まあ、エピソードが一区切りつくまでは、評価が下しにくいとはいいますが、

先週の話の手抜き振りは、十分、マイナス評価されるだけものですし、マラソン大会のエピソードは丸ごと、マイナス要素がでかいですからね。多分、現時点では、マラソン大会、カラオケという風に、ワーストエピソードの順位に入りますから。このまんまのエピソードが続けば、コレよりも上位のエピソードが出てくるんでしょうけどね。

というわけで、私的にはどうでもいい巻中カラーですが、今回のタイトルは、「マネーの虎」という何かの事業などを行おうとする人間に金持ちが、その人物を見極めて、金を出すという番組のアレですが、その番組風にいうなら、私的には、第四巻には一冊以上の金は出したくないといったところでしょうか。
三巻までなら、2~3冊買ったところで惜しくはないとは思ってたんですが、カラオケの回以降、萎えたまんまですから(今回のエピソードでますます、萎えた気はしますが)

少なくとも、私的には、最近、ハヤテを読んでいても、「体の芯からあったまる」なんて、ことはなかったりします。

のっけから、クビを宣告されるハヤテ。頭の中で、「勝てた勝負だったのに」とマラソン大会でのことがリフレインされますが、

女の子の弱点突くようなまねやっておいて、それで、「ここにいたら、殺されますから」って、さっさと逃げるなよ・・・。

所詮、この男の場合は金>ほかの事のようだが、まあ、後述するが、悪役まがいの行動をやるならやるでかまわないのだが、この男の場合は、それすらも満足に出来ていなかったりしますが。悪役に徹することも出来ていないし、かといって、相手、しかも、女の子の弱みを徹底的について、その行ないを詫びるような行為も出来ない。勝つためにどんな手段を使ってでも、とはよく言いますが、それをいうなら、桂妹と戦ったこと自体がハヤテの敗因だったりしますしね。このあたりに関しては、後述しますが。

でまあ、高所恐怖症の桂妹がつり橋を超えられないがために、凸が薔薇の花を散らして、失格になり、このやり取りを書きたかった、とか畑センセはほざいておりますが、お嬢が苦手な運動を必死で頑張っているのに、桂妹は、自分の苦手を克服しようとしなくていいのか?

それじゃあ、響鬼にでてくる桐矢と大差がない。桂妹は、多分、一流タイプの優秀さというよりかは、そこそこ、なんでも器用にこなせる人間なのだな、と認識させられますね・・・。

このハヤテという作品自体、平成ライダーと大差ない気はしますが、別の意味で。

特に、ハヤテのやってることは龍騎に出てくる、ガイやインペラーあたりの、中堅悪役ライダー
が関の山なんですけどね。自分の能力を自分の欲望を満たすためにのみ使ってイルニしても、中途半端に周りにいい顔するので、ある一定以上のレベルからは伸びないってタイプなんですけどね。そういう人間がえてして、中途半端に器用というのも当てはまりますが。

しかし、三連戦をもうちょっと、しっかりと書いておけば、このやり取りも、映えてたはずなんですけどね。まあ、今の段階で、伊すみの告白のエピソード以降、すっかり、作品がハヤテに都合がいいだけの話になってしまいましたから(狂言誘拐はそれまでのハヤテの雰囲気が残っていたから、まだマシでしたが)。
そもそも、この話がハヤテの脅迫めいた告白を、お嬢が勘違いしたことから始まるわけで、基本的に勘違いとすれ違いなわけですが、あの告白で、それが崩れてしまい、さらには、西沢の告白を断った時点で、こっぴどくふられるという芸当を行っていましたが、今回は、お嬢を勝たせるために、相手の弱い部分をつくということを徹底的に行っているわけですから、一発や二発、殴られても文句は言えません。そもそも、女の子と敵対した時点で、問答無用で、男が悪者にされるんですし、あそこまでやっているんですから、レースのルールに則っているにしても、あの場では無理でも、レースが終わったあとで、一発や二発殴られても、ばちはあたらないでしょう。
ところが、それを行った節がないということは、また、ぞろ、都合がよくなったら、彼女の機嫌をとるようなことをするのかもしれませんね・・・・。

しかし、桂姉を金の亡者扱いしていますが、命の恩人を勝手に金儲けに利用する自分は、そうじゃないとでもいうのでしょうか? 

お嬢のためとか、正しそうなことをいいながら、結局口だけで、お嬢を構成させるにしても、自分が正しいと思ったことを押し付けるだけ(お嬢が付けねらわれている事情を知らずに、外で遊ばせようとする)、自分の気分ひとつで、人の痛いところを付いて、精神的に追い詰めて、それを悪いという自覚すらないし、思っていたとしてもそれに対する落とし前もロクにつけない(先週の、対桂妹戦)。しかも、よさそうに見える相手をコロコロ渡り歩きながら、結局、自分の考えを持たない。しかも、自分のやったことを棚上げして、他人が悪人のように言う。

どうも、最近のハヤテが好きになれないと思ったら、こいつ、やってることが、まんま、アスランじゃないですか

ま、カラオケのエピソードなんか、カガリがオーブの実権を取り戻す際の、ユウナを無理やり貶めて、カガリを正しく見せようとしたときの光景と似てますし(お嬢が成長したとか、ハヤテがお嬢からはなれられないところを書くのではなく、無理やり、お嬢をよく見せて、西沢に対する優位を見せ付けていましたし)。

まあ、主人公に都合がいい、しかも、主人公はたいした努力をしていないで、いい目を見続ける。しかも製作者が、あれこれ裏設定があったりするけど、話の進行が遅い割には、それが話を面白くするためではなくて、製作者の自己満足の域を出ていない、とダブる要素はいくつもありますからね。

ちなみに、種デスでのアスランは、前述した条件で、結構、嫌っている女性ファンは多かったりしますが。おまけにサンデーでは、熱くひたむきだったり、そうでなくても、己の目的のために、必死になる主人公とか作品が揃っていますから、ハヤテが目に付きやすく、しかも、それらと比べて、マイナスポイントを与えやすいという側面もあるわけですから、ガッシュやからくりサーカスを見ている女性ファンが、ハヤテに流れにくいというのは、そのあたりにも理由があるのかもしれませんが。

「並行世界のどれかには、勝っている僕も・・・」などと言ってますが、そっちのほうのハヤテは、もうちょっと、主人公として、見られる程度にはマシなキャラなのかもしれませんね。
ちなみに、種デスが余りにひどいので、自分たちで納得のいくように、話を再構成したい

http://seed-revival.hp.infoseek.co.jp/index.html

というファンは少なくないのですが、アスランやAA勢は、アニメほど、いい役割は与えられていないか、悪役とか、アスランなどは、情けないこうもり野郎扱いで、あまりいい役割を与えられていないことが多いのですが、本編を見れば、当然かもしれません・・・。

お嬢が、クラウスに抗議するわけですが、ルールはルールですし、しかも、ヒムロ相手に助っ人が入って、あの結果。つまり、勝って当たり前の話なのです、あのレースは。

でまあ、タイ・タニック号の事を持ち出してきて、ハヤテをクビニするなら、クラウスもという話になったわけですが、優勝できなければ、クビというルールを守らないばかりか、それが現実のものとなったら、自分が嫌だというので、他の使用人のクビを切るということを、感情任せにやってのける。

ものの見事な公私混同以外の何者でもありませんし、お嬢を真人間にしたいというなら、マリアさんも、ここは、クラウスにあの格好させられた私情を持ち出さないで、お嬢の態度をいさめないといけないはずなんですが、それをしない。
狂言誘拐騒動のときに、お嬢が感情に任せて、鷺ノ宮の家に売り飛ばしたというのを、ハヤテの両親と変わらないとマリアさんは言ってましたが、自分の虫の居所で、自分の周りの人間を同行するという点では、クラウスにとばっちりがきたことも大差ありません。

結局、大して、成長していないということなのでは?

しかも、ハヤテまでもが、テロの一件はクラウスのせいだというが、そのとき、道に迷って、鮫の飲み込まれていたお前もお前も人のことは言えないだろう。

いくら、こどもだからといって、大金持ちの跡取としては、あまり、褒められた態度ではないと思いますが・・・。

しかもクラウスは、それに日和って、「執事とらのあな」というところに行けと言いますが、まあ確かに一流の執事は、ああなったからといって、そう簡単に、一度決まったルールを変えたりはしないでしょう。
結局、子供は大人を映す鏡とはよくいったもので、クラウスの、口でいったことを、守りきれないところや、マリアさんの、物事を、感情に流されて、道理を後回しにするあたりが、お嬢に悪影響を与えている気もするのですが、それでいて、しっかりと悪いやつらから守っているから、お嬢の人を見る目とか、自らの頭で考えるということを促さない結果になるんでしょうね・・・。

ある意味、マリアさんやクラウスも、再教育が必要な気はしますが・・・。

一流とは、己に厳しく、しかも、己が決めたルールは、何があろうとも、決して曲げたりはしないし、有限実行なのです。単に技術が優れているだけでは、一流とはいえず、人格も伴う、筋を通すことも大切なのです。 つまり、自分の都合で、女性を切り捨てたり利用したりするやつは、一流にはなれないって事だったりします。
すくなくとも、今回のレースでは、ハヤテは、お嬢を借金返済に利用しないという己のルールを、賞金に目がくらんで、見失っていたわけですから、その時点で論外なわけですが。

結局、ハヤテは、自分の敗北要因を、お金への執着の差といっていましたが、それは違います。
ハヤテは、口ではお嬢の運動嫌いを直すとか言いながら、その実賞金目当て、しかも、お嬢が、限界になったのを見計らって、お姫様抱っこで抱えて、ショートカット。そして、桂妹に、そのことが、本来の目的(運動嫌いの克服)から外れていることを指摘されると、あわてて、お嬢を走らせて、自分は足止めに回る。しかも、桂妹の弱点を突く訳ですが、そもそも、弱点を突くなら突くで、桂妹がつり橋を超えられない可能性のほうが高いわけですから、紐でくくりつけておいて(セブン戦で、強力な武器持ち出してきたんだから、それくらいのことは造作もないでしょう)、その場に釘付けにしておいて、先を急げばよかったんですし、桂妹に何を言われても、お嬢を抱えて、ショートカットをすれば、優勝できたわけですよ。

つまり、やることが徹底していないわ、体裁を気にするわ、という態度では、桂姉のお酒への執念に勝てないのは明白なのですよ。
そもそも、体裁を気にするというのは、何をやるにしても、人の目や評判を気にすることで、無意識に萎縮してしまい、本来、10ある能力を8,7、あるいは2や1にまで落としてしまうわけです。
ところが桂姉は、お酒が好きなのは、だれもが認めるところですし、その目的のためにためらう要素はどこにもない。それどころか、お酒への執念が、本来の実力を何倍にもしているところがあるわけです。
しかもこれ、お金を稼ぐために、人にいい印象を与えようと、振舞ってきたハヤテと、好き勝手に生きてきた桂姉と、両者の生き方が、如実に現れているわけですよ。
ある意味では、ハヤテは負けるべくして、負けたわけですが、「執事とらのあな」で、はたして、負けた要因を克服できるかどうか? いずれにしても、またハヤテに都合のいい展開になるのでしょうけど。

今週のラストに現れた女性は、お金好きという意味では、露骨なわけですが、果たして、金好きの伽羅の美学を持っているかどうかが気になるところです。

金好き、守銭奴のキャラは、ただ、儲かればいいのではなくて、金儲けに一家言あったり、「自分の金儲けは・・・」というポリシーがあり、難易が何でも金が儲かれば言い訳ではないのです。
いえ、そういう人間も数多くありますが、そういう連中は、三流で、結局、大成しません。

節約と、単なるけちとは別物でして、単なるけちは、考え無しに、一見無駄に見えそうな部分は何でもかんでも、コストカットしますが、節約は、必要なお金を最小限、それもお金がたまる人は、普通なら無理な部分を頭を使って、最大限、かかるお金を切り詰め、しかも、無理なく、長期間やれるわけですが、たいていの場合、単に金をケチればいい、と理解されがちなわけです。
ただ単に金をケチったり、金儲けをすれば、買わなくていい、金のうらみを買ってしまいますし、
そのときは良くても、後の金儲けに邪魔になってしまうということもありうるわけで、結局、目先の得のために、後の大もうけを逃すことも珍しくは無いわけです。

かつて、横山やすしは、絶頂期に金を、惜しげもなく、あっちこっちにばら撒いていましたが
のちに、仕事がこなくなったときに、このときに金をばら撒いていた人たちが、仕事を回していたのだそうで、こいつは極端かもしれませんが、金を儲けるということは、ある意味、金の使い方と、それを使う人のことを熟知することなのでしょうね。

第三部の重要キャラのようですが、果たして、美学ある守銭奴か、それもと、たんにお金がたまればいいのか、今回の場合、後者の気がしますが。うまく、話のボリュームを切り詰めるのと、お金を節約するのは、頭を使うという意味では、同じだと思いますが、先週の三連戦は、話の切り詰め方も、単に縮めたというものであり、桂妹をつり橋で誘導するのにも、立った数コマで安直に誘導していますから。自分の書きたいもの優先して、話をじっくりしっかり書くのをおろそかにする人間が、金の節約にも、美学のあるキャラをかけるわけないじゃないですか・・・。

まあ、第三部がどういう展開になろうとも、さして、期待はしていませんけどね。せめて、シンに相当するキャラがいればねえ・・・・。
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by kwanp | 2005-11-16 14:39 | コミックス
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