よくよく考えてみれば・・・・

ハヤテ3巻のおまけで明かされていた「プロトタイプセブン」のコンセプト、パトレイバーのような「コピーされ、増殖する憎しみ」という奴ですが・・・、あの時点で、そのコンセプトをやっても、うまく伝わるのは、難しかったのではなかったかという気が・・。

そもそも、元ネタのパトレイバーにおいて、「コピーされ、増殖する憎しみ」というのは、おそらくは劇場版第一作だったと思いますが、あの話において、帆場エーイチは、HOSと名づけられたレイバーのOsに、意図的に暴走するようなプログラムをもぐりこませたわけですが、当初、原因不明の暴走の多発という得体の知れない事件を発端に、その原因がHOSであること、そして、それが第二小隊のレイバー・イングラムにも搭載されていた(というのは、実は、ブラフで、HOSに得体の知れないものを感じていた、整備員シバシゲオによって、それは行われておらず、旧来のOSのままであった)から、暴走する危険性もあり、奔走する遊馬。
そして、調査の結果、HOSの危険性が明らかになったが、事態は、HOSの販売元であり、遊馬の実家でもある篠原重工によって、玉虫色の決着を見たかに思えたわけですが、実は、HOSによる暴走の引き金となったのは、風であり、そして、箱舟と呼ばれた巨大ドックが引き金となり、台風によって、HOSを搭載した、多数のレイバーの暴走が起きると予測され、それを食い止めるために、第二小隊は箱舟に乗り込んで、箱舟の解体を行うという一か八かの賭けに出るというのですが、多数の無人暴走レイバーとの戦闘、死んだはずの黒幕が、箱舟の中にいるので、確認に行ってみたら・・・それが、カラスの群れがタグを持っていたとか、多勢に無勢の劣勢をどうにかするために、新型のレイバーを動かしてみたら、暴走して、最悪の相手となったといった具合の展開で、やはり、得体の知れなさ、数の暴力という要素を書かずして、「コピーされ増殖する憎しみ」というのは、表現しにくいという気がします。

でまあ、セブンのほうはというと、ボディこそ、巨大ロボットだったわけですが、頭脳は、第六話、第十話、二十五話と敗北につぐ敗北を重ねたエイトのもの。しかも、初登場時から、ナギの暴言によって、ぶちきれてアバレ出すという暴走を行っているわけです。おまけに乗ってるのがギルバート。
と、何度もハヤテに負けている相手ばかりで、しかも、ストールの話から顕著になりだした、ハヤテの無敵化。と、ここまで書いた時点で、わかる要素を挙げても、再生怪人が複数で襲ってきた程度のものしか感じられないわけです。
まあ、再生怪人というのは、よみがえったら、弱くなったというのが相場になってますが、初代ライダー13話で出てきた再生怪人軍団は、ヘタレのコブラ男を除けば、後はライダーを苦しめた猛者達がほとんどでした。それがよみがえり、しかも、強力なシュート力を持つ、その時点での最強怪人トカゲロンもいるというインパクトがあったわけですが、ギルバート&セブンには、それがないし、セブンが暴走しても、「あっ、やっぱり」という今更感しかなかったわけですから。この要素を、さり気にこっそりやりたかったというのもあったかもしれませんが、読んでいる方には伝わりづらかったのではないかという気がしますね。
やるとしたら、エイトまでの試作機に、エイトの一番やさぐれてたころのOSをインストールして、ハヤテにけしかけ、やられても、妙なしぶとさで自己修復して、最後にプロトタイプセブンのような巨大ロボットになるようにすれば、良かったと思いますが、まあ、ページの都合ってものがありますし、それやったら、間違いなく、話が、後1~2回はのびてたでしょうからねえ(笑) 
ギャグ漫画でもやれないとはいいませんが、やはり、この手のシチュエーションは、数で攻めてくるというシチュエーションは、抑えておいた方が良かったかもしれませんね。
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by kwanp | 2005-08-12 01:20 | コミックス
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