最近はスパロボとかあるしね

なにやら、ナデシコがDVDボックス化されるのだそうだが、個人的には、すでにDVDも出ているし、ボックス買ってまで見たいと思う作品じゃないかもな、というのが本音である。
というか、この作品、スターチャイルドレーベルのキングレコードが関わっていて、このメーカー、ロボット者に関しては、90年代以降、ガンダムのようなビックタイトル以外、冷遇しつづけている感が強いのだ。
たとえば、少し前にDVDボックスが出た「勇者エクスカイザー」、これは放送当時ビデオが2話収録のビデオテープで、11巻までしか出されずに、DVDボックス発売まで、LDでも出なかったとか、ユーメックスからレコード発売の権利が移った「エルドラン」シリーズでも、エンディングを声優の林原めぐみさんのコスプレのパッケージの5段がさねにして売り出すという、露骨な声優人気を宛てこんだ売り方を前面に出したりしていたのだ。ちなみに、この作品、監督やスタッフが、この時期には勘違いをしまくっていたのか、「ゴウザウラー」は「ライジンオー2」と得意げに宣言したり、ライジンオーでぼつになったらしいプロットを丸々流用したらしい節(ゴウザウラー開始前に出た、スニーカー文庫「ライジンオー(中)」にそれらしい構想が出ている)があり、
結局、クラス全員がロボットを動かすメンバーという構成は同じということで、安直にライジンオーのやり方をなぞったのが災いして、ライジンオーほど大うけはしなかったが、私は、キングレコードがスポンサーになったのも一因だったと思っている。
他にも何作か、東映の同名特撮映画と同時並行で作られた「ヤマトタケル」や「電脳警察サイバーコップ」の第二作目のために作られた規格が元の「機甲警察メタルジャック」などが作られたが、いずれも、途中で打ち切りに終わっており、売り出し方もあまり、積極的ではなかった。

というのも、最近でも「ネギま」のCDで、カードをつけたりしたのが、高値を呼んでいるなど、キャラクター商法にかけては、人一倍、力を入れているキングレコードだが、90年前後からの声優ブームにのって、この会社は、声優人気を当て込んだ作品で、CDドラマとかで、キャラに好き勝手アバレさせるたぐいの話を、この時期から書いており、ロボット物やヒーロー物を冷遇する傾向が強くなったのだ。とりわけ、中盤あたりからは、この手の作品で語られてきた、熱血だとか正義だとかはとことん、コケにされ、馬鹿にして、「楽に面白く、自分の持っている強大な力を、自分で好き勝手に使う」という傾向の主人公が幅を利かすようになり、主役キャラには、美形というだけで、悪人以下のキャラが幅を利かすようになった時期でもある。
しかも、エルドランシリーズというのは、面白いことは面白かったが、このシリーズ、とりわけ、人気の出た第一作に関わった人間で、メインスタッフの一部には、妙な勘違いを起こして、いまだ、それにとらわれたままの人間がメインスタッフにいて、それが、ライジンオーほど受けなかった理由のひとつではないかと睨んでいる。それに関しては、後日かたることにしよう。

でまあ、このナデシコでも、熱血ヒーロータイプの山田次郎ことダイゴウジ・ガイというキャラがいて、この作品に出てくるエステバリスというロボットのパイロットなのだが、この男、ゲキガンガーというゲッターロボを思わせるロボットアニメの大ファンで、各種グッズやビデオ全話をほとんど持っているといういれこみっぷりで、こいつが主人公のアキトをこの作品にはまらせ、その後、このアニメを館内に大々的にはまらせるきっかけとなったりするのだ。
性格はロボットアニメに出てくる熱血主人公名やつで、エステバリスをゲキガンガー扱いして、攻撃するときも、ゲキガンガーの必殺技の名前で呼ぶという筋金の入りようで、第二話では、エステバリスが、コクピットブロックに各種フレームをつけることで、さまざまな状況に対応できるという特性を生かした、空中換装でアキトのピンチを救ったりしていたのだが、

第三話で脱走する軍人を見かけて、声をかけたのが災いして、銃に撃たれて死ぬというあっけない終わり方をされてしまったのだ。

私は、序盤で垣間見たどたばた要素も嫌いじゃなかったので、一応、最後まで見たのだが、ロボットアニメのファンの中には、これで、この作品いいやけがさして、見なくなったという人も少なくないようだ。

それを象徴するかのように、スパロボに出てきてからは、最初のAこそ、フラグをたてれば、死なないで、仲間にすることが出来たのだが、これが東方不敗マスターアジアとの二択だったのが不評だったようで、IMPACTでは、ガイはフラグを立てずとも仲間にすることが出来、「R」でも、最初から仲間にいるという仕様になっている。「MX」では、劇場版ナデシコのストーリーがベースになっているのか、ガイは登場しなかったようで、多分、これで、ナデシコの面々を使わなかった人も少なくなかったのではないだろうか?

そして、この作品の監督は、ゲッターロボが余り好きではなかったようで、正義や熱血といった要素をコケにする意味合いもあったのか、結局、ゲキガンガーにはまった明人達をあざ笑うかのように、大人の都合で事態は進み、結局、争いの元になった装置をナデシコの面々が確保して、それを宇宙に流すという措置をとったのだが、この作品で敵味方両群が使っていた、古代火星文明にまつわるもろもろの謎や、戦争の行方はどうなったか、という謎は置いてきぼり、しかも、翌年の劇場版では、いきなり三年後になり、しかも、アキトは料理人として、生きることが出来ない体になってしまい、しかも、TV版の広いんだったユリカは、宇宙に投げ捨てたはずの装置のコアにされてしまうというあんまりといえばあんまりな書かれ方をしていて、TV版で人気が出たホシノ・ルリというキャラを主役にして売り出すためのとばっちりを食らいまくっていたのであった・・・・・。
しかも、アキトは、料理人としていきれなっからだ担った復讐と、ユリカを救い出すために、単身、彼らをこんな目にあわせた「火星の後継者」に戦いを挑むのだが、結局、一人、どこかへと消えていってしまうという、あんまりといえばあんまりな終わり方で、ゲームの続編も出たが、
これは、番外編みたいなもので、ナデシコCで、何かの氾濫を鎮めるために行動するというもので、アキトは出てこないらしい。

ついでにいうと、劇場版の少し後に出た、ニュータイプとホビージャパンから出たムックや資料本などをみると、この作品がホシノルリ人気を当てこんだ作品だと思わせるに十分な内容となっている。というのも、

申し訳程度のキャラの設定資料とルリのイラストばかりで、メカの資料はほとんど無し。Hjにいたっては、ルリのフィギュアの作例ばっかりで、申し訳程度のエステバリスの改造作例がひとつで、最新式のエステバリスの作例がもっと出ていてもおかしくないはずの模型視のムックまでもがこのありさまだから、以下にルリ人気がすごくて、そのファンを相手に商売すれば、儲けがでかいと、商品を売ってた側が思ったかがわかるだろう。ま、あニュータイプの方は、かつて、Zの資料集で、キャラとメカに分けて、出していたこともあったが、ナデシコの場合は、メカのみである。
番組が終わってから、しばらくして、リョーコ、ヒカル、イズミの三人娘が使っていたエステバリスがセットで発売されたこともあったが、キットの出来がアレなのと、この時期には、そんな需要よりも、ルイルリ人気の方がでかかったとはいえ、露骨過ぎたきもしないでもないが・・・。

つまり、こういった製作者側の姿勢と、スポンサーがキングレコードであり続ける限り、続編を望んでも、丸く収まるどころか、また、別の続編が望まれる終わり方に去れる可能性が高いのだ。それにそんなものをアニメの製作スタッフに求めずとも、スパロボでも、劇場版ナデシコやナデシコが何度か出ているので、そっちで、スパロボ補正のかかったシナリオが上手く収めてくれているので、タイマイをはたいて、DVDボックスを見て、すっきりしない気分になるよりかは、そっちを見たほうが、いくらか精神衛生上にはいいと思う。最新作でなければ、手ごろな値段で、求められる作品が多いはずだし、スパロボは。
ちなみに、キングレコードは、熱血とか、正義とか言う要素が濃い作品を、茶化す作品を作り続けていたわけだが、2000年前後から、特撮ブームもあいまって、また、熱いべたな作品が好まれるようになり、キングレコードもそれに便乗しようとしたのか、「無敵王トライゼノン」を作ったが、小説版やコミックス、アニメと展開していたが、散々、そっち方面を馬鹿にして、素の手の作品を作るノウハウをおろそかにしていたのだから、作れる方が不思議なのである。
結局、そっち方面でのヒットを飛ばすのを諦めたのか、相変わらず、キャラ人気に的を絞った話作りをしているが、ナデシコは、どう考えても、この体質が如実に現れた作品だったと、私は今でも思っている。
個人的には、スパロボのストーリー、とりわけゲームボーイアドバンスの「R」に出てきたときのストーリーが一番よかった気がするので、こっちを見ることをお勧めしたい。
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by kwanp | 2005-05-02 11:08 | アニメ
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