大事なものがあるのは誰もが同じ

今週のお嬢の接客ぶりで、成長したとか言う声がでかいわけですが、ワタルに対する態度とかを見ると、好きな人のためだから、頑張れるというある意味当たり前の態度だと思いますし、ハヤテに関して、悪いとは思っても、ワタルには悪いとは思っていない。
その親友の伊澄にしても、自分の役目を果たすためには、ワタルの心を踏みにじっても気に求めていない。
そういう連中が、接客をうまく出来たとしても、お嬢の場合は、カラオケの話で、西沢と絡むときだけ、英才教育みたいな話が出てきて、無理やり持ち上げた感が強いし、しかも、畑氏がマンガに関する論を作品に持ってくるときは、大概、自己正当化というか、言い訳に使っていたりするので(バレンタインのときとかね)、しかも、漫画家の言ってることは、バトルマンガを描いていて・・・、とか、どれも人気キャラで、ヘタに処遇を決めることが出来ないというように、畑氏が思っていることを代弁するかのようなことを叫んでいるわけで(追い詰められているように描かれていたが、冷静になって考えると、結構、ムシのいいことを口走っていると思うので、さして、同情する気にはなれないが)、それをお嬢が慰めるという話なので、構造的には、カラオケの回で、英才教育の話を持ち出してきて、西沢に差をつけるような展開に持っていたときと同じ構造なのだ。

それを差し引いても、好きな人がいるから頑張れる、そして、好きな人の前で、ライバルに差をつけたいという心理もあると思うのだが・・・。
しかも、引きこもりとはいえ、お嬢は、英才教育とやらを受けているし、しかも、特定の人間意思か心を開かないということは、財産狙いとか、命を狙う連中がいて、そいつらがどういうところにいるかわからないから、それ以外の人間には、迂闊に心を開いていないし、しかも、金持ちの孫娘ということで、一応、礼儀作法くらいは英才教育とやらで、叩き込まれているだろうし。作った表情しか見せていないということで、つまりやっていることは、いつもと変わらないということだ。
それが好きな人と、恋敵が一緒にいるから、好きな人にいいところを見せて、しかも、恋敵に差をつけたいというと心理が働いて、客に対して、表面上ある程度取り繕うことが出来たに過ぎないのだ。

第一、西沢に対しては、ライバル心剥き出しな態度なわけで、好きな人のために頑張るというのは当たり前だが、その分だけ、その反動もでかいというわけで、それが西沢に向けられているのだから、成長と言いがたいのだが・・・。

おまけに、あの伊澄が神父に振り回された一件以降、ワタルに対してのフォローはなし。これで、お嬢が、接客をうまくしたところで、それを成長だとは、到底思えないのだが・・・。

まあ、ハヤテのためだけとはいえ、一応頑張れるだけマシともいえなくもないが。この二人の関係は勘違いから成り立っているわけで、それが明るみに出た時点で、お嬢がどういう態度を取るかというところで、その成長の真価が問われるわけで、感情任せに、人の人生を左右したり、自分の主観だけで、他人を罰したり(シラヌイが原稿をぼろぼろにした一件)というように、お嬢は問題のある性格なので、事実が明らかになって、ハヤテをどう思っているかによって(それでも好きな場合というのであれば、話は別になってくるのだが)、成長したかどうかがわかると思うのだが・・・。
好きな人がいるから、頑張れるとか、好きな人を大事にするというだけでは、当たり前で、好きな人がいなくなったり、失われたら頑張れないということになるし、好きな人だけに優しさを向けるのは、誰だって出来るのだ(それがおおきければおおきいだけ、好きでない人間、もしくは弱者にそれが向けられるというのも、事実である)。
つまいr、好きな人がいて、それが大事というだけでは、一歩間違えれば、銀魂の高杉や、クロノアイズのグリーナムのように、すべてを滅ぼそうとする魔王になってしまう恐れがあるのだ。

おまけに、三千院家は、作中では一番のお金持ちだしね。

ちなみに、私が批判の引き合いとしてよく出しているマラソン大会でのハヤテの借金返済を最優先で行動したことは一歩間違えれば、その魔王が目覚めるきっかけを作りかねないような危険なものだということだ。しかも、そういう行動に関しては、自分で反省した描写があるくらいで、それ以外には、彼の言動を批判する描写などは、一切かかれてはおらず、しかも、彼が正しい、忠実な執事みたいな風に強調されているという胡散臭さで、このあたりは、電王のおざなりな不幸描写にくわえて、その上でおいしいところだけを表現しようというところに通じるものがあるのだが。

確かに小さくても、成長は成長かもしれないが、最終的に魔王になるのであれば、その成長は意味をなさなかったということになると思いますし。
ついでに言えば、執事は主をよい方向へ導くのだそうですが、今の所は、あっちの女やこっちの女にふらふらと、いい顔しているだけですしね。しかも、お嬢や西沢の間の感情に気がついていないわけですが、それを差し引いても、今のエピソードでは、加賀北斗が還ってくるまでに、お店をつつがなく回すということですが、それも難しいみたいですしねえ・・・・。
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by kwanp | 2007-08-13 09:41 | コミックス
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