結構、共通項が・・・

今週は、一周丸々使って人気投票の結果発表だったわけだが、応募総数一万票だそうですが、これは、WEBでの応募も、結構、応募しやすさに拍車をかけたことも関係しているんでしょうね(応募総数は書いているわけですが、WEBで何通、はがきで何通というのはまあ、当然のごとく書いていなかったわけですが、ハヤテが執事らしい言動をやっていないのに、執事マンガの決定版とか、得意げに言うようなサンデー編集部らしい言い方ですよね(笑)
こいつは、ハヤテが、良くも悪くもネットでの反応に敏感だからということもあるんでしょうけど、応募のしやすさはサンデー本誌を買うというのよりも、各段にハードルが低くなるわけですからね。ガッシュでも、一部の投票で、この方式を採用している訳ですし。

でまあ、桂妹が1位に入っているわけですが、単に才色兼備というだけよりかは、うちでも散々、指摘しているハヤテに散々、利用されながらも、奴に世話を焼いたりしているうえに、ハヤテとのフラグをにおわせたことや、結局、ハヤテのことが好きであることに気がついたことも、無関係ではないだろうし。
だが、この構図、DCSSや、シャッフル、ギフトで、ことりや楓という風に、主人公に散々世話を焼いたりして、尽くした挙句に(しかも、ことりは、一度降られている上に、親切心から、世話を焼いて、気持ちが、という構図)捨てられるという構図に近い(桂妹は、まだ、捨てられていないわけですからね)。
おまけに、こういう話の主人公に限って、自分は悪くはないという態度を取り、作中でも、さも、主人公のほうに非がなく、好きになった相手のほうに非が或るかのようにかくわけで、散々、主人公や作品が非難されているわけだが、味方を買えれば、いいように利用されているヒロインのほうは、高感度があがりやすいともいえるわけで。
もっとも、これで、同情の余地のない性格のヒロインだったら、さっさと切っている人も少なくはないだろうし(同上の余地のあるヒロインでも、話を見続けるのは、あまり、いいものではない)。

まあ、見ているほうとしては、そのたびに、不快感の強い話を見せられるわけで、こういう手法が、頻繁にとられるようになったら、たまったものではないが。

しかもハヤテの場合、主人公が働かない親を養っていたうえに、そのひどい親から、1億5千万の借金を押し付けられ、挙句の果てに、お嬢様に肩代わりしてもらい、そのお嬢様のもとで働くことになるわけだし、しかも、不幸という(不幸キャラ好きから言わせてもらえば、ハヤテの場合、不幸だけど、借金は返せていないにしても、同時にいい目も見ているので、まだマシなほうなんですが)ことを売りにして、何をやっても、こういう事情だから、ああいうことをやっても仕方がない、と思わせることに成功しているわけで、前述の作品ほど、批判を受けない構図があるわけで(個人的には、好きにはなれないキャラですが)。

こういう見ている人間には、たまったもんじゃない構造の作品がいくつも作られる一因は、間違いなくKANONが原因でしょうね。
何しろ、泣きゲーだとか言われているわけですが、アレの話の7割がたは、主人公の過去の所業が原因で人生を狂わされた女の子を、主人公が助けるという話でしかないわけですから。
あゆや、真琴、舞、特に名雪などは、祐一に散々泣かされている上に、他のヒロインのシナリオでも、何だかんだいいつつ、祐一に、さりげなく、世話を焼くような行動が目立つわけで。
無縁なのは、栞と佐祐里さんだけなのだが、栞に関しては、姉の香里が妹をいないものとして扱うというような行動とぉ取るということをしており、祐一の代わりに、ヒロインにひどいことをする役を買って出ているともいえるわけで。
しかも、祐一が助けるのは、一人だけであり、シナリオでは、特定のシナリオに入ると、他のヒロインはあまり出てこなくなるし、その結果どうなったかという事実を突きつけられることはなかったりするが、おそらく、秋子さんや、あゆや真琴は助からないだろうし、舞は佐祐里さんを斬っているという救いようの展開のまま、ヘタすれば、舞自身も、下手に魔物との決着をつけて、己の命を危なくしている(魔物は、舞の分身であり、自作自演みたいなもの)、助かる可能性があるのは、栞くらいであるが(医者の宣告を裏切るほどの回復を見せる人間というのは、時々いる)、これまた、姉妹間の溝は深まったままであろうし。
、まあ、このあたりは、KANONに限らず、他の作品でも、そうであり、たいていの作品は、主人公がいないと、そのヒロインの抱える問題は、解決しない場合が多いし、しかも、その結果を、直接的には、突きつけられない。おまけに、ヒロインの人生をかえた、主人公の過去の所業は、過去の回想で、間接的に語られるし、ゲームを実際にプレイした人なら分かるだろうが、あいまいで、どうとでも取れる内容であり、回答が存在しないのに等しいのだ。
これが受け手の想像力を刺激したわけだが、逆にいえば、主人公は、ヒロイン4人に対して、ひどい事をしていて、結局のところ、一人しか、それを助けれないのだ。まあ、主人公なしで解決できる悩みは、逆にいえば、主人公が要らないということでもありますけどね(笑)
しかも、七年間も、こなかったということもあり、主人公の責任を直接的に感じさせないようにする構図というのも、周到に作られているのだ。
DCSSやシャッフルなどは、前者は、前作から二年たっているわけだが、別に、主人公とことりは離れていたわけではないわけで、むしろ、その逆であり、シャッフルやギフトでも、世話を焼いてもらったりして、べったりなわけで。その恩恵を受けながら、その相手を悪者扱いするわけで。特に、シャッフルの主人公は、楓に何年も危害を加えられていたわけだが、自分から、悪役を買って出たわけですし、その始末のつけ方が、まずかったから、楓が追い詰める一因になってしまったわけで、それなのに、逃げた主人公は、バッシングされて、しかるべきだろうし。

ちなみに、ハヤテの場合、伊澄が、誤解からハヤテを放り出したことがあり、そのハヤテを買い上げるということをしたわけで、これが原因で、伊澄がバッシングされたことがあったのだが、はっきり言って、お嬢が、感情に任せて、放り出したわけで、それを引き取ることに関しては、問題はないわけだしそもそも、ハヤテが親に一億五千万の借金を押し付けられ、売り飛ばされた時点で、借金取り→お嬢というように、売買ラインはすでに出来上がっているわけだし、人を物のように扱っているという時点では、お嬢も同罪なのだ。
しかも、お嬢は、その売買ラインを断ち切れる立場にあった(最初はプレゼントだといっていたのに、ハヤテの余計な一言で、感情任せに借金にした)にも関わらず、売買ラインを、継続させてしまい、伊澄は、放り出されて、行くところがなく、借金を抱えているハヤテを、心置きなく、自分の手元に呼ぶには、ああするしかなかったのである。そもそも、物事を辿っていけば、結局のところ、ハヤテが両親に依存しているのが、そもそもの原因だったりするのであって、お嬢や伊澄は、そのとばっちりを食らって、手を汚した(というのは大げさなのかもしれないが)にすぎないわけだが。
今考えてみれば、あのバッシングも、好きなキャラが汚れているのが許せないというたぐいのものだと思うのだが、お嬢が感情まかせに人の人生を左右するようなことを口走る性格のために、伊澄は汚れざるを得なかっただけなんですけどね。
仮に五話の時点で、借金になったにしても、お嬢の気分で、借金を背負わされているわけだから、お嬢の気分で、いつチャラになってもおかしくはないのだが(笑) 
おまけに、結局、事情はどうあれ、ハヤテは伊澄を振り切って、お嬢の元へ帰ってしまう。
どういいつくろうが、ハヤテが伊澄を切り捨てたという事実には変わりがないわけで、これで、1億5千万円で、売買するという事実がなければ、ヒロインよりも、ハヤテのほうに、批判がもっと集まっていたわけだし、お嬢よりも、伊澄の行動のほうが良く見える。
しかも、場合によっては、ハヤテのために、事態の仲裁を買って出ることだって(結果はどうなるかは別にしろ)考えれたわけで、ますます、お嬢の立場が・・・・(以下略
おまけに、裏表がありそうな言動や、ワタルに対しての容赦のない言葉など、単なる天然ではないかのような、描き方をされているわけで、それもまた、本人の意思関係なしに、無理に買い取られたというイメージが強くなりやすい。
しかも事態が収拾した後は、おとなしく身を引くし、その後は、伊澄に対するバッシングがあったことも関係しているのだろうが、桂妹と入れ替わる形で、出番が少なくなり、出てこなくなる。
直接的に、ハヤテのとった行動の結果、他のヒロインがどうなったかという事実を突きつけないという、文法に沿っていたりするのだ。しかも、暫定最終回ということで、話に一区切りつけていて、出てこないことへの抵抗をさらに少なくしているわけだし。ハヤテが伊澄を切り捨てたという事実をぼかすのにも、一役買っているわけで。

ギャルゲー、エロゲーの場合は、たいてい、主人公の主観で話が進められるわけだから、他のヒロインが出てこなくても問題はないわけだが、アニメや、マンガなどは、そういうわけにもいかず、客観的に描かないといけなくなり、他のヒロインの事情に、触れなくなるというのが、不自然になってしまうわけで。しかも、かんがえなしに描けば、他のヒロインが、主人公とくっつかずに、その問題が解決されないというところにも、足を踏み込まざるを得ない(その前に、話数稼ぎ、他のヒロインのファンの気を引くという意味合いのほうもあるのだろうけど)側面もあるのだが、そんなものを見たい人が、そういるわけでもないだろうし。

また、列挙した作品の場合、たいてい、切り捨てられるヒロインと主人公の間には、浅からぬ付き合いがあるわけで、それが批判される原因にはなるものの、主人公を好きになるということに、とりあえずの説得力を持たせられるわけだが、これに関しても、同じような過去の境遇をもちだしているわけで、前述のヒロインたちとは別の形で、つながりを感じさせ、しかも、好きになっていくことへのとりあえずの説得力を持たしているのである。しかも、お茶を濁して、正面から、主人公の本性に触れないのだが、主人公のひどい部分を詳しく描かずに、しかも似たようなつらい過去をもつことを強調することで、「あんな奴が・・・・)という不満を和らげているところもあるのではないか、と思うのだ。
たいていの作品の場合、単に主人公よりかは、ヒロインのほうに、勝手に好きになったということで、罪悪感を感じさせたり、二人の仲を邪魔するということで、悪者にしたりして、主人公をよく見せるわけだが、それに説得力が感じられないので、これまた、叩かれる原因になるわけだが。そういう意味では、ハヤテのほうが、カノンのやり方を、より上手く実践しているといえるわけだが。
もっとも、上手く見せているということであって、やってることは変わりないのですけどね・・・。
いや、主人公が悪くないという点については、さらに巧妙にやっているような・・。

そういう意味じゃあ、よくも悪く、この作品を象徴した結果といえなくもない投票結果なのでしょうね。
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by kwanp | 2007-01-12 12:09 | コミックス
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