また、派手なミスリードを

今週の武装錬金、ヴィクターの奥さんによって、100年前の真実の一端が語られて、黒い核鉄を無効化する方法を提示されるものの、その希望は残酷な、運命の気まぐれに過ぎなかったという話。

カズキと違い、黒い核鉄を心臓に移植した時点で、即座に発動したのは、性能差ということもあったのでしょうが、予想外でした。詳細な、進行状況のデータがあることから、ある期間までは、拘束されていて、大人しく、解決方法が見つかるのを待っていた、と思ってたものですから。

ともあれ、ヴィクトリアがホムンクルス仁なった、大まかな経緯に関しては、想像に難くないと思います。ヴィクターの一件は、後の世に、ヴィクターが裏切りの戦士と去れていて、真実が隠蔽されていたことからも、戦団にとっては大スキャンダルであるのは確かです。上層部が、ヴィクターを生き返らせることに固執して、不完全な核鉄を使ったことも批判に拍車をかけたことなのでしょう。
錬金戦団の組織形態は、はっきりとはわかっておりませんが、この状況で上層部がバカなことをしたために、仲間の戦士達や、戦団の関係者などがどんどん死んでいったわけですから、上層部に対する不満は並大抵のものでないことは確かです。
上層部がどういったメンバーで構成されているかはわかりませんが、下手をすれば、生き残った戦士達すべてを敵に回しかねない状況です。そのために、その批判の矛先をかわすのに必死であるのは確かです。
とはいえ、ヴィクターは強すぎて、手におえない。でも、黒い核鉄で化け物になった体をどうにかする術も見つからない。とくれば、わが身かわいい人間がとる道は限られています。

ヴィクターの娘である、ヴィクトリアをいけにえにすることです。

ホムンクルスのボスと相打ちになったヴィクターをなんとしてでも生かせ、という戦団の命令は、最強の錬金の戦士であった彼が生きていたほうが、非常に都合がいいからという見方もできるわけです。当面の敵はいなくなったけれども、いつまた、新しい敵が現れるかはわかりませんから。

最強の戦士であった父親が、化け物となって、戦団に牙を向き、母親は意識不明で、他に身寄りのなさそうな子供が一人ですから、不満をぶつけるべき相手が、強すぎて、歯が立たない、おまけにそいつによって、自分たちの生きる場所がどんどん台無しにされていくわけですから、坊主にくけりゃ、袈裟まで憎いということで、ヴィクターと同一視されて、無力な子供であったヴィクトリアがカッコウのターゲットになった可能性は、非常に高いです。

そうなった場合、身寄りの無い子供が、錬金術を知る者たちの迫害から逃れるのには、ホムンクルス仁なって、手っ取り早く、力をつけることっ立ったのではないでしょうか?
そして、こう言った忌まわしい出来事があれば、錬金術にまつわるもの達のことが嫌いになってもおかしくは無いですし、本当につらい過去を抱えている人間は、テレビやゲームなどでもてはやされる、暗い過去を売りにしている人間と違って、それを表に出したがらずに、表面上、何も無かったかのように振舞うものです。それがつらい過去であればあるほど。
ましてや、彼女がヴィクターを恨みに思うものたちに迫害されたとしても、それは、かつて、彼を最強の戦士として、尊敬したり、賞賛したり、ヴィクター一家に優しくしてくれた人たちも、少なからずいたはずですが、己の感情に任せて、ろくに考えもせずに、幼い子供に非難などを集中させた可能性は高いはずですから、人間不信になっても、決して不思議ではないはずです。

また、今週、黒い核鉄を無効にする白い核鉄が登場しまして、それがひとつしかなく、さらには、核鉄を作る技術も無いので、カズキは自分が使うか、ヴィクターが使うかの二者択一を迫られます。
しかし、シリアル№3の黒い核鉄も完全にその力を抑えられたわけではなく、黒い核鉄として再起動してしまったことから、白い核鉄はその安全性に疑問符がつきます。これはひとえに、ヴぉイクター本人がいなくて、黒い核鉄と、かつてのデータのみに頼らざるを得ないという不完全な状況下と、いくら、脳をクローン培養したところで、同じ考えの人間が、複数になっただけですから、一人で研究を続けるには、複数の違う考えを持つ人間が切磋琢磨するという状況が必要なのですが、ニュートンアップル女学院の地下で、そのような環境など望めるわけも無く、
思考の袋小路に陥っていたのではないかと思われます。
逆に、ヴィクター本人の体を好き勝手触ったり、調べたりして、直す算段をしていたバタフライのデータを、隠れ家で、パピヨンが得た可能性もありますから、彼女の研究の穴を、パピヨンが埋めて補ったあげく、完全なデータを作り上げることが出来るとおもいますし、何より、黒い核鉄は、カズキの心臓に位置する場所に存在するわけですから、カズキの心臓代わりの核鉄を、白い核鉄に改造するという手段を使えば、ヴィクターに、残る白い核鉄を提供しても、まったく問題が無いはずだとおもわれます。
まあ、簡単に言ってのけましたが、下手をしなくても、これは、失敗したら、一樹には死が待っているので、そう簡単に行える方法ではありませんから(笑) それに下手をしたら、ヴィクターに対抗できる人間がいなくなるわけですが、とはいえ、自分が生き残って、ヴィクターを犠牲にするという選択を、一樹がするとは思えませんし、逆にヴィクターに譲るにしても、それで、皆の下へ帰るのを、カズキが諦め切れるとも思えませんから。おまけに、パピヨン置いてきぼりで、カズキのヴィクター化がすんなり解決するとは思えませんし、彼が黙ったままでいるはずなんて、絶対にありえませんからね。
そう考えると、ヴィクターの妻が知識を提供して、パピヨンが執刀して、カズキの黒い核鉄を白い核鉄に変えるか、完全版の黒い核鉄の力を抑えるシリアル№3の核鉄に作り変えるかのどっちかになるのではないかと思われます。

まあ、単行本4巻で言ってたように、カズキは仮面ライダーになぞらえられるように、異形の体と正義の心を持って戦うキャラですから、新一号が死神博士に再改造されたエピソードよろしく、パピヨンに再改造されるのではないかと、踏んでいるのですが、どうなるのでしょうね・・。
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by kwanp | 2005-04-18 14:51 | コミックス
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