対になってるようで、なっていない

今週のサブタイトルは、先週のDistanceは同じですが、先週が「近くても」だったのに対して、今週は、「遠くても」、ある意味、そのまんまですが。

お嬢も見つかったところに、マリアさんがやってきて、お嬢は、マリアさんに、いつかはいなくなるのかもしれないが、今は、そばにいる、それだけは変わらないということで、それを確かに感じ取るためにか、彼女に抱きつくわけですが、お嬢の周りにいる人間は、確かに少ないけど、彼女が、自分のわがままで、周りを振り回している側面も確かにあるわけだしなあ。

おそらく、両親が健在で、普通に育ってるような状況だったとしても、こういう風に育つことは変わらなかったんじゃないか、と思いますしね・・・・・・・。

先週、ハヤテに対して言ったこともあるので、ひょっとすると、ハヤテに対して、「お前は、私のそばにいてろ」というためのアピールなのかもしれませんが。

何しろ、帝のじいさんのところに行ったときなどは、カーテンを閉めずに着替えていたシーンがあるわけで、てっきり、マリアさんの仕込みかな、と思っていたのですが、ひょっとして、あれは、お嬢がやってたのか?

とか思えてしまうのですが・・・・。

時々、勢いに任せて、大胆になるからなあ、お嬢は。

そいつはさておき、お嬢の場合は、母親とは喧嘩別れのまま、仲直りできないうちに、向こうが亡くなってしまうというわ、タイムスリップしたハヤテに、置いてきぼりにされてしまうという風なことがあって(あの番外編も、お嬢の視点からすれば、相手が調子の良いこといって、そのまま、どっかに姿をくらました、その場だけのええかっこしいだからなあ)、しかも、財産目当てや命を狙ってくる人間も後をたたない。
そこへもってきて、帝のじいさんが、後ろで睨みを利かせていて、その上で、クラウスや、マリアさんが、お嬢を守っている形になるわけですから、あの年頃なら、大事な人との別れに、免疫がついていないのも無理はないですが、お嬢の場合は、なまじ、信頼できる人や、力のある人間に守られているし、しかも身近にいる人間も、お嬢の性格をわかっている人間ばかりですから、彼女を性格をわかっていて、接している人間とかもいますしね。
表面上は、笑顔で擦り寄ってきても、その実、財産や命を狙ってきている人間とかもいるでしょうけど、そういう人間は、普通は周りが排除しているでしょうし、そうとわかった上で、そばにおいておくような芸当が出来るとは思えないし。ハヤテの場合は、偶発的な事故みたいなもので、しかも、お嬢に、とことん、逆らってでも、ハヤテを追い出すなんてことがいえる人間が、いるとも思えない(多分、姫神はそういう類の人間で、それで、お嬢の不興を買って、追い出されたのだろうし)。
例の誤解に基づく関係で、その誤解を抱いたまま、そばにおいている。ちなみに、マラソン大会で、ハヤテがやったことは、そういう真実に近づかせかねない危険があるので、出きるだけ、疾風の遣ってることに気が付かせないように話を持っていこうとするのはわかるがあからさまに避けていて、それで、絆ばっかり強調していると、それはそれで、かえって、信用できないわけで。
しかも、作中で一番の金持ちなので、優秀な人間を雇っていて、ハヤテの本性に気が付かないというのも、これまた妙な話で、本当は、帝のじいさんあたりは気がついているが、そういうやつに孫娘が騙されていても、そいつにどうにかできるとは思えない、もしくは、ハヤテに渡したのと同じペンダントを持っていることから、娘がらみで何かするから、泳がせているだけとか言うのじゃないだろうなあ・・・・・・。

お嬢の性格自体はともかくとして、こうして描いていると、お嬢も結構、恵まれてはいるんですよね・・・・。その上で、あの性格で、しかも気分ひとつで、人の人生を左右する人間が、自分の身近にいた人が、いつかはいなくなってしまうとか言われても、すなおにうなずけないものがあるからなあ・・・・。
そのうえで、ハヤテのいまさらにしか聞こえない、あの台詞ですから、便宜上の主人公が、割り当てられた台詞を口にしているようにしか、見えませんからね・・・。
それとか、義務的に、あらかじめ予定されていた場面の台詞を読んでいるとか。

ヒナ祭以降、一年以上、引っ張ってきた桂妹のジレンマ。そのことをようやく打ち明けたわけですが、西沢の台詞は、「えっ、それだけ?」でした。
しかも、「ハヤテと付き合っていて(以下略)」とか、桂妹のほうが面食らいそうなことを言ってるわけで、好きな相手が金持ちに囲われている人間は、それくらいのことに慣れているのか、それとも、最終回がシャレになっていなかった某アニメを意識しているとしか思えない、というか、最近の展開、どう考えていても、あのアニメ、意識しているとしか思えないんですけど・・・・・・。

主人公を好きな女の子が、親友の恋を応援するとか言っておきながら、自分も、その相手を好きになるって、おおまかな内容だけ見れば、条件近いですからね。
そんあヒロインの苦悩なんて、露知らず、他の女と・・・、なんてのは、かなり彷彿とさせる部分あるでしょう。

さすがに、どっきりオチとか、あのアニメの最終回をパロるにも限界があるでしょうが、アニメで本当に、ハヤテや、ヒロイン達が、あのアニメの結末みたいになっても、別に驚きませんけどね・・・・・。

シリーズ構成に名を連ねている武上氏は、戦隊ロボを最終回で破壊されるなんてことは、しょっちゅう遣ってるわけですし、ガオレンジャーのように、ロボットが、意思を持つ精霊のような存在でも、平気で大量虐殺みたいなことをして、話を盛り上げたかと思うと、ご都合主義的に蘇り、しかも、100対1のリンチですから(1がラスボス)。

こういうことを平気で遣る脚本家が、受けを狙って、あのアニメの最終回をまんま、パロっても、いまさら、驚きませんしね(なので、この脚本家が関わっているとわかった時点で、期待はしていなかった)。

もっとも、先週発売になった某ゲームには、ある意味、あのアニメの主人公以上に女がらみで、好き勝手やるロクでもない親友がいるとかで、話題になっているようですが、
あのメーカー、あの手のキャラとヒロイン、取り合うことを良く遣ってるわけで、そういう手法で、主人公を良く見せることが多かったので、定番のパターンを、見せ方を少し変えただけという気が・・・・・。

まあ、西沢の場合、好きな男が、多額の借金抱えていて、それを肩代わりした女に囲われているという状況で、手出しも出来ないので、生きてるだけ、めっけものと思うのは無理ないですけどね。

もっとも、ハヤテの本性に気が付いていて、それでも追いかけているところがあるので(バイトに向かうハヤテを捕まえてプリクラを一緒にとるようなことをやっていたりと、協力があったとはいえ、ハヤテのバイト先を調べていたのでは、と思える部分がありますし)、ハヤテの言動にひっかかる女がいても、本性知ってまで、付き合える人間はそういないだろう、とか思ってそうですし(そういう意味では、かわいく見えたのかも)。

そういう意味では、大事な人がいなくなることに、トラウマがあって、それに押しつぶされそうなお嬢とはついになっていると思いますけどね。
そのお嬢の思いを知って、「何か言うのは薄っぺらい」とかいって、その重さを知って、改めて、そばにいることを誓うということで、西沢の想いが通じにくいということを強調したいのだと思いますが、肝心の主人公が、好き勝手遣っている現状では、先週のあのシーンは、お嬢のそばにいて、彼女を守ることに、腹を決めれないという風な印象がありますから、西沢や桂妹の想いが徒労に終わるみたいに見えますが

最近は、ヤンデレとかいって、ヒロインが、ロクでもない主人公相手に、キレるのをジャンル化する向きがありますから、今だったら、ハヤテのやってることがマシに見えるという計算もあるんだろうなあ・・・・、先週発売の某ゲームで出てきたキャラは、あのゲームの主人公よりもひどいとかいう声も聞こえますし・・・・。

それも、男性ファンと一部の女性ファンの間の話ということになるのでしょうけど。

まあ、初登場から、ハヤテが好きだけど、好きな相手は、金持ちの女に囲われていて、しかも、好きな相手が、自分の家に押しかけ執事として、やってきたという時も、邪魔してくれて(アニメの執事バトルはこの代替案か?)、夢オチという形になったわけで、そういう報われないことの積み重ねや、ハヤテが他の女と色々とフラグを立てていることとかで(カラオケの話のときは、場外で、ハヤテをめぐって、勝手に争っているという印象だったし)、そういう要素が、逆にお嬢に、ライバルとして、引き立ててるという意味では、積み重ねが生きているということでしょうかねえ・・・。

しかし、不幸を売りにしている主人公よりも、ヒロインのライバルキャラの方が、不幸キャラとして、際立っているって、どうかな、と思うけど・・・・。
不幸をかけてはいるだろうけど、やはり、主人公の売りが不幸なのだし、不幸をしっかりとかけているからこそ、優しいとか強いということも際立ってくるわけで、それを遣らずに、不幸な主人公とか、綺麗事で、取り繕おうとしているので、おいしいところ取りでしかないと思いますが。

それに、西沢にしても、主人公ホーミング機能つきで、好感度が最初から高いヒロインというのは、他のヒロイン攻略の時には、その好感度の高さが逆に仇になって、場合によっては、ファンから嫌われたり、軽く扱われたりすることもあるので、そういう意味では、週間連載の恩恵にあずかっている部分もありますしね(好感をもたれるように、彼女の特性を、トーンダウンしているところはあるでしょうし)。

なにせ、今週、西沢が、桂妹に言ってたことって、実質的に、銀魂12巻で、さっちゃんが、近藤にいってたストーカー談義(特に、その世界に、その人が存在することに感謝しなさいよ、とかいうあたり)と大差ないと思うし。

とはいえ、こういう似たような条件がありながら、正反対という表現をするのは、良くある話なのかもしれませんが、主役側の方が、、相手に比べると、「まったく同じじゃないだろう」と突っ込みを入れたくなるくらい、優遇されていることが少なくないですけど。

・・・・・・・・・・・・・・・そういや、シスターも、好きな相手を追い掛け回したり、しかも、その相手のそばには、既に女の人がいて、アドバンテージを確保しているとか、ちょっとやそっとじゃ諦めない執念とか、戦闘能力の有無を除けば、共通する要素が多いので、出番が少ないのは、そのせいか?

でまあ、話が落ち着いたところで、花火が撃ちあがって、愛沢家では、生徒会の二人が、この花火を見て、「お金持ちって、こういうことも出来るんですね」という書記の人に対して、愛歌が、例のペンダントと同じモノを握り締めて、「お金では、どうにもならないことも多い」というわけですが、体が弱いということへの共通項から、お嬢の母親とつながりがあるのか、台詞から、察するに(下田での、お嬢が似たような台詞を口にしていたときに、帝のじいさんのコマがあった)ハヤテに渡したのと、同じような目的で、ペンダントを渡されたのか、気になるところですが・・・・。

最後のコマは、姫神か?  ちなみに、アニメだと、ヘタすれば、作中に出ているクラウスは姫神の変装とかいう推測も視野に入れざるを得ないからなあ・・・・。

バックステージを見たら、下田のエピソードで、前回のやり取りを入れるはずだったのが、って、暫定最終回のときにいれそこなった、伊澄の台詞とおなじことやってるような(汗
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by kwanp | 2007-10-03 13:40 | コミックス
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