まあ、実際・・・・・・・

こいんさんのコメントの返事が長くなりそうなので、こっちで書きますが、
私は、畑センセも、ハヤテも、今の時期が、盛り返すかどうかの正念場だと思っていますので、ここで、盛り返さなかったら、これから先、きついんじゃないか、と思っていますし。

こいんさんの指摘しているように、畑センセが逃げているという傾向は、私は、伊澄の告白以降から、徐々にそうなっていって(ハヤテの不幸がなくなったとか、勘違いとすれ違いの描写も影をひそめた)、そのつけが出てきて、最近になって、顕著になったと思いますから。
それまでのハヤテの状況は、狙い済ましたかのように、ハヤテに不幸が襲い掛かる、そして、お嬢にいった脅迫の台詞を勘違いされて、告白と間違えられたように天然という要素があったのだが、伊澄が真正面から告白して、それを別の意味で受け取ったという、連載のクライマックスにでもやるような、ことをやって以降、お化け騒動のときは、正体を察して、機転を利かせるというようなことまで、やってのけていたわけで、ハヤテを天然というには無理がで出したわけだが、不幸のネタも、天然を装うにも、毎回毎回、趣向をこらして、考えないといけないという類のことであり、週刊連載で長く続けるのには、無理からぬところがあるわけだ。
スレイヤーズの番外編もフルメタルパニックも、オーフェンも、最初のころは濃い変なキャラが出まくっていたりしてたのに、ある時期から、その影が潜めてきて、比較的、常識的な話に落ち着きだした時期もありましたから。どんだけ、その手のネタにストックがあっても、いつかは底をつくので、やりようとしては、悪くはないのですが、ただ、方針転換が早すぎたという気はしないでもないですが。しかも、このあたりから、火事場のバカ力とはいえ、虎を一撃でねじ伏せたり、マフィアを一撃でのしたり、し出したわけで、最強化が進み、おまけに狂言誘拐の解決法は、強力な武器であっさり撃退なのだから、バトル物にするのを避けるにしても、まだ、ハッタリが効いていたので、この時期はよかったけど、その後は、お茶を濁したような描きかたしいましたし。
一部には、ハヤテの実力では、野々原やヒムロを相手にするには、実力不足という声もあるわけですが、しかし、現実に目の前の彼らと戦わないといけないし、それを何とかしないと、前に進めないのだから、その実力差を知恵や、周りの状況を利用して、勝ったり、切り抜けたりしないといけないし、効果線とか、白コマでごまかして、気がついたら、次のコマで相手が罠に引っかかっていたというかかれ方をしていたら、普通、手抜きと思われると思うのだが(汗)
おまけに、夏ごろには、幸か不幸か、桂妹がウケて、彼女が出ているだけで、大騒ぎしていたといえば、大げさかもしれないが、第1部のころとは違って、彼女の出番の方が多くて、マリアさん、完全に2軍扱いお嬢の影すら薄くなる状況。これで、ガッシュのパティや、一時期のスズメとか、からくりのミンシアのように、嫉妬の炎でも燃やして、行動に出てくれば、面白い結果になると思ったのだが、考えてみれば、お嬢が大人しいのも、動かしにくいキャラ付けというよりも、師匠のネタとカブるのを恐れたのかな、という気がしなくもない。
マリアさんも、最初、黒かったのに、段々、ちょっとずれているが、まともなお母さんお姉さんみたいになってしまったのも、たいていの人が、師匠の作品の腹黒い年上女性のキャラを彷彿としていたのが理由かもしれませんし。
執事キャラの影が薄いのも、野郎を余り書きたくないという願望もある気もしますが、それはさておき、クラウスが当初から、出張らなかったのは、三千院家が基本的な舞台であり、タマニ外に出るとか、知り合いの家に行くという程度のものであれば、さほど気にはならなかったですし、変態キャラをポンポン連発してもインパクトは薄れますし。
見ている人間からすれば、リアルな執事なんぞ、求めていないわけですし、じいやとか、有能とか、主人への強い忠誠心とか、世間で、求められている執事のイメージをハヤテ以外で納得させれば(成り立てですからね)、いいわけですし。執事モノと歌っているからには、ハヤテ以外の執事を、もっと出張らせないと、やはり、ウソっぽく見えるでしょうし。美形キャラばかり出ているけど、野球をやらない野球ものとか、アクションモノとか、料理をやらない料理モノとか、無理がありますし、メイドものなのに、メイドが出てこないで、美少年ばかり出てくる、自称メイドものなんて、見たがる野郎はそうおりますまい?
大体、女性キャラが受けているというのであれば、女性キャラの執事を出せば良い訳ですが、
それをやると、ハヤテよりも、そっちの方が、よく見えて、影が薄くなるという危険性もあるので、諸刃の剣だったりしますし。そもそも、ハヤテといい雰囲気に、というのは、結局、ハヤテの成長を促す結果になりますから、描くには話に、今まで以上に趣向を凝らさないといけない。
西沢の扱いにも、似たようなことが言えるわけで、不幸な目にあわせるにしても、さじ加減と言う者を考えないといけないわけで、ただ、単にひどい目にあわせればいいって者ではなかったりする。がっ、お嬢との兼ね合いで、彼女が、そのとばっちりを一手に喰らって、お嬢を優位に魅せるための、引き立て役になりがちな状況で、しかも最近の状況ですから、そこまで、配慮しているか、怪しいものですしね・・・・。タマはそのうち、地獄を見るとか何とか言っているが、主役至上主義の作品の場合、作者のこの手の台詞は当てにはなりませんし、やったとしても、読者の目から見れば、生ぬるい(もしくは甘い)物でしかない場合が多いですからね。
武装錬金が再殺編の受けが悪かった一因も、ここにあるわけですが。
ともあれ、第1部が終わる前後から、趣向を凝らすのを止めて、第二部で、桂妹が出だしたころから、特定の人気キャラを目立たせることで、受けを取れる状況がありましたが、まあ、この頃は、私の趣味と会わない程度の話ですんで他のですけどね。このあたりの傾向も、武装錬金の変態キャラてんこもりとカズ×斗貴ストロベリーに、話のウェイトを傾けすぎた、というか、呼んでくれている読者の多くが求めているものを描くことに気を取られていた(ファンでない読者には入りづらい)ために打ち切りにあった一因と被りますし(ハヤテはそれが男性ファンに受けやすい美少女キャラだから、多少、助かっている部分もあるのだが)。
おまけに人気も出て、前よりも、忙しくなって、趣向を凝らすには、時間が足りないのかもしれませんけど、それで、予定通りに話を進めようとするし、じっくり描くことで、あれこれ考えた話と違う展開になるのを恐れているのかもしれませんが(第1部で散々、ありましたしね)、細かい内容をはしょる傾向が前よりも強く鳴り出しましたし。やはり、物語は、小さな積み重ねをおろそかにしては、重要な場面だけでは、成り立たないと思うので、見ている人間としては、じっくりと描いて欲しいところですが・・・。
夏の終わりごろから、バックステージの内容も変化していて、前は、知っていなくても、さほど、支障のない内容だったのが、本編の内容の補足というか、ヘタすれば、コレを読まないと分かりにくいところも、出てきましたし。どうも、言い訳じみた中身になっている気がしますし。
ハヤテのウリのひとつには、小ネタをちりばめるという要素があるわけですが、あれは、見ている人間に、その知識がないと、意味が無いわけで、その姿勢は、自然と「わかるだろ?」的なものになりやすいわけですし。おまけに、ハヤテがブレイクしたので、小ネタ分析を手がけるサイトも増えてきましたしね。ただ、これがいけないのではなく、この姿勢は分かってもらおうのではなく、相手にわかれという姿勢を要求するものですから、ヘタをすると、自身で分かってもらおうとする努力をしなくなる恐れがありますしね。
小ネタはあくまで、ハヤテにおいては、副次的なものであって、物語本編の筋とは関係ないわけですから。

西沢も、あれだけ、散々な目にあわせられても、それでもめげずに、ハヤテを思うからこそ、キャラが映えると思うのですが、そこまでの押しの強さを感じないし、他の登場人物も、最近、自動的に役割をこなしている感が強いわけですが、そこのところに原因があるのかもしれませんね。
今のハヤテは迷っている状況にあると思うわけですが、迷うというには、答えを求めないといけない。答えを出すためには、必死になるものだと思うわけですが、ハヤテには、それが感じられない。
迷うというのは、自分の出すべき結論を出すために行動しないといけないわけで、何もしなくてもいいというものではないと思いますから。

本来、五話でやるはずだったパピヨンマスクを、コミックス一巻で、修正もせずに、人気が出たあとになって、一周年で出しましたからね。
やばいネタを、己の危険も顧みずに、表現するからこそ、ネタになるのであって、安全になってからでは、誰でも出来ますし。多くの人が、パピヨンマスクを求めていたタイミングというのは、コミックス一巻なわけで、お嬢がやることで、珍妙なセンスの持ち主で、一筋縄ではいかない人間だというキャラ付けにもなったわけですし。
誰もが、やばくて、手を出さないことをあえてやるからこそのネタでしょうしね。

まあ、今回かかれなかった、お嬢のハヤテを取られて、いじけるのは、来週以降、執事試練の再チャレンジがあれば、書かれることもあると思うので、このあたりは評価を保留にしているんですけどね。今回のことがあって、ハヤテにあいに行くのは禁止になっているはずでしょうし(それにしたって、先週の今週であれはないだろうと思いますけどね)。
やはり、第三部というのは、ハヤテとお嬢のターニングポイントだと思うわけで、ハヤテが他の人間の執事になってしまうというので、寂しさを感じているところへ、(試練に合格するために)仕事に燃えているハヤテを見て、そこでの仕事が楽しいのではないか、と勘違いしたり、それで、ハヤテにとって、自分は何なのだろうとか、省みる機会になると思いますしね。ハヤテに下って、自分にとって、執事の仕事とは何か、というのを考えるいい機会であり、自分がどういうH執事になりたいかという、きっかけを掴むいいチャンスだと思いますからね。あっさりと復職されたら、それこそ、その芽が摘み取られてしまうわけですし。
これで、そのまま、復職したら、「マテや、コラ」といいたくなりますしね。まあ、主人公や、一部のキャラに甘い傾向は、今に始まったことではありませんが。
ストーリー性を考慮している割には、キャラの成長やら、心情が置いてきぼりになっている傾向が、第二部から強くなっているわけですが、最近は特にその傾向が強くて、シチュエーションだけが先に出ている、そんな気がしますから。
とはいえ、今の状況が続けば、冗談抜きに、ファンに見限られてもおかしくはない気はしますが。もっとも、執事モノで、後発の作品が、ハヤテと同じような要素を満たしつつ、幾人モノ執事キャラをしっかり描きつつ、美少女人気もしっかりがっちり受け止めるような作品(あるいはどちらかね)が出てきたら、その座を奪われる危険性もあるわけですから、人気がでているからといって、そのザは安全とは言い切れないと思うのですが・・・。
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by kwanp | 2005-12-08 23:47 | コミックス
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