少し間があいたが・・・

ナデシコの話をしたときに、脱線気味になる内容だったので、別枠で書くことにしたライジンオー一部スタッフの暴走というか、勘違いに関してだが、特に名前をあげるとしたら、監督だった川瀬敏文氏は勿論、園田英樹氏であろう。
川瀬氏は、今でも時々、少年少女がメインの話を書いていて、最近放送されている「うえきの法則」では、シリーズ構成をやっているのだが、今のところ、出来は安心して見れる内容だと思う。なにしろ、原作つきのアニメだからといって、安心できるような話の作り方をしない人だからな、この人。
この二人は、このシリーズ以降、ライジンオーでの成功体験を引きずったというか、引きずらされた話を作ることが多く、川瀬氏は、ゴウザウラーでは、「ライジンオー2」というニュアンスの話作りを意識していたようで、作品後半では、主人公たちが恐竜時代に行き、敵によってゆがめられた時間を元に戻す、という話があったのだが、実はこれ、93年に発売された、「絶対無敵ライジンオー(中)」に書かれていた、「ライジンオー伝説化計画」という内容に書かれていたのと同じで、主人公たちが、太古の時代で、敵に支配された世界を救うために旅に出るという内容を、作品の登場人物と設定が変わっただけの内容みたいである。まあ、ラスボスが幹部の一人に変わった程度の違いはあったようだが・・・。
あげく、主人公が機械になりかけるとか、敵の正体が、昔、どこかの惑星で滅びた文明の機械で、自分たちの星が人間のせいで、滅んだから、似たような星を次々と滅ぼしていこうとするはた迷惑野郎だったりと、後半、「なんだかな~」的な展開が目立った気がする。しかし、今だったら、萌えキャラな女アンドロイドに書かれそうな設定だな、この作品のラスボスは(笑)
クラス18人が全員ロボットに乗り込むメンバーで、学校が秘密基地やロボットにはや代わり、というコンセプトは同じだが、安易にライジンオーと重ね合わせていたのもまずかった原因だと思う。同じコンセプトで30作もつづいている戦隊シリーズは、毎回、五人(最近はプラスα)で戦う変身ヒーローの集団というコンセプトは同じだが、モチーフになる要素は毎回違うし、別個の作品として、前の戦隊を引きずらないことも幸いしているのも、ずっと続いてきた一因だと思う。まあ、それが、毎回、別個の作品として、話を作り上げないといけない苦労も伴うわけだが、まあ、それはどこの作品にもつき物の話だから、当然のことだろう。
まあ、そこまでは行かなくても、同じシリーズで、同じコンセプトの話でも、別個の作品なのだ。
前の作品で没になったプロットをまんまもって来るのなど、論外だろう。同じ方向性でも何かプラスαは必要だと思うのだ。しかし、意外に業界にはこう言った人種は多いらしく、同時期のセーラームーンRで、主人公とその恋人が赤ん坊を預かる話があったのだが、この話を書いたシナリオライターは、マクロス2で、同じような話を書いていて、それをまんま、セーラームーンのキャラに置き換えたような話を書いている。
こう書けば、ゴウザウラーにライジンオーの没プロットを持ち込んだことがあまり、感心しないことかは想像しやすいだろう。
翌年のリューナイトでも、クライマックスで敵の総攻撃に、仲間が一人、また一人と倒れていっくなか、主人公のアデューは、仲間が死んで悲しいといって、周りに当り散らしたり、泣き喚いたり、ごねたりしていた。「そりゃ、仲間が死んで悲しいのはわかるけど、他の仲間が悲し区内とでも思っているのか?」と突っ込みたい気分だが、この時期、川瀬氏は、子供らしさとか、優しさの表現の仕方について、どうも、ズレてた感が否めなかった。しかし、書けば書くほど、この人、ガンダムSEEDのH監督と被るところが多いような気が(汗)
この後、超者ライディーンと、バイファム13で、これまた、「勇者ライディーン」と「銀河漂流バイファム」を見ていなくて、ファンの怒りを買うような話を作ったのだが、超者ライディーンに関しては園田氏に関して説明した後で、語ることにしよう。
さて、園田氏だが、ある意味、こっちは明白なもので、ライジンオーで、複数の少年少女がチームを組んだ、その中で成長していく話を書く面白さに目覚めたというのを、氏自身が、放映終了後に、とあるノベライズでかたっている。
その言葉を証明しているかのように、ライジンオーの次の「鉄人28号fx」は、金田探偵事務所で、金田少年探偵団の面々がメインキャラだったし、あまり、知られていないようだが、富の監督が「皆殺しのトミノ」の本領を発揮した「機動戦士Vガンダム」では、シリーズ構成をやっていたりする。主人公が13歳の少年で、レジスタンス組織の中で、同年代の少年少女で構成された部隊が小型輸送船ホワイトアークに乗って、ガンダムチームを作るというのは、明らかに、前述の趣味が露見したものではないかと思う。
氏の作品の中には「マシンロボ クロノスの大逆襲」があり、これは近年「スーパーロボット大戦IMPACT」で登場して、その熱い内容で大うけしたので有名なので、知っている人も多いだろう。
このブレイクを受けてか、それとも、タカラのトランスフォーマーが新シリーズ「マイクロン伝説」を開始するのかはわからないが、マシンロボがアニメ化して、そのシリーズ構成にまた、園田氏が選ばれたのである。ところがクロノスとは全然違う、言ってみれば、趣味を全開させた、少年少女がレスキュー隊でチームを組んで、その中で成長していくという話で、同時期、園田氏は、「クロノス」は若かったから出来た話だ、と言い訳がましく何かのインタビューで答えていたが、どう考えても、あの時期、マシンロボと聞いて、ファンが求めた話と、氏が書きたがった話が一致したとは思えないのだが(汗)
個人的な実感を言うと、氏のやりたがっている話は、寧ろ、アニメよりもゲームでやった方がいい部類の話だともう。それもガンパレードマーチのような自由度の高いゲームで。
でまあ、96年に、川瀬氏と園田氏が再びコンビを組んで作ったのが、超者ライディーンなのだが、この作品、美少年五人組がアイドルユニットを作って、それを隠れ蓑にして、全裸から、ライディーンと呼ばれる超人に変身して、戦うという話なのだが、これは、この作品が始まる少し前からやっていた「勇者指令ダグオン」のパクリで、この作品も美少年6人プラス番長一人の組み合わせで、強化スーツを装着するというコンセプトがあり、主役のレッド系のキャラと、最後にやってきた七人目は変身して、鳥の姿になるという機能がスーツについていた。
まあ、このあたりはまだよくて、このコンビがこの作品でやらかしたのは、最大のポカは、ライディーンのデザインを現代風にリニューアルしたゴッドライディーンに世界の破壊をやらせて、しかも、最後まで敵のままだったということであろう。そりゃ、私はそれほどでもないが、昔のライディーンを知っている人にとっては、思い入れのある作品で、ライディーンは、その主役ロボだったのが、それが悪役になって、世界の破壊をするというのは、思い入れのあるファンにとっては、「やめてくれ」といいたくなる話ではないだろうか? まあ、最後には、主人公たちの力となるなら、まだしも、ラスボスとして立ちはだかるのだから、たまったものではない。
この展開について、スーパークエスト文庫のノベライズのあとがきで、阪神大震災の人間の力など、なす術もなかった自然の力を表現したかったと語っていたが、もうちょっと、やり方ってものがあるような気がするのだが(汗)
ちなみに、園田氏のHPで、実写版キャシャーンに失望したと書いてあったが、思いっきり、棚に上げてるな、自分のこと(汗)
ともあれ、この二人、どうも、ライジンオーの成功で妙な方向へこだわりを持っているような気がしてならないのだが・・・・。とりあえず、川瀬氏が「うえき」で妙な暴走をしないことを祈りたいが、どうなることやら・・・・。
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by kwanp | 2005-05-04 14:04 | アニメ
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