恋愛感情というよりかは・・・

ハヤテがお人よしという畑センセの言葉に、どうしても納得がいかないわけで、自分の利益のために、他人を蹴落とす、しかも謝りもしないで、「ココにいたら、殺されますから」とほざいて、安全なところに非難したり、そんなことした相手に、謝りもせずに力だけを借りに言ったりするわけだし、屋敷を追い出されてからも、離れ離れになっても、考えていたのは、屋敷にくる前のことを思い出していたわけですが、お嬢のためとかいいつつも、彼女のことを心配する要素とか、かけらもなくて、自分のことしか考えていなかったわけですし、普通に良心はあるかもしれないけど、自分が大変でも、他人のことを考えて、優先するのがお人よしだと思うのだが・・・。
しかも、マラソン大会の時には、賞金の話を聞いて、それを優先するに至る心理描写が、書かれていないわけで、その後の言動もあいまって、自分のことを優先する人間だと思われやすいのだ。どうとでも受け取れるようにしたつもりなのかもしれないが、結局、マイナスに作用しているのだ。
それを抜きにしても、今週のハヤテのどこに、彼自身が大変だったという要素があるのだろうか? むしろ、桂妹のほうがお人よしという気はするがなあ・・・。
その桂妹も、よくよく考えてみると、彼女の場合はお人よしというよりかは、事情が違うのではないかという気がするのだ。
優しい人間は想像力が高かったり、自分がつらい経験をしたから、人に優しく出来るわけだが、桂妹の場合は、一番感受性が強い時期に、親に捨てられているわけですし、姉が駄目人間だから、それを反面教師にしているというところもあるのでしょうけど、やっぱり、一番大きいのは、その両親と血がつながっていて、自分にも同じ部分があるのでは、という恐怖も関係しているのかもしれませんね。
まあ、だから、桂妹は偽善者だ、優しい振りをしているとかいうのではなく、彼女を、今の彼女たらしめているところがあるのではないか、と思うのだ。
桂姉は、あの性格が出来上がっただろうし、八千万円の借金を押し付けられながらも、それを短い期間でクリアできたということは、彼女を成長させもしただろうが、それ以上に、「人間、あきらめずにいたら、たいていのことは何とかなる」という考え、下手をすれば、「どんな状態に陥っても、最後はなんとかなるさ」と聞こえはいいが、好き勝手、自分の思うがままに生きる(そして、周りに迷惑を掛け捲る)生き方に拍車をかける結果になった側面もあるのでしょうね・・・。
問題は、妹のほうですが、親に捨てられたこと、姉の生き様とかを見て、見習うまいと思ったのも事実でしょうが、彼らと同じ血が、自分のなかに流れているというのは、通うと思っても変えられない事実。血だけじゃなくて、遺伝子レベルで、両親や姉と同じモノが刻まれているわけですし、今は、そうならずにすんでいるけど、何がきっかけで、そうなるかはわからない。
言ってみれば、いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えて、彼女は生きているようなものなのです。受け入れなくても受け入れても、その事実は変わらないし、受け入れているからこそ、同じようにはなりたくはないという思いが、なおのこと、強くなるのではないだろうか?
だから、両親のようになりたくはないと振舞うなんて、生易しいものではなく、ある種、自分との戦いともいえるレベルでして、何だかんだいいつつ、姉を見捨てないのも、姉妹だから、人を大事にする性格もあるのでしょうが、表向きの出来事の違いはあっても、彼女が姉を切り捨てるというのは、結局のところ、どういう事情があったとしても、都合の悪い身内を切り捨てる、それは両親と同じになってしまう、と彼女自身、思っているみたいですし。
ついでにいうと、マラソン大会のハヤテの言動も、桂妹からすれば、お嬢のためということもあったでしょうけど、ハヤテの事情もある程度はわかっているでしょうし、自分や姉も、同じような経験があるということもあって、ハヤテが賞金に目がくらんだということも容易に想像できただろうし、ハヤテが、自分の親と一緒に見えた可能性は高いと思うのですよね。
ところが結局は、地下迷宮の一件で、彼女はハヤテを助けている。ひょっとすると、桂姉を、何だかんだいって助けているように、ハヤテを切り捨てるのは、自分も両親と同じになってしまうという思いがあったのかもしれず、恋愛感情じゃないように思えてきましたね・・・。
とすると、今のハヤテだと、自分の根性を叩きなおそうとする桂妹から、さっさと逃げるか、ヒモ男のように散々迷惑をかけて、困ったときだけ助けを求めるという桂姉と大差ないパターン、しかも、桂妹は、よっぽどのことがないと、それを見捨てることはしないでしょうから、悪循環になるのが、容易に想像できますね(汗
両親のようになりたくはないと思うのは当然だし、その経験を踏まえて、優しく強くあろうとするのはいいことなんですが、桂姉やハヤテを、なんだかんだいって助けたりするのは、自分も両親のようになりたくはないという想いからきているのですが、それがゆえに切り捨てられない、それを口実に、周りを甘やかしているだけなのか、桂姉やハヤテのような人間の根性は、よっぽどのことがないと(桂姉の場合、10年前以上の借金か(汗)?)そう簡単によくならない、一生かけて、叩きなおさないということを身にしみてわかっているかのどっちかだと思いますが、後者であってほしいものですが。
考えてみれば、桂妹って、ハヤテのたどり着く可能性のひとつともいえるんですよね・・・。
どっちかというと、桂姉になる可能性のほうが高そうだけど(笑)

まあ、今週のラストも最初は、都合がよすぎると思ったのですが、ハヤテに桂姉が恋愛感情を抱いていない節もあるので、そう甘い展開にならんとは思うのですが(お嬢が勘違いする可能性はあるでしょうけど)、更なる不幸の前振りもあると思うので、そのあたりに期待したいところですよね・・・・。
そうでなくても、ハヤテの場合、以前にもいったように、西沢の告白をあまり真剣に受け止めれていないし、それに関して、真剣に考えるといった思考回路やパーソナリティを持たない。
つまり、同じ境遇を味わったことのある桂妹だからこそ、ハヤテの横っ面を叩いて、西沢の告白をどう受け止めるかを、考え出すきっかけになるという展開も推測できるのだが、畑センセは、期待にこたえるべたな展開というのをやらないので、また、妙な展開にならないといいんだけど・・・・。
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by kwanp | 2006-04-14 11:32 | コミックス
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