異形の体に正義の心

というわけで、今週の武装錬金感想です。

まあ、のっけからネタばれを言うと、先週出てきた、ニュートンアップル女学院の女の子は、ヴィクターの娘で、人型ホムンクルスだったわけです。まあ、一部では、オヤジがふんどしの似合う男なので、「尻子」と呼ばれてますが、私個人は、普通の通行人キャラだとばっかり思ってたわけです(笑)
いや、だって、何かありそうだな、という雰囲気は感じていましたが、この漫画、変態ぞろいですし、パピヨンを妖精さんと呼んじゃう腐女子達が通う学校ですから、いかにも何かありそうで、変態レベルの高い、通りすがりの女の子、もありかなと思ってたのですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変にうがった見方をしすぎていたようです、自分。

でまあ、ヴィクター(妻)が、黒い核鉄の持ち主を元に戻す研究をしていたわけで、斗貴子さんや、尻子を人質にとって、試すような発言をして、カズキは「誰かを犠牲にするなら、このままでかまわない、覚悟を決める」と迷い無く発言したわけです。まあ、これまでの展開からすれば、順当な発言かもしれませんが、やはり、カズキはいつぞやのポーズで見立てられたとおり、仮面ライダー(二号)なのだな、と思います。
異形の体と力をえても、その悲しみに流されずに、己を見失うことなく戦っているということでもそうですが、やはり、こういう大きな力を持つものには、何かしら、己を律するおきてのようなものが必要なのです。そうでなければ、ただの乱暴者で、いつかは、全てを敵に回して、討たれてしまいます。どれだけカッコよく見えても、己を律する掟無き力は、単なる暴力でしかないのです。決意があっても、その力が暴力であることには変わりありませんが、掟を持つことによって、むやみやたらに、その力を振り回すことはありませんから、まだ、許されるのです。
カズキの場合は、それがホムンクルスから、身近な人間は勿論、一人でも多くの人の命と平和な生活を守る。ヴィクター化してしまった後でも、この決意に変わりはありません。
でっ、ヴィクターの場合は、黒い核鉄の体になってしまった時点で、おそらくは、戦団のとった行動が原因で、錬金術に関わる全て、そして、世界を滅亡に追いやるような決意をしてしまったと思われます。多分、そのとき、彼の横っ面をはたいて、彼の目を覚ましてくれる人はいたでしょうが、その手は、彼には届かなかったのだと思われます。
かなりの高確率で、戦団に一人、人目につかない場所で隔離され、モルモットにされていた可能性も捨て切れません。何しろ、三つしかない黒い核鉄を心臓に埋め込んだ、稀有な例ですから、詳細なデータをとって、今後の研究に生かしたいと思っても、不思議ではありません。何しろ、マッドサイエンティストの集団、言って見れば、ショッカーと大差ない集団なのです、錬金戦団は。だから、ヴィクターが間違っていたわけではなく、おそらくは運が悪かったのでしょう。
その点、カズキは、「どこまでも、君と道連れだ」といってくれる斗貴子さんが届く状況下にあった。そうでなければ、一人でも、心まで化け物にならないと思って、行動したとしても、その決意を最後まで守れたかは疑問です。再殺部隊は「お前は死ぬべきだ」といって、いつでもどこでも、あたりかまわず、カズキを襲ってくるのです。人というのは、弱い生き物ですから、そんな状況下で追い詰められても、考えが袋小路に追い込まれて、ろくでもないことを考えてしまうものです。一人で行動していた場合、カズキも遅かれ早かれ、心まで、ヴィクターのようになってしまった可能性は否定できないと思われます。
だから、そういう意味では、カズキは、非常に運がいいと言えるでしょう。

さて、ヴィクター妻の研究で、カズキは元に戻れるか、そうでなくてもm、エナジードレインをどうにかできるか、という点ですが、研究サンプルである黒い核鉄をあっさりと、斗貴子さんに渡したことからも、研究のめどがついていると思われますが、ひょっとすると、これには、いくつか、問題点があって、それが解決できないがために、ヴィクターを今まで、元に戻すことは出来なかったのかもしれません。
まあ、LXEという変態集団人型ホムンクルスの集団に守られていたヴィクターに、戦闘向きではない武装錬金を持っているだけの人型ホムンクルスが、一人でどうにかできるとは考え難いですから、手を出しにくかったと思います。
さらにいうなら、LXEというより、バタフライは、完全にヴィクターの体を解き明かせないまでも、ヴィクター本人の体を直すために、彼の体を徹底的に分析して、その結論が修復フラスコだったのでしょう。直すにしても、体のつくりを知っていないと、まず不可能ですから。
つまり、パピヨンは、ヴィクターの体を直す道具で、復活を果たしたわけで、黒い核鉄こそもっていませんが、その体は、ひょっとすると、ヴィクターに近いのかもしれません。黒い核鉄をもっていないからこそ、急激なエナジードレインを起こさずに澄んでいるのかもしれませんね。
だから、一週間近くも、人を吸収せずに住んでいたのかもしれません。
そして、パピヨンは、ヴィクターや、カズキのエナジードレインを見て、何か仁木がついて、潜伏後、バタフライの研究データを読み漁っていた。
だから、口には出さないけど、桜花が駆け込んできたとき、カズキのエナジードレインのどうにかする方法の糸口が、彼なりにつかめていたのではないか、そんな気がするのです。

つまり、ヴィクター妻の研究データの不備に気がついて、それを彼が修正し、完全にエナジードレインを克服する方法を編み出すのではないか、というきがするのです。
あくまで、個人的な予想にすぎませんが・・・・。
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by kwanp | 2005-04-05 13:57 | コミックス
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