どうもしっくりこないキャラだと思ったら・・・

ハヤテの4巻で、桂姉は別の作品で主人公キャラで、その内容が、ハヤテの雛形みたいな話だったということだそうだが、しかし、馬鹿な姉、優秀な妹というのは、よくある話なので、あの姉と妹の組み合わせもありかと思っていたのだが、こんな強烈な過去があって、あの姉のことも距離をおかずに関わっているのに(というか、この手の人種は、縁を切ろうと思っても切れるものではない)、アレだけの猫かぶりを実現して、しかも周りが騙されきっているというのは、妙にうそ臭すぎる気はするけど(笑)
三つ子の魂百までというように小さいころにおぼえたことはいつまでたっても忘れない、とはよく言ったものだが、桂姉の昔から、あのまんまであることは十分考えられるし、そう簡単に禦セルモノでもないだろうし、結局、その影響を濃く受けて、突っ込み属性が強くなると思うのだし、
余り甘やかさない姉とかいってるが、

あれでか?

口では厳しいことを言っているが、自分の高所恐怖症のこともあって、結局、厳しくなりきれないという意味で言ってるなら、

桐矢やアスランと変わらないと思うが(笑)

というか、ナギみたいなキャラがいたら、間違いなく、容赦なく谷ゾコへ突き落とすタイプです、この手のキャラは(笑)

甘やかさないなんて、生易しいものじゃないです、実際・・・。

ちなみに、実姉もちの人は、東鳩2の環やTLSSのルリ姉を見ると、トラウマを思い出すのだそうだが、桂姉妹の関係で、そういった話を聞いたことはなかったりしますし、そういう意味では、あまり甘やかさない姉というコンセプトは、あまり、成功しているようではなさそうですね。

只でさえ、主人公に都合よく話が運び出したところに、顔はいいわ、勉強は出来るわ、スポーツも優秀だわ、と、こんな都合のよさそうな要素を詰め込んだ女性キャラを出して、それがハヤテが気になって、と思わせる話を書いているところに、重点的に、スポットを当てるような話をかいていりゃ、そりゃ、面白くなくなりますよね・・・。
桂妹を、キャラとして突き詰めたというよりも、環とか、保奈美とかを見て、受けそうな要素を詰め込んで、野郎受けを狙ったというのが真相としては近そうですね。
多分、読みきり版にくらべると、マリアさんがまっとうなのも、あの性格では、師匠の影響が強いとか、言われるのを考慮してのことだと思いますけど(久米田作品に出てくる、腹黒い年上女性のキャラですしね)。

高所恐怖症に関して言えば、努力で克服し切れなかったというあたりをもうちょっと、本編で表現すれば、桂妹がらみのエピソードで、ハヤテの成長に一役買えたはずなのだと思うが。
努力とか頑張っても、どうしても越えられない壁みたいなものがあり、ハヤテと似たような境遇を持つ桂妹にそれを言われることで、ハヤテがいくら、お嬢のために身を粉にして、彼女のために働いても、まっとうに生きようとしても、それが、彼自身の力でそれをやるには、限度があり、結局、彼がやろうとしていることを全うしきることは難しい。そういう類のりくつをハヤテの前に提示することで、ハヤテの成長を促す要素になりえたと思うし、ひょっとしたら、これから先、そういった展開があるのかもしれないが、最近の展開では、最近流行のタイプのキャラ出して、受けを撮ろうという風にしか、思えないですし、マラソン大会の三連戦で、桂妹の、痛いところをついて、精神的に追い込んだだけですしね。
完璧に思える桂妹にも弱点が合って、それが人間らしい、などと思われるのが狙いなら、多分、一時的にはよくても、それは失敗する。この手の人間は、完ぺき主義で、プライドが高いが、それと同時に血のにじむような努力も怠らないタイプが多い。努力でどうしても、克服できないというのは、我慢が出来ないタイプで、何が何でも、クリアしようとして、それを成し遂げちゃうタイプが多いし、筋金入りの負けず嫌いとなれば、尚更だろう。
そんな弱点を見逃せば、桂姉に漬け込まれるだけで、今はよくても、プロフィールにあるような過去があるなら、それで、姉の好き勝手にさせておいたら、目も当てられない状況になるわけで、限界とか、どうしても出来ないとか、泣き言は言ってられない状況だったと思うのだが。だいたい、今の両親のところに引き取られたからといって、今後、また、かつて、両親が、借金を残して、蒸発したような状況に陥らないなんてことは、だれも保障できないわけで、似たような状況に陥ったときに、桂姉が、妙な方向に突っ走らないということはだれも保障できないわけだし(多分、死ぬまで、ああだろうしな)。ネコを被っているのも、過去が関係しているのかもしれませんね。人間、ハヤテや、桂姉妹が借金を背負わされたときに、それの手助けができるやつなど、そうそういないですし、係わり合いになるのを避けるほうが多いでしょうから。いざとなると、人間、信用できないということを、10年前だから、6~7歳で、子供心に肌で感じ取ってた可能性は高いわけで。ある意味では、ハヤテよりも、自分をよく見せようとする根は深いのかもしれませんね。ある意味では、似たもの同士かもしれませんが、ハヤテと桂妹は。
まあ、完璧なキャラも、ひとつの短所で台無しになるということは、この手のキャラに対して、よく使われる手法ではあるが、桂妹の場合は、人に厳しく言っておきながら、自分の短所はどうしても無駄、というところで、人に厳しく、自分に甘いということでしかないのであり、結局、運動ぎらいのお嬢とは類友でしかないのだろうなあ・・。それを抜きにしても、結局、風向きが変われば、人間は現金なものだ、ということを知っているから、財産目当てで近寄ってきたり、命を狙ってくる人間ばかりを見て、特定の人間にしか心を開かないお嬢に近いものを感じたのかもしれませんな・・・。前述したように、ハヤテにも、近いものがありますし、この二人の仲介者になりうるのかもしれませんが。
一番、うってつけな突っ込みキャラというのであれば、サンデー誌上では、ガッシュの清麿を初めとして(彼の突っ込み無しでは、ガッシュという作品は成り立たないところが強い)、「ケンイチ」の兼一、「チルドレン」の皆本など、名(迷)つっこみキャラに事欠かないので、、あえて、被るのを避けたのと、おそらくは、それで、桂姉に対する突っ込み要素が強くなれば、ハヤテが霞むということを懸念したという面もあるのでしょうけど、被るのを避けるにしても、別の要素で勝負するには、結局、キャラをしっかりと練らないといけない。まして、桂妹のようなキャラは、いってみれば、都合のいい要素の集合体なわけだから、それを納得させるには、普通のキャラ以上に、キャラを作りこまないといけないわけです。複数のパーツを組み合わせただけのロボットよりも、ひとつの機体として、改造、調整して、作り上げられた機体のほうが、メカとして、秀逸なのはいうまでもないでしょう。
その上で、主役を食いそうなキャラが動き回るのを避けるために、桂姉を出さないようにして、桂妹のよさそうな部分だけ、目立たせる。ということまで、やらないといけないわけで、余計に手間がかかるキャラなのですが、逆に楽に走っているみたいですからね、三連戦の話を見ても。
だから、高所恐怖症のくだりも、申し訳程度につけられた弱点のように思えてしまいますし、ましてや、人間離れしたキャラが複数出ているのですから、それで、そういう連中と前面から戦わずに、しかも、ナンの工夫もなしに(それでいて、自分は善良だ、見たいな顔だけは一丁前)弱点や相手のフイばっかりついても、面白くもなんともないですからね・・・。
そういう意味では、「ぼくのかんがえたさいきょうがんだむ」と言われるフリーダムやSフリーダムと大差ないところがあるのですけどね、これが。
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by kwanp | 2005-11-21 15:14 | コミックス
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