やはり・・・・

無敵看板娘における、ヒーローがらみのネタの元祖は忘れてはいけないということか・・・(勘九朗は、ヒーロー嫌いだった)。

今回は、作中の戦隊モノ、シ-レンジャーが最終回で一時間スペシャルって、その大盤振る舞いは何ですか、うらやましい!!

同時に二つの戦隊を愛せない男、太田が、シーレンジャー最終回の日に、最後の戦い(カードコンプリート)に挑むというものですが、シーレンジャーはカードがらみのエピソードが多かったわけですが、太田がカード集めに狂奔して、われを忘れるという傾向が強かったわけで、ヒーロー好きの人が、たいていの場合、通ってしまう道なのですよねえ・・・。

ただでさえ、つい集めずに入られないカードな上に、カードダスのような自販機や、パック売り、以上に、コンプリートが難しいポテトチップスに付属のカードというある意味、ハードルが高い上に、シーレンジャーカードをめぐる騒動などで、コンプリートにこだわるあまり、これまで以上に暴走する傾向も、まあ強かった感がありましたし。

「俺がなりたいのは、ヒーローオタクではなく、ヒーローさ」というセリフを口にしたこともあるわけですが、Nになってからかかれる姿は、カード集めにわれを失う姿ばかりが目立っていたわけで、どうも、そのセリフに説得力を感じなかったのは、私だけでしょうかねえ・・・?

残したら、という美輝の言葉に、○ックリマンの時にシールだけ回収して、チョコを捨てるのは、言語道断みたいなせりふを言ってた太田ですが、一度に食わなくて、いいんじゃという意味で言ったのでは?

どうも、N(ナパーム)になってから、青鮫をヒーローとしてとしていたのは明らかですし。その対比として、カード集めというわかりやすい側面で、青鮫のヒーロー性を強調しようとしたのではないか、という気はしますし。

ただまあ、カード集めに暴走するという書き方はアレだとは思うわけですが、下着ドロと間違えられた一件では、

「よりにもよって、鬼丸のを盗むとは」「感覚がおかしくなってしまったのですね」「美輝姉に殴られすぎだよ、太田さ~ん」などと言われ、生暖かい眼で見守られる始末。

この話、思い込みの激しいめぐみが、太田が、雨が降ってきたので、美輝の洗濯物を部屋に入れておいてやろうと、シーレンジャーグッズのトライデント風の武器で部屋に入れようとしたところを、めぐみに見られて、誤解されるというシチュエーションで、彼の戦隊モノ好きが、度を越えているといったことを垣間見せる一幕だったわけだが、カード集めに、われを忘れるというあまり、いいイメージを持たせない書き方が、受け付けないという人もいるだろうが、ヒーローに限らず、何事にも、太田のように、常人の理解できないところまで、、ひとつの物事にこだわるというのは、一部の例を除いて、敬遠されやすいわけで。どうも、今回の話への伏線だったのでは?
とか思えてしまうのだが・・・・。

客の声援で、テッコツ堂に残ることができた青鮫も、あの姿で、鬼丸美輝に太刀打ちできたから、カンナの教育係としての責任感や、青鮫というキャラクターになりきってたことも無関係ではなかったと思うのだ。
まあ、無印のころから、人助けなどに体を張っていたりしていたわけだが、やはり、何かというと、過去の復讐のために、美輝に挑んでは、返り討ちに遭っていたし、塾の講師のバイトをやっていたころには、美輝から、塾の生徒のことを守るために体を張って、彼女と戦ったりしたわけだが、その姿勢は、一部の人間を除いて、ついぞ、理解されることはなかった。
無印のころは、人助けをしながらも、彼の行動理由のメインは、鬼丸美輝への復讐であったわけだが、Nにおいては、カンナの教育係という使命を持って、青鮫の姿を得て、ヒーローに消化されたわけだが、カンナが祭りと称して、人を痛めつける姿に、「このままでは、鬼丸美輝みたいになってしまうぞ」と、友の敵討ちから始まったとはいえ、美輝のこぶしを一身に受け続けてきた彼だからこそ、いえるセリフだし。美輝の強さを実を持って知っている彼は、人の痛みがわからない人間が、その力をもつことの恐ろしさというものを身を持って知っている人間でもあるわけで、だからこそ、カンナをいい方向へ導こうとするために奔走することに、説得力が生じるのである。鬼丸美輝への復讐→カンナの教育係という風に闘う理由をシフトすることで、彼はヒーローに昇華され、あの姿でいることで、美輝すら返り討ちにすることができたのではないだろうか? 決して、青鮫スーツの性能だけでは、美輝には勝てないだろうし。
念のため言っておくが、暴れまわって、騒動を起こして回っているとはいえ、美輝は一応、困っている人をほうっては置けない、優しい性格だし、クレヨンしんちゃんみたいに、酔っ払ったときに、礼儀正しくなるという精神的最終兵器といっても過言ではないにしても、そういう側面も持ち合わせてはいるわけだ。ちなみに、佐渡川氏の弟子で、きららで、漫画を書いている吉谷やしょ氏のあねちっくセンセーションの第一話では、ひょんなことから、ある女性ともめていた主役が、10年ぶりに遭う姉のことを、おせっかいで、優しい性格というのだが、その女性は、そういう人間に限って、世間に染まって乱暴モノになるのよねえと鼻で笑うようなセリフを口にしていたわけだが、この事例、鬼丸美輝にまんま、当てはまると思うのは私だけではないだろう。

そして、今回も、美輝がいつもの面々に加え、Nになってから、出番がなかった茅原智香や、権藤エツ子までも、助っ人を連れてきたわけだが、青鮫の場合と、形は違えど、たとえ、理解されずとも、己の道をあきらめないものには、いつかは、そのことを理解して、手を差し伸べる相手が出てくるという意味では、共通しているのではないだろうか?

助っ人も加わり、最終回の放送を尻目に、シーレンジャーチップスを貪り食う面々、一見するとシュールだが、理解されずとも、あきらめてはいけない戦いがあるということを、この光景を通して、書きたかったのかなという気がする。

でも、どうせなら、辻逸色もつれてきたらよかったんじゃないかな、とは思いますけどね。

でまあ、めぐみが終始、その光景に対して、理解できないといった顔をするのだが、ブツレンジャー最終回で、はまり、ビデオを集めた彼女ではあるが、ヒーロー的な資質を持っていた勘九朗はともかく、彼女は、そういった資質は持ち合わせていないし、ヘルズバニーそっくりといわれたこともある人間だ(笑) ヒーローにこだわる姿勢に関しては、ある意味、初心者レベルというところで、最近の流行で、ヒーローものを見出した、イケメン役者目当ての典型的な女性ファンという書き方で、彼女を書いたのではないのだろうか。こういうファンは、ヒーローがどうのこうの、というよりかは、好みの役者が出ていれば、それでいいわけだし。ヒーローにこだわるファンとの温度差は、かなりの差があるわけで。

ある意味、今回の話も、青鮫編と表裏一体という風に考えていたほうがいいのかもしれない。

しかし、太田よ、ポテトチップス食った手で、カードを持つのは、どうかと思うぞ・・・(笑
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by kwanp | 2007-04-05 16:43 | コミックス
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