封印は完璧だったのだろうか?

ハヤテで、今回の高尾山のエピソードで、例のペンダントが今回の状況を生み出したように思わせる描写はあったわけですが、考えてみると、あたっているかどうかはともかくとして、クラス替えあたりから、実は、この力が働いていたのではないか、とか思える節があるのですが。

というのも、まあ、ハヤテのペンダントは、伊澄に封印みたいなことをされていたわけですが、よくよく考えてみると、この封印って、完全ではないのでは、と思える部分があるわけです。

というのも、このとき、彼女は、ハヤテのことが気になっており、しかも封印した後は、ハヤテに対して、「好きですよ」などと、堂々と公言しているし、その後、屋敷を追い出されたハヤテを買い上げたりしているわけで、少なくとも、どういう形であれ、好意を抱いているわけです。

しかし、後のエピソードで明らかになっておりますが、お嬢が暗闇が駄目というトラウマは、彼女が、お嬢を喜ばせるためにやった結果であるわけで、形は違えど、好意を抱いている相手に対して、術を行った場合、その術は、失敗、もしくは、何らかのムラが底には存在すると考えてもいいわけです。

お嬢の一件から、何年もたってはいるものの、下田の少し前のエピソードでは、彼女は、霊力がパワーダウンするというアクシデントに見舞われて、こういうtことが時々起こっているという類の説明がなされておりますし、しかも、鷺宮家の人々、特に、家の中で一番えらいであろう、曾祖母は、伊澄の為と証して、彼女の意思を確かめずに、ハヤテの生き血を奪い取ろうとしておりましたし、宇宙船をかっぱらって、自分尾家に持って帰ったりしているわけで、精神修行が出来ているとは思えない人でした。
こういう大人がいるから、子供も似るとは言いませんが、ハヤテをほめるのに、ワタルの心にダメージを受けるような台詞を考えなしに吐く、もしくは、助けを求めてきている精励に対し、毒を吐くなど、精神修行が出来ているとは思えない言動が目立つわけで、周りの大人を見習っている可能性が高そうですけど。

年をとりはしたものの、根本的な部分は、昔と大して変わらないようです。

つまり、ハヤテに好意をもっている、もしくは何らかの形で、司式している相手が持っているシロモノに封印を施すのに、失敗か、そうとまでは行かなくても、どこかに穴が出来やすい術を施した可能性は、高い。

彼女の言動から察するに、伊澄の霊能者としてのスタイルは、己の持っている強大な霊力でごり押しして、封印、除霊するスタイルの可能性が高い。だからこそ、パワーダウンして、それを技や、精神的なもので補うというようなことが出来ないので、何も出来ない状態になるのでしょう。

さらにいうなら、その後、狂言誘拐での、再就職のアピール、桂姉との遭遇、白皇の編入試験、それに関して、合格できなかったら、クビという約束、さらには、合格したと思い込んでのパーティ、その後も、白皇への編入後も、桂妹のことで、男子生徒にやっかまれたり、夜の白皇に忍び込んだり、西沢がやってきて、お嬢と火花を散らしたり、マラソン大会で、主そっちのけで、借金返済のためにいそしんだり、駄目大人の心理戦みたいな状況に叩き込まれたり、主のことそっちのけで、お金を使い切ってしまったことへの自己弁護に走ったりと、仕事をサボって、女へのプレゼントを買いにいったり、しかも、その帰りに、上司や主へのご機嫌取りに打算を働かせたりと、数え上げていけばきりが無いくらい、己の欲望のために行動しているわけです。

でまあ、不幸不運を引き寄せるといいますが、こういう概念は、いってしまえば、足る事を知らないで、より、上の幸福、幸運を望むから、生じる感情ですから、この石を持っているから、不幸が起きるというよりも、そういう人間のほうが多いから、そういう感情を引き寄せてしまうわけで、石自体には、そういう不幸を呼ぶ力みたいなものは存在しないのではないか、という可能性も出てくる。

なにしろ、

ハヤテの場合は、もとから、そういう感情に基づくエネルギーをかなりのハイペースで生産しやすい、不幸に打ち勝とうとするのではなく、その不幸に酔って、それを口実にして、人の好意を受けて生きてきたわけで、ある意味、こういう負の感情が、体の一部のようなパーソナリティを持っているわけですし。つまり、伊澄が封印したところで、ハヤテ自身が、負のエネルギーをかなりの率で生産しているプラントでもあるので、伊澄の施した封印は焼け石に水でしかありません。

まあ、てっきり、あの封印のおかげで、ハヤテの不幸が影をひそめたと思っていたのですが、こうしてみると、三千院の屋敷で囲われているので、一時的に、浮かれてたり、油断しまくっているから、ああいう言動している可能性のほうが大きいようですね・・・・。

愛歌の場合は、弱点帳とか持っているけど、黒いというよりも、病弱ということで、欲に刈られた人間が、つけ込みやすい、もしくは、人の本音がよく見えやすい立場にいるので、自己防衛みたいなものではないかと思える部分はありますしね。
それ以上のことは、あまり望まなくても済むような境遇、もしくは、そういう欲望を遠ざけるように振舞っているみたい(無欲というのとは、ニュアンスが異なる)なので、ハヤテほどは、そういう欲望にぎらぎらしないで済む。
まあ、お嬢の母親となんらかの関係もあり、そっちの法の理由も大きいのでしょうけどね。

つまり、前述の状況で、施した封印が破られる可能性は高い。おまけに、愛歌が持っていることが判明したのが、4月3日の咲夜の誕生日であり、金持ちのパーティに人が集まることで、ただでさえ、負の感情が、どろどろしやすいのに、咲夜が、誕生日プレゼントにお笑いを要求して、知り合いとかに、衆人環視の前で、芸をさせて、滑った反応を楽しむようなことをやっている。
当然、芸をした本人も、観客も、その反応に困るわけで、負の感情がより、生じやすい状況だったりします。
まあ、咲夜が一因tもいえますが、彼女がペンダントを渡したのは、帝ですから、このあたりのことも踏まえて、これを渡すということでしょうし、しかも、ハヤテは、お嬢の執事ですから、この誕生日に咲夜の家にやってくる可能性は高い。

ひょっとすると、帝が愛歌に渡した目的は、伊澄が施した封印を破るためではないか?

何しろ、愛沢家の誕生会は、前述の理由で、より、人の負の感情が集まりやすいうえに、そこへ、人の感情のエネルギーを呼び寄せる石が二つもそろうわけで、片方が封印を施されているうえに、封印を施されているほうの持ち主のパーソナリティは、自分の不幸に酔っ払うような人間である。

つまり、4月3日の晩に、封印が弱まった可能性は十分に考えられるし、しかも、帝も手をまわしていたのかもしれないが、新学年になってからの、クラス分けで、ハヤテと愛歌は一緒になっているうえに、担任は、白皇学園の基準でははかりきれないトラブルメーカーの桂姉。
おまけに、学年主任になった志織も、三千院系列の企業で働いていた人間なので、帝が手をまわしていた可能性も、考慮せざるを得ない。
なにしろ、あの石を握って、お嬢の母親の肖像画を見ていたわけで、それで、お嬢の母親がらみで何かをたくらんでいるのは、明らか。そのためには、それくらいのことをやるのは、十分にやりかねないのではないだろうか?

さらにうがった見方をすれば、それこそ、遺産相続の条件で、お嬢が、泣けばという言をやりだしたあたりから、このたくらみを始めていた可能性もありうるのだが。
すくなくとも、こういうアイテムを渡して、お嬢の母親がらみで何かやろうとしているのだから、ハヤテは何らかの形で、お嬢の母親と共通項があるのは、確実だ(いいかげんな性格とかね)。
一億五千万円の借金を背負ったこと自体も、ひょっとしたら、帝の差し金である可能性すら、でてくるのだ。

何か、石の力でああなったというよりも、ある意味、順当な推測になってしまったような・・。

まあ、話を戻すが、二つのペンダントが、おまけに片方は、封印が弱まっていた可能性がありうるわけだが、それがひとつの教室にそろっていることで、より、多くの情念が集まってきた可能性もあるわけで、あのともだちネタも、その一環で、おそらくは、その力は、一時的にでも、伊澄の力を上回り、取り込まれていたので、ああいうマスクをして、何も手を打たなかったか、我を取り戻すまでに時間がかかったのではないだろうか?
彼女自身は、散々言及しているように、力は強力では歩けど、自分の欲望に忠実な性格であるので、取り込まれやすい性格をしているから、こういう状況だと、うつ術がないとばかりに、あっさりと状況に流されるという可能性は高い。

高尾山でああいうことになったのは、人よりも、自然や動物のほうが、負の情念の影響を受けやすいということはあるとは思うが。

まあ、伊澄は、愛歌に、あなたが持つには、大きすぎる力とか言ってるわけですが、むしろ、伊澄の方が危うくなりやすいのは、前述したとおり。集まり続けていけば、さすがに愛歌でも、影響を受けずに入られないとは思いますが、ある意味、彼女のほうが、伊澄よりも安全である可能性が高いのですよね。

封印を施した後では、ハヤテと違って、自分から封印を弱めるような言動を取るようなポカはしにくいと思いますが、ワタル相手に、フラグ立つような状況だと、そうだともいてられないようですけど。

結局のところ、石の力に、それを十二分に発揮しやすいように帝がお膳立てを整えたといったところなのでしょうね。

ハヤテのパーソナリティでは、封印が解けるのは、時間の問題でしょうし、伊澄の封印も、こうして考えると、見た目ほど、役にはたっていないようで・・・・・。また何か起こるのは、時間の問題でしょう。
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by kwanp | 2007-11-23 13:26 | コミックス
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