西沢は普通のキャラだそうだが・・・

よく考えてみれば、西沢って、普通のキャラというよりかは、普通でなければいけないキャラなのだよなあ・・・・・・。

何せ、西沢のポジションというのは、物語開始以前は、あれこれと世話を焼いていたというように、桂妹に近いポジションナ訳で、お嬢に囲われて、しかも、白皇学園に通うことになったら時点で、そのポジションに、結果的に桂妹が納まったわけだし。

西沢は、最初から、ハヤテのことが気になっていて、あれこれと世話を焼く、しかも、その態度は、周囲にばればれ・・・・。

周囲に、ハヤテの借金をあっさりと肩代わりできてしまうお嬢とか、13歳で、飛び級に次ぐ飛び級で学校を卒業して、今現在は、三千院家を裏で牛耳っているマリアさんとか、黒髪ロングの着物美少女で、霊能力少女の伊澄とか、歩くトラブルメーカーの桂姉とか、ポンコツメイドのサキとか、すごいのがいるわけで、かすんで見えてしまうが、それでも負けずに、ハヤテを追いかけて、借金総額を知り、なおかつ、ハヤテの本性に気がついているんじゃないか、と思えるような言動すらしているわけで、描き方で、影が薄いように書かれているけど、

ギャルゲでいうなら、ときメモ2の陽の下光なみに、高感度の高いキャラだよなあ・・・・。

こうかくと、いいことずくめのように思えるが、この手のキャラというのは、システム的、心理的にほかのキャラの攻略をやりづらいタイプのキャラでもある。

この手のゲームでは、有名な、ホワイトアルバムとか、メモリーズオフ(特に2)みたいなゲーム
も有名だが、

陽の下光は、普通にプレイすれば、まず、ほかのキャラでクリアできず、徹底して、彼女を遠ざけないといけないというプレイをやらざるを得ないのだ。

でも、ちょっとでも油断すると、彼女のエンディングになってしまうし。

彼女の場合、盲目的に隙というより、主人公がヒロインをとっかえひっかえして、デートを繰り返している(というか、それをやらないと、悪いうわさが流れて、しかも、爆弾が爆発したら悪いうわさが流れて、好感度が落ちる)のは、どう考えても知ってるだろうし。
何しろ、下校や、主人公をデートに誘うのは、普通にやれば、彼女が多いわけだし、システム上で、主人公の言動しだいでは、あるキャラが退学してしまうとイベントがあるが、そんなときにも、デートの誘いを、彼女はしてくるときあるし・・・。
どう考えても、主人公のことを、下手なストーカー顔負けで、追い掛け回して、並み居るヒロインを蹴散らしているといっても過言ではないのだ。
おまけに、このゲーム、ヒロイン同士の仲も設定されていて、主人公への高感度が高いほど、光との仲が悪いという設定がされているので、否応なしにも、主人公の見えていないところでの女の戦いなんてものを連想しやすい(汗)

ギャルゲの歴史(というほど、大げさなものではないが)を語る上で、やはり、ときメモは語る上では避けられないのだが、すべてのパラメーターを130にしないとクリアできなかった藤崎詩織は、クリアするまでに多大な手間隙がかかったうえに、最初は見向きもしなかったくせに、パラメーターがあがったとたんに、掌返すように、なびいてきたことで、嫌いだという人も、少なくないようで、高飛車とか、いって、嫌う意見も少なくはなかったが、そこまでは行かなくても、光がほかのキャラを攻略する上で、一番の難関になってしまうのは明白だし(汗)、光よりもほかのキャラが好きだという人にとっては、好きになれないという感情を持たれやすい。

つい、先日、放送が終了したカノンの水瀬名雪は、主人公に、一番、しかも、最後まで振り回されていたヒロインではあり、東映版も同じであったが、あゆシナリオで終わるという前提は覆せないが、東映版のようなことは繰り返せない(それをやったら、東映版と同じレベルという評判をあっさりとつけられるしね)。
見せ方を変えてあゆシナリオと名雪シナリオのラストを同時にやって、しかも、最終回では、目覚めないあゆに対して、かいがいしく世話をするというようなことまでやっていて(結局、この物語のヒロインのうち4人は、主人公が悪影響を与えたので、主人公が、その尻拭いをした、当たり前のことをやったという話に過ぎないしね)、ゲーム本編どころか、カノンssすらこまめに目を通して、研究しているんじゃないか、と思わせるような話作りであったが(笑)
見せ方がうまいだけで、内容的には、東映版やシャッフル、DCSSと話のベクトルは近いものがあることには変わりがない。

とはいえ、カノンSSにおいては、名雪が、主人公をゲットするために、手段を省みずに、暴走して周りを巻き込む(被害者は、香里や北川)というシチュエーションは、キャラのイメージを派手に壊しているわけで、アニメ版とかではやるわけには行かないわけだが、この手のキャラは、なまじ、自己主張しすぎると、DCSSの音夢みたいに露骨に、書き手がプッシュしているキャラの典型のようになりかねない。
そうでなくても、元々の条件として、容姿端麗とか、美的要素がいくつもそろっているわけで、これで、何のとりえもなく、さえない主人公が熱烈に好きというと、いくら作り話でも、やはり、受け付けない人というのも出てくるだろうし。
基本的な好感度条件が高いキャラだから、最終的にくっつく相手でもないのに、下手な美的要素や、有利な条件をつけた日には、やりすぎて、本来描くべき、主人公のヒロインのラブコメをぶち壊しにしてしまうのは、DCSSやシャッフルを見れば、明らかだろうし。
絶対に出てくるだろうし。メインヒロインでも、くっつく過程をしっかり描かないと、「お前ら、最初から、そうやってくっついていろよ」と揶揄されるのが落ちの話になってしまうし。
逆に不利な条件が、彼女に好印象を持たしているわけで、複数のヒロインが、出てくるのが前提の場合、彼女のような立場のキャラは、一歩、後ろに下がって、自己主張を控えるようなことをやらないと、好印象や、人気をつかむのは、難しいようで・・・。最終話で、身を引くような言動があった名雪だが、考えてみれば、好きな男が、自分ではない意中の相手のことに夢中で必死になっているのに、自分のことを構えなんていうことを言ったら、心象悪くするだけで、何の得にもならないので、おとなしくしていただけなんじゃあ・・・・。それに、あんだけされて、七年も待っていた彼女が、あゆがいるというくらいで、あっさりとあきらめるかなあ・・・?
何しろ、恋愛要素が薄いといわれている金色のガッシュにおいても、ヒロイン、水野スズメは、ファウード編までは、パティばりにどろどろした、ダークサイドを見せていたことすらあったのに、ファウード編になってからは、そういった部分が引っ込んで、普通のけなげなヒロインになってしまったからなあ・・・・・。

男性の妄想的な観点からすると、傍で見る分には面白いけど・・・・・・・・・・、という感情があるのだろうなあ。もちろん、男の虫のいい考えである事実は変わらないのだが・・・・。

前述した名雪だって、普通、七年前は、お年玉巻き上げられて、しかも、元気付けようとしたら、それを跳ね除けられて、見向きもされなかった上に、当の本人は、そのことを切れさっぱりと忘れて、七年間きれいさっぱりと忘れていたわけで。

そりゃ、雪が降る中、二時間も、主人公を待たせるくらいのことはしたくなるわな・・・・・。

しかも、再会したらしたで、たいていの場合、ほかの女追い掛け回しているわけで、
カノンssで見るような、暴走名雪になったとしても当然の条件は、そろっているわけで。
それを描かずに、けなげに、主人公の世話を焼く身近な女の子というのを描くとなれば、どう頭をひねったところで、男に都合の良い女にならざるを得ないし。

西沢のように、普通というキャラを、前面に押し出す作り方をするのは、ある意味、非常にうまいやり方というか、そうでもなければ、男にとっては、厄介なタイプの女性になりやすいし、虫のいい話だが、そういう相手を好む人間は、少ないほうだし。
それに、最近は、キャラが一堂に会するので、出番が多いが、彼女の出番が、少ないのも、そのあたりのバランス調整のためでもあるのだろう。
似たようなポジションとはいえ、美的要素満載で、しかも、同じ過去を持つという擬似的な幼馴染設定を持つ桂妹で、しかも、自分が、ハヤテを好きでいることに戸惑いを持ってる彼女よりも、ハヤテが好きなことに、ある意味、迷いがない西沢のほうが、手ごわいわけですから、桂妹が、頭が上がらないのは、無理もない(汗

もっとも、彼女のようなキャラが、一歩下がって、控えめにしているというのは、結局、ハヤテや、相沢祐一のようなキャラが好き勝手できるという状況に他ならないわけで、ましてや、ギャルゲというのは、男の欲望をストレートに表した代物ナ訳だから、こういうキャラは、ある意味、端的に、ギャルゲや、ギャルゲナイズされた話の一面をよく現しているとも言えるわけで・・・。
ギャルゲというのは、どこまでも、男の願望にダイレクトに応えるために作った話なのですよね。
実際、トリコロとかで有名な、海藍氏も、恋愛描写がある「ママトラ」や「キャプター」などにおいては、こういう手法を、うまく使っているわけですし。

どう考えても、暴走名雪のような女が、一生、そばにいて、その女性に束縛され続ける人生、好むような、強者が早々いるとは思えないしね。

大体、萌えというのは、姉萌えならダダ甘姉ちゃん、妹だと、ウィズユーの乃絵美に代表されるようなけなげな妹系というように、看護婦なら、白衣の天使というように、やはり、実像とは程遠いところがあるしね。
東鳩2の環シナリオなどは彼女のキャラが立っていないとかよく言われるが、実姉もちの人間は、彼女が苦手という人が多いのに、彼女の実姉属性の強いキャラが、存分に活かされたシナリオがかかれた日には、環に素直に萌えている人間でも、引くやつが少なからず出てくるだろうし・・・・・・。
普通という看板を掲げさせないと、西沢は、妙な方向に癖が強くなってしまうキャラだったりするからなあ・・・。
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by kwanp | 2007-03-23 23:08 | コミックス
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