佐倉。
佐倉といって、実はマスコットキャラ作ろうかと思って・・・、相談に、と答える野崎。

ええっ!?と驚く佐倉。

そんなくだらない目的で来たのか、あの子・・・と先輩。

「・・・・」
じっ・・・、とマスコットキャラを見る佐倉。
あーあ、佐倉も固まってるじゃない。絶対反応に困ってるわ、アレと冷ややかに見ている先輩だが、

だめ・・、こんな重要なこと、私決められない・・・!!! だって、今後、何万という人が、これを見るんだよ・・・!? 重すぎる・・!!!と佐倉。

あんたまで、何言ってんの・・・!?と先輩。

でも、今更マスコット作るの?と?と首をかしげる佐倉。
ああ、剣さんに言われて、ちょっとな、と野崎。

へぇ、剣さんに・・、といってから、はっ、と気がつき、まさか、前野さんのタヌキ押しに続いて、建さんまで・・!?と
たぬき描いてという前野と、コレ描いて下さいとなぞの物体を薦める剣。

剣さんは何の動物が好きなの?とたずねる佐倉。

剣さん? さぁ、好きな動物は聞いたことないけど・・、あ、でも前会った時、鮭が好きって、言ってたという野崎の言葉を聴いて、

おはよーと、びちびちはねる鮭を抱えて登校するマミコや、鈴木くんと鮭を抱えて見詰め合うマミコ、ドキドキして、眠れないよう、と鮭と一緒に寝るマミコの姿を想像して、
「!!!!」と声にならない驚きの反応を見せる佐倉。

どうせなら、マミコにクマの着ぐるみでも着せれば、まだ、違和感少ないかも。

「ねぇ、あれって・・・、前に御子柴くんと来た・・・」
「千代の友達だっけ?」
えー、もしかして、彼氏かもよー? ひゅーひゅーというお下げの女の子。

御子柴はそういう扱いされないってことは、やっぱり、みんなのマスコット扱いということなんでしょうか(汗)?
でもまあ、男がやってきたら、こういう反応、絶対出ますからねえ。
男子高校生の日常でも、ありましたし、そういう勘違いで盛り上がる話。



「お、噂をすれば、千代が来た」
「わー、わかりやすいわー。嬉しそー」
「じゃあ、やっぱり、あれは彼氏のお迎えかぁー。いいなー」

「あれ? でもなんんか、深刻そうじゃない?」
「ほんとだ、ケンカかな?」
「いやー、実際聞くと、案外たいしたことない会話だって! 絶対」

口々にいう美術部員たち。

野崎くん・・・・、冷静になって考えてみたんだけど・・・・、と話を切り出し、
やっぱり魚と一緒に寝るのはよくないと思うの、布団びちゃびちゃだよ・・・と佐倉。

なんの話してんの!!?と突っ込みを入れる美術部員たち。

佐倉、俺は別に新キャラを作るわけじゃないぞ、と野崎。
えっ、そうなの!?と佐倉。
作りたいのは、マミコの鞄とか、ノートの隅っこにあるキャラクターグッズだ。ふろくになっても使いやすそうだし、と野崎。

かばんにかけられてるウサギのマスコットや、うさぎのイラストが入ったノートやペンケース。

なんだぁ・・、てっきり都さんのタヌキみたいなことになるのかと思って、はー、焦ったーと胸をなでおろす佐倉。

佐倉・・・! 俺の作品のために、そこまで・・・、とじーんときて、やはり、ここは佐倉に選んでもらおうと決意し、佐倉に、改めて、聞かせてくれ。お前だったら、どの動物がいいのか・・・・・、と訪ねる野崎。

感激ポイントが違うように思えるけど、そこは野崎だからなあ・・・。

うーん、あんまり、出る場面なさそうだし、何でもいいよ! 犬でも、タコでもバッタでも、と佐倉。

結局、魚になりました。

出来上がる鮭くんというマスコット。

なんか、さっきから、鮭推しだったしな・・・、と野崎。
やっぱり、剣さんが好きなものに・・・、と佐倉。

さて、このまま持たせてもいいんだけど、何か付加価値でもつけるか、と野崎。
付加価値? ?と首をかしげる佐倉。
「このアイテムを持っていると、幸せになれる」とか、と説明する野崎。
ああ、なるほどと合点がいく佐倉。

野崎くんのコミックスでも、付加価値をつけるためか、おまけの後日談みたいな病者を入れているわけですが、風邪を引いた回とか、若松が結月に気があると誤解されるとか、本編でやったほうがいいような描写まで、コミックスに入れていることが多いし、かと思えば、結月と御子柴の関係にはまったく言及していなかったりして、勘違いとすれ違いの関係の取り扱いがチグハグという印象を受けることがありますからねえ。

おはよー、と鮭くんの鞄を持っているマミコを見て、それ買ったんだ、と友人。
うん!とマミコ。

ずるっ、と足を滑らせるマミコだが、えっ・・・、バッグが・・・・!!とバッグがクッション代わりになって、怪我をしないですむマミコ。

ふふ、また、アイス当たっちゃった・・・、とマミコ。

もしかして、私を守って・・? マミコをかばう鞄。

待って!!! このままだと鈴木くんの存在価値が・・!!!とまったをかける佐倉。



いや、主役やヒロインの存在価値がない話なんて、案外、珍しくもないような。

聖闘士星矢とか、主役の影が薄かったりするから、黒子のバスケの黒子テツヤは、むしろ、キャラは濃いほうだったりするからなあ。

うたわれしもののエルルゥだって、アニメ化というよりも、ラジオのおかげで、インパクトがでたようなもので、それ以前は、影の薄いメインヒロインだったくらいだからなあ。
せめて、発売時期があと一年遅かったら、もうちょっと話が違っていたかもしれないが。

物語シリーズの戦場ヶ原ひたぎも、出番が少ないけど、阿良々木視点じゃデレた感じになってて、どう贔屓目に見ても、ホラーにしか見えんので、出番が少なくなって、正解だと思えてしまうし。

ときメモ4の星川真希も、隠しキャラの都子に人気を奪われてて、2の光のオマージュとか言われてるけど、普通にプレイしたら、まず、このキャラでクリアになってしまうなんて、ことはないからなあ。
そういう意味では、エリサのほうが、よっぽと手ごわかったりしますからねえ。
たとえば、護堂狙いでプレイしたら、たいていエリサになるからなあ、それも部活つぐみと同じにして、文系700にしてでも、エリサクリアになることもあるくらいだし(実話)

都子は一応、フラグ立てないと、ヤンデレ化はしないけど、ほかのヒロインとデートすると、まず、うさぎさんが襲ってくるとか、フラグ立てると、ヤンデレ時期から電話番号を教えてくれなくなるとか、どう見ても、真希よりも、都子の方が光オマージュのキャラに思えてしまうというか、光も、好感度あがると、ほかのヒロインたちととこごとく仲が悪くなるとか、今だったら、間違いなくヤンデレ扱いされるだけの要素はあると思うからなあ。

似たような幼馴染キャラだったKANONの水瀬名雪だって、二次創作じゃあ、なりふりかまわず、祐一をゲットするために暴走する二次創作あったわけだし。

生徒会長のほうは、詩織の攻略に苦労して、詩織を嫌いになったという部分は、再現できていたと思う。

佐倉も、一見すると影の薄いヒロインっぽいキャラだろうけど、野崎を好きでい続けるという時点で、十分、影は薄くない・・・・、というか、一見すると影が薄くみえて、結月と友達でいれるとか、一番とんでもないキャラなんじゃないかと思えてしまうぐらいだし。

結局、さっきのは何だったんだろう、とセミロングの女子部員。
ケンカではなかったんじゃない?とみつあみの女子部員。
そうね、楽しそうにしてるし・・・、とおさげの女子部員が鮭くんをかいている野崎とそれを見ている佐倉を見て口々に言う。

おさげの子は、以前のモデルの話で、御子柴に昼メロというか、俺様でも子供の真冬が、鷹臣をつき合わせていたおままごとでもやっていたシチュエーションで、ポーズをつけさせていた、グレなかった真冬っぽい子で、あとの二人は特にリクエストはしていなかったキャラですが、まさか、男子高校生の日常のアークデーモンみたいな一面持ってるとか言うオチはないでしょうねえ(汗

っていうか、アレは彼氏じゃないの?と女子部員。
どうかなー、話の内容がわからないけど、結構、いい雰囲気・・・、というセミロングの女子部員。

「って、あれっ!? またっ!? 深刻そう」
「えっ!? 今度はいったい何なの!?」

・・・野崎くん、冷静になって、考えてみて、と切り出し、やっぱり、魚が人を食ったら、良くないと思うのと待ったをかける佐倉。

だから、ほんと、何の話してんの?と突っ込みを入れる女子部員。

結局、この間のでかいのは何だったの? 粘土作って帰ってったけど・・・、と野崎の作った動物を実ながら先輩が首をかしげる。

えーと、ちょっと、悩んでたみたいで・・・、と佐倉。
ふーん? なんか変な子だったわね。グッズ化したら、欲しいかなんて、と魚を手に取りながら言う先輩。

千代、帰るのー? とウェーブのかかった髪の女子部員。
ちなみにこの子は、モデルの回のときに「眠れないのか? こっち来いよ。な? あったかいだろ?」のポーズをリクエストした子。
うん、とうなずいてる佐倉が持っているのは、少女ロマンスふろくの、KOIしよ、と描かれた鮭くんのバッグ。

それを見て、!!?と声にならない驚きの声を上げる先輩。

今回の話って、今月発売のグッズにちなんだ話だと思いますが、アニメが始まっている鬼灯の冷徹でも、原作で似たようなニュアンスの話がありまして、最新刊に収録の話で、アニメにも出てくるピーチマキとコンビを組むことになり、二期があれば、たぶん出てくるであろうミキという痛いキャラを演じているアイドルで、根はまじめなキャラが、3人の兄が働いている元ホストクラブ、現きつねカフェの店にやってきたら、似髻虫の腕人形片手に、なにやら、考え込んでいる鬼灯の姿が、という話で、幼稚園で獄卒の話をする依頼が来たものの、どういう風に説明しようかと、思案に暮れていたのですが、結局、ミキや、化けるのが得意なミキの兄たちに解説をやってもらうという話で、グッズ化云々で、思案に暮れる野崎というのがよく似た要素で、恋しよがアニメ化するとか言う話とかに参考になりそうだな、とか思っていたんですけどね。

アニメも2話目で、早速お香さんが出てきているし、サタンが視察にやってくる話も、野崎のねたの参考になりそうな要素、いろいろありましたからねえ。


去年の一発目のゆかりの同級生が、野崎とゆかり、佐倉のやり取りを見て、突込みを入れているやり取りと同じようなタイプで、今度は、野崎と佐倉のやり取りを、美術部の面々が突っ込みを入れているわけですが、前々から思っていた、野崎と佐倉が一緒にいるのに、それを周りがどう認識しているのか、という視点が欠けていると思っていたので(こういう勘違いとすれ違い系の作品は、複数の視点を描くのが大切なので、欠かせない要素だと思いますし)、こういった視点も、抑えた描写があるのは、やっぱりうれしい話ですし。

野崎に関しては年明け最初の話は、ゆかりとたぬきがらみの話を描くというルールでもあるのは、おととしは、ゆかり登場&たぬき、去年は、ゆかりと野崎のやり取りを目撃したゆかりの同級生が、別れ話と勘違いする。
今年は、野崎が美術部にやってくる話だけど、やっぱり、ゆかりとたぬきがらみ。



俺様ティーチャーのほうでは、去年の初めは忍者編の真っ只中で、脅迫者の正体が忍者だとわかったところだったので、相手の正体が知れないところに、右往左往するという意味では、野崎くんも、俺様も、合い通じるところがありましたが、今年は物語り開始時から、真冬と一緒にやってきているけど、正体不明の早坂にスポットが当たっているわけですから、ゆかりのメインの話だった昨年一発目が、野崎と佐倉というメインどころでやっているというあたりに、早坂で、より物語の核心に近づいていることとのリンクを感じてしまいますが。

忍者も、ウサちゃんマンや夏男の正体を完全につかめたわけではないので、カマを駆けていたのですが、そういう意味では、真冬がゆかりで、あのやり取りを見ていたゆかりの友人が忍者ということになるんでしょうねえ。

その後の野崎のエピソードも、ゆかりの次のエピソードのでは、御子柴と結月との、「親方、空からイケメンが」な邂逅とか、若松にカッターナイフを渡そうとして、誤解される結月とか。

しかし、結月を視線で追って、結月に気があると誤解される若松がコミックスのおまけのカットで描かれていたけど、これは、本編で描いておいてもよかった描写なんじゃないかと思えてしまいますし、御子柴と結月の関係に関しては、かけらも言及していないとか、そういった説明の足りていない部分に踏み込んでいるというのは、ありがたいところ。



そういや、去年は前半、忍者でバカやれない反動だったのか、後半フリーダムだったけど、早坂編が今年中に決着ついたら、ヒーローオタクって言う点じゃ、話が合いそうな二人だから、早坂もはっちゃけちゃうんじゃないだろうなあ。

今回の話とオレ様ティーチャーの展開で同じ要素があるとすれば、スイッチのオンオフかな。
今回、漫画家スイッチが入ったままの状態で、周りのことなど、いつも以上にお構いなく行動していたけど、早坂の今の状況って、実家向けの態度のスイッチが学校で入っているという感じだし。
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by kwanp | 2014-01-16 23:19 | コミックス
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