少女マンガの描き方 52

「ちょっと消しゴム取ってくれないか」
隣の御子柴さんが私にそう言った。

見つからない。・・・というのも部屋の明かりが消えているのだ。

「暗いから無理」
少し、そっけなくしすぎただろうか。御子柴さんは少し、もごもごと動くと
こちらを窺うようにチラチラ見てきた。

そんなことしても
お互い顔など見えないのだが。

その時 野崎さんが立ち上がった。
「あ、コーヒーこぼしちゃった」

なるほど、どうりで、私の太ももが熱いわけだ。

道理で、なんて、のん気にしてる場合でもないだろう(汗

やれやれ。
私は明かりをつけるために立ち上がった。

サウンドのベル風の表紙。


夏の増刊号として、ホラー特集をしたいのですが、「恋しよ『はあと』」を少しホラー風にすることできますか?と少女ロマンスを手に、剣。

・・・というわけで、考えてみたんだが、どうだろう。少しだけ、ホラーと野崎。


へー、おまえ、ホラーかけたのか。すげぇな。と原稿を見る御子柴と佐倉。

楽しい旅行、それがあんなことになるなんて、とマミコ。
おー、それっぽい感じだな、と御子柴。

私たちはまだ(これおいしいね、と食事をするマミコと友人)。

引き伸ばすねー、と佐倉。

でも、私は気づかなかった(さようなら、というマミコ)。

まさか、あの場所で、あんなことが起こってたなんて。


いや、何が起きてたんだよ!!! ちゃんと見せろよ!!!と御子柴。

やり方次第じゃ、ありだと思うけどなあ、あくまで、ヒントを十分にちりばめた上で、ノ話ですが。

そういうことをやらないで、読者の想像力に一方的に寄りかかるのは、どうかと思いますから。

こういう学園もののホラーネタの定番といえば、やっぱり七不思議でしょうねえ。

ギャグ漫画だったら、七不思議の実態オチで落とすって言う手もありますし。銀魂の銀八先生だと、忘れ物を取りに行って、学園七不思議のオチだったというネタをやっていました。

俺様ティーチャーでも、マゾの世界へ誘う男・舞苑、アンラッキーマン・大久保、料理上手、山下が緑ヶ丘の近くでキャンプをして、遭難。
緑ヶ丘の男子寮に転がり込むという話があり、舞苑たちの取った行動が七不思議と勘違いされるという話でしたが。

後、直接的なホラーではありませんが、忍者初登場の、真冬たちの身辺を探ろうとして、早坂に返り討ちに合った話なども、やりようによっては、ホラー話に転用できる類のネタではないかと。

忍者の立場をそのまま、霊とかにして、真冬や鷹臣は霊能者、もしくは霊感が強いキャラや、その先輩や師匠といった年長キャラ。
早坂の立場を霊感ゼロの友人役にして、ちょっかいを出そうとする霊役のニンジャを霊感ゼロの早坂がそうとは気がつかないで取った行動の結果、撃退するという話にもなるわけで、視点をずらすことで、いつもと大差ない話をしながら、ホラーの話を書くというやり方になるわけで。

まあ、作品によっては、オカマのユニコーンなんてのもありますから、忍者みたいなのが精霊とか、神霊みたいなのとか、それが宿っている武器と契約するような状況ってのは、かなりスリリングというか、自分が使い手になるのは避けたいような。

まあ、この早坂のニブさも、トラウマによるものですから、早坂編が終わったあとには、それが変わっている可能性もあるのでしょうけど。

まあ、素直に、鈴木を好きな女の子たちの中で、恋敵を呪おうとか、そういう方向に描くとか。

幽霊の出るホラーだったら、ラストは成仏シーンかな、と野崎。

もう、行かなくちゃ、と成仏するヒロイン。

寂しいけど、ハッピーエンドってのが、切ないよね、と佐倉。

場合によっては、ラストで、相手が生まれ変わって、再会するというネタもありますが。

ありがとう・・・、マミコ・・・、と成仏する鈴木。
鈴木くん・・・!! とマミコ。

待って、来月から連載どうするの、と待ったをかける佐倉。

生霊として、登場って言うのもあるよな、と野崎。

本体は病室で眠ったまま、とベッドで眠る少年?

ラストの再会シーンはホッとするよね、と佐倉。
生きてた!! って、と佐倉。

本当のあなたに会いに来たよ・・・・、とマミコ。
マミ・・・、コ・・・?と目を覚ます鈴木。

うそ・・、半年間、目を覚まさなかった、あの子が・・・!!!と驚く母親。

鈴木くん、今月号も元気だったよね、と突っ込みを入れる佐倉。

わっしょい。神輿とはしゃぐ三郎。

この構図を見ていると、妖怪ウォッチ24話を思い出しますねえ。
ネクラマテングのおかげで、根暗になったウィスパーやジバニャン、フミちゃんたちを元に戻すために、ネクラマテングをニヤリとさせるために、最終的にはネクラマテングを神輿にのせようとするのですが、この作品では、一般人には見えないことが多いという設定で、みこしを担いでいたのは主役のケータ以外は、皆妖怪なので、一般人の目には、ケータ一人でみこしを担いでいるというとんでもない光景になっていましたが。

ウィスパーの正体については、封印される前にもいたはずの天狗を知らないというわけの解らなくなりそうな場面もありましたが、まあ、妖怪が皆顔見知りとも限りませんし、座敷わらしのような家にいる妖怪なら、190年前なら、天狗知らなくてもおかしくない気もしますが。

とかいってたら、ヒキコウモリがケータの部屋のクローゼットごと、買い物に出かけていたし。

ともあれ、鈴木でなくても、出番が少なくなって久しいキャラとかでそれをやるとか、鈴木に恋していた病弱な女の子が、龍之介にのり移るというのもありですしね。

ホラーといえばホラーですが、これはこれで、作品によっては、ラブコメとしてもありなので、シチュエーションにもよりますが、ホラーというほど怖くはないでしょうが。


大体、おまえ、ホラーがわかってねぇだろ。DVDでも見ようぜとレンタル屋にやってくる御子柴と野崎。

映画か・・、と野崎。

怖くなったら、途中でギブアップしていいからさ、という御子柴だが、

「逃げられない」
「こんなはずじゃなかったのに・・・」

「この映画を見た、あなたも呪われる」
などと描かれたパッケージを見て、

やっ、やっぱり、少女マンガだから、子供向けの方がいいかも、とDVDを棚に戻す。

子供向けのほうが怖い場合もあるというか、怖いネタ好きな子供って、いると思うし、少女向けのホラー雑誌って、結構充実していたような・・・・。

「この夏一番の恐ろしい映像が、君を待つ・・・」か、と野崎。

完全にDVDを棚に戻す御子柴。

御子柴、内容説明でギブアップするの、やめろと野崎。

やっぱり、ゲームにしようぜ!! ホラーノベルゲームな!!!と御子柴。
あれ? DVDは・・・、という佐倉の質問を、
絵が出ねぇ本格派だから、しっかり文章読めよ!! ほら、始めっぞ!!!と御子柴。

エネミーゼロとか、ああいう感じですね。

あ、プロローグが終わって、名前決めだって、と佐倉。

主人公 私の名前を入力してください。

と画面にメッセージが出る。

「私」ってことは女か・・・。「マミコ」に決まりだな、と野崎。

いや、一人称が私の男って、割といるような・・・。

おまえ、ほんとボキャブラリーねえよな。別にいいけど、と御子柴。

その時の俺達はまだ、気付いていなかったんだ。

既に 大きな間違いを犯していることに

「マミコさんもお若いですね」
「いやいや、私なんてもう、50のおじいさんですよ」

マミコおっさんかよ!!!と突っ込みを入れる御子柴。

とりあえず手に取ったゲームの主人公に関する認識なんて、そんなもの。

『ゲーム内容は呪い殺される館の人々を守りつつ、真相を探るというものでした』

推理しなきゃ、ダメってことかー。難しいなー、と佐倉。

お、館の住人が次々出てきたぜ。男女12人か・・・、とコントローラーを持つ御子柴。

まず、誰の所へ行こうか?

戸塚さんの所へ
永田さんの所へ
小山さんの所へ

と出てくる選択肢。

御子柴「おいおい、戸塚さんって、誰だっけ!?」
佐倉「なんか、字の感じが、女の人っぽくない?」
御子柴「そうか? 若い男のイメージだな。俺は」


鬼瓦さんはスカートをひるがえして、走り寄ってきた。
「よかった・・・・・っ!!
私・・・っ、怖くて・・・っ」

鬼瓦さん、女かよ!!と突っ込みを入れる御子柴。

漫画とか小説だと、名は体を現すなんてことは往々にしてありますが、鬼瓦さんが女性というのも、結構ありがちだと思うんですが。


顔が浮かばなくて、どうも感情移入できねえな、と呟いて、あ、青木が呪われたという御子柴。
しょうがない、まずは俺たちの中でキャラを固めようと野崎。

映像や挿絵がない作品の楽しみの一つですよねえ、あるいは、挿絵とかが独特すぎる(例:天野喜孝氏)作品とかも、それを元に、ファンの人が、思い思いに、自分的な解釈も含めて、キャラのイメージイラストを描くなんてことはよくある話ですし。

まず、主人公のマミコはこうだな、と

温和
白髪
話し方が古風
持ちギャグは私なんて、50のおじいさんですから

失礼、喫煙ルームはどちらかな、とタバコをくわえた真冬っぽいビジュアルのマミコ。

主人公のくせに、すげぇ癖あるな、マミコ、と御子柴。

ギャルゲとかは癖のない主人公的なイメージはありますが、昔のゲームなどは、むしろ、癖のある主人公が多かったですし、TLSシリーズの流れを汲むアマガミなどは、言わずもがな。

「ふむ、どうしたものかな」
私はヒゲをなでながら言った。

!?と驚くコントローラーを持っている佐倉。

おい、野崎!!! マミコヒゲ撫で始めたぞ!!! どうすんだよ!!!と御子柴。

マミコ

ヒゲをなでると落ち着くので、おっさんの人形を常に持ち歩いている。
ヒゲのおっさんの人形のヒゲをさわさわしているマミコ。

こんな主人公に感情移入できるのか、俺達・・・、と唖然とする御子柴。

何から何まで感情移入できる要素だけで、キャラを構成しないといけないのではなく、
どこか一部分でも、共感できる要素があれば、たとえ、チートキャラでも、OKでしょう。

等身大なのが必ずしもいい訳ではアリマセンし。

妖怪ウォッチのケータみたいに、作中では普通普通、と普通を強調されておりますが、妖怪三匹と同居、住んでいる家はレア妖怪であるツチノコが大量発生する。

見方を変えれば、化物屋敷で化物と一緒に暮らしている小学生。
それも霊感、霊力が強いとか、特別な資質とかはなしに、普通の暮らしを営んでいる。

この時点で十分ふつうじゃありません。

下手したら、精神参ってもおかしくありません。

まあ、ウィスパーと知り合い、妖怪ウォッチを手に入れているからで、ウィスパーも無能無能いわれてますが、えらい善良な性格していますし、本当に無能なら、もっとひどい目にあっててもおかしくない。
ゲームではもう一人の主人公で、アニメではヒロイン扱いのフミちゃんなどは妖怪の被害にあい続けているわけで、フミちゃんのほうが、妖怪とかオカルトが絡む話での、典型的巻き込まれ主人公みたいな目にあい続けてて、コメディだから、そこまでひどい目にあわないという保証はない、というか、むしろコメディだからこそ、あう場合もあります。

そういう意味じゃあ、普通に暮らせてること自体、主人公補正のたまものと言えるわけです。

まあ、普通の子供にもつけるだけで、普段は見えない妖怪が見えて、メダルをセットすれば、ともだち妖怪が召還できるアイテムも、十分にすごいシロモノなんですが。

このマミコの場合は、例えば、ネットなんかで50のオッサン(生い立ちに関する詳細な設定も作られている)を演じているうちに、本当に、自分が50のオッサンだと思い込むようになった女の子とか、普段からげんどうがおっさんくさいとか言われている女の子が、ネットで、詳細な設定に決め手、オッサンを演じているうちに、そのオッサン本人だと思いこんで、ふるまうようになったとか、ゲームの設定的に高名な探偵事務所とか、霊能力者の助手とか、ワケアリで転がり込んでいたけど、探偵ナリ霊能力者が行方不明。

そこへ依頼が迷い込んできたけど、そういうときに限って、信頼できる同業者で、任せられそうなツテはなし。

かといって、依頼人を放っておけない程度には善良、もしくは依頼の報酬を得てl、お金(生活費)が必要なまでに追い詰められていた状態だったマミコは、探偵ナリ、霊能力者になりすまさざるをえず、それで事件を解決したまではよかったが、恩義に感じた依頼人が、次から次へと依頼を紹介してくれるので、成りすましを続けざるを得ないとかいう設定も出来ますよね(マミコは苗字、もしくは、名前をもじった通称みたいなものというのもあり)。ヒゲもツケヒゲとかね。
それを続けているうちに、本当に当人だと思い込むようになってしまった。

ありがちな設定としては、女の子は多重人格者で、50のオッサンも、その人格の一つに過ぎないみたいな設定ですとかね。

あとは、人狼のようなゲームで、50のオッサンを演じている女の子で、最近だとソードアートオンラインや、昔だとクリスクロスでやってるような、ログアウト不可能。真実にたどり着かないと、被害者が現実で実際に殺されてしまうという感じのサバイバル展開。

コナンや金田一少年の周辺じゃあ事件が置きまくりなように、参加するオンラインゲームがやたら、SAOやクリスクロス状態になってしまい、素性を隠して、アカウントを作って参加しているというのが50のオッサンを演じている理由?

それとか、死神の手違いで、事故死して、身体も灰になってしまった50のおっさんが、死神がお詫びとして、事故死してしまった、女の子として生きることになるが、女の子のフリをして生きるのがうまくいかず、事故にあったショックで、自分を
50のオッサンだと思いこんで振舞っていると、回りに思われてしまっているとかね。

荒井チェリーさんの作品にある、女子高生の前世がマッチョの執事のじいさんで、主人公の高校生が、執事のじーさんが仕えていた金持ちの坊ちゃん(かけおち途中で事故死、
駆け落ち相手は、弟と結婚して、幸せに暮らした)
みたいな感じで、前世の記憶がよみがえり、50のオッサンの人格になってしまった女の子とかいうてもありますね。


精神だけ、異世界同位体(早い話が平行世界の自分)にのり移ってしまったとか。


アクシデントになにかというと、悪霊だの、宇宙人だの、超常的な者を持ち出す野崎ですから、最後の2つは本当にもちだしそうな気がしますが。


しかし、見た目が女の子、中身はオッサンって、まんま小鞠・・・。

お、新しい人だ、と御子柴。

画面には、

「水野さんはもう部屋にいるわ」

「水野さん?」

「25歳で、事務をやってる女性よ」

という会話が。

ほほう、25歳、女の水野さんか、と野崎。
事務かー、この人は、どんなキャラにするの?と佐倉。

そうだな・・・、水野さんはここに来る前は、家庭教師だったんだ。それがある日、

「先生! 俺、先生のことが・・・!!」と生徒。
「亨くん・・・」

こっそり、好意を抱いていた教え子に告白されたんだ。

だが、相手は未成年・・・。
水野さんは何も言わずに、彼の前から消えることを決めた。

数年後、再会できる、その日まで・・・、とトランクを片手に姿を消す水野。

マジかよ。そりゃ、生き残んねぇといけねぇな、と御子柴。
よし! 私たちで水野さんを守ろう!!と佐倉。
シナリオライターとか、作家の傾向でどういうキャラかっていうのは、ある程度めぼしをつけることは可能ですよね。

すごい人になると、人目でそれや、どういう結末を迎えるキャラかというのを、人目で当てちゃう人もいるようですが。


「大変です!!」
その時、ひどく焦った声が聞こえた。
「水野さんが死んでいます!!」

ダメだった。

やっと全員分の顔が出来たねー!! これで覚えられそう、と佐倉。
ああ、これで推理も楽になるな、と野崎。

メガネでスーツの女性や、ノースリーブで、ショートの女性、チャラ男、男性のイラストが描かれている。

「僕たちの中に狐に憑りつかれた人・・・、狐憑きがいるってことですよ」
「なんだって!?」

これが、ボスみてぇなもんだな、と御子柴。
狐の霊か・・、と野崎。

俺は坂巻さんだと思うぜ、と御子柴。
俺は近藤くん かな、と野崎。

えっ、何でそんな迷わずに!? どんな根拠が・・!?と佐倉。

だって・・・、狐が似合う。

御子柴 坂巻さん、19歳 色白美人狐の耳と狐の毛皮のビキニ

アニメ版の御子柴の中の人的には、青のエクソシストで、今、えらいことになってますよねえ、狐的に(汗)

野崎 近藤くん 7歳 わんぱく きつねの着ぐるみを着ている。

アニメ版の野崎の中の人の中村さんは我が家のお稲荷さんに天狐空幻の男バージョンで出演してましたっけ、そういえば。

ちゃんと推理しようよ、と突っ込みを入れる佐倉。

創作ものにおいては、こういう第一印象というのが、以外にバカに出来ないというか、あれこれ推理した結果よりも、第一印象というか、最初に推測したことが一番あたっていたなんてこともありますからねえ。


御子柴「戸塚さんか!?」
佐倉「豊川さんじゃないの!?」
野崎「俺は最初から、永田さんが怪しいと思ってたんだが・・・」

おい、またマミコヒゲ撫でてんぞ、と御子柴。

『その後、誰も真面目に推理することなく、物語は進み・・』

野崎「ついに発表か・・・」
佐倉「もう、残り三人しかいないから、誰でもいいね」
御子柴「えーと、狐に憑かれていたのは、あなたですよ、マミコさん」

『Se」じゃじゃーん

ポッキーをボリボリボリボリと食べながら、画面に見入る三人。

マミコだったかぁー、と野崎。
マミコじゃしょうがないね。どう見ても、うさんくさかったし、と佐倉。
・・・ん? おい、あれって・・・、う・・・、うそだろ・・・、と御子柴。

うさんくさいのは、マミコって名前をつけた、作品本来の部分とは無関係なところにあるわけですが、ユニコーンガンダムの福井氏がテアトル東向島という本(挿絵:美川べるのさん)において、ミッションインポッシブルを劇場で見ていたら、ふとしたきっかけで、劇場が爆笑の渦につつまれてしまい、見返すたびに笑ってしまうという話もあるように、そのときのテンションで、ゲームをプレイしてしまうというのも、プレイするたびに、そのテンションでプレイしてしまう、なんてのは、ある意味貴重な体験ではありますから。


画面

私はもう人に戻れない。
家に残してきた妻のことを思い出す。
真美子・・、家には帰れそうもないよ。

奥さんの名前、マミコだったのかよ!!! カブってた!!!と御子柴。

これがギャルゲーだったら、こういうことはなかったでしょうけど、サウンド述べる風のホラーゲームですから、m、そこまでチェックしていなかったということでしょうね。

苦手なジャンルをやるのは、結構精神的な労力を要しますから。

今更だけど、部屋の電気消すか? 今から二週目プレイとスイッチに手を伸ばす御子柴。

そうだね、暗い方が雰囲気でるかも、といってから、でも真っ暗だと、お菓子見えないなぁ、と心の中でつぶやく佐倉の指が、きゅ、と握られる。

ん?と佐倉。

見ると、

の、野崎くん・・・!? これは・・・、お菓子と間違えて・・・? 偶然、手が触れて、ドキドキ的な、とドキドキする佐倉。

画面に集中しているから、気が付かないということでしょうか?

ぱくっ、と佐倉の指を口に持っていく野崎。

ちょっ!!! 待って待って。噛まないで!!! 指くだける!!! うわあああああとパニックになる佐倉。

なんだ!? 何か出たのか、佐倉!!! 指がどうした!!?とビビる御子柴。

悪かったな、佐倉、と申し訳なさそうな野崎。
うっ、ううんと野崎から視線をそらし、生暖かかった、とどっどっどっど、と佐倉。

うわーっ、顔の赤みが引かないよー。

好きな相手に指を舐められるわけですからネエ。それはドキドキしますね。

もっ、もう一回、電気消して、いいかな!!とスイッチに手を伸ばす佐倉だが、

ちょっと待て、とまったをかけ、暗い所で隠すなんて、勿体ねぇだろ。もっとはっきりと見たいんだ、お前の顔を・・・、と御子柴。

みこりん・・・、とつぶやいてから、もしかして、暗いの、怖かったの?と佐倉に図星を指されて、びくっとなる御子柴。

鹿島の王子様発言もそのオチを見抜いていたので、御子柴の本音を見抜くのはわけもないですね。

それで、ゲームは参考になったのか?と御子柴。
うーん、ゲームというより、部屋を暗くしたときに思いついたんだけど・・・、という野崎の言葉に、びくっとなり、それって、もしかして、あの時の、とどきどきする佐倉。

これなんだが、と原稿をごそごそして、こうすると、すごく楽できると思わないか?と

マミコ「きゃっ」
鈴木「マミコ!!!」
鈴木「おい!!! 何が起きたんだ!?」
マミコ「何も言えないわ!!」

きゅっ

マミコ「! 鈴木くん・・・?」
鈴木「大丈夫、ずっとそばにいるよ」

いい加減、剣さんに嫌われるよ,

セリフ以外黒塗りの原稿を取り出す野崎にいう佐倉。

いや、本末転倒過ぎるでしょ。

まあ、完成版じゃなくて、第一案だったら、それもあり、というか、ある意味なれてしまっていところもあるので、またか、と済ますこともありそうですが。

ホラーというのは、単に怖い化物が襲ってくるだけではなく、

たとえば、非の打ち所のない理想的な編集者の前野を担当にして、仕事をしないといけない、なんてのも、かなりのホラーですからネエ、しかも、それが何かの幻覚でもなく現実で逃げ道なしとか。

真冬に、かわいい高飛車なお嬢さんの友達が、何人もできるとか?

本来ならありえないはずの状況にいきなり、巻き込まれるとか、それがどこまで続くかわからない。場合によっては、幸せな状況すら、何の脈絡もなしに、その状況になっていて、自分はそれに違和感を感じているんだけど、まわりはその状況を当たり前だと思っていて、その思いを誰とも、わかちあえないまま、時間が過ぎていくとか、

物語シリーズのデレた表情を阿々々木に見せているガハラさんも、あれもホラーの一種といえなくもないですからね。

ホラー扱いされやすいといえば、ヤンデレですが、この場合は、優柔不断のヘタレ主人公って、ヒロインに対して、手ひどい扱いをする、そのくせ、優しいみたいなことを強調されたり、ヒロインのほうが、なぜか、私のほうが悪いの、と主人公を責めない場合が多かったりしますから、それ相応の報いを受けてるだけといえば、それまででしょうけど。

まあ、佐倉は
告白以前は、ストーカー一歩手前ですから、告白できないまま、歯車を掛け間違え続けたら、野崎を拉致監禁する可能性もないとは言い切れないのですよね。

ヤンデレというと、血を見るイメージが強調されがちですが、野崎のようなもの描きの場合、いつの間にか、その人のツテの仕事が大部分を占めていて、囲い込まれている、というように、血を見ないタイプが怖い場合だってアリますからねえ(汗)

描き方次第では、ギャグに転じた書き方も出来るわけですし、ギャグとホラーは紙一重な所もありますから。

最終回を迎えたしばたベーカリーでは、しばたさんの奥さんが着ていたうさぎのかぶりものが襲い掛かってくるなんて夢にうなされるってのも、ありましたね。
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by kwanp | 2014-07-16 20:58 | コミックス
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