ある意味・・・・


オーブでの戦いで、かつての悲劇の反省もせずに、同じ道を歩もうとしている、かつての祖国を、ならば、いっそという心境で攻撃するシン。しかし、素の前に現れたのは、なんと、

彼がかつて、倒したフリーダムそっくりのMSと、これまた、彼が倒したはずのデK・・もとい、アスランが乗っていたジャスティスそっくりなMSでありました。

TV版のラストよりも、続きが気になる前回からの引きから一ヶ月、今月のボンボン版のレビューです。

時間は少しさかのぼって、シンにネビュラ勲章、そして、シンとレイにフェイスの権限が与えられるところから、話は始まります。

フェイスのバッジを見て、アスランとハイネと同じ位置に立ったことに思いをはせるシン。

ことに、ハイネは、僅かな時間ではありましたが、よき上司でもありましたし、最後には、シンをかばって、たおれていっただけに、忘れようとしても忘れられるものではないでしょう。

そして、そのハイネを倒したのが、「君はぼくが守るから」と誓ったステラだったわけですが、

ドこぞのテロ集団とは違って、ステラは連合によって、命を人質に取られていたのと、それがいいことなのか、悪いことなのか、区別できるような教育を受けていなかったわけですから、責めるべきは、ステラではなく、彼女にそうさせるように仕向けた連合であり、ロゴスなのですし、そもそも、あの時、シンのインパルスは、フリーダムに武器を持っていたマニュピュレーターを壊されたわけで、その隙をステラにつかれたわけですから、ドコゾノテロリストが悪いのは勿論ですが、結局のところ、ハイネが倒れた一番の原因はシンジ真意あるわけですから、ステラのような哀しいことを繰り返さないためにも、剣を振るうことを決意したシンにとっては、ヘブンズベース攻略の功績を称えて勲章をもらったということは、彼自身が、あの頃と違って力を得たという証であり、そして、ステラや家族のような犠牲を、少しでも出さないための力を得ているという証でもあるわけです。
だから、シンがうれしくないわけはありません。

そして、再び、オーブでの先頭に場面は戻りますが、バビ数体を率いて、ジブリールの捕獲に向かう、ルナのインパルス。 しかし、

一部で、電車ごっこと揶揄されている種デス版ジェットストリームアタックを受けて、海におちてしまいます(笑)

ドムたちを睨みつけて、今月の戦闘パートでのルナの出番はお終いです(笑)
・・・・・・・ある意味、ザクのときよりも散々な扱いうけていますが、このマンガの意義は、シンが主人公として書かれていることですから、まあ、許容範囲内でしょう(笑)

そして、場面は変わって、前回の続きの、Sフリーダム、∞ジャスティス、背景以外のなにものでもないアカツキと対峙するシンのディスティニー(笑)

アスランが生きていたことを驚くシンをよそに、アスランを気遣うキラに、先に行けと促すアスラン。
そして、「自分の祖国を撃つな、この国にも、お前の友人の一人や2人がいるだろう、お前は、お前の手で、ステラや、シンのような子供を作っているのだぞ」
と説得を投げかけ、それに心を揺さぶられるシンでしたが、

おまえ、ステラの一件のときには、キラが敵に回ったことで頭がいっぱいで、何もやっていないだろう(笑)

第一、つい、この間までいたミネルバをはじめとして、数多くの知り合いがいるプラントに、剣を向けるのはいいのか?

間に割って入ったレイがアスランに、「裏切った貴様にシンを責める権利はない」といわんばかりに、アスランと戦います。

それに対して、「裏切ったんじゃない、一人の人間として、議長に従えないだけだ」と切り返すわけですが、

世間ではそれを裏切ったというんじゃ・・・

確かに、オーブはシンの故国ですが、ジブリールを匿えば、匿うほど、戦いは終わらないままですし、そもそも、議長が、デストロイを倒した後に、方針を急転換したとはいえ、フリーダムには討たれて当然の理由がありますから、キラを討たれたから、それを不服に思っての脱走であることには変わりないわけですし、アスランと議長が、二人きりで話をした内容もいまだ、明らかにされていないわけですから、議長が怪しい理由というのは、今のところ、アスランにしかわからない理屈であることには変わりないわけですし、個人的な理由で、ミネルバのクルーたちよりも、キラ達を選んだのは事実なのですから、そう簡単に言葉で説得しようというのは、甘い了見でしょう。

そして、レイが攻撃を受けて、ひるんだのを見て、シンはアスランに立ち向かっていくことを選びますが、

前回も今回も、シンがアスランと戦うのを選ぶ場面では、レイに操られたというよりも、仲間を大事なものを守るために戦うことを選んで、アスランに剣を向けるという描写で描かれているのであり、今の仲間達よりも、自分が正しいと思ったものを選んだアスランとの対比で書かれているのです。

どういう理由があろうとも、アスランがやったことは、ミネルバの仲間たちを切り捨てたことには変わりありませんから。

「おれだって、ちゃんと、考えて、この道を選んだんだ」という言葉の通りに、シンは、ロゴスを倒して、戦いを終わらせて、家族やステラのような悲劇を繰り返さない。
それを自分で選び取ったわけです。けっして、議長やレイの言葉に踊らされているわけではないのです。しかも、「あんただけの理屈が通用すると思うな」という台詞は、皮肉が利いていますし。
あの段階で、議長が怪しいとされる要因はすべて、アスランの主観からくるもので、ザフトと連合の戦場に乱入してきて、両軍お平気を破壊するだけ、破壊していき、すき放題やっているキラたちを攻撃され、キラを倒されたということに帰結しているのであり、議長と2人きりの会話で、何を知ったかもいわない(脱走のときは、言おうとしたのかもしれませんが、レイに邪魔された)。
肝心なことや証拠を出さずに、「議長は怪しい」だけでは、敵対しているとなれば、尚更、信用しろというのが無理なわけで、その上、仲間が、アスランの攻撃を受けて、ダメージをうけているわけですから、これで、信用しろというほうが無理でしょう。
漫画版でも、こうして冷静に見ると、結局、アスランはアスランのようで、やってることは大差ないですね、アニメ版と。

しかし、シンの攻撃も、ジブリールを捕まえることをカガリやキサカに任せたキラによって阻まれ、しかも、セイラン家の紋章が入ったシャトルが飛び立つ光景が目に入るのです。

窓から、ジブリールの姿が目に入りますが、MSのコクピットとはいえ、かなりの距離があるのに、セイランの紋章も、ジブリールの姿も良く見えたものです(笑)
違っていたら、どうするつもりなのでしょうか?

思わず、駆け出すアスランですが、怪我をして、出撃している彼に代わって、ジブリールを追いかけるキラ。

でも漫画版では、キラ達の出番は最小限なのですが、出番を振らないだけで、見えないところでは、怪我をしたアスランを出撃させようとしているラクスの姿があるのでしょうね、やはり(笑)

そして、キラが横にいることで、やたら、強気なアスランは、シンにも追いかけていけと叫び、フリーダムの後を追って、ディスティニーも、シャトルを追いかけますが、結局、捉えきることは出来ず、ジブリールは月へ逃げていくのでした・・・。

そして、そのことを議長に報告するタリア艦長。

同じ頃、帰投したシンは、アスランが、穏やかな顔で、「ジブリールを追いかけろ」と言ったことを理解できずに、悩むシンですが、婚約者寝取られたり、恋人を誘拐されたり、乗ってる機体を容赦なく17分割されても、懲りずにキラキラいって、後をついて回るわけで、マゾか、悪い男に、いつも同じ手で騙される女のそれにしか見えなかったりします(笑)
ので、理解できないほうが幸いなのかもしれません(笑)

そして、悩むシンにジブリールを捕らえられなかったのは、キラ達のせいだとシンに、言い聞かせるように言うレイ。
実際、オーブの先頭に乱入して、戦闘を混乱させたのも事実ですからね・・。

キッズGOO並みの修正によって、キラやカガリたちのやったことは、ほぼ、全面カットされているわけですが(笑)

ですが、この後、何が起ころうとも、という言葉が、この先起こることが何なのか、ということを知っているように思えてしまって、意味深な光景ですね・・・・。

そして、カガリの演説は、TV版とは違って、カガリ、ひいては、オーブの今回の件に関するコメントを発表しているわけですが、カガリが口で、「申し訳ない」とか、「平和を願う気持ちは一緒で、ロゴスとは関係ない」と言ってるだけで、先のユウナの「ジブリールはいない」という発言と大差ない会見でしかないのですけど。オーブの一部のものが、先走った結果だとか、オーブはロゴスと関係が無い、ということの証明などは一切無いわけですから。
もっとも、国家代表が出奔した挙句、好き勝手やって、帰ってきたら、留守を守っていたものたちを国家反逆罪にしたなんてことに触れるわけですから、このような演説にならざるを得ないわけでしょうし

電波ジャックされた、ミーアの演説でも、「どう言い訳しようとも、ジブリールを匿ったのは事実」
とか、「世界が、戦火にあえいでいたときに、非戦中立を唱えながら、ロゴスに協力していた」といたいところをつれてますしね・・・。

この後、再び、電波ジャックしかえして、ラクスが演説するわけですが、これに関しては、今回は、遅きに失したといわざるを得ないでしょう。少なくとも、TV版では、エターナルに乗って、戦闘中に兵士たちに訴えかけて、動揺した隙を狙って、攻撃するという芸当をやらかしているわけですから、オーブ戦でも、戦闘中に演説でザフト軍に訴えるということが出来なかった、ということはありますまい。

そして、そのラクスに圧されたミーアの演説を打ち切りながら、「所詮はイミテーションか、茶番は終わりだ」とか、えらく意味深な発言をする議長。

そして、イザークやディアッカたちが廃棄されたコロニーを死守する中、月へ逃れたジブリールによって、レクイエム第一射が発射され、それによって、プラントが破壊されるわけですが、
TVどおりに、狙いが外れて、アプリリウスではないプラントに命中したとしても、少なくとも、100万人以上(プラントは一基、50万人もの人がすんでいるのだそうです)が犠牲になったわけですが、果たして、シン達は勿論、レクイエムを破壊するために動きますが、キラ達は、TVと同じように、傍観を決め込むつもりなのでしょうか?

そして、シンは、最後まで主役として書かれるのでしょうか? 色々な意味で、最後まで目が離せません(笑)
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by kwanp | 2005-10-15 21:05 | コミックス
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