考えれば、考えるほど、

なんだかねえ、今回のDESTINYは・・・・。

電波ジャックしたミーアの演説を、さらに電波ジャックするオーブ(笑)

ともあれ、カガリの演説を邪魔するのはどうかと言う意見もあるわけですが、自分は国をほっぽっておいて、その間、国を切り盛りしていたセイランに罪を着せ、高等の命令だけで、証拠も何も提示せずに国家反逆罪扱いで拘束させる命令をあっさりと聞き入れる、カガリマンセーの国で、カガリが実権もって、国を指揮し出したら、カガリの命令だったら、どんあ非常識な命令でも従って、何しでかすかわからない。敵に回せば、技術力はある、しかも、カガリの命令で、彼女がやめろと言わない限り、徹底抗戦を続けかねないわけで、そりゃ、電波ジャックをしてでも、演説で、オーブの正当性を主張させようと言うのを阻止したくなるのも、ありえそうな気が(汗)

もっとも、彼女が実権を取り戻した時点で、アークエンジェルと行動をともにしていた間のことで、少なくとも、ユニウス条約違反(核エンジンのフリーダムを持っていた)に、テロリスト活動による、自国と同盟国の軍事活動の妨害など、罪状がありますので、そんな人間を国家代表にすえた時点で、中立国としての信用は著しく低下します。
カガリが演説した後で、カガリを名乗る人間が、23話と28話の戦闘で、何をやったかと言うことを指摘して、国際条約を守れない上に、ジブリールを匿うという部分を主張するだけで、よかったのですよね、これが。
切り札に安直に頼ったばかりに、本物がしゃしゃり出てきてしまったわけです。
まあ、自分の偽物が、好き勝手やっているのは、誰だって、いい気がしないわけですので、当然と言えば当然ですが、ただ、この演説は、劇中で書かれているような効果があるかといえば、「?」なのです。
だってねえ、いまや、世界の敵であるロゴスの親玉匿ったオーブの首長の横で、「私が本物です」と言っても逆効果でしょう。

そもそも、前の戦いが終わってから、ラクスはオーブに隠遁、プラントの市民を励ましてきたのは、ミーアであって、ラクスではない。確かにラクスの名を騙ったのは事実だが、ラクスがこの戦争で、人々の心の支えになることをしていたか? といわれれば、「NO」と答えるしかない。
海中に潜んだり、宇宙で武装を整えていたりして、戦う準備しかしていないわけですから。
すくなくとも、本物がどちらか、ではなく、どちらが、自分たちを励ましてくれたか、ということだ。
ついでにいうなら、キラ達は、この戦争で戦ったのは、オーブが介入した戦いと、デストロイ、そして、自分らがしでかしたことで、ザフトの怒りを買って、追い立てられたときと、宇宙でラクスが追い立てられていたとき、ロゴス討伐軍との一戦とほとんどが、自分の身内が危ないからというレベルの理由なのであって、プラントや地球の人々に、自分たちの正当性を訴えることの説得力は伴わない。
コニールが力説していたように、連合の圧政から人々を助けていたのはザフトであって、カガリの横にいるラクスクラインと、その仲間たちではない。
前の戦いで、戦争を止めたのは、過去の栄光でしかないのだ。しかも、戦いが終わった後は、何もしていない。
ちなみに、種と比較して語られやすい「W」のヒイロ達は、戦いが終わった後も、再び世界が戦火に包まれることを防ぐために行動し続け、武器を持つことを禁止された地球圏統一国家で、武器を作ろうとしている連中のたくらみを、つぶしまわっていたのは、余談であるが。
ので、キラ達の行動を、ヒイロ達と一緒くたにするのは、筋金入りのwファンお前ではやめておいた方がいい。殴られても文句はいないことをいっているのだから。
ラクスは、「ロゴスが悪いのが、真実なのか」と言いますが、各地で、従を突きつけて、現地の人々に無理やり言うことをきかせたり、条約違反の核ミサイルをプラントに打ち込もうとしたり、見せしめと称して、いくつもの都市を、デストロイガンダムで大規模破壊、大量虐殺を行ったりするのを放置しておけと?
議長の思惑がどうアレ、暴走を続けているロゴスをどうにかしないといけないことには、議長の思惑を暴いても、そのときに世界が滅んでいるということになてもおかしくはない。
優先順位を間違えて、どうするんですか。

まあ、開戦時のニューロスタンピードが都合のいい場所にあったことで、もしかして、ザフトにも、というより、議長がロゴスに通じているのかもしれない、という指摘がありますが、連合軍にだって、良識派というか、停戦条約を破った戦い方を良しとしない人々はいると思うので(ロゴス討伐に集結したなかには、そういう人らもいると思いたい)、情報をザフトに流したということも考えられるとおもうので、議長が黒い証にはなり得ない。

「悪いのは貴方ではないと騙られる罠に」というが、ラクスの場合は、「貴方が悪い」と思わせておいて、自分に有利な方向へ誘導して、自分の都合のいいように動かすのは、∞ジャスティスにアスランを乗り込ませたときの手並みで、明白だったりするので、人のことは言えない。

演説が失敗に終わったミーアは、申し訳なさそうに誤るが、議長の態度は、用済みで、始末すると言うことを匂わせる気配が濃厚というニュアンスしか感じられなかったのですが、ミーアにしても、後戻りは出来ないわけで、もうちょっと、肝を据えた言動を見せてほしかったかな?
という気はする。
そもそも、デュランダルの誘いに乗って、整形して、偽物でもみんなの役に立つならという道を選んだのは、彼女だ。つそして、彼女の言葉や歌は、戦場の兵士たちを奮い立たせて、戦闘を行わせているのだ。つまり、間接的な戦闘行為。本人は手を血で染めてはいないが、彼女の手は、血で染まっているのと大差はないのだ。
そして、それは、誰に言われたのでもない、彼女が選んだ道であって、アスランに言われて、正気に返っても、もう遅く、彼女は議長の操り人形として、生きる道を全うせねば、その先はないのだから。
ならば、腹をくくって、偽ラクスとして、その道を全うする以外に、今の彼女に生きる道はない。

真実か、偽りかに関するレイの言葉は、まさにその通りで、ラクスは遠いところか、空の高みから、奇麗事を言っているだけの人間に過ぎない。戦いの中で苦しんでいる人に、その痛みをしらない人間が、何を言っても、心には響かないのだ。
たとえ遠いところにいる本物よりも、近くで、自分達とともにいて、思いを共有してくれる偽物。
どちらを選ぶかと言われれば、大抵は後者を選ぶのが、普通だ。

ましてや、レイの場合は、他人の都合で、どこかへ幽閉されていた過去がある。だからこそ、自分を助け出してくれた、クルーゼや、デュランダルに恩を感じているから、なおさら、そう思うのではないだろうか?
痛みを受け、血を流して、苦しんでいる人たちからすれば、奇麗事を言っているだけの人間のいうことなど、耳を傾けるに値しない。だからこそ、ラクスの言葉はレイには響かないのだ。
このあたりは、シンのカガリに対する態度も同じもので、オーブの理念を守ることしか頭にないカガリは、オーブの戦いで、家族を失った心の痛みはわからずに、ただ、ひたすら、父は正しかった、そして、父が唱えていたオーブの理念もまた正しいと口にするだけ。
すくなくとも、戦場で自分を守るために、かばっていく兵士が、カガリが戦場に出なければ、出さなくても良かった犠牲を出すことに、何の疑問をもっていないは、アカツキで、平然と出撃していることは、どう考えても、国の財産は人材と言うことを理解しているようには思えないが。
そんな指導者に率いられたオーブを、前の戦いで、家族を無くして、その死を無駄にされたと、シンが怒るのは、無理からぬ話しだと思う。

普段なら、カガリの横にいる時点で、シンにとっては、「あんなやつの言うことなんて、当てになるか!!」と突っぱねるくらいの態度は見せて欲しいところだが、アスランが生きていたことと、彼の言葉に動揺して、いつものように強気な態度が見せられず、ルナマリアにアスランが生きていたことを知られて、ばつが悪そうな顔をしていたが、そもそも、脱走兵、それも敵の肩をもったり、何の根拠も泣く、デュランダルが怪しいとか、勝手に決め付けて、同僚巻き込んで、脱走したやつが何を言っても、それに説得力は存在しないのですが・・・。
むしろ、「どの面下げて、おれの前に」と怒っても、おかしくはないと思うのですが・・・。
結局、シン達よりも、キラ達を取った時点で、かれは裏切り者以外の何者でもないのだから、ルナマリアに対して、あんなばつの悪い顔をする理由はどこにもないと思うのですが。

そもそも戦いをとめるために行動していると、いいながら、オーブでの戦いでも、ロゴス討伐軍の邪魔をしていたわけだが、ロゴス討伐軍を何とかしたいなら、悠長にディスティニーと戦っていないで、ジブリールを捜すべきだと思うのだが。結局、フリーダム、ジャスティス、アークエンジェルがしゃしゃり出てきて、時間稼ぎをして、ジブリールを逃がしたようなものですが、キラ達は、それに対する反省はなし。
そもそも、連合やザフトの持つ、大規模破壊兵器による被害は、前の戦いでも、サイクロプスやジェネシスといった例でもわかるように、ひとたび使われれば、その被害は甚大なものになるわけで、しかも大西洋連合の場合は、ユーラシア連邦などを捨て駒にするような事をして、巻き込んでいたりと、兵器の使い方にも問題があるわけです。どう考えても、これらの兵器も停戦条約で、禁止しておくべきだと思うのだが・・・。
それなのに、つまり核エンジン装備のMsを作っておいて、戦いの脅威に備えると言いながら、こう言った兵器を見逃しておくのだから、それこs、オーブで隠遁などしていないで、こう言った兵器を、陣営に関係なく破壊して回るくらいの事をしていれば、同じテロリスト扱いでも、もうちょっと評価が違ってきていたのではないか、という気はするのだが・・・。
ちなみに、アニメでは、最終回で最終的に、ジェネシスを自爆させた以外は、大抵、この手の兵器や、コロニー落としを実行させているが、外伝では、この手のケース、ジェネシスαの発射や、太陽に設置された、地球を標的にした砲座による攻撃などは、ほとんどが阻止されている。
どう考えても、わざと見逃していると言う風にしか見えないんですけどね。
それに、どれだけ、この手の兵器で、悲惨な事態が起きても、ラクス達には、自分たちには関係ないことと捉えているのは、戦後、隠れて、核搭載Msを作って、「アレは連合と、ザフトが勝手に結んだもの」と嘯く姿勢で、明白ですしね。
Sフリーダムと∞ジャスティスを作り出すことで、それを排除せんとする、より大きな力を呼び寄せるのは、明らかですから。

そして、ロゴスよりも、議長を打つことを優先するあたり・・・・、どうかと。
どう考えてもレクイエムをどうにかするのが先だと思うのですが。
ついでにいうと、ディスティニープランは、同僚の覚書程度の証拠でしかなく、しかも、その覚書ですら、正しく理解したものではないし、さらには、それから長い年月が経っていて、その考えが、いい方向に変わっている可能性すら、ありうるわけです。
しかも、ノートを手に入れてから、その証拠固めをする時間もほとんど、なかったはずで、エターナルが狙われてから、整備して、大気圏突破して、オーブへ、そして、戦闘ですから、ほとんど、調べる時間はなかったはずです。
決定的な証拠にはなり得ない。とはいえ、ぎゃくをいうと、証拠を捏造する材料にはなりえるわけで、こういうあやふやなものは、処分するなら、きちんと処分しておいた方が、賢明なのですけどね・・・。

「無駄なことはしないのか」と問い掛けて、「違うだろ?」と同意をもとめるネオ(あえて、こう呼ばせてもらいますが)。しかし、吉良達のやっていることは、タイミングよく、現れては、自分たちを正しく印象付けるような、無駄なことをしない行動、そのもののような気がしますが・・・。

ついでにいうと、遺伝子云々で、管理と言う言葉が出て、ネオがステラ達を思い出していましたが、そもそも、思い出すのが遅すぎるような・・・。どうも、たまたま思い出したようにしか見えないんですよね。
本当におぼえていたら、そもそも、アークエンジェルと行動をともにするわけはないですし。

大義名分は必要かもしれませんが、それがなければ、戦いをしないというのは、どう考えても、世界に平和をもたらすために戦うもののすることではないと思うのですが・・・・。
やってることは、詐欺師や、天使を装って、人を騙して、堕落させる悪魔のそれに近いような気がするような・・・・・・。

しかし、結局、プラントのことは、ラクス達にとっては他人事なのだとつくづく思わされますね。
今回のエピソードの終わりの方で、ミネルバが宇宙に向けて、発進するときに「ココが踏ん張りどころよ、でないと帰る家がなくなるから」というように、プラントを故郷とするコーディネーターにとっては、レクイエムの攻撃は、故郷を失うかもしれない切実な危機なのですが、アークエンジェル一行は、議長を倒すことを優先させることに拘っているわけで、世界の平和云々をいうなら、レクイエムをどうこうするのが先だろうに、と思うのですが。少なくとも、プラントがああなった責任は、キラ達にもあると思うのですよ。
一方、ミネルバの方では、攻撃を受けたコロニーに、家族がいるものもおり、悲鳴をあげて、たおれるものも、そして、レイは「ジブリールを取り逃がした、おれたちの責任だ」と。
この言葉と、プラントが攻撃された現実は、シンにとっては、重くのしかかるのではないかと。
家族やマユのような人間を出さないために、戦いを終わらせようとしているのに、目の前では、多くの人が殺され、かつての自分のように、大事な人間を失った人々が生み出されている。
それが戦争だと言われれば、それまでかもしれませんが、これまで、家族や、ステラのことは、己の視点のみの事だったのが、自分と同じ人間が、自分がいる同じ船の中で生み出されていくのですから、そして、第二の故郷と定めたプラントが失われるかもしれない。オーブでは、アスハが治めるオーブが許せないから、今はあえて、オーブをつぶすという決意が支えていたからこそ、戦うことが出来たわけですが、戦いの中で、自分と同じ人間が次々と生み出されていく事実に、はじめて、直面するわけで、シンが目を覚まして、何のために戦うべきかを、考える分岐点でもあるわけです。
彼が、今やらねば成らないことは、ロゴスを討ち、レクイエムのような兵器を破壊すること。そして、それを行うことに、シンはためらいはない。イザークが、レクイエムの攻撃を見て、「アレを壊すぞ!」と叫んだように、アレを見過ごさないといけない理由はどこにもないのです。
第一、あの兵器の矛先がプラントだけで収まるとは思えません。プラントの首都を破壊した後は、その矛先をオーブや、ロゴス討伐に手を貸した連合軍の国々(おそらくはユーラシアや他の地域)に向けられるに決まっております。結局、他人事ではないのです。
それとも、ザフトや世界がレクイエムやロゴスを撃つので、議長の野望を明かすと言うのであれば、それはもう平和の使者ではなく、人の上前をはねて、自分だけ美味しいところを掠め取る詐欺師と大差ない。Sフリーダムや∞ジャスティスの力があれば、レクイエム破壊に、どれだけ被害を抑えて、破壊できるか。やはり、平和のためじゃなくて、自分たちが英雄になりたいだけじゃないか? と思えるのですが。
平和のために、自分が正しいと言うお墨付きがなくても、世界が戦乱で苦しんでいるのを見過ごしていられない。平和のために戦うと言うのであれば、たとえ苦しくても、そうすると思うのですが。只でさえ、彼らには力があるわけですから。今作では、何かするたびに、錦の御旗を手にする口実を探してから、戦っているように見えますから。でも、彼らがやっているのは、自分に降りかかる火の粉を自分で振り払っているだけなんですよね。基本的に、ラクスやカガリに危機が、及んだときだけなんですよね。デストロイのときは、あからさまに相手と戦って、自分が正しいとアピールできるとも取れるわけですし。
そういう私情を、大義名分で理論武装して、自分は正しいって名目で、自分を安全なところに置くから、彼らは好きになれないのかもしれません。
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by kwanp | 2005-08-21 00:17 | アニメ
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