ちと微妙かな・・・?

「金色のガッシュベル メカバルカンの来襲」

というわけで、見てきましたが、まあ、去年の101匹目の魔物よりかは面白かったです。
例によって、ネタバレ全開なので、ご注意を。

ストーリーのほうは、林間学校に遅刻しかけた清麿が、連れて行けとせがむガッシュのお願いを突っぱねて、何とかバスに追いつこうとした矢先に、メカバルカンにさらわれて、連れて行かれた先は、魔界の科学者ドクターM2の要塞。ぐにゃぐにゃしたカプセルの中に入れられて、ドクターM2とご対面。
でっ、この科学者、声が千葉繁さんなので、清麿と相性が悪いギャグ系のキャラで、例によって例のごとく、清麿の話を聞かずに、自分のパートナーになれとか、自分は天才だという話をまくし立てるわけで、清麿を連れ去ったメカバルカンも、元々は、未来の清麿が作ったものを元に、コピーして、巨大化したものらしい。ちなみに、映画冒頭での、工場らしき場所でのメカバルカン大量生産シーンは、劇場版パトレイバーの篠原重工でのレイバー製造シーンを髣髴とさせる。
そして、DS18と呼ばれる個体にガッシュの足止めを命令する。

一方、ガッシュは、清麿を追いかけている最中に三代目バルカンの腕が折れて、それを清麿に直してくれと頼むが、林間学校のほうが大事と突っぱねられる。
そして、べそをかきながら、帰る道すがら、清麿に対して、怒りの叫びをあげるが、運悪く、ナオミちゃんに聞かれてしまい、おしおきとして、滑り台の柱にくくりつけられて、直美ちゃんのラジコンロボットで、バルカンが袋叩きにされるのだが、このラジコン、ミサイルは発射するわロケットパンチは出すわとやたらに高性能(笑)
どこのメーカーの商品だ(笑) 私も欲しいぞ(爆)!! まさか、牧村志織謹製とか言うんじゃないだろうな(笑) あのひとなら、ミサイルやロケットパンチを発射するラジコンロボットを作り出してもおかしくはない(爆)

そして、その現場に現れて、ガッシュを助けて、あまつさえ、三代目バルカンを直すDS18。
そして、ガッシュは、この巨大なメカバルカンを四代目に任命するのだった・・・、

仮面ライダーV3かい(笑)

いやこれに限らず、この映画、さり気に特撮ねたやロボットアニメのねたがちりばめられているので、ぜひとも、畑センセにこの映画のレポートを書いて欲しいくらいです(笑)

そして、メカバルカンに搭乗して、街へ出かけるガッシュ。

同じ頃、ドクターM2のペースに振り回されっぱなしの清麿は、彼の目的が、清麿を未来の魔界へ連れて行くことだと聞かされる。どうも、ドクターM2も、未来の魔界で、彼の魔科学、科学の力で、呪文の力を増幅する学問を認められずにいたところに、清麿のメカバルカンを見つけて、こいつなら自分のことをわかってくれるのではないか、とおもって、タイムゲートを通って、過去へ飛んできたらしい。
そして、清麿を未来の魔界へ連れて行くつもりのようだが、まあ、術の力でたいていのことは、どうにでもなりそうな魔界では、魔科学というのは、術が使えない人間が、術の代わりに使う代用品みたいに思われたのではないだろうか?
それがどんなに素晴らしいものでも、必要性を感じなければ、省みられないもので、ドクターM2が心血を注いで、生涯をかけて研究した魔科学も、同じように省みられなかった。
だから、理解してくれる相手が欲しかったのかもしれない。

一方、ペンキで落書きができる場所で、バルカンに、グレートマジンガーよろしく、「四代目」とメカバルカンのボディに、書きなぐるなど、落書きをしているところへ、ティオやウマゴン、キャンチョメがやって来る。
清麿が、ガッシュがさびしがるからというので、ティオに遊んでやってくれと頼んでいたようだ。

そして、ティオを見るなり、花を渡す四代目。

ガッシュは、バルカンは清麿しか作れないみたいなことを言ってたが、清麿の作った人工知能が、女の子に花を渡すなんて、しゃれたことできないと思うのが(笑)

多分、いくら年をとっても、そのあたりは変わらないような気がする、あの男は(笑)

ちなみに、メカバルカンの視点から、ガッシュが言ったある種の言葉を聞いたときだけ、メカバルカンの電子頭脳がその声を復唱するのだが、その声と言うのが清麿と同じなのだ。

メカバルカンと一緒に遊んでいると、町の中心部で暗雲が立ち込めて、なにやら、嫌な予感を感じたガッシュは、そこへ駆けつけようとするのだが、四代目はドクターM2の命令を思い出し、ガッシュ達を遠ざけようとする。
しかし、ガッシュの説得と、どうやら、もともとのプログラムが作用して、ガッシュとともに、黒い雲の中心部へ向かうことに。

ちなみに、この四代目、ガッシュ達の友達でいるときは、目が赤く、そして、ドクターM2の手下であるときは、目が青くなっている。これは多分、キカイダーの良心回路が悪のときは紅く、善の時は青くなっていることを元ネタにしたものではないかという気がする。

黒い雲の中心部にあったのは、勿論(?)、ドクターM2の要塞。
通信回線とカメラをONにして、清麿とガッシュは数時間ぶりのご対面を果たすわけだが、

ガッシュは、朝の事を根に持っているのか、清麿を偽物だと断言(笑)

本物は林間学校でぶりを釣ってくると信じて疑っていない(笑) いや、普通、ぶりは釣らないだろ(笑)
しかし、清麿の、ガッシュに対するぞんざいな態度から、「この冷たさ、まさしく清麿だ」と本物だとわかってもらえたのだが(笑)

そして、どこからとも無くだしたマイクで(笑) ザケルを叫んで、要塞の壁を壊して、脱出する清麿。まあ、ドクターM2の要塞の動かし方から、推理して、要塞の操作方法を身に付けたものだと思われる。何しろ、床のパネルが操作ボタンになっていたみたいだし。

そして、ガッシュ達と合流する清麿。しかし、ドクターM2はタイムゲートの発動までに、清麿を取り戻そうとして、メカバルカン軍団を送りこんでくる。
当然、応戦しようとする清麿だが、ガッシュは、清麿は、四代目の中に非難させて、相手はバルカンだからと説得を行おうとする。勿論、そんな説得は通じずに、次々と、メカバルカンに払いのけられるガッシュ。
そして、そのとき駆けつける、恵、フォルゴレ、サンビームさん、・・・・って、登場の仕方が取ってつけ過ぎ(笑)

一方、タイムゲートが開く時間が刻、一刻と迫ってきたので、メカバルカンを合体させて、さっさと片をつけようとするドクターM2。

そして、そのコマンドには、四代目も逆らえずに、合体を実行しようとし、それを食い止めようとするガッシュ。しかし、無情にもバルカンは、命令には逆らいきれずに、合体した巨大バルカンの右手の一部となってしまう。

そして、発射されるメカバルカンの主砲。ドクターM2の話によると、この兵器は、動力部から直接エネルギーを引っ張ってきているらしい。

見かねた清麿が、「もういいだろ、本をよこせ」とガッシュに戦うように促すが、ガッシュはそれでも、説得することを諦めない。清麿は言う、たかが、紙と割り箸で作ったおもちゃじゃないか、と。だが、それにたいし、バルカンが清麿が最初にくれたもので、しかも友達だから大切なのだと答える。
その言葉を聞いて、己の事を省みる清麿。そもそも、ドクターM2に邪魔された臨海学校を楽しみに出来たのも、ガッシュが来てから、彼の生活が一変したから。
ガッシュが、彼を変えたから、友達も出来て、今、林間学校を楽しみにできる自分がいるのだということに気がつき、それなのに、自分はガッシュにしてやったことは、バルカンを作ったことだけ、と己を恥じるが・・・、このあたりのやり取りには、少し「?」がついてしまう。そもそも、悶々先生が出てきたり(チョイ役のはずなのに、存在感が強い(笑))、ウマゴンが第三の術を使えることからもファウード編の後ということは容易に想像できる。この時期までに、清麿がガッシュのためにしたことが、バルカンをあげただけ、というような間柄ではなく、ガッシュを王様にするために、戦いの中で、どんだけ傷ついても、決して、諦めることなく、立ち向かっていったり、アリシエの問いのときなどは、ガッシュが自分で、リィエンも世界も両方助けるという答えを導き出すのを信じて、見守っていたりと、お互いがお互いを高めている。自分が上げれたのは、バルカンだけと恥じるような関係ではずだが?

そして、それを聞いて、恵や、サンビームさんたちも、四代目たちを助けることに賛成して、そして、清麿とガッシュが、バルカンを助けるために乗り込んでいき、危うく、赤本を燃やされるピンチはあったものの、右手のパーツになっていた四代目が、自分の意思で右手のコントロールを操って、その間に本を回収して、キャンチョメのディカポルクで、巨大メカバルカンの手法を使わせようとしたところに、呪文を叩き込み、巨大メカバルカンを倒したかに見えた・・・・・・・・・、

が、

それはタイムゲートを制御していた要塞が壊れたことを意味して、暴走を始めるタイムゲート、このままでは、人間界と魔界がタイムゲートに飲み込まれてしまうというのだ。
打つ手はないか、と詰め寄る清麿に、あっさりとないと答えるドクターM2.しかし、ガッシュ達の顔ぶれを見て、彼らの術を組み合わせれば、不可能ではないと、方法はあったとさけぶのだった。

で、それを行う前に、円陣を組んで、心を一つにするように叫ぶ清麿たち。「お前もやるんだよ」
とドクターM2も、ひっぱりだして、一緒に叫ぶ。多少、違うかもしれないが、単なる悪者と片付けずに敵を一人のキャラとして書いてくれるのは、見ていて気持ちがいい。

そして、ウマゴンの第三の術、ディオエムル・シュドルクを、騙し騙し起動させた要塞へと放つが、パワーが強すぎるのだそうで、ティオの術でそのパワーを安定させ、さらに、キャンチョメの変化の術で、そのパワーを上手いこと増幅させるわけだが、

どうも、ガッシュ達、魔物の魔本の色は、魔物の子の術の特性を象徴しているようで、ウマゴンは、強く燃え盛る炎の力で、存在自体が強大なエネルギーを象徴しており、ティオの治癒の力は、安定の力、キャンチョメの変化の力は、他のものを、増幅させることができる。

ウマゴン達の力で、魔力を増幅させて、タイムゲートを制御しようとするも一度は失敗するが、四代目が、自分の腕を要塞に取り付かせたのを見て、四代目の動力炉にバオウザケルガを打ち込んで、増幅し、それを要塞の動力炉に送り込むという方法に気がつくドクターM2.
しかし、友達を打つことは出来ないと、術を討つのをためらうガッシュだったが、そのとき、偶然か、それとも、必然化、メカバルカンが起動して、ドクターM2でも、手をつけられなかった電子頭脳が起動して、未来の清麿が残したメッセージをしゃべる、離れていても、いつまでも友達だと。
オリジナルの四代目は、おそらくは、魔界の王を決める戦いが終わって、ガッシュが帰るときに、清麿が持たせたものだと思うが、最後の二人になったあたりには完成していたと思うのだが。何しろいつ、ガッシュが負けて、魔界に帰るかわからないのだから、それに間に合わないと意味がない代物だし。まさか、ガッシュが帰ってから、清麿が魔界に届に行ったというのは、可能性が低そうだし(ないとは言い切れないけどね)。
ついでにいうなら、ドクターM2は、ガッシュが亡くなった後の時代の魔物だと思う。何しろ、ガッシュが生きている限り、このメカバルカンは大事に持っていると思うのだ。それなのに、マッドサイエンティストの手に渡って、研究材料にされていたと言うことは、おそらくは、ガッシュが死んで、人間の作った機械仕掛けの人形に、興味を示すものがいなくて、倉庫の片隅にでも置かれていたのかもしれない。そういう意味では、このメカバルカンに、ドクターM2は、共感みたいなものを覚えたのではないか、と、そんな気がする。

そして、劇中で、メカバルカンの視点になると聞こえてきた、清麿らしき声は、このメカバルカンに吹き込まれた、清麿のメッセージを元にしたものだったようである。

そして、そのメカバルカンが言う、「自分を撃て」と。

そんな決意を聞かされて、その心に答えるかのように、バオウ・ザケルガを撃つ清麿とガッシュ。

ガッシュの雷の力は、全てを導く伝道の力で、「私をも導くか・・・」と満足げに呟いて、
ドクターM2とその要塞は、タイムゲートが閉じるとともに、未来の魔界へ帰っていく。

そして、全てが終わった後、夕日を見ながら、「また、四代目に会えるかな」というガッシュに、
「おれがつくってやるさ」と頼もしい表情で言うところで、話は終わるのだが、

結局、林間学校まるなげかい(笑)

あれだけ、楽しみにしていたのだから、遅れてでも駆けつけるくらいの描写は欲しかった気はするのだが(笑) まあ、このあたりは、DVDが出たときに、追加映像で語られるかもしれないので、期待しておくとして、去年の劇場版から、こっち、ガッシュ6清麿、恵&ティオ、フォルゴレ&キャンチョメ、ウマゴン&サンビームの四組をメインにするというやり方で、映画を作ったり、OPの映像を製作したりしているようで、いいとは思うのだが、仲良しグループだけで、敵に立ち向かうと言うのは、チト物足りないのも確か。たとえて言うなら、フェニックス一輝のいない劇場版星矢とでもいうのだろうか? 今回も前回も、共通の敵となりうる相手だから、一時的に手を組むなどのシチュエーションはあっても良かったかな? と思うのだが。あくまで、一個人の意見としてだが(笑)

後は、今回は恵、フォルゴレ、サンビームさんまでもが途中から取ってつけたような登場のし方をしているだけに、パートナーと、魔本の使い手の絆が本編で、散々、強調されているのに、せっかくの晴れの舞台で、パートナーそっちのけの話を書かなくてもいいだろうと、思うのは、私だけだろうか? 去年の暮れのTV版千年魔物編ラストの、シェリー&ブラゴ、ココ&ゾフィスの一戦にガッシュ達が乱入してきたように、どうも、シリアスな話になると、不必要なまでに人気キャラだけをアピールするような話の作り方が気になるのですが・・・?

シリアスはともかく、ギャグの方は結構、面白いのにねえ(笑)

こいつは個人的に感じたことなのですが、今回の映画の展開は、現在、連載中の本編、ファウード編での展開にダブる部分も少なくないかな、という気が。
結果的に、世界を守るために大事なものを守ろうとする清麿、そして、その大事なものは、ガッシュと出会ったことで、清麿自身が変わったことで得ることが出来たものだと、己を振り返るところや、今の状況を打開することで、更なる危機が待ち受けていたとか、世界を救うために大事な相手を犠牲にしなければいけない選択など、一度は敵であった相手と手を組んで、世界の危機を食い止めるために行動する(言うまでも無く、エリー&アース、サウザー&カルディオ)など、まあ、良くある展開といえば、それまでだが、時期的に、ファウード編を髣髴としてしまうのだ。
そうなると、ドクターM2が最後に変わったように見えて、魔界に帰っていくのも、ひょっとすると、ゼオンのことを暗示しているのかもしれない、などと、いう気もするが、案外、パピプリオかもしれないが(笑)
まあ、それぬきにしても、なんだかんだで楽しめる映画という気がする。
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by kwanp | 2005-08-17 16:01 | アニメ
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