少女マンガの描き方

月刊少女 野崎くん 創刊号感想

「の・・、のののの、野崎くんっ! ずっ、ずっと、ファンでしたっ」
野崎に告白する少女。
あっ・・、つっ、付き合って下さいっていわなきゃ!!! と思いながら、あっ、あのと少女が口ごもっていると、野崎がないかを察して、ぽんと手を叩き、どうぞと自分のサインを渡す。

『佐倉千代16歳、好きな人に告白したら、サインを貰いました』
いや、ファンとは言ったけど・・・!! と困惑し、そうじゃなくてっ! そのっ、野崎くんと一緒にいたいっていうか・・と主張する佐倉。
ずっと一緒に・・・?と鸚鵡返しに言う野崎。

(って、私、何言ってるの!? 普通に好きって言えば言いのに・・・っ。重い子って、思われたら、どうしよう!!! と悩む佐倉だが、野崎の反応は、
じゃあ、これから俺の家来る? というもので、軽っ!!! と佐倉に心の中で突っ込みを入れられてしまう。

野崎の家までついてくる佐倉。
いやー助かった。今、誰も捕まらなくてさという野崎の言葉を聞いて、いつもは女の子連れ込み放題なの!!? と戸惑い、どうしよう、思わずついて来ちゃったけど・・・、やっぱり帰ろうかな。でも、そうしたら、他の子がくるんだよね・・。そんなの・・・・、イヤ!!! と意を決し、野崎に私っ、がんばりますっ!!! という佐倉だが、
「じゃあ、そこ、ベタよろしく」
黒く塗ってねとマンガ原稿を渡されるのだった・・・・。

? と戸惑いながらも、ここも、と野崎に別の原稿を渡され、うまいな、と手際をほめられ、そろそろ休憩にしないか、と飲み物を渡されたりして、帰り際、
マンガ家なの!!? と驚かれてしまう。
知らないで、4時間ベタ塗ってたのか? と驚く野崎。

佐倉は、べたぬらされた時点でキレて、野崎に平手打ちの一つもかましても文句は言われないと思う(汗

月刊誌で一応、連載していると教えられ、ベッドで寝そべりながら、野崎くん、すごい人だったんだな、と感心する佐倉。

私、少女マンガくらいしか読まないけど、探して、読んでみようかな、・・・・えーと、夢野・・・・、と色紙に書かれている名前と、自分が読んでいた少女マンガの作者の名前が一致して、ふおぉおぉっ、とぱにっくになる佐倉。

夢野咲子・・、繊細な心理描写と華やかな画面で大人気の作家。

野崎!! ゴキブリだ!!!

乙女心を大切に描き、女の子の心の代弁者とも言われる、

井上、下着すけてるから、上着着たほうがいいぞ、とストレートに言う野崎。
なんでそうハッキリ言うの!!? ホントデリカシーないわね!!! と井上に怒られる野崎。

心理描写とかが巧みみたいな評価は結構当てにならないところがあるからなあ・・・・。

CDドラマでは、野崎の声を当てていたのは、安元洋貴さんで、アニメだと中村悠一さんになるわけですが、安元さんは鬼灯の冷徹で、鬼灯を演じているわけですが、昔なじみのお香さんの声が、真冬を演じている喜多村さん。

中村さんは、忍者の役を演じている杉田さんとの仲が有名ですが、野崎は、高坂ベースにアリスちゃんとか、南校生徒会長という残念系イケメンを合成して作られたキャラという印象を持っていて、忍者が杉田さんなら、高坂は中村さんだなあ、と思っていましたが、中村さんって、ギャルゲの主人公系のキャラとか早乙女アルトとか演じているわけで、別のキャラもありかと思いますが、野崎は、系統が違いますからねえ。

演じているキャラで野崎に一番近いのって、ゴーバスターズのJじゃないか、という気がしてきた(汗

ツイッターとかはやっていないということだが、賢明な判断というか、やってたら、ネタ作家の扱い、ぜったいされてたろうなあ。

『確認もこめて、「夢野先生」と呼んでみた』
学校で言われると、変な気分だなと野崎。
えっ? もしかして、みんな知らないの?と尋ねる佐倉。に、クラスの奴もほとんど知らないと答える野崎。
それって・・、もしかして、私が特別・・・!!? と期待する佐倉だが、言っても、みんな信じてくれなかった。そのうち、しつこいって、怒られたという言葉が返ってきて、野崎くん・・・、肩を落とす佐倉。

ラノベやコミックなんかで時々ある、自分がひょんなことから、相手の秘密を知って、急接近という類の作品かと思いきや、正体をオープンにしているのに、誰も信じてくれない系。

こういう作品は秘密を知っているのは自分だけ、というのがミソなんですが、別に本人は、正体を隠しているわけでもなんでもないという・・・。

というか、この頃は担当が剣に変わっていたと思うので、うかつに吹聴しないように、みたいに釘を刺されるくらいのことはあると思うのですけどねえ。

仮に事実だったにしても、夢野咲子の評判と、野崎のいつもの言動じゃあ、結び付けろというのが無理な話。

キレンジャー錯誤のように、青いやつはクール、黄色はカレー好き、というように、イメージだけが先行していたり、事実はそうでないのに、それっぽいということで、あっさりと事実だと思い込まれてしまっているとか、そういうことも、結構ありますけどねえ。

夢野咲子は高校生で、野崎の学校の生徒とかいう限定的な情報だけが広まっても、野崎が夢野咲子だって、事実が明らかになるより、他の人が夢野咲子だ、と間違われる可能性が高い気がするし。



そうだ、昨日はありがとうと礼を言い、美術部は平気だったかという野崎。

えっ、自分の部活を知っていることに、期待を持つ佐倉だが、まあ、とうなずいて、ずっと目をつけていたといわれて、
「えっ、目っ、目って・・・!!!」
ドキっとする佐倉だが、
あのはみ出しの少ないポスター描ける奴はいい仕事するだろうなぁ、・・・・と、いう野崎。
技術目当て・・!!? と突っ込みを入れる佐倉。

TV 街で聞いたカップル事情
彼ったら、私の顔にしか興味なくてぇー、とウンザリな女性の言葉に、いいなぁー・・・・という佐倉。
驚く父親。

彼酷いんです、私じゃなくて・・・、私の稼いだお金が好きなんだわ・・、とTvで打ち明ける女性にわかると共感する佐倉。
おまえ、貢いでるのか!!? と戸惑う父親。

弟がいるということだが、弟もやはり、「野崎くんがねー、野崎くんがねー」トークを聞かされ続けているのだろうか?

野崎くんはなんで少女マンガ描いてるの? と尋ねる佐倉。
趣味だったから、そのままノリで、と答える野崎。

『・・・なんて、淡白な答えだけど、この内容だもんなぁ・・・、私だったら、絶対描けない・・・』
と思いながら、やっぱり、恋愛経験の差かな・・・、という佐倉に、まあ、焦ることないんじゃないか? 俺なんて、初恋もまだだしな!! と言い切る野崎。

ほんとなんで少女マンガ描いてるの!!? と驚く佐倉。

恋愛経験があるのと、恋愛物がかけるかどうかは、別の話だからなあ・・・。

だが、恋愛相談には結構、のってきた方だぞ。といって、佐倉に、好きな人とかいるのか? と聞く野崎。
私? と面食らう佐倉。
ええと・・・、最初は背の高さと、男らしい性格にひかれて・・・、と切り出して、告白したんだけど、気付いて貰えなくて、でも、そのおかげで話す回数は増えたんだけど、便利屋くらいにしか思われてないような・・・、と名前を伏せて野崎のことを話す佐倉だが、

そんな奴のどこがいいんだ? と自分のこととは思わないで、きっぱりという野崎。
・・・・、と佐倉。

こういう鈍い人は、他人事だと鋭いところがあるからなあ。

そうよ、このままでいいの・・? 私、まだ、何も伝えてないじゃないと佐倉。もう一回、告白しよう!!! と決意をアラタにして、野崎くん!!! と告白に向かう佐倉。

わっ・・・、私・・・っ!!! その・・・っ、あ、あの・・・っ、と口ごもり、ファンです!!!とまたもや言ってしまう佐倉に、わかったわかったとサインする野崎。




世間一般の女の子なら、ベタ塗り手伝わされた時点で、恋が冷めても文句が言えないところだけど、ギャルゲとかのヒロインって、時々、どうして、その主人公にほれてるんだか、正気を疑いたくなるヒロインっているからなあ。野崎にホレてる時点で、絶対にただの女の子じゃあないといわざるをえないような。

すれ違いと勘違いで好きになったにしても、野崎の言動を勘違いして、ときめいたとはいえ、後にわかる出会いのエピソードでは、野崎のセリフで、一発で恋に落ちたというのじゃなかったわけですからねえ。

勘違いとすれ違いで恋に落ちた場合、その実態が明らかになると、恋が冷めるなら、まだいいほうで、敵対関係とは、ややこしくなるケースだってありますので、野崎の実態がばれても、恋が冷めないようなやり取りに計算されているようですから。

しかし、このエピソードって、歌音編の2回目の花とゆめがでていたころに、配信されてたんだよなあ(汗

まあ、後々わかることだけど、その歌音も、小さいころは白馬の王子様にあこがれる女の子だったわけで、それが裏切られた反動でああなったから、あの手のタイプとしては、よくある話といえば、よくある話で。

他のエピソードの感想で、佐倉って、明佳っぽいキャラじゃないか、と推測したわけだけど、彼女が男をはべらすのって、男性不振の裏返しみたいなところがあったのじゃないか、と思っていたからなあ、そのアタリで、歌音編のストーリーは、構想だけ語られていた親指のクライマックスに近いものを感じるし。
[PR]
by kwanp | 2014-06-11 19:18 | コミックス
<< 少女マンガの描き方 2 燃えるレスキュー魂!! 18 >>