なんとまあ・・・・・

さて、散々、引っ張ったヒナ祭りも、ようやく結末のようですが、今回のサブタイトルは、Refrain of Evangelionに収録されている曲のようで。

冒頭で、ハヤテがプレゼントして、桂妹が、ハヤテを好きになったらどうしようか、と悩むわけですが、マリアさんが、「そんな、非科学的なこと、ありえません」と、ギャルゲーでありがちなシチュエーションを、あっさりと否定するようことをきっぱりと言い切るわけですが、あれだけの事をされて、普通はすきにはならないでしょうしね。
特殊な性癖か、「あなたは私が居ないと駄目なのよ」と世話をするタイプかのどちらかでしょうけど。

でまあ、時間を現在に戻して、生徒会室で、さっきまでの戦いがウソのように、お茶を入れるという光景が繰り広げられているわけで、正宗の機能を知らない桂妹は、一生の不覚と思っているわけですが、桂妹の本音を引き出して、ハヤテのことを意識させるという意味合いもあるんでしょうが、伊澄はヒーローとかいっていましたが、どう贔屓目に見たところで、ハヤテは所詮、怪人レベル。成長して、ヒーローになることはあるかもしれませんが、今の段階では、自分の欲望に忠実で、その通りに、己の力を振るい、行動して、それを抑えるとか、そういった行動に対する葛藤は無いわけですし、描いていないわけですから、ないといわれても、当然でしょう。

それに対して、桂妹のほうは、これまでは、イザというときに、人のことを優先してきたわけですし、桂姉の世話を焼いたり、ハヤテがあれだけ、身勝手な行動をしていても、見限らなかったりして、ヒーローといわれても、或る程度納得できる言動はやっているわけです。

早い話が、怪人がヒーローには、どう逆立ちしても、勝てないわけで、ハヤテが、汚い手を使わないと、勝てないのも無理は無いわけです。

つまり、正宗で、感情を不安定にさせるのは、桂妹を、ハヤテのレベルにまで下げて、ハヤテが勝てるように、調整するための、RPGで言うなら、イベントバトルか、普通に進めていれば、そのときのレベルで、勝てるように強さを調整された、何度も戦う敵キャラクター戦のような感じでしょう。

ハヤテに彼女的に恥ずかしい部分を見られて、「ああいう乙女チックナ部分が合ったのですね」といわれて(なんか、地下迷宮のときに、協力を頼みに行って、マラソン大会のことを責められたり、自分の都合で呼び出しておいて、結局、自分の都合で、すっぽかしかけたことをうやむやにするために、桂妹の不利な材料を攻撃しているような気もするが)恥ずかしいというか、気が狂いそうになるわけで、なんとか、事態を打開しようと、話の矛先をプレゼントのほうに向けて、お嬢の誕生日プレゼントを持ち出して、何が何でも勝負に持ってい請うとするわけですが、ハヤテが用意した誕生日プレゼントは、クッキーで、裏を狙ったみたいなことを言っていますが、

お嬢やマリアさんのご機嫌を取るために、プレゼントを用意して、金を使い果たしただけの気が・・・。

まあ、そんな事情を桂妹は知らないわけですから、ものは言いようですよね、本当に・・・。

ハヤテは、自分の誕生日に、ケーキの代わりにクッキーひとつみたいな悲惨な誕生日のことを語るわけですが、あまり、同情心する気になれませんね・・・・。

桂妹は、自分の誕生日にもそういうことがあったと語ったのを、信じられないような、顔でみるわけですが、クリスマスに大借金持ちになったのがウソのように、金持ちのお嬢様に囲われているのは、どこのどいつだ、オイ!!

まあ、ああいう経験をする人間が、そう何人も居るとは、普通、思いませんし、ハヤテのように、好き勝手な行動ばっかりやっている人間ばかりとは限りませんので、仮に桂妹がその口で、優秀で、模範的な振る舞いをしていたら、そりゃ、ハヤテの立つ瀬はありませんから。

そういう意味でも信じたくはないのでしょうけど・・・。

そして、コミックスを読んでいない人は初めて、桂妹の過去を知るわけですが、どういう借金の返済をしたのやら、非情に気になりますな(汗)

養父母は、桂姉の昔の担任で、ずっと、桂姉のことを気にかけてくれて、親に見捨てられた彼女らを引き取って・・・、面倒見がいいというか、善良というか、お人よしが、度を越えているというか(汗)

教師を辞めた理由って、ひょっとして、桂姉のとばっちりとか、思えてしまうのは、禁句でしょうか?

ひょっとしたら、今、このマンガで、一番執事に向いている人間かもしれませんが・・・・。

まあ、こういう経緯なら、今の養父母に大事にされている現状に自信がもてないのは、子供心に、メインは桂姉で、自分は、そのついでとか思ったのも、ありえなくもないかと(汗)

桂妹のようなタイプは、世話を焼く人間が、出てきたりするわけですし、人によっては、自由奔放に生きているように見えて、それが魅力的に見えてしまうこともありますからね。

あくまで、生き方のひとつでしかないし、それはそれで、大変な生き方でもありますし、そのひとなりに、大変なことも色々とあるのですが、人の目には、そこまでは映りませんからね。

ましてや、じつん両親に捨てられているわけですので、なまじっかなすきでは、彼女のそんな感情は抑えられるわけも無いわけですから・・・。

相手が好きであったなら、なおのこと。

切り捨てられれば、どんなにか、楽なのでしょうけど、そうもいかずに、そういった過去も、感情も消えないまま、それを乗り越えるなりして、生きていくしかないわけですが・・・。

そんな彼女に、ハヤテは、生徒会室の窓から、眼下に広がる光景を見せて、今はそんなに悪くはないとささやくわけですが、借金を、肩代わりしてもらった上に、囲われた先で、好き勝手しているんですから、そりゃ、悪いわけがないでしょう・・・・。

まあ、お嬢の機嫌に振り回されることもありますが、それに気をつけて振舞えば、やりたい放題ですから、悪いなんて思わないでしょう・・・。

ハヤテの言葉で、桂妹は、彼のことが好きなんだと結論を出すわけですが、怒りのあまり、正宗の力を抑えられずに、本音を吐露し、みっともないところを見られ、それをごまかすために、話を別の方向にもっていたら、昔のことを思い出すけど、感情が不安定なところに、さらに、過去の弱い部分をつつかれる話をされて、上手いこと精神的に、防御できるとは思えないわけですし。そこへ、苦手な高いところから、高いところから眼下の光景を見させられて、しかも、耳元で、僕がついていますよとささやくようなことを言う・・・・。

そりゃ、恋の大部分は、勘違いとは言いますが、この場合、ハヤテが、桂妹に散々ひどいことや身勝手な振る舞いをしていて、しかも、一方的な都合で呼び出したり、相手のプライドを傷つけるような行為を強要しようとして、しかも一方的な都合で必要なくなったから、すっぽかすようなことをしていなければ、そう考えることも出来るんですが、ハヤテの場合は、都合の悪いところをうやむやにするために、やっているようにとれるところがあるわけで・・・・、彼女の、その感情は、精神面が不安定になったところをつつかれて、上手いこと誘導されたわけで、思いっきり、一時的な気の迷いに見えてしまうのですが(汗)

大体、冷静さを失っているとはいえ、西沢のことはどうするんだか・・・・。バックステージでも、西沢との話が入るとのことでしたが、区切ったらきれいかもしれませんが、すでに桂妹は、西沢にハヤテとの恋を応援するといっているわけですから、触れなきゃ、ウソになるわけで、94ページの2コマ目がそうとも取れなくもないですが、はっきり言って、「すきだ」とわかっても、それだけですまない状況なので、すきだと認識するのなら、西沢に対する罪悪感も、もっと、前面に出した上で、書いてほしかったですが・・・。
大体、ハヤテの身勝手で、女の子に対して、散々、ひどいことや虫のいいことをやってきたわけなんですから、上っ面だけ、きれいに取り繕っても、意味が無いわけですし・・・。

多少、、上手くまとまらなくても、時間が余計にかかっても、やっといたほうがよかったのではないかな、というのが正直な感想です・・・。

もうちょっと、ハヤテの本性に踏み込んで、それに対する感情を、ハヤテにぶつけた上で、それを何らかの形で昇華していれば、まだ、納得は出来るんですが・・・・・・。まあ、お嬢のところに向かって、女装をとき、彼女との約束をすっぽかした時点で、桂妹とのフラグは、途絶えてしまって、他のヒロインとのルートで、便宜上の恋のライバルキャラとしての役割を担うことになるのかもしれませんし、今後の展開で、それに触れるのかもしれませんが、桂妹が、ハヤテにいいように利用されている現状を考えると、どこぞの深夜アニメで、主人公に、言いように利用された挙句に、恋仲の義理の妹が戻ってきたら、あっさりと捨てられたうえ、主人公は、悪くない正しいという風な、話の運び方をした、某作品みたいにならないといいのですが・・・。

はっきりいって、これからの展開をどう考えているかは、わかりませんが、桂妹は、これまで以上に、扱いを慎重にしないと、へたすれば、伊澄のとき以上に、大やけどをする可能性もあると思うので、気をつけたほうがいいかもしれませんが・・・・。

しかし、バックステージの話とかを聞いていると、切り捨てた選択肢の方が面白くなっていた気がするのですが・・・。

それでも、何があろうとはずせない話ということですが、それを描くには、色々と積み重ねも必要なわけですが、第二部以降、そういった積み重ねをないがしろにしている感が強い現状では、要所要所の場面だけ、しっかりと書かれても、その話の展開にうなずく気にはなれないわけですから・・・・・。
何しろ、この一年間は、ハヤテの身勝手な言動とか、自己正当化が目立つ言動が多かったわけで、そういうのを、すっとばして、「スキ」とか勘違いされても、しっくりこないというか、そういうのを知りながらも、放って置けないとか、どうも、気になるとか、そういう表現を加えていれば、まだ納得はできたんですけど、ハヤテの場合は、ここぞというときの、アピールだけは達者なので、うまくだまくらかした、という風に見えてしまうわけで。

マリアさんがらみの描写でも思っていたけど、ハヤテを成長させるよりも、ハヤテのレベルに、ヒロインを落とすやりかたをとっているようですね、どうも・・・。

もうちょっと、執事要素をかけていたら、今週の話も、主であるお嬢の友達である桂妹の痛みを、似たような境遇であるがゆえに、その痛みを軽くするか、気を楽にするような描写も説得力が増したと思うのですが、実際は、その逆で、自分のことばっかりですし。しかも、今週、やってることは、或る意味、マラソン大会と大差ないし・・・・・。

何週も引っ張っておいて、結局は、強引に、表面上は、ハヤテに都合のいいようにまとめた感が強いし、素直に、うなずけない展開でしたね・・。
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by kwanp | 2006-10-04 12:52 | コミックス
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