少女マンガの描き方62

月刊少女野崎くん 第62号感想

若松、明日、トーン頼めるか?と野崎。
はい、いいですよ、と答えてから、あっ、今回は尾瀬くん(結月がモデルの男キャラ)いますか?と若松。

え? なんでだ?と野崎。

いえ、尾瀬くんいるなら、頑張らないと・・・・、と若松。

え・・!? 頑張る・・・!?
あいつは瀬尾モデルのキャラなんだが・・・・、まさか、若松、尾瀬のこと気に入って・・・!!?とやっちまえー、という結月の姿を思い浮かべながら、若松の正気を疑う野崎。

ようやく名前が付いた結月がモデルのキャラクター。

3年ちょっとでようやく名前が出てきましたが、オコジョさんも、アニメ化に際して、ようやく名前が付けられたという事実がありましたっけ・・・・。

野崎は自分がモデルにしたわけですし、たぶん、尾瀬のキャラは彼からすれば、あからさまに結月をモデルにしているから、バレバレレベルのつもりかもしれないけど、性別逆にしたりすれば、男だと、批判されやすいキャラでも、女だと、人気が出るとか、女性の方が印象がいい、とか、そういう場合もありますし。

同じ性格でも、男と女だと、多少なりとも印象は違ってくるので、結月と一緒にいることが多い若松でも、気が付かないのは、さほど不思議じゃあないのかも。

御子柴も尾瀬が最初に出てきたときに、まさか、こいつじゃねえだろうなあ、とかいってたけど、 実際に遭遇までに間が空いていたので忘れていた可能性があるし、最初に会った時は、さすがに佐倉の友人だと気が付かなかった可能性はありそうですよね。ずいぶん前の発言であることと、性別が逆ということで、結月を見ても、それらが結びつかなくて、尾瀬のモデルだと気が付かなかった可能性はありそうですよね。

御子柴みたいなタイプからすれば、結月みたいなタイプって、もろに苦手なタイプという気はしますので、そういうタイプが、漫画で出てきた尾瀬のモデルという発想自体が、そもそも出てきにくいとは思いますが。

野崎だって、結月の行動をネタになりそうだからチェックしているのであって、個人的な感情としては、お世辞にも好意的にとらえておりませんからねえ。
結月みたいなタイプは身近でいると色々と苦労するけど、はたから見る分には面白いという非っ常に厄介なタイプですし。


頭、全部、トーンですもんね!! がんばります!!!と若松。

なんか、ごめんな・・・・。あっちでもこっちでも、迷惑かけて、と野崎。


いやー、何度も貼って、慣れてきてはいるんですけど、なんか、構えちゃうんですよねー、尾瀬くん見ると、と若松。

若松「あ、尾瀬くんだ!」
若松「ここにも尾瀬くんが!」
若松「このページ、尾瀬くん8体います!」

やっぱり、本能で拒否したくなるんだろうか・・・・?と思い、
若松! ここの尾瀬は俺が張っておいたぞ!とトーンを張った尾瀬を指さす野崎。

えっ・・・、あ・・・、と寂しそうな若松の顔。

なぜ、寂しそう!!?と野崎。

すみません・・・・。ずっと俺が貼っていたので、変な愛着が。俺の担当というか・・・、と若松。
へぇ、背景にはよくわかんねぇ感覚だな、と堀。
そんなこと言って、先輩だって、他の人に描かれたら、寂しくなるかもしれませんよ。校舎とか、廊下とか・・・、ふふふ・・・、と野崎。

そうかぁ? じゃあ試しに描いてみろよ、と堀。

描けるわけがないでしょう!!!と野崎。
威張んな!!!と堀。

描いてみました!!!と落書きみたいな背景を現行に描く若松。
消せ!!!と堀。


まぁ、よくわかんねぇけど、苦労した分、肩入れするってわけか、と堀。

そうですね・・・。全体的に大変だし、気を遣うしで、たまにハゲたら良いのに、と思うけど、キレイに貼れたら、うれしい・・・・・、と語ってから、そう! 先輩にとっての鹿島先輩みたいなものです! と若松。

別にハゲろとまで思ってねえぞ、俺は。一緒にすんな、と堀。

実際にやってみたら、理解できるんじゃないですか。ここに描いた鹿島に髪を貼ってやってください、さぁ!と野崎。

トーンを張ったら、髪の部分をスポーンと切り抜いてしまった堀(握力大)。

ハゲた!!と野崎。

つーか、お前だって、尾瀬の前髪切れてんぞ、俺ほどじゃねぇけど、と堀。
えぇ!? あれっ!!? ちゃんと貼ったのに!!と若松。
ああ、毛先は傷つきやすいから、テープで補強するといいぞ、とこんな感じ、とメンディングテープで原稿に張ることを教える野崎。

おー!! なるほど!と感心する若松。

尾瀬は鈴木に比べると、手間がかかって、面倒だよな、といってから、そういう所・・・、やっぱり、あいつに似てるな・・・、とあぁ?という結月を思い浮かべて言う野崎。

知らないところで傷つく繊細な子って感じですもんね! 尾瀬くんは! あはははは、と笑う若松。

知らないって、幸せだなぁ・・・、と野崎。

しかし、尾瀬なぁ・・・、どっかで聞いたことある気がすんだよなぁ、と自販機に小銭を入れて、ジュースを買う堀に、
お、と気が付いて、よー、堀ちゃん先輩。旅行ぶりー、と声をかけるパンを食べている結月。

あ? ああ、瀬尾か。お前、一応、敬語使えよ、といってから、

と瀬尾と尾瀬の名前が似ていることに気が付き、まさか・・・!!! 

ピロピロピロピコーンと聞こえてくる音。

おまえ・・・、若松の・・・、その・・・、あの毛か・・!!?という堀の言葉の意味が分かるわけもなく、
どの毛だよ、と突っ込みを入れる結月。

恋しよもしっかりと読み込んでいたし、野崎が書いている脚本も、読み込んでいるはずですから、ある意味では野崎の作品や、そのパターンを作中の登場人物の中で、理解している人間になるはずで、野崎のやりそうなこと、をよくわかっているともいえますし。

佐倉が描いてる人、そんなこと考えていないとか言ってますし、時々、そんなこと考えて、描いてねえよとかいう作家がときどきいますが、作家の自己申告、100パーセント額面通りに受け取れるかどうかは、作品と照らし合わせて、読んでる人間が判断することですし、パターンや作家の考えそうなことは、無意識ににじみ出てしまうものですからねえ。

脚本家のクドカンもパターンは無意識に出てしまうものだ、とエッセイで語っておりましたし。

おまけに野崎の近くで、その作品がつくられていく、(ひどい)過程を見ているわけで、どれだけ、野崎本人が取り繕おうと、そういうのは、良くも悪くもわかってしまいますからね。

野崎がモデルもなしに、キャラを作り上げることができるなんて(そういうことができる作家なんて、それこそ一握りですが)、普段の野崎の話づくりをみていたら、とても信じられる話じゃないし、モデルのキャラクターが色濃く投影されている、というのはありそうな話ですからねえ。

やっぱり、名前だけじゃなくて、髪型も似てるな・・・・、と堀。

サンキュー、堀ちゃん、と堀からもらった、あたったジュースを飲みながら言う結月。

男キャラとはいえ、少女マンガのモデルになるとは・・・、もしや、こいつ、すごい奴なのか?と堀。

おーい、瀬尾ー。野球やろうぜー、と窓から声をかけてくるバットを持った男子生徒。
おー、と佐倉と一緒に弁当を食べていた結月が返事をする。

「スポーツ出来る人かっこいい・・・」

それを見ながら、女の子にすかれそうな理由の一つが頭に浮かぶ堀。

「今日は作戦考えてみたぜ」
ふっ、と笑う結月。
マジかよー、と男子生徒。

「頭脳波の人 かっこいい」
カチューシャの娘

「と思ったけど、やっぱ、力押しで行くぜ!!!」
わー、と走り出す結月。

ついていけない男子生徒。

「ワイルドな所が素敵」
ツインテールの娘

飽きたから、帰るわ、とバットを放り出す結月。

「いつまでも子供みたい」
セミロングの娘

なるほど・・・、少女マンガのモテ要素を複数持つ女・・・・。
それが瀬尾というわけか、野崎、と解釈する堀。

俺様ティーチャーの忍者も、顔よし、成績よし、運動神経よし、真冬相手に、そこそこ戦える喧嘩の強さとか、
何拍子もそろっているけど、残念ぶり(汗)が、それらの美的要素を台無しにして、余りあるのですが。

違います、と首を振る野崎。

「あれ・・? となると、相手女は誰なんだ・・・・?」
? と少女ロマンスを広げ、確か、尾瀬と上手くいきそうな女キャラがいたような・・・・、と恋しよを見る堀。

和歌(わか)

尾瀬と○○
仲が悪○
気になっ○


という紹介分を見て、

「!!?」
若松がモデルだということに気が付く堀。

放課後
たまには、堀ちゃんも一緒に行こうぜ! 買い食いー、と結月。
すみません、先輩まで巻き込んでしまって・・・、と謝る若松。
強引なところもいいんだろ?と若松の肩をたたく堀。
はい?とわけがわからない若松。

「若の一口くれよ」
がぶっ、と若松のアイスを食べる結月。
ああっ、まだ食べてないのに・・・・!!!と若松。
スプーンで、アイスを食べながら、そのやり取りを聞いている堀。

ほれ、私のもやるって、交換交換、とアイスを差し出す結月。
もー、回し食い苦手だって、言ってるじゃないですか!!! やめてください!!!と若松。

関節キスになっちゃうでしょ!!!という和歌を思い浮かべる堀。

堀ちゃんのも一口ー!! 何味だっけ?と結月。

ヒッ、何言ってるんですか!!! 先輩! 断っていいですからね!!!と若松。

他の子からもらうわ、という尾瀬と、ええ!?という和歌を思い浮かべ、・・・・・・、あー・・・・、ちょっと待て、野崎に聞いてみる、と携帯を取り出す堀。
先輩のアイスのことを!!?と若松。

もし、この光景を堀が野崎に知らせたら、絶対にメモして、恋しよに使うのは明らかだけど、堀みたいなタイプが、若松や結月のやり取りに、モデルにした尾瀬や和歌のやり取りをイメージするというのは、ある意味容易だったりします。

関節キスか・・・・。そういや、佐倉も顔真っ赤にしてたっけな・・・、と夏のことを思い出す堀。

回想

見てください、これ、野崎くんが齧ったリンゴ飴です!!と顔を真っ赤にする佐倉。

ん? 食わねぇのか? ?と首をかしげる堀。
そっ、そんな簡単に食べられるわけないじゃないですか!!! まだ、心の準備が・・・! とカァアッ、と真っ赤にし、急いで、家に帰って、厳重にコーティングして、部屋に飾ります!!! やっぱり、防腐剤とか入れるといいんでしょうか!? 佐倉。
あっ、冷凍!! 冷凍庫!! うーん、でもそうしたら、いつでも見られない、と困り果てる佐倉。

赤くなりゃいいってもんでもねぇよな。あれはない、と一蹴する堀に、
?と首をかしげる若松。

佐倉は野崎のストーカーというか、ヒロインというより、ボスキャラの方が何ぼか近い気がしますからねえ。
男キャラでこういうこと言ってたら、絶対にドン引きされそうですが、女の子だと、ある程度それが緩和されちゃうところが確かにありますから。

しかし、野崎は、佐倉のこういった一面に対して、当分、気づくことはないけど、堀や御子柴が遠回しに話を振ってくるとか、別の子が佐倉みたいなことをするのを目の当たりにするとか?

この間の話で御子柴が他校の子から告白されておりましたし、結月も浪漫学園の人魚姫とか言われているので、見かけた他校の生徒に好印象持たれるのはありそう。

まあ、追いかけているうちに、実態知って・・・、ということになるケースが多いと思いますが。そうでないタイプってのも実際いますからね。

そこに通りがかったのは・・・、
あれ? 堀先輩だ、と御子柴と、
あーっ!! 先輩、何してるんですか!! 寄り道、ずるーい!!と鹿島・

ん? 鹿島に御子柴か、とつぶやいてから、はっ!!! もしかして・・・、今、ここに「恋しよ」メンバー3人が揃ったのか?と気が付く堀。

和歌 多分若松

尾瀬 おそらく瀬尾

マミコ きっと、まみこしば


鹿島、行くか、と立ち上がる堀。
えっ!? いいんですか!?と驚く鹿島。

ああ、きっと積もる話もあるだろうよ、といって、
じゃあ、ごゆっくりな、と去っていく堀。

えぇええー!!?と、若松と結月に挟まれた形で取り残される御子柴。

まあ、追いかけてる作家とかシリーズをある程度見ていたら、パターンとか癖みたいなものは、どうしても見えてきますし、その作品や作者の周りで、それに符号するものを見たら、ついつい当てはめてしまいますからねえ。すごい人になると、一見しただけで、そういうパターンとか癖見抜いて、その後の展開まで見抜いちゃう人までいるくらいですから。BLゲーの回のおまけ漫画で、御子柴がハーレムエンド達成したのも、ギャルゲーやってる積み重ねのたまものみたいなものですが、
御子柴は御子柴で結月がローレライだと知っているから、ローレライの正体知らない若松とのやり取りを見ていて、自分がプレイしたギャルゲーに当てはめて、見るくらいの芸当はできるかもしれませんが、問題は、それができるような精神的な余裕がなさそうということでしょうね。


さて、今日からは和歌さんのトーンですね、先輩!と若松。
ああ、今回、トーン多くて、ほんと悪いな、若松、と野崎。

今更だが、このコンビ、二人揃って、トーンとは・・・、しまった・・・、と野崎。
あっ! 二人揃って、面倒くさいんですね!と若松。
いや!!! 別にそんなことは・・・、ごにょごにょごにょ、と口を濁す野崎。

あははははは、何ていうか、お似合いでいいんじゃないですか? めんどう同士で、と若松。

お前これ他人事じゃないからな!!!と心の中で突っ込みを入れる野崎。

いや、それわかっているの、野崎と堀だけで、ほかの人間にも、モデルが分かるようなスキルを求めるのはどうかと思うし、それに気が付いたら、話が進まなくなりますからねえ(汗


なんかこの二人、他人事に思えなくなってきたぜ、と尾瀬の出ているシーンが描かれている原稿を見て言う堀。
先輩は他人事ですよ。それより、背景描いてください、と突っ込みを入れる野崎。

自分や結月がモデルだと知らずに愛着感じたり、面倒同士でお似合いとか言ったりしていますが、自分が人気漫画のキャラのモデルに使われている事態なんて、想定しないでしょうしねえ。

椿いづみさんも、俺様ティーチャーとか、親指とか、自分のほかの作品のキャラを野崎くんとかで描く場合、性別反転していることもあって、

一番わかりやすいのが、結月≒忍者、若松=北条若菜ですが、由真=小毬とかも、ファンブックでもともと妹だったのが、弟になったとかいう理由が語られてましたが、どう見ても、別の理由が存在しているようなことやった時もありましたし。
あの手の話で語られることは、話半分で聞いておいた方がいいところがありますけど。

野崎みたいに、高坂のマニュアル人間ぶりを、最初はひどい内容の話を思いつくのに、だんだんと話が修正されていって、女の子の心の代弁者みたいに言われる内容になる部分で描いたり、ローレライつながりで、結月の兄に親指の三姫の系統のキャラ持ってくるとか、性別がそのままのケースもあるので、必ずしも性別逆にしているわけではないようですが。

前述したように、パターンっていうのは、どこかで必ずにじみ出てしまって、マンネリ呼ばわりされないために下手に変化をつけようとしても、それで持ち崩しちゃうこともめずらしくないので、そのパターンにいかに新鮮味を持たせるかが重要であって、パターンを駆使するのが悪いことではありませんからねえ。

6巻のおまけ漫画では、夏休み中、よく一緒に出掛けたということが明らかになった、結月と若松。
一方の忍者は、夏休みの間中、アッキーの家に転がり込んでいましたけどね。
まあ、夏休み明けに、汁粉ドリンクを箱単位でお土産に渡すという、一応、若菜のことを気にかけているようなそぶりは見せておりましたが、結月みたいに、若菜と長期休暇中いっしょにいるとかは、まだまだ程遠いみたいですが(汗

しかし、忍者も、会長が怪我したとしったら、絶対に偽ウサちゃんマンをとっ捕まえようとするでしょうけど、偽ウサちゃんマンは、生徒会メンバーのこと、熟知しているみたいですし、行動パターンもある程度読めてる可能性あるので、忍者の仕掛けた罠にはかからなそう。
忍者は意表を突こうとして、意表をつける対応ではなく、自分が意図していなかった何気ない行動で意表を突けてしまうタイプですからねえ。
若菜やら、高坂は正体知らないわけですから、忍者のところに怒鳴り込んできそうですが、当然、正体を知っている忍者は、偽物だってわかってるはずですけど、会長が偽ウサちゃんマンに怪我させられたとか聞いたら、冷静さを失って、早坂の前で、ウサちゃんマンの正体は真冬とかぽろっと口走るくらいのことはやりそう。
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by kwanp | 2015-04-03 22:18 | コミックス
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