結局は・・・

ぱっと見、いいほうなんじゃないか、と思った、今回の売り文句ですが、結局、いつもと大差ない売り文句かも・・・・・・・。無理に、「決定版」だの道しるべだのいったところで、このマンガが、とっくの昔に執事マンガを描くことを、自ら放棄しているのは明白ですし(まあ、その代償に人気を得ているのだから、それはそれでありなのかもしれないが)、よくて、第一部の終わりごろまででしたしね、書いていたとしても。マラソン大会以降は、完全にうわべだけ取り繕っていた、執事の格好した人間が、主役の話でしかありませんでしたし。
そういう宣伝だけ、派手にしないで、少しは、それらしいことをしろよ、と何度思ったことか・・・。

まあ、少年向けで出ている執事が出ている作品とかを見た限り、執事のなんたるか、というのはさほど、求められていないので、萌えとか恋愛とかを優先したほうが、受けは取れやすいみたいですし、そっちでは、こういうスタイルに落ち着かざるを得ないようですが、それゆえに、女性読者の人気はとりにくいようですし(どうも執事スキーの間では、ハヤテは執事作品とはみなされていない傾向が強い)。
私自身は、この作品は序盤は面白かったけど、少年向けでは、というならともかく、執事作品としては、早い時期にやっていた作品という意見にならざるを得ませんね。特に、マラソン大会以降のハヤテは、自分のことばっかりで、山場になったら、それっぽい台詞を口にするけど、その場限り。しかも、取り繕うことだけは、一級品ですからね。
98回目では、桂妹がハヤテのことを好きだと認識したのか、錯覚しているのかは、ともかく、このまんま、恋愛要素一辺倒に傾くなら、ますます、執事ものとしては成り立たなくなる作品になりますけどね。
まあ、恋愛が駄目というよりかは、少年向けだと、最初から、結論が、恋愛に偏る傾向が強いし、そこへいたるハードルも低い場合が多いですから、「私」と「公」の板ばさみで悩むという描写があってこそ、この手の作品は生えるわけですし、ぶっちゃけた話、第一話の勘違いが無くても、すれ違いの関係というのは、やれたりしますから。

別にあの告白と勘違いが駄目というのではなく、普通にそれはやれるというだけのことですが、畑氏だと、そのやり方は、陳腐すぎて、やる気になれなかったのではないか、ということだとは思いますけどね(でも、ハヤテのハーレム描写も、一種の陳腐なワンパターンの部類に入ると思うけど、人気が取れるから、やらざるを得ないんだろうか)。

もっとも、それがために、この勘違いを継続したまんま、話が進ンでいるので、物語に支障をきたし始めている部分もあったりするようですが。

まあ、それはさておき、今回はマリアさんメインの話ですが、初めての人に対して、「17歳」と自己紹介しているわけですが、初めてにしろ、このマンガを見る人は、かなりの確率で、マリアさんにまつわる話を知っている気がするのは、私だけでしょうか?

マリアさんの着替えシーンですが、着替えに4ページ使っているメイドマンガ? 

雛見沢クールボーイズですか?

・・・・ごめんなさい、うそです、あれは3ページですし。エマですけどね。

しかし、先週の使い方は畑氏にしてみれば、あれでも結構な冒険でしょうけど、見るほうとしては、一挙に、丸々使ってほしかったというのが正直な感想でして(うん、無茶なお願いだというのは、わかっているが、それでもね)。

着替えが終わって、まだ、寝ているお嬢の紹介やハヤテの紹介をするわけですが、ハヤテのことを天然ジゴロとかいってるわけですが、だから、そういう類のネタは、本人に突きつける形でやったほうがいいと思うのだが・・・・。

やりかたが、その場しのぎだし、結構、ボロがでまくりなのに、うまいことやっていけてるので、天然といえば、いえないこともないですが、ハヤテの場合は、作者補正に助けられているようなところが大きいですからねえ・・・・・(ハーレム作品の場合、そういう傾向が強いわけですが)。

まあ、多分、それは、最後の最後までやらないでしょうけどね、畑氏のようなタイプは(批判が無ければ、絶対にスルーしているたぐいの話だと思うし)。

しかし、朝の仕事を丸々、すっとばして、どうするのだか(汗) こういう話は、普段、スポットが当たらない部分の描写も必要だと思うのですが、マリアさんにスポットを当てることで、それが果たされていると・・・・、でもいうのだろうか?

まあ、普通に書いたら、こういう場面はページが食うのはわかるのですが、そのあたりの省略も、書き手のセンスにかかってくるとは思いますが、こういう省略の仕方が不得手だから、話のスピードが遅くなるのに、そういう人間が、無理やり、あれこれ、話を省略し始めたら、ダイジェストと変わらない内容になってしまう気がするので、一気に、省略を身につけようとしないでほしいものだと思うのですが(こういうのは、時間をかけて身につけたほうがいいし)。

今日から試験だということで、アンニョイな顔になっているお嬢とハヤテ。マリアさんは、今日から試験だというのに、遅くまで、DVDなんか見て、とかお姉さんというよりかは、おかんモードになっている気がしないでもない発言をしておりますが(笑)、試験前というのは、少なからぬ人間がこういう行動にはしってしまうものだという気はしますね(汗)

二人を送り出した後で、ワタルの店にDVdを返しに行くわけですが、そこで、不良にからまれている(不良の元ネタは、ザンギエフだの、トルネコだの、ダルシムですが、聖者がそんなことしていていいのか?)西沢に出くわすわけですが、自分たちの事を無視されたと怒る不良たちにけんかを売られるわけですが、それを形意拳で撃退するわけですが、この形意拳、槍術と共通する部分もあるそうで、まさか、マリアさん、槍とかも使えるんじゃないだろうなあ・・・。
遺産相続の件もあるだろうけど、マリアさん、三千院家においては、ハヤテと同じくどこの馬の骨とも知れない人間であることには、変わりないわけですから、お嬢の身と、自分の身を守るために、体術とかをマスターしようとしていた(今もやっているのか?)時期があったのでしょうかね。

その後は、SPの皆さんが出てくるわけですが、不良撃退くらいにしか役に立たないSPって、一体・・・・。

不良を撃退した後で、西沢にハヤテとの関係を尋ねるわけですが・・・、振られたことをハヤテに勉強を教えながら、思い返していたわけですが、しっかりモノというよりも、保身の術に長けているだけですし、それだって、長期的なものの考えが出来ないわけですからね。

普通ならともかく、三千院の力で、ハヤテの過去を洗いだせるはずですが、そういうことはしていないのか、それとも、ハヤテが人に、己をよく見せるやり方が結果的に上手くいっているのか、ハヤテの本性を知っているのは、桂妹をふくめ、ごくわずか。
マリアさんも、結局、天然ジゴロとか言いながら、その結論に至っていないので、批判されているハーレム描写に言及しながらも、結局、批判しきれていないし、「女の子に興味が無いんですか」というボケをかまして、しかも、夜の部屋で二人きりというシチュエーションで、ハヤテがどぎまぎしまくっているわけですが、マリアさんを年増扱いしたりしているくせに、こういうときだけ、異性として、意識するような描写を入れたりと、一貫していないだけに、変な方向に、はぐらかしているなという風に思えてしまいますけどね・・・・・・。

柱には、執事を弄るのを忘れないとか言っていますが、弄られているのは、マリアさんでは? という気がしますが・・・・。表紙の売り文句は少しは、いいカモとは思ったけど、内容を見てみると、やはり、いつものセンスだな、と思えてしまいましたし、結局、メイドの一日的な部分もあまりなかったわけですし・・・・(まあ、ハヤテを見ている人で、それを求めている人は少ない部類なんだろうけど)

サキの見合いの時も思ったけど、何が何でも、話を一回に抑えることを優先しすぎのような気がするので、無理やり、一回にまとめるよりも、話の方を大事にしたほうがいいような気がするんだが・・・・・。

しかし、こうも、マリアさんがクローズアップされるということは、何かの死亡フラグですか、これ(汗)?

それとも、マリアさんのフラグを入れようとしているのかもしれませんが、その前にやることあるだろうに・・・・・。複数キャラのイベントを同時並行でやってるような、感覚で、話描いているようなニュアンスを感じるわけですが、話が一本道だ、みたいな発言しておいてモ、結局、そこから抜け出しきれていないような気が・・・・・・。
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by kwanp | 2006-10-25 13:21 | コミックス
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