一気に駆け足で

少し遅れましたが、ボンボン版「SEED DESTINY」、今月のレビュー。今月はえらく急展開です。


月のダイダロス基地から発射されるレクイエム。そして、ヤヌアリウスは破壊されますが、アニメ版よりも被害が少ないのは幸いというか、ある意味、グロ描写は余計ですからね・・、アニメ版は。

カーペンタリアのほうでは、その報を知ったシン達に、レイがレクイエムのシステムを説明するわけですが、そんな情報を即座に引き出せるなら、なおさら、事前に手を打っておけよと、胡散臭さ爆発です。

ここで、レクイエムは、ゲシュマイディッヒパンツァー、フォビドゥン系のガンダムに搭載されたビーム偏向装甲を廃棄コロニーに搭載したものだそうですが、あらためて、考えると、ンナ目立つもの、どうやっても目立たないわけは無いと思うのですが、ミラージュコロイドでも装備したMSや、乗り物や機材使って、工事でもしたのでしょうか?(汗)

明らかに、こう言う自体を狙って、黙認していたとしか思えないわけで、この的確な説明が、かえって、議長の胡散臭さをアピールしている印象を与えてしまいますが、とはいえ、こう言う説明を作中でやってくれるのは、非常にありがたいです。

しかも、前回、シンとキラがジブリールを逃したのが一因となって、この事態を招いたのですから、戦いの無い世界を作るために戦いを終わらせる。
そのために戦っているシンには、この事態をどうにかしないとという責任感が、重くのしかかります。
もっとも、前回の、シンとキラ、この2人がジブリールを追跡する描写には、今回の話で、シンを主役として、書くための仕掛けが施されていたのですが、それに関しては、後述することにしましょう。

そして、ミネルバは、ダイダロス基地攻略のために宇宙へ。

同じころ、レクイエムの、ビーム偏向ステーションのひとつ、グノーでは、ジュール隊がコロニーを落とそうと奮戦しているのですが、これまた、いつぞやのルナザクのスラッシュウィザート装備と同じように、ディアッカザクはガナータイプです。
相変わらず、わかっているなあ、高山先生・・・。

その知らせを聞いたジブリールは「想定の範囲内」というホリ○モンのような台詞を吐きつつ、
照射経路を変更、第二射まで、あと少しというときに、ダイダロス基地へ向かってくるミネルバ、そして、ディスティニーとレジェンドがその横に控えています。

そして、ダイダロス基地めがけて、タンホイザーを撃つミネルバですが、ザムザザー隊のビームシールドで防がれてしまいます。
このビームシールド、アルテミス基地やハイペリオンに搭載されている、光波シールドアルミューレリュミエールの技術を使っていますので、タンホイザーも通用しないので、オーブを脱出するときの戦闘で、証明済みです。

しかし、「これ以上、プラントを撃たせはしない」と使命感に燃えるシンのディスティニーが、レイのレジェンドが、ザムザザー隊に挑んでいきます。

そうしている間にも刻一刻と発射のタイムリミットがせまり、カウントダウンがゼロになって、トリガーを引くジブリールですが、レクイエムは発射されません。
そう、シンとレイ、ミネルバが劣りになって、敵をひきつけている間に、ルナのブラストインパルスが、基地内に侵入し、レクイエムの命令伝達ケーブルを切断していたのです。

どうして、ザフトがそれを知っていたか、それはおそらくは、外伝で、テスタメントガンダムを操っていた謎の少女(ジェスに仕事をくれるマティアスと似ていることから、血縁関係を唄がwセルが、まさか、女装している男の子とか言うオチじゃないだろうなあ・・・)から、議長に情報が流れたものだと思われます(デストロイや、ロゴスの譲歩もおそらくは沿うでしょう)。

そして、そのことから自分がデュランダル議長の手によって踊らされていたことを知った、ジブリールですが、ときすでに遅し。
怒りに燃えるディスティニーのビームライフルが、ジブリールのいる司令部を直撃し、レイのレジェンドは基地の上空から、それを静かに見守っているのでした。

メサイアでは、機知が落ちたことを聞いて、チェスのキングのコマを倒し、「ありがとう、そして、さようなら」と思わせぶりなことを言うジブリール。

倒すべき敵を倒して、ついに戦いが終わったと一安心する一同(タリアはそうは思っていないようですが)をよそに、ディスティニーのOSをバージョンアップするシン。
「戦争が終わったのに、何で今更?」と首をかしげるルナですが、まだ、世界のために倒さねばならない敵は残っているのです。

そう、キラ・ヤマトとアークエンジェル一味が。

ここまででかいたように、シンと同じく、ジブリールを逃したにもかかわらず、ラクス一味は、ダイダロス基地戦にはしゃしゃり出てきませんでした。オーブの理念で、よその国の戦いには加わらないから? いえいえ、キラ一味は、オーブと全然関係ないデストロイ戦にはしっかりと首を突っ込んでいますから、今回は、オーブに関係ないという理屈は通用しませんし、むしろ、オーブの世間的なイメージを回復する絶好の機会です。

何しろ、23話、28話とオーブと連合の(表向きとはいえ)共同作戦を国家の代表を名乗ったカガリが、邪魔しにきたり、ユニウス条約下でのフリーダム、アークエンジェルというよその国のMS、戦艦の所持、よその国に武器を持つなと文句をいっておきながら、自分達は、アカツキを隠し持っていたというダブルスタンダード。ボンボン版で、目に付くだけでも、これらの問題行動があり、しかも、確たる証拠もなしに議長の横にいるラクス・クラインを偽物呼ばわり(コレまでのオーブの行動を考えれば、本物であっても、偽物扱いを受けるのは無理はないかと)。
していますし、国際社会からは、問題国家扱いを受けていてもおかしくはないわけです。
しかもカガリの演説に横にいるわけで、自分が本物だという証拠は、何一つ提示していないわけですし、それがわかるのは、議長、と、その周辺、そして、アスランにAA関係者だけで、よく考えてみれば、本物と偽物を区別するだれにでもわかる見分け方など、なかったわけですから。それが偽者だとわかるのは、議長の一部のスタッフ、アークエンジェルとラクス本人だけですし、視聴者は、ブラウン管から、全てを見ているから、わかるというだけの話なのです。
ジブリールを匿って、国を戦闘に巻き込んで、その挙句、本物か、偽者かわからないラクスクラインを引っ張り出してきて、言い逃れをする。そんな胡散臭いイメージを世間にもたれても、おかしくは無いのであり、それを払拭するいいチャンスだったのです、ダイダロス基地戦は。

キラをヒーローとして描くなら、ジブリールを逃した責任を感じなければいけないのは、彼も一緒なんですから、この戦いに参戦させないといけないのですが、それをやっておらず、シンにジブリールを討たせている。
どう理由をつけても、ここでキラ達が出張らなくていい理由などありませんからね。それに、その気になれば、ニュートロンジャマーキャンセラーを搭載しているSフリーダムと∞ジャスティスだけで、飛んでいけるはずですし、出来ない理由はありませんから。
同じく、ジブリールを追いかけながらも、その失敗を償おうとして、ジブリールを打つために戦うシンと、なぜか、沈黙を決めこむキラ。
どちらが主人公として書かれているかは一目瞭然です。

そして、ロゴスを倒した議長は、ディスティニープランを導入実行しようとし、それに反対する勢力に便乗して、アルザッヘル基地に引っ込んでいた連合の残存勢力が出撃しようとしますが、応酬したレクイエムで、それを攻撃し、沈黙させ、残るは2人の歌姫、カガリとラクスとほくそえむ議長。

まあ、彼女らは、人に苦労させておいて、美味しいところだけを掻っ攫っていくわけですから、Kの機を見逃すわけはありませんし、議長がDプランを導入実行しなくても、彼があくだと言い張るのは目に見えていますから。しかも、同僚がノートに書いた走り書きしか、その根拠は無いわけですが、以前にも言ったように、その人物は、議長とは、正反対のコンセプトの遺伝子研究をしていたヒビキ博士。しかも、正しく理解していた保障も無いわけで、どう考えても、証拠の捏造という手段をやりそうです、自己アピールだけは上手く、前回の戦いでも、連合、ザフトからかっぱらった戦艦、MSで、両群が戦っているところへ乱入してきて、両軍を、無差別に攻撃しており、しかも、普通なら、戦争犯罪に問われてもおかしくないのを、まんまと、おとがめなしで、オーブに引っ込んでいた歌姫ナ訳ですから・・・・。
議長よりも、自分が正しいと見せるのはお手の物でしょう・・・。

それに加えて、機会をうかがっている連合の残存勢力もありますし、戦いが終わって、平和になった後では、民衆も今のほうがいと、dプランを否定するでしょうし、既得権益を持っている人々の抵抗は時間をおけば置くほど、おおきくなる。dプランを実行するのは、じっくりと時間をかけるのでなければ、短期決戦で一気にやらないと、実行は難しいわけで、レクイエムを撃ったのも、邪魔するものには容赦Hしないという牽制行為だったのでしょう。やってることは強引ですが・・・。
おそらくは次の目標はオーブでしょうが、今の段階では、世間の疑惑の目が向けられているでしょうし、それを払拭するアピール行動も行っていないようですし、オーブの攻撃を止めたのは、戦闘でオーブを攻めれば、Sフリーダムと、∞ジャスティスが出張ってきて、戦闘状況が悪化することが目に見えているので、得策ではないから、別の手段に切り替えただけですし、オーブは、意思表明をしただけで、ダイダロスの一件のドサクサで、オーブとの停戦は結ばれていません。
つまいr、今の段階では敵国なので、Dプランについて、反対するだけで、話し合いもせず宣戦布告もせずにに軍隊を送り込めば、レクイエムの標的にされても、文句は言えないわけですよ。

そして、シンとレイは、メサイアの守りにつくわけですが、レイはシンのことをDプランの象徴といいますが、これまた、アニメ版の最終回でいったように、Dプランには、弱者救済の側面も確かにあり、そして、それはシンのやろうとする行動を手助けするものである、ということであり、この台詞も、レイがシンを操るための方便だけではないのです。

そして、エターナルに乗って、ラクスが議長に戦いを挑んでくるのですが、戦いを前に、ザフトの二割が、ラクスに寝返ったわけですが、これで、レクイエムを撃っていなかったら、もっと多くの兵が寝返っていたわけで、連合の残存勢力を一掃することで、この後に控えているラクストの戦いに備えて、脱走兵を少なくしようという腹積もりもあったのかもしれません。
連合もデストロイとか、各地での圧政とか、色々とひどいことをやってたわけですから、議長のほうだけを、一概に批判できませんしね。

一部の兵の寝返りは予想済みだったようで、「それでこそ、倒し甲斐がある」と不適に笑う議長。ラスボスの雰囲気バリバリです(笑) そして、ラクス達を迎え撃とうとするザフトのカットで、次回の最終回へつづくと描かれているわけですが、あの最終回を、どう料理するのか、一ヶ月の間、非常に気になるところです(笑) 大きなストーリー展開に違いは無くても、納得のいく最終回であることだけは確かでしょう、アニメ版と違って(笑)
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by kwanp | 2005-11-17 10:23 | コミックス
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