少女マンガの描き方 5

月刊少女野崎くん 第五号 感想 

ふーん、新キャラなぁ・・、と御子柴。
そう! この前、私の友達の結月紹介したの!!と佐倉。

声が綺麗で歌声はもう天使みたいで、野崎くんの手にかかったら、きっと、凄く魅力的なキャラクターになるんだろうな・・・(はーと)
・・・って、考えると、友達でも、ちょっと妬けちゃうね、えへへ、と佐倉。

へー、そんなスゲー女だったのか・・・、まさか、コレじゃねぇよな・・、と

「それより、俺トイレ行きたい」
(くそ!! 殴りてぇ!!!)

無神経なせりふを口にする男を見て言う御子柴。

結月みたいなのは、身近でいると腹が立つ、傍から見ている分には面白い、魅力的なんてのはよくある話だからなあ。傍から尊敬されている人でも、身内からすれば、実態を知らなら、そういうこといえるんだよなあ、とか思えてしまうことも往々にあるわけですし。

それより、みこりんは派手な友達って、いないの? マンガ的な人とか・・・、と佐倉。

そんな奴がいたら、真っ先にモデルになってそうだけどなあ。そういう人って、当人は知らない、もしくは、かけらも印象に残っていなくて、名前はもとより、顔すら覚えていない相手にまで、覚えられていることって、珍しくないですからねえ。

派手な友達なんてのがいれば、直接面識がなくても、言われれば、「ああ、あの人か」なんてことになりやすいですからねえ。

俺か? おいおい、誰に聞いてんだよ。フッ、目の前にいんだろ? 超美形のプレイボーイが(はーと)という御子柴。


・・・・・・・、という佐倉のあきれたような顔に、

カッー、と顔を赤くして、なっ、なんだよ、その目!!! わかってるよ!!! ちょっと言ってみただけだよ!!!と御子柴。

いや・・・、というか、みこりんって、ヒロインのモデルだしなあ、と、

やだもう・・・・! 私のばか・・・!恥ずかしいよう・・・・!!と照れるマミコ。かわいいとハートを撃ち抜かれる男たち。

安部菜々とか、荻野目苹果だったら、突っ込みどころ満載のシーンになりそうだけど(汗

というシーンを見て言う
佐倉。

御子柴は、震えるチワワと書いて、伊藤和幸と読む系統だからなあ・・・。

しょうがねえから、それっぽいのを紹介してやるよ、と御子柴。
どんな子? かわいい系? 美人さん系?とわくわくする佐倉。
聞いて驚け、奴の通称は、「学園の王子様」だ、と御子柴。

!!? ヒロイン直々の王子様紹介!!? そんなマミコにはもう、鈴木くんがいるのに・・、と動揺し、みこりんの浮気者!!!と走り去っていく佐倉。

なんでだよ!!!とつっこみをいれる御子柴。

事情を知らないで、いきなり浮気者扱いされりゃあねえ。

だだだだだだ、と突っ走り、ドンッと野崎にぶつかる佐倉。

って、佐倉・・・?と野崎。
あっ、野崎くぅん・・・・っ、みっ、みこりんが・・・、とぐすぐす、と泣く佐倉。
え? 御子柴が?と何がなんだかわからない野崎。

もう、ちゃんとした彼氏がいるのに、他の男の子とも、いい感じなの・・・!!! といって、わあああああと泣く佐倉。

!!? ばっと御子柴を見る野崎。
待て!!! 誤解だ!!!そんな目で見るな!!!と誤解を解こうとする御子柴。

廊下の往来の前で、こういうやり取りは、ヤバい、御子柴の学校生活的に(汗

そこへ、何騒いでんの、御子柴、とひょこっと現れたのは・・、

かっ・・、鹿島!!! いいところに、と御子柴。
見ろ、お前ら!!! こいつが王子様だ!!!と鹿島を紹介する御子柴。

鹿島のスカート姿を見て、あ・・、よかった・・・!!! 男と浮気じゃなかった・・・、とほっとする佐倉と野崎。

いやっ、だから、本命の男もいねえからな!!? その大前提をまず、どうにかしろ!!!と御子柴。

どうもー、2-Gの鹿島遊です。演劇部所属でーす、と自己紹介する鹿島。

もしかして、演劇部だから、「学園の王子様」?と佐倉。
いや、それもあるとは思うけどよ、と御子柴。

そこへ、鹿島くーんと駆け寄ってくる女の子。
あれ?シャンプー替えた?と鹿島。
あっ、うんっ!! 変・・・かな?と女の子。
いや・・、一瞬、バラの妖精が現れたかと思ったよ、と鹿島。

アレを素でやってのける勇敢さを称えて、我々は王子と呼んでいる、と御子柴。

王子、王子、と道行く男子生徒が、心の中で鹿島を王子と呼ぶ。

男子が呼んでんの!?と佐倉。

こういう王子様が絵になれば、確かに呼ぶわなあ。女子に人気のある男より男前な女の子とかも、実際いるわけだし。

鹿島はCDドラマでは松浦チエさん、アニメでは中原麻衣さんが演じており、中原さんは、アニメ版のシリーズ構成を手がけている、中村能子さんも関わっていたミルモでポンにも、主役の女の子で、登場しており、ミルモの役を、現在放送中の妖怪ウォッチで、ジバニャンを演じている小桜エツ子さんが演じていました。

鹿島くん、放課後ケーキ食べに行かない?と女の子。
喜んで付き合うよ、お姫様と鹿島。

すげーだろ。日常生活で姫って、使わねぇよな。ふつう、と御子柴。

でも、ちょっと呼ばれてみたいかも、と佐倉。

鹿島くん久しぶり、私のこと覚えてる?と女のこ。

もちろん、君のかわいい顔は覚えているよ、と鹿島。
もうっ、名前で呼んで、と女の子。

それじゃあ・・、えーと、お姫様(はあと)と鹿島。
誤魔化した!!!と佐倉。

確かに顔は覚えているけど、名前が一致しないなんてことはありますから、誤魔化し方としては角が戦いのでしょうけど、これやって似合う奴と、そうでない奴がいますから、それが使って、ありだと思われるだけでも、十分、技だと思いますけどね。

私たちは一年から同じクラスだったんだけどね、と鹿島。
そうそう、初めの方は、お互いライバル視してたんだけどよ、と御子柴。

学力
鹿島98点、御子柴30点

運動
鹿島ぶっちぎり

度胸試し
飛び降りで、御子柴論外

トーク術
鹿島圧倒的

今では、すっかり友達に!と鹿島と肩を組んで、はははははは、と笑う御子柴。

相手にならなかったんだね、みこりん・・・!!!と涙を禁じえない佐倉。

鹿島は過去の出来事がなくて、男嫌いにならなかった歌音っぽい要素と、親指の了の系統のキャラで、御子柴は三姫の系統のキャラだから、ってのはあるんだろうなあ。

でも、私、結構有名だと思ってたんだけどなぁ・・、ちょっとショックと鹿島。
わ・・・、私は、その・・・、と野崎をちらっと見て、野崎くんしか見てなかったから・・・、なっ、なーんて、言えるわけないですね、とドキドキドキする佐倉。

出会いのエピソード知った今となっては、そりゃあ、王子様が似合うくらいじゃ、野崎みたいないろいろな意味で目が話せないヤツのインパクトには勝てないといわざるを得ない。

ああ・・、でも、鹿島くん確かにかっこいいなぁ・・、って、何ここ!!!右向いても、左向いても、心臓に悪すぎる・・・!!!とドキドキする佐倉。

みこりんの傍って、落ち着くねと佐倉。
なっ、なんだよ、褒めても、何も出ねぇぞ、と御子柴。

そういえば、君たちって、どんな集まりなの? ?全員クラス違うよね、と鹿島。

「!」

なんていえばいいのかな、友達・・・? でも、野崎くんの口から友達って、宣言されたら、なんかこう、望み薄い感じでそれはそれで、ショックって言うか、と佐倉。

下手したら、それ以前のような(汗

マンガ家がどうとか言うんじゃねえぞ!! 言うなら・・・、そうだな、同志とか、運命共同体とか、盟友ってとこか・・?と御子柴。

悩む二人だが、

マンションの一室でアレやコレやする仲だ、と野崎。

いかがわしすぎるだろ、と突っ込みを入れる佐倉と御子柴。

誤魔化すにしていい方ってものを少しは学べという気がするが(汗 やはり、ツイッターやってなくて正解だろ、野崎は。

・・・・って、もうこんな時間か!と時計を見る鹿島。両脇には、はべらしている女の子。

おぉ、早くしねぇとお迎えが来るぞ、と御子柴。
お迎えって、演劇部の?と佐倉。
ああ、あいつサボリ魔だからな。部長直々に毎日来るんだよ。すげぇぞ、演劇部のお迎えは。よく見てな、と御子柴。

もしかして、舞台の装置で来たりするとか・・!?
とかぼちゃの馬車でお迎えに来るのを想像する佐倉。

しかし、
てめぇ、鹿島遅れてんじゃねぇよ!!と鹿島にけりを入れる部長。
力技だから、と御子柴。
バイオレンス!!!と佐倉。

邪魔したな、と部長。
ちょ・・・、部長! 歩けるから・・っ、と引っ張られる鹿島に、そのまま、腹筋でもしてろと部長。

そう言われて、鹿島くんは引きずられて行きました。

そんな状況でも・・・・・・、

鹿島くん、放課後のケーキの約束どうしよう、と女の子。
泣かないで、必ず抜け出して、迎えに行くよと女の子の涙をぬぐっていう鹿島。

ナンパを続行していた鹿島くんは、バカなのかもしれません。

部長に足をつかまれ、ジャイアントスイングをされる鹿島。

今回の堀の鹿島への暴力描写ですが、私個人としては、ギャグといえども、野崎くんのこれは失敗と思ってます。

理由としては、親指の三姫の了への暴力は、三姫が了を女の子だと気が付かないで殴った。それまでの話で了が女の子だと明言されていない、という内容だったし、俺様ティーチャーでは、番外編で、中高生が小学生の女の子を怪我させるという暴力描写もありました。
まあ、鷹臣が真冬と初対面で、しかも怪我させたのに、何故か気に入られてしまう、という真冬の残念さを強調するエピソードでもあったわけで、これまでのエピソードでも垣間見せていた、真冬は女の子というより、けったいな存在みたいな部分が決定的になった話でもありましたからねえ。

暴力描写をやるにしても、納得させるだけの話の流れを作った上で、そういうことをギャグとしてやっているわけですが、女の子だけど、王子様ということをやたら強調した上で、ラストに、堀の暴力描写ですから。

だからまあ、鹿島が王子様が似合う女の子という側面は強調しようとした結果、相手が女であろうと、なぐっても懲りないくらい、手を出さざるを得ないキャラというか、堀が、演劇バカで、演劇部の劇には、鹿島が欠かせないのに、部活をサボるわ、何度言ってもこりないから、ぶちきれた堀がついつい手が出てしまう、みたいな感じで、登場シーンが彫りに殴られる鹿島とか、男か女か、わからないでオチで女の子だとわかるとかあるのでしょうけど、

暴力描写に抵抗を感じにくい話の流れをやるとしたら、御子柴が、鹿島を紹介しようした矢先に、堀に鹿島がぶっ飛ばされて、演劇部に連行されていくのを見て、追いかけて、その道中でも、女の子に声をかけて、堀の怒りに拍車をかけて、みたいなナガレになりやすいと思いますが、

それやると、前回の結月とキャラがまんま同じになってしまうわけで、バカやって、周りに追いかけられたり、張り倒されたりするキャラという意味では、この二人同じですから。

下手すれば、二話続けて、同じような話になりかねないわけで、だからこそ、暴力描写の説得力に弱いのを承知の上で、王子様が似合う女の子という側面を強調して、最期に堀に殴られるという話運びにせざるを得なくて、コミックス一巻でも、カバーウラで女の子だと気が付かなかったというようなフォローを入れていたのも、そのためなのかも。

若松ずいぶん後に出したり(ブログでは身長差を描いた図で、若松の部分が黒くぬられている記事もあった)、イメージの違うキャラとして印象付けようとした結果、暴力描写に関する説得力もいつもより弱くなってしまったのかな、という印象を受けますし。
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by kwanp | 2014-06-15 21:39 | コミックス
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